マナビジン 英語を使う仕事 民泊の受け入れで英語力を伸ばす!民泊英会話学習法

民泊の受け入れで英語力を伸ばす!民泊英会話学習法

日本に来ている外国人留学生をホームステイさせると、24時間英語漬けの環境になります。基本的にボランティアなので食費や光熱費などかかってしまうのですが、英会話スクールに通うよりはるかに安くなります。

ただし、ホームステイは家族の了承が必要だったり、団体の細かな規定や滞在期間など制限がありましす。

今回は、ホームステイと並ぶもうひとつのマイホーム留学として、民泊のホストを務める方法について紹介したいと思います。

「民泊」とは、個人宅の一部やマンションの空室を提供して外国人ゲストなどに宿泊させることを指します。

民泊のホストには、ホームステイの受け入れとは違った魅力とリスクが同居しています。

以前、ホームステイを受け入れることで、英語力を上げる方法について記事を書きました。

目次

1.民泊受け入れで英語が上達する理由

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民泊のホストになれば、自宅に外国人が毎週のように宿泊するようになるかもしれません。日本とは文化も価値観も異なる外国人とふれあう時間は、とても刺激的です。

宿泊した外国人と交わす言葉は、そのほとんどが英語です。単純に考えても英語を使ってコミュニケーションをとる時間が増える分、英語力がアップするのは当然のことです。

でも、民泊受け入れで英語が上達する理由は、それだけではありません。民泊受け入れには、あなたの英語力を劇的に上げるための様々な要因が詰まっています。

1-1.毎日英語でコミュニケーションをとる時間が増える

英語力を上げるための方法はさまざまですが、もっとも大切なことは英語にふれる時間を増やすことです。

1週間に1~2時間程度学ぶだけの英会話スクールに何年通っても英語を喋れないのは、英語にふれる時間が決定的に不足しているからです。

英語にふれる時間を増やすためには、洋画を見たり洋楽を聴いたり、あるいは英会話教材に耳を傾けるだけでもそれなりの効果はあるでしょうが、実はインプットだけをいくら繰り返しても効果が薄いことは、よく知られています。

英語習得のためには、アウトプットの量が重要だからです。通常の英語学習の場合、単語や熟語を覚えて文法を理解したとしても、それを実際に試す機会がほとんどありません。

ところが民泊を受け入れることによって、英語学習のための理想的な環境がたちまち完成します。英語でコミュニケーションをとる時間が自然に増えることで、英語のアウトプットができるようになるからです。

たとえば、新たな単語や表現を覚えたとき、それを英会話のなかに挟むことで、すぐに試すことができます。相手の反応を伺えば、通じたのかどうかはすぐにわかります。

「覚えたばかりの単語が通じた!」といった喜びは、英語を学ぶ上でのモチベーションを上げてくれることでしょう。

英語を喋れるようになるために必要な英語学習時間は、およそ二千時間以上だとよく言われています。民泊を受け入れ、外国人観光客と英語で話すことによって、英語習得のために必要な学習時間を自然に消化できます。

1-2.嫌でも英語対応を迫られる

外国人ゲストを宿泊させるとなると守るべきルールを説明したり、様々なトラブルに応えたりと、嫌でも英語での対応を迫られます。

普通に英語学習をしている場合であれば「今日は気分が乗らないから勉強するのはやめよう」、「仕事で疲れてるからしばらく休もう」と気楽に怠けることができます。

ただし、なにかをマスターしようと思ったなら、継続して取り組まないとなかなか上達しません。英語も同じです。一度でも中断してしまうと、英語力は目に見えて落ちてしまいます。だからこそ、いかにモチベーションを保つかに多くの人が悩むわけです。

その点、民泊のホストとなればモチベーション云々で悩んでいる余裕などありません。ボランティア主体のホームステイとは異なり、民泊はビジネスとしての面も併せもっているからです。

外国人ゲストに対しては、お金をちょうだいしている責任が常に伴います。気分が乗っていなくても本業がどれだけ忙しくても、お金を受け取って宿泊させている以上は、責任をもって英語で対応しなければいけません。

民泊を受け入れることで、強制的に英語漬けの環境に身を置けるようになります。

1-3.無料で英語が学べるどころか報酬までもらえる

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英語を喋れるようになるためには、継続して学べる環境を作ることが大切です。しかし、学ぶためにはお金がかかるという現実が、重くのしかかってきます。

英会話スクールに通うにしても、欧米に海外留学するにしても、かなりの費用がかかります。費用の捻出がままならずに、英語学習をあきらめるケースもよくあります。

ところが、民泊受け入れによる英語学習には、費用がほとんどかかりません。無料で英語学習のための理想的な環境を手に入れられます。

しかも、無料どころか民泊であれば、1泊2,500円程度の宿泊料(もちろん金額の上下あり)を受け取ることができます。英語が上達するための至れり尽くせりの環境のなかに身を置け、しかも収入まで得られることは、民泊による英語学習の最大のメリットです。

1-4.生活に必要な実践的な英語が身につく

日本人であれば通常は6年間、学校で英語を習います。しかし、それらは日常生活でよく使われる英語ではありません。ネイティブの人たちさえ使うことのない難しい単語や、熟語をテストのために覚えさせられますが、欧米圏の家庭で毎日のように使われている簡単な英単語や表現については教えてもらえません。

日本の英語教育は受験のための読み書きが中心です。英会話については、ほとんど対策が為されていません。

実際に民泊のホストを始め、外国人ゲストと英語を通して話すようになると、日常にありふれた物を英語で言い表すことができなかったり、簡単な動作を英語で表現できなくて悩むことが多いものです。

しかし、民泊のホストを務めるとなると、必要に迫られることで日常生活に関連する英語を自発的に学ぶことになります。民泊のホストという責任上、どうしても外国人ゲストに理解させなければいけないこと、コミュニケーションをとらないといけないことがあるからです。

わからない単語を調べ新たな表現を学び、それをすぐに外国人ゲストにぶつけることで、生活に必要な実践的な英語力がメキメキと上がっていきます。民泊のホストになることで、極めて実用的な英語力を身につけられるのです。

