みなさん御機嫌よう。

海外滞在中に一番困るのが、現地で体調を崩すことではないでしょうか。

知り合いもいない見知らぬ土地で、言葉も通じない不安。ただでさえ体調が良くないのに、その症状すら上手く説明することができない。

まさにストレス。ますます具合が悪くなりそうです。

実際に『もしも』の事態を心配して、セブ島留学をためらう人もいるかもしれません。

フィリピンでかかり易い病気

海外にいると、慣れない気候や食事などで滞在中に体調を崩すことはある程度避けられないかもしれません。その場合でも、現地でかかり易い病気の種類を把握しておけば、ある程度の予防策が取れるかもしれません。

ここでは、フィリピンで一般的にかかり易いとされている病気をご紹介します。

フィリピンの主要疾患上位は『感染症』

1. 食中毒

フィリピンで最も頻繁に見られる疾患です。主に細菌やウイルスに汚染された飲食物を口にすることで発症します。主な症状は腹痛、嘔吐、下痢ですが、場合によっては発熱などを伴うこともあります。ショッピングモールなどにある一般的なレストランや語学学校の食堂では、特に心配する必要はありません。

予防策としては、生水を飲まない、火の通っていない料理をたべない、不衛生な屋台・食堂などでの食事を避けるといったことでしょう。また、食事前に手を洗うことも徹底しましょう。

2. デング熱

数年前に日本でも話題になったデング熱。
確率としてはかなり低いですが、デングウイルスを保有する蚊に刺されると感染します。潜伏期間は4~7日間で、突然の高熱、頭痛、関節痛、発疹が主症状です。デング熱になると、1週間から10日程度の入院が必要なので、留学のスケジュールに影響を与える可能性もあります。

最も重要な予防策は,蚊に刺されないこと。
肌の露出を避けたり、虫除けを使用するなど,特に外出時の行動に注意しましょう。

3. マラリア

こちらも、蚊に注意が必要です。
マラリア原虫を有する蚊に刺されることで感染します。潜伏期間は2週間程度で,デング熱と同様に高熱や頭痛,関節痛といった症状が認められます。セブ島での発生例は過去数年間報告されていません。しかし、パラワン島などのリゾート地で感染が確認されていますので、滞在中にフィリピン国内各地を巡ろうと考えている方は注意が必要です。

4. A型肝炎

感染者から排泄される糞便で汚染された飲食物で感染します。主な症状は、発熱、全身倦怠感、食欲不振などです。食中毒と同様、不衛生な環境での食事を避け、食前の手洗いは徹底しましょう。

5. 狂犬病

セブの街では、路上でのんびりしている犬を見かけることがあります。タクシー移動の多い日本人はほとんど路上の犬に接する機会はありませんが、人懐っこくて可愛いからといって、むやみに近寄ると噛まれて狂犬病になる恐れがあります。犬だけでなく、コウモリやネズミに噛まれた場合でも狂犬病のリスクがあるので注意しましょう。

予防策は、むやみに動物に近寄らないことですが、もし噛まれてしまったら、たとえ浅い傷でもすぐに石鹸水で傷口を洗って、必ず病院でワクチン摂取を受けましょう。

6. 麻疹(はしか)

ウイルス性の全身感染症で、感染すると肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。

有効な予防策は、ワクチン接種です。日本ではほとんどの人が幼少期に予防接種を受けていますが、1990年4月1日以前に生まれた人は、予防接種を1回のみ、もしくは一度も受けていない人もいて、免疫がついていない可能性が高く、注意が必要です。

呼吸器系の疾患も注意が必要

フィリピンの大気汚染は健康に害を及ぼすほどのレベルと言えます。
主な原因は、ジプニーやトラックなどのディーゼルエンジンの排気ガスです。街中を歩いていると、真っ黒な煙を吐き出しながら走るジプニーを日常的に目撃できます。マニラでは最近まで有鉛ガソリンが流通していたため、大気中の鉛濃度が極めて高い状況です。当然、セブでも同じことが言えるでしょう。

これらの大気汚染により、喘息や肺炎になる患者が増加しています。外出時はマスクを持参することをお勧めします。

フィリピンの病院事情

仮に病気や怪我が発生してしまった場合は、病院に行く必要が出てきます。
ここでは、フィリピンの一般的な病院事情を少しご説明したいと思います。

マニラ、セブの医療レベルは向上

近年、マニラ首都圏やセブ市の医療レベルは向上しています。特に新しい病院は、その施設や設備も充実しています。しかしながら、日本人の感覚では快適と言えない場合も多く見られます。

また、個人の経済力によって受けられる医療が大きく左右されます。都市部では、アメリカ並みの設備が整った市立病院がありますが、公立病院では行き届いた治療はほとんど望めません。

病院よりも医者選びが重要

フィリピンの病院の大きな特徴として、『オープンシステム』と呼ばれるものがあります。
これは、医師が病院に所属しているのではなく、病院と契約して個人の診療スペースを有して独立開業し、治療などで病院の施設を共有で使用するというものです。要するに、病院にいる医師は皆、個人事業主のような存在です。

そのため、どの病院を選ぶかというより、むしろどの医師を選ぶかが重要になります。
また、入院費の支払いでは、病院からの請求の他に、医師個人に支払う Doctor’s Fee というものが発生します。相場はありますが、実際には医師個人が患者の経済状況を見て独断で決めているのが現状です。日本人は高めに設定されるかもしれません。

