tops

セブの移動はもっぱらタクシーなどの交通機関に頼りがち。そんな生活が続くと運動不足に陥る可能性があります。

長期滞在の留学生の中には、ジムに定期的に通ったり、毎朝ジョギングをして運動不足解消に努めている人もたくさんいます。

そんな折、先日某語学学校に留学中の方がジョギングでトップスまで登ってきたというお話を人づてに聞きました。なんでも登りに1時間半、降りは1時間で走り切ったそうです。

実は日本にいた頃は週末ごとに登山に出かけていた『山男』の私。セブはビーチリゾートばかりで山がないなぁと思っていましたが、あるじゃないですか!

普段、市内観光の一つして気軽に行ける場所という認識ですが、ここを歩いて登ってみれば立派な登山!いつもとは違った発見があるかもしれないと思い、早速歩いて登ってみました。

今回は、そんなトップス展望台までの道のりをレポートします。

トップス展望台とは

そもそもトップスとはどんなところなのでしょうか。
市内の観光スポットとして有名ですが、ご存知ない方のために簡単にご紹介します。

セブ・シティの一番高い山の頂上にある展望台。天気のよい日には市街地をはじめ、マクタン島やその周囲の小さな島々まで一望でき、最高の眺め。昼は観光客、夜はロマンティックな夜景を楽しむカップルと1日中にぎわっている。新鮮な空気を味わいながら周囲を散策するのもいい。ビールや軽食の楽しめるスタンドもあり、夜遅くまでオープンしている。

(「地球の歩き方」ウェブサイトより引用)

要するにセブの街並みを一望できる山のてっぺんですね。

トップスに行くには

通常はタクシーで行くことになりますが、展望台の見学を終えるまで駐車場で待っていてもらわなければいけないため、貸切の交渉をする必要があります。当然、料金はドライバーとの交渉となります。まず500ペソ以上となるでしょう。800ペソくらいは想定しておいた方が良いかもしれません。

また、「ハバルハバル」と呼ばれるバイクタクシーで行くのも一般的です。
トップスへの登り口となる JY スクエアの周辺に行くと、ハバルハバルのドライバーからの客引きが目に付きます。近くを通ると「トップス?」と大勢のドライバーに声をかけられます。

ただし、バイクタクシーは安全面からおすすめできません。バイクの二人乗りは交通量の多いセブでは危険な上、事故が発生した場合の怪我の度合いが深刻なものとなる傾向があります。そのため、日本領事館はバイクタクシーを利用しないよう呼びかけています。

その距離 9.4 km、高低差 595 m

さて、実際に歩くとなるとどのくらいの距離なのかが気になるところです。
Google Map で調べてみると、その距離は 9.4 km。そしてトップス展望台の標高は資料によって異なりますが、海抜 600 m をはるかに越える高さ。スタート地点からの高低差も 595 m です( Google Map による)。

こうして地図で見てみると単純な道のりのように見えますが、自動車で片道約25分、徒歩では2時間40分の予想タイムとなっています。歩いて行くには少々過酷な行程となる予感がします。

持ち物を準備しよう

徒歩でトップス展望台まで行くにはそれなりの準備が必要です。
ただし、重い荷物をたくさん抱えて歩いて登るのは無謀と言えます。

そのため、トップス展望台へ徒歩で登るにはなるべく持ち物は少なく、小さくまとめるのがポイントです。

それでは、持ち物を確認してみましょう。

服装

まず、服装は運動しやすいものを心がけましょう。
・スポーツウェア
・スポーツシューズ
・手ぬぐい(タオルでもいいですが、汗を拭いてもすぐ乾き、水で濡らして首に巻いたりと何かと便利)

食品

・水(水分補給は大切です。500 ml では足りないので大きなペットボトルがあるといいでしょう)
・軽食(クラッカーなどの軽食。栄養補給に最適)

その他

・財布
・携帯&カメラ

いざ出発! トップスへの道のり

それでは早速トップスへ向けて出発しましょう。どうなることやら・・・

1. JY スクエアからマルコ・ポーロホテルへ

6:00 AM
トップスへの登り口となる、JY スクエアモールに集合。
モール内のマクドナルドは24時間営業なので、ここで出発前に腹ごしらえをしてもいいかもしれません。

JY スクエア前の交差点。日中は渋滞のポイントとして知られていますが、週末の早朝ともなるとさすがに自動車もまばら。ここからトップスへの道のりがスタートします。

坂の入り口です。小さな商店や民家が道路脇に並び、まだ街中といった雰囲気です。

しばらく進むとセブの5つ星ホテル、『マルコ・ポーロプラザ』への案内が見えてきます。この先を 400 メートル進んだところにホテルがあるようです。

早朝にもかかわらず、なんと自転車でこの山道にトライしているグループに遭遇。
フィリピンではこのようなエクササイズを行うのは富裕層のたしなみ。自転車の装備を見てもわかるように本格的な装備を身につけたこの方々も明らかに富裕層です。