1-5.必要に迫られて使う英語は記憶に残りやすい

英語のテスト対策として英単語や熟語を覚えたり、文法を学んだことは誰でも経験があるはずです。でも、無理して覚えた知識ほど、記憶には長く残りません。

ところが、必要に迫られて覚えた知識は、不思議と記憶に残ります。海外に住むことで英語をいち早くマスターできるのは、毎日必要に迫られて英語を使うことで、英語の知識がしっかりと記憶に刻まれるからです。

民泊を受け入れることで、これと似たような環境を築けます。海外に住んでいるわけではないものの、民泊のホストとして外国人ゲストを対応しなければならないため、自主的に英語を使わざるを得ません。必要に迫られて英語を使う環境を築けるため、あたかも海外在住をしているも同然といえるでしょう。

英会話スクールに通うよりも独学よりも、民泊受け入れで学ぶ英語は何倍も効率よく記憶に残ります。

1-6.収入につながるため長期間続けられる

継続して英語を学ぶ環境を得ることは、英語上達のためのキーポイントです。英会話スクールに通ってみても、オンライン英会話を試してみても、あるいは高額な英語教材を買って独学してみても、英語学習を続けることができなくてやめしまった経験は、多くの人がもっていることでしょう。
英語を学ぶモチベーションを保ち続けることは、本当に難しいことと言えます。

ところが民泊受け入れによる英語学習は、この難題をたやすく解決してしまいます。なぜなら民泊受け入れには、収入という要素が入ってくるからです。

いくら効果があるからといっても、毎日英語の勉強を強要されたのでは参ってしまいます。でも、そこに収入というプラスアルファがあれば、話は別です。活きた英語を学びながら、お金までもらえるとあっては、黙っていてもモチベーションは上がります。

結果として民泊受け入れによる英語学習は、長期間続けられることが多いのです。

2.民泊のメリット・デメリット

民泊受け入れによって英語が上達することはもちろん、民泊には様々なメリットがあります。しかし、良いことばかりではありません。民泊には実は大きなリスクが潜んでいるからです。

英語学習のための理想的な環境を築けるからと安易に民泊を受け入れると、取り返しのつかない事態に追い込まれるかもしれません。民泊のメリットとデメリットについて、見比べてみましょう。

2-1.民泊のメリット

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2-1-1.利用者との交流を楽しめる

民泊を受け入れることによって、毎週のように外国人ゲストを自宅に招くことになります。民泊では基本的に自宅の一室を宿泊用に提供するため、あたかも外国人の友達が遊びに来たような感覚で接することができます。

民泊を利用する外国人ゲストは、だいたいが社交好きです。コーヒーや紅茶をふるまえば、旅の話などですぐに盛り上がることでしょう。

外国人ゲストとの交流は、刺激的で楽しいものです。会話に興じたり、一緒に食事をしたり酒を酌み交わす時間は、あっという間に過ぎていきます。

英語を学ぶことを民泊受け入れの目的とするのであれば、外国人ゲストはまさにホームティーチャーです。英語を学んでいることを意識することなく、ともに楽しい時間を過ごしながら自然に英語力が上がっていくとあっては、文句のつけようがありません。

さらに民泊であれば、家族全員で外国人ゲストと交流できます。ホームステイのように留学生の日本語上達のために英語を控えて日本語で話しかける、といった遠慮も必要ありません。はじめから終わりまで、家族全員が英語を使ってコミュニケーションを図れます。

一人のホームティーチャーとの交流を通して、家族全員の英語力を上げることができるのです。

2-1-2.空き部屋を活用できる

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民泊には、現在寝起きしている住宅の空き部屋を活用する方法と、空き家を利用する家主不在型民泊があります。英語を学ぶ目的で民泊を受け入れるのであれば、当然ながら空き部屋を活用するタイプになります。

空いている部屋があるなら民泊用に解放することで、すぐにでも外国人ゲストを迎え入れることができます。それによって英語を学ぶこともできれば、収入にもつながる上に人助けにもなるとあっては、空き部屋をこれ以上に有効活用する方法など見つからないでしょう。

2-1-3.ビジネスあるいは副業として取り組める

自宅の空き部屋を民泊用に提供する場合は、1泊あたり2,500円ほどの宿泊料を見込めます。立地条件にもよりますが、宿泊料を少し下げることで、1ヶ月のうち10日程度は埋まることが一般的です。

自分の家の一部を貸し出しているに過ぎないため、家賃を新たに払う必要もなく、掃除なども自分で行えるため、出費も手間もほとんどかかりません。一部屋だけを貸し出す場合の利益は薄いかもしれませんが、空き家を利用する家主不在型民泊とは違って、ホームステイ型民泊は常に黒字をキープできる強みがあります。

つまり、副業としても十分に魅力的なのです。

今の時代に確実に黒字を出せると思われるビジネスや副業は、なかなかありません。日常の生活の延長上に収益を設定できる民泊は、数少ない美味しい副業のひとつといえるでしょう。

空き部屋が多い場合は、副業を超えてビジネスとして成り立たせることも可能です。

2-1-4.設備投資がかからない

副業としての魅力に加え、簡単に始められることも、空き部屋を活用する民泊ならではのメリットです。

今は空き部屋でも、たいていの場合は以前に誰かが使っていた部屋であることが一般的です。ベッドや寝具、基本的な家具などが揃っているのであれば、あとはベッドシーツやバスタオルなどを2~3枚買い足せば事足ります。

設備投資にお金をかけることなく手軽に始められるのが、民泊の良いところです。

2-1-5.外国人の友達ができる

民泊のホストとして外国人ゲストとの交流が深まることで、すっかり仲良くなることもよくあります。そうなるともはやゲストとホストといったビジネス上の関係ではなく、友達になれます。

友達としての信頼関係を築ければ、外国人ゲストの帰国後もSNSなどを通して交流が続くものです。海外に友人ができれば、その後も様々な楽しみが広がります。

ゲストの国に旅行に行くこともできれば、逆に家に泊めてもらえるかもしれません。外国人の友人を通して英語を学び続けることもできます。海外のいろいろな拠点にできた人脈は、あなたにとっての大きな資産になることでしょう。

2-2.民泊のデメリット

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空き家を利用する家主不在型民泊に比べると、空き部屋を活用するホームステイ型民泊では、外国人ゲストとのトラブルで犯罪に巻き込まれるケースがかなり減ります。

