アジア海外就職実践講座

社会人、学生の中でフィリピン留学がブームとなりつつあるものの、留学後のキャリアを描くことができず、再就職、再出発に困るキャリア難民が続出しています。

「フィリピン留学で得た英語力を活かし、いかに世界を舞台に自分らしく生きていくのか?」

海外キャリアコンサルタントで「キャリアデザイン英会話スクールBEYOND THE BORDER」代表(CEO)、「キャリアシフト〜人生戦略としてのアジア就職〜(経済界)」の著者である岡本が、留学後のキャリアの選択肢と世界を舞台に働く「アジア・海外就職」という新しいキャリアパスについて解説していくシリーズの第3回目です。

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

「キャリアシフト〜人生戦略としてのアジア就職〜(経済界)」

皆さんの中には「アジア海外就職をしてみたい!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、同時にこんな疑問を抱く人もいらっしゃるのではないでしょうか?

「アジア海外就職するにはどれくらいの語学力が必要なのか?」
「果たして経歴についての自信のない自分には可能なのか?」

今回はそんな疑問に答えていきたいと思います。

1.微妙な英語力でもアジアで海外就職することはできるのか?

アジアで現地採用の仕事を希望する際にまず考えないといけないことは、やはり語学力(英語力)になります。

特に、日本人の求人が多い、ASEAN諸国(シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム)においては、ある程度の英語力があれば、現地語(ベトナム語やタイ語など)が話すことができなくても、就職することは可能です。

アジア就職における国別の必要な英語力は下記になります。

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

上記の表をご覧になっていただけるとわかる通り、英語力は550点(場合によっては500点でも十分可能)以上あれば、多くの国で就職は可能です。

もちろん、同じ国でも業種や職種、会社によって求められる英語力は異なります。上記の表は就職する上での最低限の英語レベルであると考えてください。

現地採用で仕事をする場合、日系企業に勤めることになるケースがほとんどです。アジア就職で一番多い職種である営業職の場合、社外での営業は相手先が日系企業が多いため、社外の営業現場では日本語が中心になります。

しかし、社内の公用語は英語である場合が多いため、そこで英語を話す必要がでてきます。また、インドネシアやタイ、ベトナムといった国では、英語が得意ではない人が多いため、英語での意思疎通だと不自由する場合もあるかもしれません。

一方、シンガポール、フィリピン、マレーシアでは英語がかなり通じるため、ある程度の英語を話すことができれば意思疎通はできます。ただ、マレーシア、シンガポールの場合、TOEIC800点前後の英語力がないと、応募できる求人案件が減ってしまい、良い就職先に就職することは難しくなってしまいます。

また、現地語(タイ語、ベトナム語など)ですが、就職する際には必須ではないものの、話すことが出来ればもちろん大きな武器になります。

現地で長い間暮らしていくのであれば、就職後、英語と合わせて現地語も練習をして、ある程度の語学力をつける方が生活の面でも仕事も面も便利でしょう。

2.本当に英語力が”ゼロ”な私でもアジアで働くことはできるの?

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

英語が全く話せない方でもアジアでの海外就職をすることを希望される方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方でもアジア海外就職をすることは可能です。

例えば下記のような職種が考えられます。
①日本語を使ったコールセンター業務
②日本人専用の接客業務
③技術職で通訳をつけてくる場合(相当なスキルがあった場合)

各国の求人票を見ていると、どの国においても上記のような職種は一定数あります。

ただその場合のキャリアの選択肢は、かなり限られたものになるでしょう。また、「③技術職で通訳をつけてくる場合」を除き、待遇はあまり良くないケースも多いようです。

また、日本語のみを使った業務を行い続けることについては僕は懐疑的です。なぜなら、このような仕事の多くは、業務を続けていても英語力の向上を見込むことができないため、海外就職を今後のキャリアにつなげることができないからです。

アジア海外就職の最大の魅力は、英語を使ったマネジメントができる人材になり、その価値を高め、将来のキャリアの可能性を広げることにあります。

キャリアの可能性を狭めてしまうような選択は、控える方が良いでしょう。そのため、例えばセブ留学などをして、TOEIC500点〜550点程度の英語力を取得してから、英語もある程度使う仕事を探すのも良いかと思います。

ただ、後でご紹介するBさんのように、たとえ英語力が”ゼロ”でも、目的をはっきりさせた上でアジア海外就職をすることは良いと思います。

3.キャリアに自信がなくてもアジア海外就職はできるのか?

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

(Aさんが働くマニラのオフィス街)

それでは、これまでのキャリアに自信がなくてもアジア海外就職は可能なのでしょうか?

Aさん(26歳女性)の事例を見てみましょう。
Aさんはこれまで派遣社員として、事務職や販売の仕事を3年ほどしてきましたが、ご自身のキャリアについて自信を持つことができませんでした。しかし、日本で英語の勉強をした後、セブ留学を2ヶ月ほどしてTOEIC550点前後を取り、アジア海外就職を目指すことにしました。

そんな彼女でしたが、現在はマニラの販売商社で営業の仕事をしています。営業先は日本のクライアントになるため、そこでは日本語を使いますが、社内でのフィリピン人の同僚との会話は英語になります。業務の内、日本語と英語の割合は半々程度です。

既に就職をして1年ほどですが、かなり英語にも自信がついたとのことです。このように英語力をある程度上げることで、多少これまでのキャリアに自信がなかったとしても、アジアでキャリアをスタートさせることは十分可能です。

ただ、この場合は年齢が大きく影響してきます。25歳〜35歳であれば可能なケースが多いですが、それ以上の方ですとやはり仕事は限られてくると思います。35歳以上の方であれば、それなりの職務経験が問われることになるでしょう。