『 Good morning ! 』

徒歩で登る我々に挨拶の声をかけてくれたのには驚きました。途中で遭遇した他の自転車のグループも皆挨拶の声をかけてきます。

しばらく歩くと坂道の先にマルコ・ポーロプラザが見えてきました。


6:20 AM
ようやくマルコ・ポーロプラザへ到着。ここまで約20分。まずまずのペースと言えるでしょう。

2.しばらくは緩やかな登り道

マルコ・ポーロから来た道を振り返ると遠くにセブの市街地が見えます。
だいぶ登ってきた感覚ですが、まだまだ長い道のりが待っています。

しばらくは平坦な道が続きます。そのため体力を消耗せずに進むことができます。
マルコ・ポーロを過ぎたあたりはまだ民家や商店が道路脇に並び、生活感があふれています。

道路沿いの空気も街中とあまり変わらないため、このあたりはまだまだジプニーの排ガスなどで空気がきれいではありません。

それでもしばらく足を進めると、次第に街の喧騒が遠のき、細い山道に突入します。
この辺りまで来ると、道の途中から見える景色も緑が多くなってきます。

6:45 AM
ゴールまでの道のりを3分の1程度過ぎたとこで、カーブの多い上り坂の途中に突如としてカフェが現れます。

まだ真新しい店舗はお洒落な造りです。しかし、このカフェは市街地からかなり離れた坂の途中なので、通常はで食事をするに自動車でないと来られません。

この Fabio’s というお店は、ピザやパスタといった料理を景色を眺めながら楽しめるスポットとなっています。

しかし、時刻は早朝。当然まだやっていません・・・

すぐ隣にあるのが、Crate Cafe。
この小さな建物は販売カウンターで、基本的には屋外に設置されたテーブル席でコーヒーを楽しめます。

どちらの店も景色を楽しみながら食事ができるので、改めて訪れてみたいですね。

3.小休止を入れながら無理せず進む

ここからはひたすら急な上り坂が続きます。
いままで順調だった足取りも少しずつ息が上がってくるのを感じます。

やはり早朝にスタートさせるのは正解だったようです。これが昼間だったら暑すぎて体力を著しく消耗することになるでしょう。

ここまでくると空気も次第に爽やかになってきます。道端から眼下の景色を見下ろすと、セブの市街地がだいぶ遠くに見えるようになってきました。

道中にはパパイヤなんかも自生しています。幹にその果実をたくさんつけていますね。これで途中でのビタミン補給も問題なしですね(冗談)。

6:50AM
更に歩みを進めると、進行方向右手に『 Jardin de Busay 』という看板が見えてきました。これは高級別荘などがある区画です。しかし、ここの別荘を利用するとしても自動車がないと買い物などには不便ですね。それとも俗世を絶って引きこもりたい人が利用するのでしょうか。

7:00 AM
さて、長時間の運動ではあまり無理をしないで途中で休憩を入れるのを忘れないようにしましょう。今回は、同行したメンバーがこちらで一旦トイレ休憩をとることにしました。

ここは『 Chateau de Busay 』というホテル・レストランです。結婚披露宴の会場などで利用する方も多いようですが、このレストランからは市内を一望することができます。

この日も朝から綺麗な洋服を身に纏った若いフィリピン人のグループが早朝にもかかわらず自動車で来ていました。これから結婚式かなにかのパーティーを実施したのかもしれませんね。

4.立ちはだかる急勾配 道路脇には様々な店舗や施設

さて、小休止を挟んで再びトップスへ向かって歩き始めます。
しかし、この辺りから道路の傾斜が一層きつくなり、歩いている我々も次第に口数が少なくなります。

しばらく進むと、進行方向右手にカレンデリアと呼ばれる簡易食堂が現れました。
周囲には特に集落らしきものは見当たらないのですが、こんな山道の途中に店を構えて商売になるのでしょうか。

しかし、店舗を覗いてみるとスタートしたばかりの時に我々を追い越して行った自転車のグループが朝食をとっていました。ここまで自転車を漕いで登ってきたことにまず驚かされます。

この店はこういった自転車やバイクで移動する人には立ち寄りやすいので、彼らをターゲットにしているかもしれません。実際週末の早朝は、我々の他にもジョギングやウォーキング、そして自転車でトップスへの山道を行き来する人たちをかなり多く見かけました。

セブ市内観光スポットの一つ、『 Temple of Leah 』の案内看板が見えます。Temple of Leah は個人の墓地として建造された建物です。ギリシア・ローマ様式の宮殿のような造りで、トップス展望だから少し降った山の斜面に位地し、宮殿から市内を一望することができます。

来た道を振り返ってみると、かなりの傾斜だということがわかります。おまけにカーブが続いているため、実際の歩く距離が長く感じられます。

更に歩みを進めると、進行方向左手に突如として菜園が現れました。
それにしても、かなり傾斜のきつい斜面に菜園を設置していますね。

かなり頂上に近づいたあたりで、また小さな集落が現れます。
この集落の近辺にはジプニーの整備場と思しき建物がいくつか見えてきます。実際に道路脇に停車しているジプニーもいくつか見かけることができます。