しかし、民泊ならではのリスクが解消されるわけではありません。民泊のリスクについては、しっかりと押さえておく必要があります。

2-2-1.近所から苦情が寄せられる

ニュースでも度々取り上げられていることからもわかるように、民泊を始めると不特定多数の外国人ゲストが訪れることで、近隣住民とのトラブルが相次ぐことがあります。

近所から寄せられる苦情のなかで、もっとも多いのは騒音です。自宅の空き部屋を利用する民泊の場合は、騒音がした時点で注意ができるため、近所からの苦情を最小限に抑えられますが、何度も注意しなければいけないとなると、かなりのストレスです。

民泊を利用する外国人といえば、どうしてもバックパッカータイプに偏りがちです。すると、人との交流を大切にする社交的な人が多いため、お酒が入るとついつい陽気にはしゃぎがちです。

どこまでが許されて、どこからが許されないかという「騒ぐ」といった感覚は、人によって異なるため、あらかじめ言い聞かせることも大変です。

夜遅くまで大声でしゃべり、笑い、踊って騒いでいるのに、本人にしてみれば「気の合う仲間とディナーを楽しく食べていただけなのに、どうして怒られるのかわからない」といったことも起きがちです。

文化の違いやモラルの違いは国によって開きがあるため、説得するにも苦労することでしょう。

マンションであれば、共有スペースに外国人ゲストが入り込むことで生じるトラブルがあとを絶ちません。オートロックが施された高級マンションでは、不特定多数の外国人が出入りするだけでも、セキュリティに対する不安から苦情が寄せられることも多々あります。

裸同然の姿で廊下に出て大声で電話をしたり、ベランダから生ゴミをポイ捨てするなど、日本人では考えられない行動をとる外国人も数多くいます。

民泊のホストには、近所から苦情が出ないように外国人ゲストを管理する責任が、常についてまわります。

2-2-2.部屋を汚されたり、設備が壊されることもある

日本人のモラルの高さは海外でも、よく絶賛されます。しかし、そのことは裏を返せば、外国人ゲストに対して平均的な日本人のモラルを期待できないことを意味しています。

なかでも唖然(あぜん)とさせられることが多いのが、外国人ゲストが出て行った後の部屋の状態です。日本人であれば、借りた部屋は綺麗に使わなければいけないといった常識がありますが、外国人にそれを期待することには無理があります。

掃除に入ってみると、いったいどう使えばこれだけ散らかせるのかと首をかしげたくなるほど部屋が汚れていることも、それほど珍しいことではありません。

ティッシュや紙コップなどの備品にしても、日本人であれば必要な分以外は使いませんが、外国人ともなると根こそぎ使いまくったり、あるいは持ち去ることも日常茶飯事です。

家電品や家具などが壊されていることもあります。大切にしていたものが壊されたときのショックは大きいため、そもそも壊されて困る物は部屋に置かない方がよいでしょう。

民泊の利用者は善良な旅行者ばかりではありません。部屋が原状回復できないまでの状態にされるリスクは、民泊では避けようもありません。

2-2-3.犯罪に使われる可能性もある

日本人はなにかと性善説でものを考えがちです。しかし、外国人ゲストのなかには宿泊以外の目的で部屋を借りる人もいるかもしれません。もし、その部屋で不法行為が行われたとき、「貸しただけだから関係ない」では済まない可能性もあることに注意してください。

実際のところ、民泊を悪用した犯罪は相次いでいます。民泊を利用して滞在している外国人ゲストが、偽造カードでATMから現金を不正に入手する窃盗(せっとう)を繰り返していたり、覚醒剤を密輸のために大量に隠し持っていたりして逮捕される事例などが報告されています。

身元確認が緩い民泊では、ホテルや旅館に比べて足がつきにくいため、外国人犯罪者に利用される率が高い傾向にあります。

善良に見える外国人ゲストが犯罪者である可能性も、民泊では捨てきれません。

2-2-4..掃除やゴミの分別が大変

日本でのゴミの分別は、世界一厳しいと言われています。たしかに、日本ほどゴミ捨てに関するルールが細かな国は、海外にはないでしょう。

外国人ゲストのなかには、そもそもゴミを分別する習慣のない人が多くいます。そのため、いくら宿泊前にゴミの分別をお願いしても、きっちり守ってくれる外国人はほとんどいません。

そうなると、外国人ゲストが出した大量のゴミの分別は、民泊のホスト側で受け持つよりありません。

また、宿泊に使われた部屋を掃除するにしても、自分たちが使った部屋を掃除する感覚では済まないことが一般的です。信じられないほど散らかっていることもあるため、掃除には時間と手間がかかります。

民泊を受け入れる以上、掃除やゴミの分別が大変になることは覚悟した方がよいでしょう。

2-2-5.性にまつわるトラブルが起こるかもしれない

毎回顔ぶれが異なる外国人ゲストが宿泊に訪れることは楽しい反面、見ず知らずの他人を自宅に招き入れるリスクも、当然ながら毎回のように抱え込まないといけません。

ことに性にまつわるトラブルは、よく発生しているだけに注意が必要です。出張などが多く、家のなかが女性だけになるような家庭であれば、男性客をとらないようにする配慮も必要です。世界的に見渡してみれば、民泊を利用した性犯罪も起きています。

さらに海外では、日本に比べて同性愛者が多いことにも注意が必要です。男性同士だから、女性同士だから安全とも言い切れない面があります。
警戒心だけは怠らない方がよいでしょう。

2-2-6.マニュアルなどの作成が面倒

外国人ゲストとのトラブルを防ぎ良好な関係を築くためには、詳細なマニュアル作りが欠かせません。

文化も価値観も異なる外国人ゲストを対象に作るマニュアルは、日本人を対象に作るマニュアルとはかなり勝手が違います。日本では常識の範囲に収まることでも、マニュアルに書かれてない場合は守ってもらえないことが多々あるからです。

マニュアル作りは何度か改訂する必要があるため面倒ですが、英語を学ぶためにも辞書を片手にコツコツとがんばるよりありません。

今回は民泊を受け入れることで英語が上達する理由と、民泊のメリット・デメリットについて紹介しました。簡単に始められる民宿ですが、トラブルも多いためよく吟味しなければいけません。

