http://kansaigaidai-alumni.com/top100airports-2016/

観光地として有名なセブは日本からの訪問人数も年々右肩上がりに増えています。
実際、大手旅行情報サイトの海外ツアー検索ランキングでもセブ島はベスト10以内の順位をキープしています。(詳しくはこちら

海外留学の渡航先としても米国に次いでフィリピンが2位に位置する昨今、日本からセブを訪れる機会は増えていると言えます。

日本からセブへ訪れる場合は、直行便で片道約5時間の道のり。日本からのアクセスも良く気軽に行けることで人気のセブ島ですが、そもそも空の玄関である国際空港までの道のりが遠い地方在住の方も多く存在します。

そんな地方在住の方々にとってスムーズに海外へ出かけられるルートが、地方空港から韓国・ソウルの仁川(インチョン)空港乗り継ぎのルート。

今回は、地方在住者のための仁川空港乗り継ぎのセブ島へのアクセスを調べてみたいと思います。

日本からセブへのルート

日本からセブへは直行便が就航しています。やはり便利なのは直行ルートでしょう。移動時間も4〜5時間と短く、飛行機に搭乗したあとは現地に着くのを待つだけというもっとも楽な行程です。

日本からセブへの直行便が就航している空港は、こちらです。

そして、他のルートとしては(1)日本からマニラを経由してセブに入るルート、さらに(2)日本から第三国を乗り継いでセブに渡航するルートが存在します。

こちらの記事もご参照ください。
▶︎【成田・羽田発セブ島行き】東京からセブに行くには?航空会社&ツアー徹底解剖
▶︎【関空発セブ島行き】関空からセブに行くには?航空会社と時刻を徹底解剖
▶︎【名古屋発セブ島行き】名古屋からセブに行くには?航空会社と時刻を徹底解剖

地方在住者には辛い成田発着

さて、日本からセブまでのルートを幾つか紹介しましたが、直行便が利用できるのは現在のところ成田国際空港、中部国際空港、そして関西国際空港に限られています。

しかし、ここでひとつ問題が生じます。それは、「そもそも空港までが遠い」という地方が存在するということ。

仮に成田空港から出国する場合、地方在住の方はまず一旦東京へ移動し、そこから更に成田空港へと向かうことになります。

居住地域によっては東京へ行くのに飛行機や列車を利用する必要があります。そして、東京から成田空港へは更に1時間前後の移動時間が必要です。その間、大きなスーツケースを抱えての移動となり、移動するだけで一苦労です。

成田発 セブパシフィック航空(5J 5063便)で出発の場合

それでは具体的な事例を見てみましょう。

成田空港からセブパシフィック航空(5J 5063便)を利用してセブへ向かうことを想定してみます。
同便は出発時刻が 12:05 PM なので、2時間前の 10:05 AM までに空港に到着することを考えてみましょう。

【新潟の場合】
一例として新潟から出発する場合、新潟駅を 6:56 AM 発の新幹線(とき 304 号)で上野まで行き、京浜東北線に乗り換えて日暮里駅へ。そこから 9:25 AM 発の京成電鉄特急(スカイライナー 19 号)に乗り換えて成田空港第二ターミナル到着は 10:01 AM。早朝に家を出て、3時間以上の移動時間を要します。セブに到着する頃には自宅を出てからすでに半日が経過していることになるでしょう。

これが、青森や札幌からの出発の場合だと当日の朝では空港に間に合わないため、前日から自宅を出て都内か成田空港周辺に前泊する必要も生じます。

こうした状況を見ると、地方在住者にとっては直行便を利用することが必ずしもベストな選択とは言えないことがわかります。

成田パッシング:仁川空港乗り継ぎという選択肢

このような状況の中で、近年地方空港から直接海外へ出国するいわゆる「成田パッシング」が進行しています。その火付け役となったのが、お隣り韓国の国際空港、仁川国際空港の存在です。

仁川空港は 2001 年に開業したソウルへの空の玄関となる大型国際空港です。その設立当初から東アジアにおける国際ハブ空港としての役割を担うべく開発が進められてきました。

