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みなさん御機嫌よう。

セブおよびフィリピンの最新情報をお伝えする『最新トピック』。
今回は、フィリピンに関するニュース報道から注目の情報をダイジェストでお伝えします。

フィリピンに関する最新のニュースから、今回取り上げるのはフィリピン国民にIDカード付与計画、ドゥテルテ大統領の最新支持率調査結果、新型ジープニー導入計画、インフレの動向の4項目。それでは、フィリピンの『今』を覗いてみましょう。

1. フィリピン全国民にID カード導入計画

皆さんは ID カードと言えば何を思い浮かべるでしょうか。
留学生の皆さんなら、真っ先に思い浮かぶのはパスポートかもしれませんね。そのほかに、運転免許証や健康保険証、最近だとマイナンバーカードと言ったところでしょうか。

実はフィリピンは身分証の需要が非常に高い国。しかし、その身分証を手にするためには膨大な書類をかき集め、さらに申請から手元に届くまで軽く3ヶ月以上要するのが当たり前。当然、そうなると身分証を手にしたくても持てない人も多数いるのが現状です。

海外での出稼ぎが主要な外貨獲得源となっているフィリピン、しかし海外に出国するために必要なパスポートを申請するためには、公的な身分証が必要となっています。身分証の申請のために別の身分証が必要という状態ですね。

そんな現状の改善が期待できるニュース報道がありました。
フィリピン政府は、国民 ID 導入に向けて来年度に20億ペソの予算を計上する方針とのことです。

2018年から ID カードの申請を受け付けて、2020年までの運用開始を目指しています。

このシステムの導入は、社会保障給付が確実にできるようにすることが目的で、生体認証式のIDに登録された情報から福祉サービスが必要な対象であるかどうかを確認し、対象者が確実に支援を受けられるようにすることを目指しています。

IDにクレジットカードの機能を持たせ、社会保障の給付金を受け取ることができるようにすることも検討されています。IDは統計庁(PSA)が発行し、国家経済開発庁(NEDA)がシステムを運用する予定。

まだ先の話となりますが、これが実現すればフィリピンでの行施手続きのスピードが改善されるかもしれませんね。

記事参照元:https://www.nna.jp/news/show/1632045

2. ドゥテルテ大統領の支持率過去最高を記録


画像引用元:http://www.bworldonline.com/DataViz/images/front1big_070717.jpg

その過激な言動から、日本でも話題に上ることの多いフィリピン大統領、ロドリゴ・ドゥテルテ氏。

ドゥテルテ氏が大統領に就任してから、早くも1年が経過しようとしています。
就任当初、いや選挙期間中から多くの国民の期待を集め、高い支持率を維持しているドゥテルテ大統領ですが、ここに来てその支持率が過去最高をマークしました。

麻薬撲滅戦争と称して、麻薬関連の犯罪者への超法規的殺人を推奨するなどの過激な言動で、国際社会や人権団体から非難を受けることも多いドゥテルテ大統領ですが、国民からの指示は依然絶大な様子。

ソーシャル・ウェザー・ステーションズ(SWS)により6月23日から26日の間に成人1200人を対象に行われた世論調査では、ドゥテルテ大統領に満足しているとの回答は66%。これは、前回3月に実施した調査から3ポイント上昇しています。

大統領の地元であるミンダナオ地方の支持率が最も高い状況ですが、ビサヤ地方やルソン地方での支持率の上昇が目立ちます。

フィリピンでは、5月からミンダナオ地方のマラウィ市で IS 勢力と政府軍との戦闘が続いており、同地方に戒厳令が出されていますが、サント・トマス大学のエドムンド・S・タヤオ教授によると、この調査結果は『戒厳令の宣言に対する一般市民の反応の現れ』とのことです。戒厳令を発令した政府の姿勢は国民に指示されているようですね。

フィリピン国民にとっては、強いヒーロー像を象徴しているドゥテルテ大統領。これからもその言動に目が離せません。

3. ジプニー20万台、環境配慮型の新車両に入れ替え

フィリピンの一般市民の『足』として活躍しているジープニー。
セブ島に滞在している留学生も、セブのイメージと言ったらこのジープニーが走る姿を思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか。