3.民泊受け入れの始め方

一般
http://hijacked.com.au/

民泊を始めるためには、主として3つの視点が必要です。

・違法性をなくすこと
・民泊を行う上でのリスクを理解すること
・近隣住民の理解を得ることです。

民泊を行う上でのリスクについては、前回詳しく紹介しました。近隣住民の理解については、リスクをしっかり押さえた上で事前に挨拶回りをすれば大丈夫でしょう。

問題は、違法性をなくすことです。民泊を始めるためには、法律についての知識が必要になります。

3-1.違法性をなくそう

注意

3-1-1.民泊と法律をめぐる政府の思惑

現在、日本では外国人観光客が急増していますが、宿泊施設が不足しており深刻な問題となっています。東京オリンピックに向けて今後ますます海外からの観光客が増えると予想されているだけに、宿泊施設をどうやって確保するかに関係各所は頭を抱えています。

経済の柱として観光立国推進基本計画を進めている政府としては、外国人観光客をさらに増やしたいという思惑をもっています。

そこで、宿泊施設不足を解消するために、インターネットを通じて宿泊者を募集する民泊サービスの規制を緩和しようとしています。

2018年から施行される民泊新法は、ホームステイ型民泊を今よりも始めやすくするための法律です。

しかし、民泊を促進したい政府の思惑とは裏腹に、従来からある法律や旅館業界からの強い反発が、民泊が広がることを妨害しています。そのため、現在の民泊は法律上のグレーゾーンにおかれていることに注意が必要です。

3-1-2.旅館業法の許可は不要

民泊を始めるにあたり、民宿との違いをしっかり理解しておく必要があります。民泊も民宿もどちらも民家に宿泊客を泊めることに変わりはありません。

では、民泊と民宿の違いはどこにあるのかといえば、宿泊客を泊めることが営業行為にあたるかどうかにあります。

宿泊の希望者がたまたま現れ、泊めた代わりに謝礼として宿泊料を受け取ったとしても、それを営業行為とはいえません。民泊のほとんどはこの範囲に収まるため、旅館業法の規制を受けません。

しかし、宿泊料を受け取る目的で常に部屋と寝具を用意していれば、営業が常態化しているとみなされるため、民宿扱いとなります。民宿は旅館業法の規制を受けます。

旅館業法の規制を受けるかどうかで、民泊と民宿は天と地ほどの差があります。問題は、有償で宿泊を受け入れる行為が、営業行為に当たるかどうかを判断する基準があいまいなことです。

民泊で使われる普通の民家が、旅館業における関連法規(旅館業法・消防法・食品衛生法など)の厳しい要件を満たすとは、まず考えられません。

つまり、有償で宿泊を受け入れる行為が営業に当たると判断された場合、旅館業(民宿)としての営業許可を事実上受けられないため、違法行為として取り締まりの対象になる、ということです。

このことは有償の民泊物件であれば、そのほとんどが違法行為として摘発(てきはつ)されるかもしれないといった矛盾をはらんでいます。

こうした矛盾を解決するために、2018年より施行される民泊新法においては、「営業日数」という明らかな判断基準を設けています。

民泊新法においては宿泊日数が年間180日を超えない限り、旅館業法の対象外となる民泊サービスとして認められることになったのです。

3-1-3.賃貸物件の多くは民泊禁止

自宅の空き部屋を提供する民泊は、手軽に始めることができます。ただし、あなたの家が賃貸・貸家である場合は、注意が必要です。

賃貸・貸家のほとんどは、その契約条件として「また貸し」を禁止しているからです。契約書に「また貸し」の禁止が明記されている場合は、無断で民泊を始めることはできません。

もし無断で「また貸し」にあたる民泊を始めた場合、貸家契約が解除され、家を追い出されるかもしれません。あるいは、訴訟を起こされる可能性もあります。

賃貸・貸家で民泊を始めたい場合は、大家さんと直接交渉するよりありません。それでもダメと言われたなら、素直にあきらめたほうが賢明です。

3-1-4.ほとんどのマンションは民泊禁止

マンション

マンションの空き部屋を利用して民泊を始めることもできます。ただし、マンションの場合は一軒家に比べて、かなりハードルが高くなります。

マンションを民泊で使いたいときには、まず管理規約を確認しましょう。管理規約に民泊を禁止する旨の記載が明記されている場合は、民泊のホストにはなれません。

民泊について書かれていなくても、「専ら住居として使用するものとし、他の用途に供してはならない」といった一文が明記されている場合もあります。

この文の解釈をめぐって裁判が起こされましたが、司法では民泊利用を禁止しているとの判断を示しました。したがって、上記の記載がある場合も、民泊禁止です。

民泊を認めているマンションを探すのは、かなり難しいと言えるでしょう。

3-1-5.自治体による民泊禁止

法律とは別に、自治体による条例で民泊が禁止、あるいは規制されていることがあります。ホームステイ型民泊を増やそうとする政府の思惑は、民泊新法による規制緩和にはっきり示されていますが、これに対抗して民泊条例で民泊を規制しようとする自治体が増えています。

法律が許していても条例で規制されている場合は、条例が優先されます。

たとえば、東京都新宿区では住宅地での民泊について、平日の営業を禁止する条例案を可決しています。外国人観光客が多い京都では、民泊は観光閑散期の1~2月に限定し、60日程度に営業日数を制限する方針です。

民泊は近隣住民に迷惑をかけるというイメージが定着しているため、政府の決めた規制緩和を自治体がつぶし、逆に規制を強化する方向へと舵を切っているようです。

規制の有無や内容は自治体ごとに異なります。民泊が規制されていないか、あなたが属する自治体の条例を確認してください。

3-1-6.民泊新法による 行政庁への届出

これまで厚労省は、「許可等なく民泊を行うことは認められない」との見解をとっていました。だからといって、許可等のない民泊がすべて違法なわけではありません。法的な評価は、個々の事実関係によって変わってくるからです。

しかし、許可を取りたくても旅館業法に基づく簡易宿所の営業許可は、事業として本格的に取り組む宿泊所を前提にしているため、個人宅の空き部屋を利用する民泊では、通常は認められません。