そのため、韓国国内のみならず周辺国である日本や中国の各空港とも路線を結び、東アジアの人やモノが仁川に集まるようになっています。

日本各地へ広がる路線

ハブ空港としての機能を果たす一環として、仁川空港は日本の地方空港との直行路線を数多く結んでいます。

実際、日本と韓国は国は違いますが、地域として見ると外国とは思えないほど物理的な距離が近い場所です。そのため、日本国内において成田空港に行くよりも仁川空港へ行く方が便利な地域は多いと言えます。

2017 年 11 月現在、仁川空港への航空路線が結ばれている日本の地方空港は 21 にもなります(羽田/成田、中部、大阪/関西を除く)。日本の各地方空港と結ばれている路線の数としては、羽田、伊丹、那覇に次ぐ位置を占めるほど積極的に日本との路線に参入しています。

http://press.jal.co.jp/ja/release/201404/002007.html

上の図は大韓航空の日本路線を示したモノですが、実際にはアシアナ航空など別の航空会社が参入している地方空港もあります。

以下に仁川空港と路線を結んでいる日本国内の地方空港(羽田/成田、中部、大阪/関西を除く)の曜日別運行情報をご紹介します。

もともとこうした地方空港と仁川との路線が結ばれた背景には、仁川空港が日本の地方顧客を取り込みたいという戦略が大きな要因と言えますが、それと同時に地方を挙げて海外の航空会社の誘致に力を入れているケースも多いのが現状です。

それは、かつて JAL をはじめとする日系航空会社の地方空港発着の国際路線が採算性の低さを理由に相次いで撤退したことにあります。日系航空会社の国際線就航が当てにできないため、海外からの顧客を呼び込むには韓国をはじめとする海外の航空会社の誘致を進めてきました。その結果、海外からの観光客の増加だけでなく、地元の住人がソウルでの乗り継ぎによって海外のあらゆる地域に行くことが容易になりました。

もはや、地方在住者にとっては日系航空会社より海外の航空会社による国際線就航の方が利便性が高いのです。

日本からの乗り継ぎを意識した航空ダイヤ

もう一つの特徴としてあげられるのは、日本〜仁川路線の運行ダイヤが仁川での乗り継ぎを見越した編成になっているということです。

多くの路線では、午前中もしくは午後の比較的早い時間に日本の地方空港を出発し、午後または夕方以降に仁川から欧米諸国やアジア方面への便に乗り継げるように編成されています。

本来であれば、韓国に多くの日本人客を呼び込みたいところですが、それだけでは勝負できないと判断した韓国系航空会社は、仁川で乗り継いでもらうことで引き続き同社の便を利用してもらうことを念頭に入れています。

実際に行ってみると実感できますが、仁川はとても近い印象です。日本国内からおよそ2〜3時間で移動できるため、国内移動の感覚で空港に降り立ち、そこからようやく「海外」へ出かけるという気分になるかもしれません。

実はこうしたダイヤ編成は、韓国人にとっては若干使いにくいのです。それにもかかわらず、日本人の乗り継ぎの利便性を優先したダイヤ編成となっています。その結果、日本人の仁川空港利用者数は外国人旅客数の中でトップとなっています。

地方発〜仁川乗り継ぎ便利用の場合

それでは、具体的に仁川で乗り継ぎ便を利用した場合にどれだけ余裕のある行程となるのかを見てみましょう。

先ほど例をあげた【新潟】と成田利用では前泊が必要だった【札幌】のケースを比較してみます。

こうして見るとわかるように、新潟も札幌も出発の時刻に余裕が持てます。自宅から地元の空港へ行き、チェックインを済ませて出発です。

上の図のように同一航空会社を利用する乗り継ぎ便であれば、地元の空港でスーツケースを預けてしまえば、セブに到着するまで荷物を運ぶ必要もありません。重い荷物を持って成田まで移動することを考えるとはるかに快適な移動と言えます。