4.”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職をしたBさんの事例

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?
(Bさんが働くマニラのマカティ・シティー)

それでは、”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職を果たし、さらに今後のキャリアも掴んだBさん(当時27歳女性)の例を見てみましょう。

Bさんは短大卒業後、これまで正社員や派遣社員での職歴はなく、ショップやレストランの店員をアルバイトで仕事をしてきました。

しかし、今のまま仕事を続けていても明るい将来のキャリアを描けないということで、既にマニラに就職している友人の勧めもあり、マニラで就職をすることにしました。

マニラに就職をした時の彼女の英語レベルは、限りなく低かったとのことです。TOEICを受けたことすらありませんでした。

ただ、海外就職をする前に基本的な英文法と中学レベルの英単語だけは復習していったとのことです。

就職活動は既にマニラに就職している友人が勤めているコールセンターに就職したため、特に行わなかったとのことです。仕事は日本語で営業をする通常のコールセンター業務のため、英語を使うことはほとんどなかったそうです。業務時間は朝8時から夕方17時までで、残業等はありません。

また給料は手取りで15万円程度ですが、物価も安いですし、友人とコンドミニアムをシェアしているので、毎月5万円以上は貯金ができているとのことです。

5.マニラ就職をしたBさんのその後のキャリア

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

(マカティ・シティーの街並み)

マニラのコールセンターに就職をしたBさんですが、その後のキャリアがとても戦略的でした。当初は刺激的で楽しかった仕事と生活でしたが、日本語のみを使い、日本人としか付き合わないことに少しずつ不満を感じてきます。

「これでは、日本で仕事や生活をしているのと同じではないか。。」

そんな想いがあったのでしょう。17時の終業後、本格的に英会話を勉強するようになりました。マニラで1時間150ペソ(350円程度)で英語のチューターを雇い、ほぼ毎日2時間のレッスンと2時間の英語の自習をスタートさせます。また、積極的にフィリピン人の友人を作り、彼らと時間を過ごすようになりました。

友人とそのような生活を続けていく中で、英語には随分自信がついてきました。マニラでは、TOEICの試験を受けることができます。彼女は数回受験をして、600点程度のスコアを取るまでになりました。

同僚とは仲も良く、職場環境も良好で生活も楽しいものの、日本人と日本語のみで行う仕事については退屈になってきたそうです。そんな生活を1年半ほど続けて、彼女は転職することになります。

日系のメーカーの販売子会社での営業の仕事です。Aさんのように、クライアント先では日本語で商談や営業活動を行うものの、社内の同僚や取引先とは英語で仕事をします。そんな中、Bさんの英語でのコミュニケーション能力はさらに上がって行きました。

現在は、フィリピン人の部下を5名束ねるマネジャーの仕事をしているBさん。30歳を目の前にして、今後は今の仕事を続けるか、さらにステップアップをして、シンガポールやマレーシアでグローバルカンパニーに転職をするか迷っているそうです。

「今と日本にいた時とでは何が変わったか?」との質問に「自分の将来に自信がついた。」とのこと。

「日本にいた時と比べて、今は選択肢がたくさんあるし、自分のこれまでの努力や英語力はこれからのキャリアに活かしていけると思います。」と胸を張っていました。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

「”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?」というテーマでここまで読んでいただきましたが、私からの答えは「Yes!」です。

もちろん、年齢も関わってきますし、ただアジア就職を果たせば良いとは思いません。しかし、アジア海外就職をきっかけにして、成長したい!今後のキャリアを切り開きたいというのであれば、とても良い選択肢にはなるのではないかと思います。

もし、あなたがアジア海外就職を今後のキャリア戦略として取り得る一つの選択肢であると思われたら、是非、下記のHPをご覧になってみてください。

私たちが経営する「キャリアデザイン英会話スクールBEYOND THE BORDER」では、基礎英語からビジネス英語まで幅広く学んでいただきながら、海外キャリアコンサルタントのサポートを受けながら2ヶ月以内のアジア海外就職を目指すコースもあります。

グローバルなキャリアを志す方が集まる学校です。最高の環境で「世界を舞台に働く」というキャリアを手に入れませんか?

”英語力自信なし” ”経歴自信なし”でもアジア海外就職はできるのか!?

(HP:https://beyondtheborder.jp/

次回は、アジア海外就職をする際の方法である現地採用と、海外駐在について解説をしていきます。こちらは海外就職をする際には是非、考えておいていただきたいトピックです。是非ご期待ください。

【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表
岡本琢磨
BEYOND THE BORDER 代表 CROSS×ROAD 代表 フィリピン・セブ・キャリアデザイン英会話スクールBEYOND THE BORDER /旅人達の英会話スクールCROSS×ROAD創業者/最高経営責任者(CEO) ビヨンド・ザ・ボーダー株式会社 代表取締役 著書に『キャリア・シフト〜人生戦略としてのアジア就職〜』(経済界)がある。 公認会計士、事業再生コンサルタントとして日本で6年間コンサルティングファームに勤務後、夫婦で1年間の世界一周の旅に出る。旅後、旅人たちの英会話スクールCROSS×ROAD及びキャリアデザイン英会話スクールBEYOND THE BORDERをフィリピン・セブに設立し独立起業。アジア主要都市を回り、現地主要日系人材紹介会社30社以上に取材を実施し、書籍、HPなどで情報発信を続けている。 ・キャリアデザイン英会話スクールBEYOND THE BORDER →https://beyondtheborder.jp/ ・旅人達の英会話スクールCROSS×ROAD →http://crossxroad.com/ ・著書『キャリア・シフト〜人生戦略としてのアジア就職〜』(経済界) →https://goo.gl/TaLBm0

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