そこで、民泊新法では一定の基準を満たす住宅については、届出手続を行うだけで民泊営業の開始が認められるように改められました。これにより、簡単な手続によって個人が民泊を合法的に行う道が開けたのです。

許認可の要件のひとつとして、施設内に台所・浴室・便所及び洗面設備があることが掲げられていますが、一般の住宅であれば簡単に満たせるはずです。

ただし、許認可の要件は軽くなったものの、その反面、届出義務の違反に対するペナルティはかなり重くなっていることに注意してください。

民泊新法に基づく届出を行うことなく民泊を行った場合、刑事罰が科されることが検討されています。それによると、無届出の民泊営業に対し、6ヶ月以下の懲役もしくは100万円以下の罰金のどちらか、あるいは両方が併せて科される可能性があります。

また、届出をしていても虚偽の事実が含まれている場合は、同じ刑事罰が科される可能性があります。

このように法令はよく変わります。民泊を始める以上は、民泊をめぐる法律の動きに対して細心の注意を怠らないようにしましょう。

3-2.民泊仲介サイトの仕組みを知ろう

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民泊をめぐる最新の情勢を理解したところで、民泊を始めるための具体的な手順について紹介しましょう。

実際に外国人ゲストに民泊として自宅を利用してもらうためには、どうすればよいのでしょうか?

自作のブログやホームページ、あるいはSNSを通して呼びかけるだけでは、なかなか集客はできません。そこで、Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊仲介サイトを活用するとよいでしょう。

まずは、民泊仲介サイトの使い方を見ていきましょう。

3-2-1.誰でも簡単に物件掲載ページが作れる

民泊仲介サイトの良いところは、誰でも簡単に物件掲載ページが作れる工夫がされていることです。物件掲載ページを作るまでの手軽さと見栄えの良さは、民泊仲介サイトによって差があります。

簡単に宿泊希望者の気持ちを引きつける物件掲載ページが作れることにおいて、民泊の世界的なパイオニアであるAirbnbが他の民泊仲介サイトをリードしています。

すでにあるページを参考にしながら気の利いたキャッチコピーや説明文を打ち込み、写真をアップロードするだけで、立派な物件掲載ページが完成します。

すると、あなたが登録した地域を検索したユーザーに対して、あなたの物件をすぐに宣伝できるようになります。

物件掲載ページを作る際、予約可能日から料金、チェックインの時間帯や入室方法、ハウスルールなどを、すべて自分の都合の良いように決めることができます。

なかでも最も悩むのが料金設定です。高すぎては集客が鈍るでしょうし、安すぎても収益率が落ちてしまいます。もっとも英語学習が第一優先で収益は二の次でよい場合は、相場よりも安く設定しておくことで外国人ゲストを招きやすくなります。

でも相場なんてわからないよ、といった場合でも心配いりません。Airbnbであれば競争力に優れた推奨料金が、地域ごとに表示される仕組みがあるからです。その料金を見ながら、宿泊料金を自由に設定できます。

数ある物件のなかから自分の物件を選んでもらえるように、ゲストから見て魅力的な物件掲載ページを作りましょう。

3-2-2.民泊仲介サイトの手数料

民泊の受け入れは、自分の物件を民泊紹介サイトに掲載することから始まります。民泊を利用したいゲストは民泊仲介サイトにアクセスし、自分の希望する条件にマッチする物件を検索します。検索して絞り込まれたいくつかの物件掲載ページを見たあとで、あなたの物件が選ばれれば、宿泊申し込みが入るという仕組みです。

もちろん民泊仲介サイトは、ボランティアで運営されているわけではありません。どの民泊仲介サイトもビジネスとして運営されている以上は、手数料を徴収します。

手数料の中身については、民泊仲介サイトごとに違いがあります。登録料・月額使用料・年会費・物件掲載料など、名目もさまざまです。

名目はともあれ、どの民泊仲介サイトにしても手数料は2つに分けることができます。民泊を提供する側からとるホスト側手数料と、宿泊する側からとるゲスト側手数料のふたつです。

一例として、民泊仲介サイトのなかでも利用者数と物件掲載数がずば抜けて多いAirbnbの手数料を見てみましょう。

Airbnbの手数料の仕組み
まず宿泊する側が払う手数料ですが、Airbnbでは「ゲストサービス手数料」として予約の小計に対して12~6%の手数料をとっています。小計額が高くなれば手数料のパーセンテージは割安になります。数千円程度の宿泊料であれば、ゲストはおよそ10%の手数料を加算してAirbnbに支払っています。

一方、ホスト側手数料は宿泊収入の3%に固定されています。たとえば宿泊料が3千円の場合、ホストであるあなたはその3%にあたる900円をAirbnbに支わなければいけません。

手数料を払うのは予約が入り、収入が確定した後のことです。つまり、Airbnbを利用する際には「先払いしなければいけない手数料はなにもない」ということです。

利益が確定したときだけ払えばよいため、その面では民泊はリスクの少ないビジネスモデルといえるでしょう。

独走を続けるAirbnbを追いかけようと、他の民泊仲介サイトも手数料についてはさまざまな工夫をしています。Airbnbとの差別化を図るために、ゲスト側手数料を無料に設定しているサイトもあれば、逆にホスト側手数料を無料にしているサイトもあります。

民泊では手数料によって収益が大きく異なってきます。各民泊仲介サイトを比較する際には、手数料がどのように設定されているのかを、まずチェックするとよいでしょう。

3-2-3.民泊仲介サイトの決済方法

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民泊仲介サイトを利用するメリットは、第一に集客がしやすいことです。というよりも現状、民泊仲介サイトを一切利用することなく友人や知人以外から集客を図ることは、ほぼ不可能と思ったほうがよいでしょう。

しかし、民泊仲介サイトのメリットは集客だけではありません。もうひとつの大きなメリットは、民泊仲介サイトを利用することで決済を代行してもらえることです。

決済を自分で行うとなると、かなり大変です。しっかりした法律で守られた旅館やホテルとは異なり、民泊では未払いリスクが高くなるからです。宿泊料を取りっぱぐれる事態は往々にして起こります。