困った時の強い味方:ジャパニーズヘルプデスク

さて、そんなフィリピンの病院事情ですが、いざ自分が病気になった時に一人で病院に行くのは、かなり勇気が必要かもしれません。いや、例え勇気があったとしても、医療知識を持ち合わせていない状況で、英語での専門用語を伴うコミュニケーションは、かなり難易度が高いと言えます。

そんな我々日本人の強い味方となってくれるのが、『ジャパニーズヘルプデスク』です。

ジャパニーズヘルプデスクとは

ジャパニーズヘルプデスクは、フィリピンやインドの病院で日本人が安心して診療を受けられるようサポートしてくれる会社です。

主なサービス内容としては、(1)診察予約(2)キャッシュレス診察(3)病院内アテンド(4)医療通訳サポートとなります。

セブ周辺では、セブ市内のセブ・ドクターズ病院、チョンワ病院、マンダウエ市の UC メディカルセンター、マクタン島のマクタン・ドクターズ病院などにジャパニーズヘルプデスクが設置されています。しかし、スタッフが常駐しているところとなると、セブ・ドクターズ病院とチョンワ病院なりますので、こちらを利用することが多くなると思います。


セブ・ドクターズ病院の場所はこちら。

なお、営業時間は以下のとおりです。

ジャパニーズヘルプデスク利用のステップ

ステップ1:電話予約

ジャパニーズヘルプデスクは日本人にとって非常に便利なので、日本人の利用者もとても多い状況です。そのため、予約なしに訪れると待合室で長い時間待つことになる上、対応してくださるスタッフの負担も増加しますので、ぜひ事前に電話で訪問時刻と症状を伝えておきましょう。


※ジャパニーズヘルプデスク ウェブサイトより引用

ステップ2:病院へ移動

移動は各自でタクシーなどを利用します。
セブ・ドクターズ病院へ向かいますが、病院の入り口は正面玄関と救急外来用の裏口の2箇所があるので『正面玄関』で降ろしてもらうよう、運転手に伝えましょう。


こちらがセブ・ドクターズ病院の正面玄関。


病院正面玄関のすぐ脇に『ジャパニーズヘルプデスク』の入り口があります。


扉はロックがかかっているので、ブザーを鳴らして内側から開けてもらいます。

なお、ジャパニーズヘルプデスクを利用する際は、以下のものを忘れずに持参してください。
     
持参する物:
1. パスポートまたはコピー(IDと日本出国スタンプのページが必要
2. 海外保険証
3. クレジットカード(クレジットカード付帯保険を利用する場合)

ステップ3:保険手続きのための書類記入

ジャパニーズヘルプデスクでは、実際にみなさんが診療や治療で必要な費用を加入している海外保険で補うことになります。そして、そのための保険会社とのやりとりを全てジャパニーズヘルプデスクが代行してくれます。

手続きのため、診察の前に保険会社の申請書類に個人情報、および症状の説明をできるだけ詳しく記載します。日本の保険会社を利用しているため、申請書類は日本語での記入となります。

ちなみに、キャッシュレス対応が可能な保険会社は以下のとおりです。

※東京海上日動はキャッシュレスの対象ではないのでご注意ください。

ステップ4:症状を日本人スタッフに説明

書類を書き終わると、フィリピン人医師による診察の前に、日本人スタッフの方に病状を説明しましょう。
その際に、(1)いつから(2)どのような症状が続いているか、また原因と思われる事柄などをなるべく詳しく伝えるようにしましょう。

ステップ5:フィリピン人医師による診察

実際の診察になると、フィリピン人医師がやって来て症状を確認します。
その際に病状の説明をしたり、医師からの質問に答える必要がありますが、基本的にはジャパニーズヘルプデスクの日本人スタッフが付きっ切り通訳してくださいますので安心です。

ステップ6:症状により、治療・薬の処方・入院

その後の流れは、症状により異なります。
軽い病状であれば、薬を処方されて終わりということもありますし、深刻な場合、また詳しく調べる必要がある場合は入院となります。

いかがでしたか。
慣れない外国の地で、日本語で医療サポートをしてくれるのは非常にありがたいですね。
利用手順も複雑ではないので、健康状態に不安を感じる際はジャパニーズヘルプデスクを訪ねてみましょう。

ただし、みなさん日本を出国する前に必ず海外旅行保険に加入するのを忘れずに

海外保険の選び方については、こちらの記事をご覧ください:

【決定版】フィリピン留学で失敗しない海外旅行保険の選び方

おまけ:薬局の利用

少し体調を崩しても、病院に行くほどではないということもあるかと思います。
初期の軽い症状の場合は、市販薬を利用することも多いでしょう。

そこで、フィリピンで一般的に入手可能な市販薬の一覧を紹介します。
フィリピンの薬局では、カウンターで薬の名前を伝えて購入するシステムなので、市販薬の商品名と効能を覚えておくと便利です。

フィリピンで常備薬としてよく使われる薬


(引用元:多文化医療サービス研究会-RASC-:各国の医療と文化のレポート 『フィリピン医療事情』より)

本当は、病院にかからないのが一番良いですよね。
くれぐれも健康に注意して、楽しいセブ島留学生活を送れるよう心がけましょう。

それではまた。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

CoReDi Connection 代表
・ファイナンシャルプランニング
・企業マーケティングコンサル
moro moro project 代表
・台日友好音樂會「音繋」主催

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。
帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年に渡比。
2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。

現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。

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