乗り合いトラックとして、日本で言うところの路線バスのような役割を果たしているジープニー。
しかし、その便利さに反して、老朽化した車体が排出する排気ガスがリゾートの街セブの空気を濁らせているのも事実。実際、ジープニーのディーゼルエンジンの排気ガスが空気中の鉛濃度を高めて、喘息を引き起こすとの報告もあります。

フィリピン政府は、そんなジープニーを環境配慮型の新車両に入れ替える計画を発表しています。

対象となるのは製造から15年以上経過した車両。その入れ替え台数は2020年までに約20万台になるとみられています。

新車両の規格などはまだ決まっていませんが、EU で適用されている環境基準「ユーロ4」に準じたものとなる見込みです。この規格に準じた車両を採用することで、排気ガスの低減と燃費の向上が図られるとみています。

新車両の導入が進めば、フィリピンの大気汚染が改善され、リゾート地のセブもいまより一層過ごしやすくなるかもしれません。さらに渋滞解消もすすめば言うことなしですね。

新型ジプニーに関するこちらの記事もご参照ください:

いすゞフィリピンが開発【新型ジープニー】登場!ドゥテルテ大統領のインフラ投資計画

4. フィリピンインフレ率スローダウン


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経済成長著しい ASEAN 諸国において、フィリピンの経済はここ数年右肩上がりの状況が続いています。

セブの街を見渡せば、数ヶ月おきに新しい商業施設がオープンしたり、市内の至る所で高層ビルの建設工事が目に付きます。マクタン・セブ空港の拡張工事も進み、予定通りに進めば2018年には新ターミナルがオープン。マクタン島のコルドバとセブ島の SRP を結ぶ、マクタン〜セブ間の第3の橋も工事が開始されました。

経済発展が進むと気になるのが物価の上昇。
セブもここ数年、レストランのメニュー価格が上昇したり、労働者の最低賃金が上がるなど、目に見える変化が生じてきました。

日本人としては、物価の安さが魅力のフィリピン。セブ島留学における低価格のマンツーマンレッスンも、日本と比較した物価の安さの恩恵を享受した現れです。このまま物価が上昇すると、その恩恵が引き続き受けられるか心配ですね。

ところが、フィリピン統計局の7月5日の報告によると、フィリピンのインフレ率は5カ月連続で鈍化しているとのことです。つまり、物価は引き続き上昇していますが、そのスピードが緩やかになっている様子。

主な原因としては、インフレの計算において大きな要因を占める食品や飲料(非アルコール)の指数の低下に起因するところが大きい様子。

食品と非アルコール飲料の6月のインフレ率は3.5%で、5月の3.8%から低下しています。また、住宅、水道、電気、ガス、その他の燃料価格の上昇は、3.5%から2.1%に低下しました。

食料品の価格上昇の緩和は、天候の改善によるところが大きいとみられています。また、国際的な原油価格の下落により、住宅、電気、ガス、また輸送コストの上昇を抑えられたとされています。

それに反して、タバコやアルコール飲料、教育に関するインフレ率は上昇しています。

フィリピン中央銀行のネストール・A・エスペニラ Jr 総裁は、『これは歓迎すべきニュースですが、予期せぬことではありません。6月のインフレ率の減速は当初の予測の沿ったものです』と述べ、今後も現在の金融政策を継続させるものとみられます。

しかし、こうしたインフレ率の変化は不安定で、今後も引き続き注目する必要がありそうです。フィリピンの経済発展と安定した物価がバランス良く進めば、セブ島留学もより一層充実したものとなりそうです。

インフレについてはこちらの記事もご参照ください:

フィリピン留学2018年問題

さて、今回の最新トピックは以上です。
皆さんのお役に立てるような情報はありましたでしょうか。

また随時、セブ島およびフィリピンの注目すべき情報をお伝えしたいと思います。
それではまた次回の最新トピックで。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

CoReDi Connection 代表
・ファイナンシャルプランニング
・企業マーケティングコンサル
moro moro project 代表
・台日友好音樂會「音繋」主催

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。
帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年に渡比。
2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。

現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。

Blog: 【日刊セブ便り】常時更新中ですのでよかったらご覧ください。
https://nikkancebudayori.wordpress.com/

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