決済方法にも限界があります。クレジット会社の審査基準では宿泊施設の場合、旅館業許可書をもっていることが条件のため、民泊ではクレジットカードを使った決済ができません。そのため、現金以外の決済手段を導入できないことが普通です。

ところが民泊仲介サイトを通すことで、ゲストはクレジット決済など豊富な決済手段を選べるようになります。現金以外の決済ができない民泊の欠点を、民泊仲介サイトが埋めてくれるのです。

さらに、ゲストから宿泊料を集金することも、民泊仲介サイトが請け負ってくれます。たとえば、Airbnbではあなたの物件に予約が確定すると、Airbnbが自動的にゲストから宿泊料金を徴収し、あなたの口座に手数料を差し引いた額を振り込んでくれます。

ゲストが宿泊に訪れた際には、すでにAirbnbが宿泊料を受け取っているため、なんの心配もいりません。

民泊仲介サイトを利用することで、宿泊料金が踏み倒されるリスクから解放されます。多少の手数料を払うことで決済を代行してもらえることには、大きなメリットがあります。

3-2-4.民泊仲介サイトのトラブル回避の仕組み

チェック

民泊で起こりそうなトラブルを、予め避ける仕組みをもっていることも民泊仲介サイトの強みです。

民泊サイトAirbnbが誕生したことで、世界的に民泊という新たな宿泊スタイルが定着しました。Airbnbがアメリカでスタートした直後は、さまざまなトラブルが発生したものです。

しかし、その度にAirbnbはトラブルを回避するための工夫を取り入れ、現在の理想的なシステムを築き上げたのです。

ここでは一例として、Airbnbによるトラブル回避のためのシステムを簡単に紹介しましょう。

■プロフィールの作成
Airbnbではホストもゲストも、ともにプロフィールの作成が義務づけられています。ホストにしてもゲストにしても、プロフィールから相手の顔写真と人柄を見て、宿泊するかどうか、あるいは宿泊を受けるかどうかを判断できます。

■予約前にメールのやり取りが必要
原則として、Airbnbではなにもメッセージを入れないままの予約はできないシステムになっています。宿泊を希望するゲストはまず、ホストに問い合わせのメールを入れます。Airbnb内のメッセージ機能を用いるため、メールアドレスが相手に公開される恐れはありません。
ホストとゲストが予約前に確認し合うことで、トラブルは起こりにくくなります。

■レビューによる評価機能
アマゾンで買い物をするにしても、ヤフオクやメルカリを利用するにしても、口コミレビューや評価を参考にしますよね?

Airbnbにも、口コミレビューと評価の機能が備わっています。しかも評価する項目が多いことも、Airbnbの魅力のひとつです。

ゲストはホストによって評価され、ホストもゲストによって評価されます。たとえば、、ゲストのせいで部屋があまりにも汚された場合には、「この人は部屋をきれいに使ってくれませんでした」といったような口コミを残せます。

次に泊めるホストは、こうした口コミや評価を参考にして、そのゲストからの宿泊を受け入れるかどうかを判断することになります。

レビュー機能があるため、Airbnbを利用するゲストのほとんどは良いマナーを心がけています。充実したレビュー機能が、トラブル抑止へとつながっているのです。

トラブルを回避するための工夫は、民泊仲介サイトごとにさまざまに為されています。

ここまで、民泊仲介サイトの仕組みについて見てきました。

4.代表的な民泊仲介サイト

Airbnbを筆頭に、世界にはさまざまな民泊仲介サイトがあります。あまりにも数が多いため、どのサイトに物件を掲載すればよいのか悩むことでしょう。

まず前提として、民泊仲介サイトをひとつに絞る必要はありません。複数のサイトに物件を掲載するのは、ごく普通のことです。

絶対に外せないのは、Airbnbです。利用するユーザーの数にしても予約が入る率にしても、民泊仲介サイト最大手のAirbnbは他のサイトを一歩も二歩もリードしています。

Airbnbをメインで活用しながら、他の民泊仲介サイトを組み合わせて利用するのが標準的な使い方と言えるでしょう。

代表的な民泊紹介サイトを、物件を掲載する上でもっとも重要となる手数料にスポットを当てて紹介します。

Airbnb

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.airbnb.jp/
2008年にアメリカで産声を上げて以来、世界192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供する世界最大の民泊紹介サイトです。

民泊ホストがAirbnbに払うのは、宿泊収入の3%にあたる手数料のみです。他の民泊仲介サイトと比べても、民泊ホストの手数料が低く抑えられています。

Airbnbを日本で利用したゲストの93%は海外ユーザーで占められています。外国人ゲストを招きたいのであれば、Airbnbをメインで利用した方がよいでしょう。

最大1億円のホスト保証もついているため、安心して物件の貸し出しができます。

カウチサーフィン

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.couchsurfing.com/
民泊には違いありませんが、カウチサーフィンは無料で民泊を行うための国際的なホスピタリティー・コミュニティーです。収益を目的とせず、単に外国人ゲストを自宅に招いて英会話の学習をしたいのであれば、カウチサーフィンを利用する手もあります。

カウチサーフィンは自宅のソファを貸すというコンセプトのため、ゲストのために専用の部屋を用意する必要もありません。あくまでホストの好意に基づいて、無償で寝床を提供するものです。

ただし、カウチサーフィンはAirbnbに比べると掲載件数も少なく、サイトを使った際のレスポンスもけして良好ではありません。

ゲストの身元確認にしても、宿泊料が無料のため他の民泊仲介サイトに比べると緩く、その分トラブルが発生する率が高くなっています。犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、利用する際には慎重を期した方がよいでしょう。

Homeaway(ホームアウェイ)

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.homeaway.jp/
Homeawayの特徴は、ホームステイ型民泊だけを取り扱っていることです。そのため、Homeawayにはホストとの交流を望む社交的なゲストばかりが集まる傾向にあります。ゲストとの活発な会話を楽しみたいのであれば、積極的に利用するとよいでしょう。

ホスト側の手数料は2つのパターンから選べます。ひとつは年349ドル(約4万円)、もうひとつは宿泊収入の8%です。ゲスト側手数料が無料に抑えられていることも、Homeawayの特徴です。

Homeawayの日本での知名度はいまいちですが、ホテル検索サイト最大手のExpediaが買収したことで、世界的には高い知名度を誇っています。今のところ、Airbnbの最大のライバルと目されています。

