日本人なら一度は日本国内から飛び出して、文化も言葉も全く違う場所へ移住してみたいと思った事があると思います。ですが、実際に海外へ行ってみると想像とはかなり違う現実が待ち受けているものです。

カナダに限らずほとんどの国では、外国人はその国の政府の許可なしでは働けない事はもちろん、その国に滞在できる期間もビザによって厳しく制限される事がほとんです。そのような煩わしい制限がなければ移住も簡単なのですが。。。

それでは、皆さんが移住するために最低限必要な事と言えばなんでしょうか?

働く必要はありますし、保険に加入する必要もあります。また英語を勉強するために、大学府付属の学校に行く必要があるかもしれません。そのほとんどが無料か少額でできれば、カナダに移住する事も可能ですよね?

カナダと言えば、先進国の中で比べてみても高福祉な国で、毎年世界中からたくさんの移民が訪れます。今回は世界中で人気のカナダの永住権に焦点をあて議論したいと思います。

1.専門学校や大学、大学院などの学費が極端に安くなる

カナダの大学の教育レベルと言えば、世界的に見ても高い事は有名です。カナダは他の国とは違いすべての学校が公立ですので、学校の運営をするのはカナダ政府の役割です。ですので、お金だけを積めば卒業できる学校はカナダには存在しません。

そしてカナダの大学ですが、カナダの永住権を持っていると学費が極端に安くなるという利点があります。

例えばカナダで有名なブリティッシュコロンビア州のブリティッシュコロンビア大学ですが、学費が他国からの留学生と、カナダ人学生の学費を比べると留学生の方が平均で5-6倍も学費が高く、永住権を持っていると学費面でかなり優遇されるという事がわかると思います。

さらにこれだけはありません。高福祉国家で有名なカナダでは、学校に行くほぼすべての学生に一定額の給付金や金利0%の学生ローンを出しています。その他にも、家庭が一定の収入を得てないような学生には、授業料の大幅な免除があったりします。

しかしこれらの特権は、市民権か永住権をもっている人に限られるのです。

ブリティシュコロンビア大学の授業料(英語)
▶︎https://students.ubc.ca/enrolment/

2.語学学校が無料(英語、フランス語)

英会話スクール
http://www.scorp.co/english-language-courses/

カナダ政府に永住権受理さえされれば、政府が移民者のため作った語学学校に無料で通う事ができます。さらにこの語学学校ですが、カナダのいたるところにあるので(例えば図書館や大学など)通うにしても非常に便利なのです。

利点は単純に英語を勉強できるという事にとどまりません。カナダでは、英語と同じようにフランス語も公用語なのです。ケベック州では英語よりもフランス語を話す人の方が多いと言われています。

なので、同じようにフランス語も無料で勉強する事が可能なのです。公用語である英語かフランス語を話せないと仕事などを見つけるのは難しいです。だから、カナダ政府はそのような人たちに無料で勉強できる場所を提供しているんですね。

▶︎http://www.cic.gc.ca/english/newcomers/(無料英語クラス)

3.五年に一回の更新でいい

一般

例えば皆さんが就労目的や学業目的でカナダに来た場合は、1-2年に1回はビザを更新する必要があります。更新するだけなのだから簡単なのでは?と思うかもしれませんが、実際はそんなに単純ではありません。

ビザの更新に必ず手数料がかかる事、またビザを申請してから受理されるまでに時間がかかる事、そして極めつけはビザの更新が拒否される可能性がある事。これらはお世辞にも楽とは言えません。

それに比べて永住権は5年に1回の更新でよく、しかも手数料が$50程度とビザの更新に比べるとかなり安く抑えられています。

4.雇用主を限定されない

一般

一般的な就労ビザの場合は、働ける時間制限の他にも一定の雇用主の下でしか働くことができない事や、決まった職業でしか転職できないなどの縛りがあります。

これはカナダ政府が、外国人労働者の働ける環境をコントロールして国内の雇用を守っているのですが、永住権保持者にはこのような縛りが無くなります。自分のやりたい仕事を自分が働きたい会社で働くことが可能です。

5.医療費が基本無料(ただし薬は除く)

日本とカナダの医療費の大きな差に、医療費の違いがあります。日本の場合は国民健康保険があり、年齢や所得によって負担額が異なると思いますが、カナダの場合は基本的に無料です。

まず日本との大きな違いに、診察料が無料である事があげられます(ただし歯科は除く)。さらに健康維持に必要な予防接種などはもちろんの事ですが、年に一回の健康診断(基本コース)、大病のときの手術代など一切かかりません。