しかし、定期メンテナンスならまだしも整備が必要なほど調子の悪いジプニーがここまで登ってくるのは大変そうですね。

7:45 AM
集落のなかに左手へ折れる小道があります。
ここは、セブの景色が一望できる人気レストラン、『Lantaw』への入り口となる道です。

Lantaw から見える夜景は綺麗なのでデートで訪れるのにも最適なレストランです。
また、マクタン島にも店舗があり、そちらは水上コテージ型のレストランとして人気です。

集落を後にしてしばらく進むと、ようやくトップスへの案内看板が登場します。
この地点から1キロ進んだところを左に曲がれという事でしょうか。

トップスへと向かう分岐点を目指して進む中、周りに建物がなくなったあたりで小休止。
ここに来てようやくお腹がすいてきたので、持参した軽食を食べながらしばし景色を楽しみます。ちょうど東の方面が開けていたのでセブ市内とは別の景色が見えます。

ここまで勾配のきつい箇所を登ってきたので、ここでしばらく呼吸を整え体力を回復します。

8:00 AM
休憩を終えて再び歩き出すと、右手にセブで有名なイタリアンレストラン、『 La Tegola 』が現れます。このお店はアヤラモールやマクタン島にも店舗を構えている人気店です。

こちらの店舗では、静かな雰囲気の店内からセブの景色を一望できます。特に夜景は絶景です。

先ほど紹介した Lantaw が比較的店舗も大きく、大勢の人数で楽しむのに対し、こちらの La Tegola は落ち着いた雰囲気で静かに食事を楽しみたい人に最適です。

8:05 AM
出発から約2時間。ようやくトップス展望台へと向かう分岐点に差し掛かりました。
ここからようやくゴールが間近に感じられるようなります。

5.最後の小道が一番つらい!?・・・そして遂にゴール

さて、ここからがトップス展望台へ向かう最後のパートです。
細い道でこの先へ進むのはほとんどがトップス展望台へ向かう人だけとなります。

小道に入ってすぐ、進行方向左手になにやら施設が見えてきます。

Skyline Garden という施設のようです。
駐車場があり、無料で入れる施設のようなので奥へ進んでみます。

なんと、ここはお墓でした。
それにしても山の上にありかなり景色のいい墓地ですね。墓石を見ると、セブの名門の一族の名前がたくさんありました。

先へ進みますが、ゴールまで後少しだというのにこの小道の勾配がいままでで一番きつい
私はバイクでもトップスへ行った事がありますが、この最後の坂をバイクが登りきらないこともよくあります。それだけ大変な急勾配を歩いて登ります。やはり荷物は最小限にして正解です。

8:20 AM

遂に到着!
途中休憩を入れながらゆっくりのペースで歩いて約2時間20分

普段はタクシーや貸切のレンタカーなどがたくさん停まっている駐車場ですが、この時間は一台も停まっていません。

真ん中に見えるのは入場チケットのブースです。完全に油断した様子のおばちゃんがブースの中で一人でぼーっとしていました。突然入場客が現れたので驚いた様子。

そして、チケットを買って展望台へ。

誰もいない。

澄み切った青空の下、この空間を独り占めです。なんと贅沢な!

通常、週末の夕方、特に日の入りから夜の夜景の時間帯になると観光客やカップルで溢れかえります。しかし、早朝のトップス展望台は誰もいません。

まあ、もちろんお店もやっていませんけどね。

この日は天候が良かったため、展望台からの景色も最高でした。セブの市街地から海の向こうのマクタン島など広範囲が見渡せます。

ここへたどり着くまでの苦労が報われた感じです。

6.帰路へ

一時間ほど展望台でゆっくりした後、帰路につきます。この時点でまだ午前9時半前後。

再び大通りまで出て、下り坂を歩き始めます。しかし、下りの方が腿の筋肉が伸びた状態で負荷がかかるので、登りより辛いかもしれません。

・・・というわけで最後はジプニーで下界へ
スタート地点の JY スクエアに戻ったのは午前10時頃

朝から盛りだくさんな経験を楽しみましたが、まだ週末の一日がスタートしたばかりの時間帯。早朝から運動をして、清々しい気持ちで週末を過ごせますね。

まとめ

トップスまでの9キロ以上の道のりは一見大変そうに思えます。
しかし、近年日本では登山ブームですが、トップスは日本で言うところの『日帰り登山』を楽しめる低山といったところでしょうか。

普段から運動を習慣にしている人や若い方にはあまり苦になる行程ではないと思います。
ただしセブの日差しは強いので、気温が高くなる午後より早朝に出かけることをお勧めします。

人気の観光スポットということもあり、訪れたことのある人も多いと思いますが、自動車での移動では気がつかない様々な発見があります。

運動が好きな方、お時間に余裕のある方は是非お試し下さい。

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原山 雅行
CoReDi Connection 代表 ・ファイナンシャルプランニング ・企業マーケティングコンサル moro moro project 代表 ・台日友好音樂會「音繋」主催 大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。 帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。 その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。 2015年に渡比。 2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。 現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。 Blog: 【日刊セブ便り】常時更新中ですのでよかったらご覧ください。 https://nikkancebudayori.wordpress.com/

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