Wimdu(ウィムドゥ)

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.wimdu.jp/
2011年の創業以来、サービスが急拡大しているドイツ発の民泊紹介サイトです。世界100ヶ国以上に30万件の掲載物件、10万人のユーザー数を抱えています。

日本の物件掲載数はまだ少ないため、ヨーロッパからゲストを招きたいのであれば登録しておきたいサイトです。

ホスト側の手数料はAirbnbと同じ3%、ゲスト側の手数料は12%に設定されています。

Agoda(アゴダ)

民宿仲介サイト

ホームページ:https://ycs.agoda.com/homes/ja-jp/
Agodは、ホテルを中心とするオンライン宿泊予約サイトの大手です。通常の民泊紹介サイトと違って、ホテルのオンライン予約サイトがいち早く民泊に対応したことに、Agodaの最大の特徴があります。

ホスト側手数料は海外からの予約に対しては12%、国内からの予約については9%です。Airbnbと比べて高い手数料が設定されていますが、ゲストハウスやペンションを検索していた層を民泊に取り込めるメリットがあります。ゲスト側の手数料は無料です。

Flipkey(フリップキー)

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.flipkey.com/
2008年にふくろうのマークでおなじみの、宿泊口コミサイト世界最大手のTripAdvisorに買収されたことで、Flipkeyは一気にメジャーな民泊紹介サイトとして躍り出ました。全世界で11,000都市、30万件の物件が掲載されています。

ホスト側手数料は年299ドル(約34,000円)、あるいは宿泊収入の3%のどちらかを選べます。年間100万円以上の宿泊収入を見込めるのであれば、年299ドルを選んだ方が得になります。ゲスト側手数料は総宿泊費に応じて5~10%です。

TripAdvisorは25のウェブサイトを通じて、月間3億4000万ビューを誇っています。Flipkeyに登録することで、それらのユーザーに対して物件をアピールできます。

HouseTrip(ハウストリップ)

民宿仲介サイト

ホームページ:https://www.housetrip.com/
HouseTripはロンドンに本拠を置き、ヨーロッパに強い仲介サイトとして知られています。

ホスト側手数料は驚きの0円です。その代わり、ゲスト側手数料が15~20%と、他サイトに比べてかなり高く設定されています。ホストとしては宿泊収入をそのまま全額ポケットに入れられるため、魅力的です。

2016年4月にTripAdvisorに買収されたため、今後どうなっていくのかは不透明です。

世界的に知名度が高い7つの民泊仲介サイトについて紹介しました。それぞれに特徴があるため、ゲストとして招きたい層が集まりやすいサイトを選ぶとよいでしょう。

複数サイトに物件を掲載する際には、ダブルブッキングにならないように気をつける必要があります。

5.もうひとつの選択肢、フィリピンで親子留学!

FIRSTENGLISH(ファーストイングリッシュ)保育ルーム
保育ルーム

民泊のホストとなることで外国人ゲストを自宅に招くことができるため、英語でコミュニケーションをとる機会が増え、英会話力を上げることができます。

しかし、これまで紹介してきたように民泊には大きなリスクが伴います。たとえ英会話の力が伸びたとしても家族全員がリスクを背負うことには、常に不安がつきまといます。

そこで、ちょっとだけ発想を変えてみませんか?

民泊やホームステイをあえて利用しなくても、家族単位で英語力を上げる方法として「親子留学」という選択肢があります。

「親子留学」と聞けば、ハワイ・オーストラリア・ニュージーランドなどを思い浮かべがちですが、それらの費用は高く、二の足を踏む人が多いことでしょう。そもそも海外への留学費用が高いために、その対案として民泊やホームステイの受け入れ、国内留学を利用するのが一般的です。

結局のところ、民泊にしてもホームステイや国内留学にしても、海外留学の疑似体験に過ぎません。英語を話せるようになるには、海外留学がもっとも効果があることを、ほとんどの人がわかっています。

だったらいっそのこと、海外留学をした方がすっきりすると思いませんか?

現在は海外留学の費用が高いため、海外に行かなくてもそれと同等の環境を築ける民泊のホストなどへ流れていくパターンができているに過ぎません。

ということは、留学費用が安くなりさえすれば、海外留学という選択肢が候補にあがってきます。そこでオススメしたいのがフィリピンへの親子留学です。

フィリピン親子留学であれば、物価差を利用することで思いの外、安く利用できます。

最近ではフィリピンへの親子留学の人気が高まっています。

その人気の秘密は、単に価格が安いだけではありません。フィリピンへの親子留学が、なぜこれほどまでに人気があるのかを紹介しましょう。

6.「フィリピンで親子留学」が人気の理由

マナビジン

6-1.価格が安い

親子留学の人気はこのところ高まっていますが、ハワイだと2~4週間で60~120万円、オーストラリアだと1~4週間で40~70万円ほどが相場です。

先進国は宿泊料自体が高いため、どうしても滞在費全体が思いの外、高額になってしまいます。

では、フィリピンで親子留学した場合はどうなのかといえば、1~4週間で20~40万円ほどが相場になります。ハワイやオーストラリアに比べて、フィリピンでは3分の1から半額の費用で親子留学ができます。

フィリピン留学の費用が安い理由は、フィリピンの物価が安いためです。フィリピンでは宿泊費や食費・交通費、英語を教わる語学学校の先生やスタッフの人件費などを、先進国とは比較にならないほど低く抑えることができます。

日本にいても生活費がかかることを考えれば、物価差を利用して食費や滞在費を劇的に下げてしまえば、その浮いた分を授業料に当てられます。

しかもフィリピン留学のすごいところは、「費用が安いだけに質が悪い」といった常識を見事に覆しているところです。

費用が安いにもかかわらず、欧米留学に比べて質が高いことがフィリピン留学の魅力です。

6-2.マンツーマンレッスンを受けられる

QQEnglish(QQイングリッシュ)SEA FRONT校(シーフロント校) マンツーマンレッスン
マンツーマンレッスン

フィリピン留学の質が高いのは、マンツーマンレッスンがメインであることからも明らかです。ハワイやオーストラリアはもちろん欧米への親子留学では、グループレッスンが主体です。