西日本について言えば、そもそも東京より仁川の方が近いという地域も多く、仁川での乗り継ぎの利便性が高さが実感できます。

デメリットはセブ到着時刻

ここまで、すべてが地方在住者にとってメリットだらけのようにお伝えしてきましたが、少なからずデメリットも存在します。

それは、仁川での乗り継ぎ便を利用した場合のセブ到着時刻。韓国系航空会社の仁川空港発着のセブ路線便は、現地到着時刻が深夜の時間帯となります。比較的早い便でも 23 時台の到着。そこから入国審査や荷物のピックアップなどを考えると、空港の到着ロビーから外へ出るまで更に1時間程度かかるでしょう。

旅行で訪れる場合でしたら、ホテルへ直行してゆっくり休めますが、語学留学で訪れる場合は翌朝から早速授業がスタートするなんてこともあります。そのため旅の疲れが抜けないまま初日の授業に臨むことになるかもしれません。

移動の機内で眠ることができればいいですね。

仁川空港での過ごし方

さて、ここからは肝心の仁川空港での過ごし方をご説明しましょう。

乗り継ぎ手順

1「Transfer」の案内方向へ向かう


まず、仁川空港に降り立ったら空港の案内板をよく観察しましょう。
表示の中から「Transfer」と書かれているものを見つけ、案内通りに進みます。

2 手荷物検査を実施する

表示の案内に従って進むと、乗り継ぎ客用の保安検査場が見えてきます。ここで乗り継ぎのチケット、パスポートを用意して手荷物検査を実施します。

3 出国フロアへ進む

検査を通過したら、出国フロア(3階)へ進みます。

4 搭乗ゲートへ進む

フライトスケジュールを確認し、出発時刻の30分前までに搭乗ゲートへ行きましょう。

乗り継ぎを楽しむ

乗り継ぎに時間の余裕がある場合は、空港の施設を利用して待ち時間を楽しく過ごすことができます。

トランジットツアーに参加する

http://www.airport.kr/pa/ja/t/2/3/5/index.jsp

仁川空港では、乗り継ぎ便を利用する乗客向けに無料の市内ツアーを用意しています。最短1時間で周るツアーもあれば5時間かけて周る充実したコースもあります。

http://www.airport.kr/pa/ja/t/2/3/5/index.jsp

ツアーは空港内のトランジットツアー・デスクで申し込むことができます。

無料シャワー室

空港内では乗り継ぎ客向けに無料のシャワールームが用意されています。汗を洗い流してサッパリした状態で旅を続けたい方には嬉しい施設です。

インターネットゾーン

乗り継ぎ施設には 24 時間利用可能なインターネット空間があります。備え付けのコンピュータでメールチェックや旅の情報収集が可能です。

マッサージショップ

乗り継ぎの疲れを癒すマッサージ施設もあります。こちらではネイルアートのサービスも利用できます。

Bar

乗り継ぎの合間に楽しめるバーがあります。スナックやコーヒー、ビールなどが楽しめます。

まとめ

いかがですか。
これからセブへ行こうと検討されている方で成田空港や関西空港へ行くのが大変だと感じている方がいらっしゃれば、地元の空港から仁川で乗り継いでセブへ行くというプランも検討してみてはいかがでしょうか。

慣れない韓国の空港での乗り継ぎに不安を覚える方もいらっしゃると思いますが、仁川空港では日本語で乗り継ぎの案内をしてくれるガイドもいるようです(8時から20時までサービス提供)。

余裕があれば仁川空港内を探索してセブだけでなく乗り継ぎポイントも楽しめるかもしれません。

日本からセブへの移動は選択肢が豊富なので、皆さんの利用しやすいルートを探してみてください。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表
原山 雅行

CoReDi Connection 代表
・ファイナンシャルプランニング
・企業マーケティングコンサル
moro moro project 代表
・台日友好音樂會「音繋」主催

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。
帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年に渡比。
2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。

現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。

Blog: 【日刊セブ便り】常時更新中ですのでよかったらご覧ください。
https://nikkancebudayori.wordpress.com/

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