このように日本の医療費に比べると出費はかなり抑えられますが、カナダ州政府の保険に入っていない人たちではどうでしょうか?結果から言いますが、何をするにせよ恐ろしく高いです。

例えば検査器具のMRIは一回12万円、CTスキャン11万円、手術は20万円からで病院の一般の部屋を使う場合は(1泊)15万円で緊急治療室の場合は50万円(1泊)…カナダ留学者の保険はMUSTですね。

6.仕事に受かりやすい

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カナダは世界でも有名な移民国家です。ですので、世界各国から色々な人が就労目的でカナダに訪れるのですが、一般的な民間の会社が外国人を雇おうとする場合にはカナダ政府が就労ビザを付与する必要があります。

ですが、これは簡単なことではありません。カナダ国内にある会社は、できるだけカナダ国籍保持者か永住権保持者を所持している人達を優先して雇う努力をするようにカナダ政府から要請されています。

具体的に外国人を雇う前にカナダ国内で宣伝活動を2週間以上する必要があり、さらにその後も、外国人を雇った場合には$5000程度の手数料をカナダ政府に支払う必要があるなど、外国人の就労ビザの取得は困難と言わざるえません(ただしこれは一般の就労ビザの話です)。

しかし、あなたがもし永住権保持者ならこのような紛らわしいルールから一掃されます。カナダ国内の会社はこのような時間も費用もかかる人材を探すよりは、国内で働けるビザ(ワーキングホリデービザ)または永住権などもっている人を優先して雇うのです。

さらに永住権保持者とカナダ国籍の保持者は就労の自由は半永久的に認められている為、就労ビザを持っている人達よりも就職活動を有利に進められます。

7.就労の時間制限がない

一般の就労ビザでカナダで働く場合は、働ける時間に一定の制限がある事が多いのですが、永住権を所持しているとこの制限がなくなります。ですので、週に60時間でも100時間でも働くことは可能です。

8.空港での待ち時間が極めて少ない

世界の大きな空港で、もはやお馴染みと言ったような光景ですが、外国人専用のラインは非常に長い列になっているという事はよくある事です。あなたがもしカナダの永住権を持っているのであれば、カナダのどこの空港にいてもカナダ人と同じ扱いを受けれるので、空港で待つ必要がないという事になります。

9.滞在期限がない

一般

例えばカナダに旅行に行く場合は、旅行許可証に何月何日までに必ず退去する事という通知を受けることになります。つまりその日時を過ぎてもカナダにいると拘束される可能性もあるという事なのです。永住権はカナダに半永久的に滞在する事を許される権利です。そうです、いつまでいても問題はないのです。

番外編:カナダの市民権について

このように利点ばっかりのように見える永住権でも、カナダ国籍を所持している人と比べると短所が目立ってしまいます。カナダの市民権を所持している人は選挙に行って投票する事が可能です。

さらに国が管理しているいくつかの仕事は、永住権保持者にはなる事ができないものも含まれます(政治家、警察官など)。永住権はその国に半永久的に住める権利であり、国籍は基本的にカナダに来た前の国籍を引き継ぐからです。

一部の国では2重国籍が認められているため、カナダの国籍を第二の国籍として所持する方もいますが、日本の場合は二重国籍は認められていないために日本国籍を破棄してからカナダ国籍の申請と言う流れになります

まとめ

カナダの永住権の9つの利点や市民権の違いとは?と題して書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ここ10〜20年は世界からのカナダ移民者の数(特に発展途上国から)が右肩上がりなのだそうです。

この理由ですが、世界に見ても高い教育水準と医療水準、また医療などは基本的に誰にでも高福祉なカナダのシステム、さらに英語が喋れないような人にでも英語やフランス語のレッスンを無料で受けられるようなシステムなどが、移民希望者から見れば非常に魅力的に映るのです。

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カナダメープル
カナダ留学・ワーホリ全般
カナダ現地で働く通関士 カナダ在住10年目、2006年にワーホリでトロントに来てからレストラン、携帯ショップなどのワーホリ生活を体験。その後、語学留学後に2008年からトロントにある大学に通い2012年に卒業。 大学在学中は、トロントにある2つの留学エージェントへの勤務経験、日本人留学生向けの英語教師などを行う。 2013年より「通関士」として貿易関係の仕事に従事。 ワーホリ、語学留学、正規留学、正規社員までをカナダで経験してきた、言わばカナダ留学のスペシャリスト。

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