欧米ばかりでなく同じアジアのマレーシアやシンガポールでも、10~20人のグループレッスンが基本です。

ところがフィリピンでは、生徒1人に対して講師が1人のマンツーマンレッスンを基本にカリキュラムが組まれています。学校によっては、すべての授業をマンツーマンで行うところもあります。

マンツーマンレッスンの良いところは、一人ひとりのレベルや性格に合わせて授業を進めてもられることです。さらにマンツーマンでは、グループレッスンとは比べものにならないほど会話量が増えます。そのため同じ時間を授業に当てるのであれば、マンツーマンの方がグループレッスンに比べてはるかに英語力がアップします。

欧米留学でマンツーマンレッスンを受けるとなると、人件費が高いだけにかなりの費用がかかりますが、フィリピン留学では物価差を利用できるため、格安でマンツーマンレッスンを受けられます。

1日あたり6~8時間のマンツーマンレッスンを受けながら、なお料金はずば抜けて格安なのですから、文句のつけようがありません。

短期のフィリピン親子留学でもきちんと成果が上がるのは、マンツーマンレッスンが充実しているからこそです。

6-3.親子で学ぶためのプログラムが用意されている

フィリピンでは近年、親子留学の利用者が増えているため、親子で学ぶための専用プログラムを用意している語学学校が増えています。

たとえば、レゴブロックを用いたワークショップを取り入れたり、孤児院を訪問して現地の子供たちとコミュニケーションをとったりと、子供が自然に英語に親しめるような工夫がされています。

子供の年齢にもよりますが、基本的には親と子にそれぞれ別のカリキュラムを用意している語学学校がほとんどです。親は成人用、子にはジュニア用のカリキュラムが組まれています。

ワクワクしながら無理なく英語に親しめるジュニア用のプログラムを受けることで、フィリピン留学をきっかけに英語好きになるお子さんが多いようです。

フィリピンの語学学校には、長年に渡って韓国人のジュニアに英語を教えてきた実績があるため、その経験が十分に親子留学に活かされています。

6-4.短期で利用できる

フィリピンでの親子留学の特徴として、短期間でも利用できることをあげられます。一般に海外留学といえば長期間の留学をイメージしがちですが、フィリピンは例外で、たとえ3日だけでも留学できる語学学校がたくさんあります。

親子留学でも同様です。セブ島への旅行ついでに3日間だけ授業を受けるコースを設けている語学学校もあります。試しに授業を受けてみて、良さそうであれば本格的に何週間か親子留学をしてみる、といった使い方もできます。

基本的には1週間から親子留学のコースを開講している語学学校が多いようです。都合に合わせて短期間の親子留学を繰り返すことで、長期留学と同じ効果を狙う親子も多数います。

6-5.移動時間が短い

飛行機による移動時間が短いことも、フィリピン留学のメリットです。セブ島であれば直行便で5時間ほどで到着するため、国内旅行と比べて大差ありません。

子連れで海外に出るとなると、移動のしやすさと移動にかかる時間は大きな問題です。距離的に遠くなればなるほど、さまざまなリスクを抱え込むことになります。

セブ島であればお昼に飛んでも、子供を機内で昼寝させている間に夕方には到着します。

国内旅行とさほど変わらない手軽さで移動できる便利さは、フィリピンでの親子留学のハードルをぐっと下げています。

6-6.スパやマリンアクティビティが豊富

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セブ島は常夏の楽園です。週末には親子で観光に出かけることもできれば、スパやマリンアクティビティも充実しています。

日本に比べるとスパの料金も格安です。高級感あふれる南国のスパで、くつろぎのひとときを過ごすことができます。

親子で楽しめるマリンアクティビティにチャレンジするのも、よい思い出になることでしょう。

6-7.治安・衛生でも安全度が高い

フィリピンと聞くと治安や衛生に不安を覚えるかもしれませんが、世界的なリゾートとして有名なセブ島に関しては、治安や衛生が良好なことで知られています。フィリピンは地域によって治安が大きく異なります。セブ島の治安と衛生は、フィリピンでもトップクラスです。

日系の語学学校であれば、日本とほぼ同じ感覚で過ごせることでしょう。危険なエリアに近づきさえしなければ、親子でも安心して滞在できます。
セブ島の治安はニューヨークやロンドンと同じレベルですから、安全度は十分に確保されているといえるでしょう。

今回は英会話力を高めるために民泊のホストになる方法と、フィリピンでの親子留学について紹介しました。民泊受け入れによる英語学習にはそれなりの効果が認められますが、多大なリスクも同時に背負い込むことになるため、ためらう方も多いのではないでしょうか?

家族で英語を喋れることを目指すのであれば、フィリピンでの親子留学をぜひ検討してみてくださいね。

あわせて読みたい:2020年フィリピン留学/セブ島留学おすすめ語学学校比較

斉藤淳 マナビジン編集長
斉藤淳 マナビジン編集長
マナビジン編集長
兼メディアコンサル
株式会社reminisce 代表

2012年のフィリピン留学までTOEIC300点台、英会話力ほぼゼロ。試行錯誤した果てにフィリピン留学にたどりつき、4ヶ月の留学で英会話力が伸びるコツを会得。

自身の経験を元に2013年から俺のセブ島留学(マナビジンの前身)としてサイトを立ち上げ、フィリピン留学関連サイトとしてアクセス数トップクラス。8年間で4000人以上の留学生を間近で見てきました。

そこから見えたのは、英会話が伸びる人と伸びない人の差です。
多くの英語学習者を見守るうちに、短期間で英会話のスキルを身につけた成功者には、共通点があることに気がつきました。

マナビジンではその答えを出来るだけ詳しくご紹介していきます。

《英語歴》
留学前 TOEIC300点台
フィリピン留学4ヶ月(2012年)
オンライン英会話半年(2013年)
ハワイ留学2週間(2019年)

《結果》
TOEIC 815点(2013年、以降受講歴なし)
Versant 56点(2020年10月)
*TOEIC900点の平均が54点

《海外の語学学校訪問数》
フィリピン(100校以上)、ハワイ(7校)

《セミナー主催》
フィリピン語学学校、法人向け主催セミナー2015年から年2回開催(最大72校参加)

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