VR

VR英会話の未来はすぐそこに

このところ、目覚ましい勢いで市場を広げ続けている「VR」を知っていますか?

「VR」とは「Virtual Reality(バーチャルリアリティー = 仮想現実)」の頭文字を取ったものです。主にコンピュータや電子技術を用いることで、あたかも仮想的環境の中に実際に入り込んでいるように感じさせる技術のことを指しています。

具体的には、巨大なゴーグルのような形をしたヘッドマウントディスプレイを装着することで、360度に広がる映像のなかに身を置くことができ、ユーザーが見たい方向の映像を、自由に覗くことができるシステムのことです。

VR元年と呼ばれた2016年からおよそ2年が過ぎ、VRを使ったコンテンツは様々な業界で実用化され、人気を集めています。VR関連で生み出される市場規模は、世界で8兆円を超えたとも言われています。

米マサチューセッツ州フレーミングハムに拠点を置く、市場調査企業の大手International Data Corporation(IDC)の報告によると、世界のVR関連支出は2021年まで、毎年倍増していくと予測されているほどです。

https://techcrunch.com/2017/01/11/the-reality-of-vrar-growth/

VRと聞くとゲームばかりがイメージされがちですが、もはやVRはゲーム業界のような小さな市場を飛び越え、様々な市場で大きなムーブメントを築きつつあります。

IDCの計算によれば、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)関連の総支出は2021年には2150億ドルに増加し、年平均成長率は113.2%になると予測されています。そのことからも、VRの市場規模がいかに巨大なものかがわかります。

ARとは

ARとは「Augmented Reality (仮想現実)」の略です。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を仮想的に拡張する技術のことです。

なかでも、VRによる投資や開発が集中的に進むと見られているのは、教育業界です。IDCでリサーチディレクターを務めるMarcus Torchia氏も、「教育などのセグメントが、こうしたテクノロジ(VRとAR)による革新的な機能を活用するようになるだろう」と述べています。

教育のなかには、もちろん英語教育も含まれています。実際のところ日本でも、VRを英会話の学習に取り入れる動きが加速しています。

そこで今回は、「果たしてVRを使うことで本当に英語が話せるようになるのだろうか?」といった疑問についての答えを探ってみましょう。

近い将来、オンライン英会話にもVRが取り入れられるかもしれません!オンライン英会話がVRに対応することで、なにが変わるのでしょうか?

1.そもそも「VR」ってなに?

VR

1-1.仮想現実がもたらした衝撃

あなたはVRを経験したことがありますか?

ものすごい勢いで市場を拡大しているVRですが、実際に体験した人はごく少数に限られています。ほとんどの人は、VRをまだ体験していません。私自身も最近やっと体験してその凄さを知りました。

VRがどんな世界を切り開いたのかを知るには、実際に試してみるのが一番です。どんな言葉を費やしたところで、実体験には到底かないません。

ぜひアマゾンでVRゴーグルを2000円〜3000円で購入し、
https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/electronics/4693249051

こうったアプリで試してみるのが良いと思います。
https://app-liv.jp/hobbies/it/3209?q=VR&sort=app_ape

もしくは新宿の歌舞伎町にVR ZONEというバンダイが作ったアミューズメント施設があります。
https://vrzone-pic.com/
お近くにお住まいの方はぜひ、ここに足を運んでみてください!

VRをあえて言葉にするなら、「上下左右に渡って360度の大パノラマ画面に囲まれた世界」と表現することができます。

でも実は「360度の画面が広がる」といった表現は、VRの本質とはかけ離れています。なぜなら、ゴーグルをかけてVRの世界に足を踏み入れた途端に、画面という感覚が吹っ飛ぶからです。

テレビやパソコンのモニターに映っている世界は、あくまで画面の中に限定されており、現実とははっきりと切り離されています。これが画面だという意識が残っている限り、画面の中の世界と現実とがリンクすることは絶対にありません。

ところが、ゴーグルの先に広がる仮想空間には、もはやそれが画面の中の世界であるという観念さえ消えてしまいます。もちろん私たちの理性は、それが現実とは異なる仮想空間であることを訴えかけてきます。

しかし、理性とは裏腹に私たちの感覚は、それが現実の世界であると錯覚します。それは、夢を見ているときとよく似た感覚です。

プレイステーション専用のVR端末PSVRのキャッチフレーズは「全ての夢が『現実』になる」ですが、夢とVRを絡めることでVRの本質を適確に表しています。

夢を見ているとき、私たちはそれを客観的に眺めているわけではありません。現実に目に映る光景と同じ感覚で夢を見ています。だからこそ、夢を見ている最中は、それが夢であると気づくことはほとんどありません。

VRの世界も、夢の中の世界と驚くほど似ています。VRの世界は人工的に作り込まれた仮想世界に過ぎませんが、現実に目にする光景となんら変わらない感覚で体験できるため、夢を現実と錯覚するように、私たちの脳は仮想世界が現実であると錯覚します。

VRで海中に潜った際に巨大なサメに襲いかかられたときの恐怖感、VRホラーゲームを通して目にするゾンビや幽霊の身の毛もよだつ恐ろしさ、VRでジャットコースターに乗ったときのスリル感、それらの感覚は現実とさほど変わりありません。

ことに、完成度の高いホラーゲームをVRでプレイしてみれば、そのあまりのリアルさに言葉を失います。確実にトラウマを抱えるのではと思えるほどのレベルです。

VRがもたらすものは、まさに主観的な体験そのものなのです。

1-2.VRがもたらす未来社会

VR

VRといえば、仮想世界の彼女とコミュニケーションをとれるゲームなど、エンターテイメントの分野ばかりが話題になりがちですが、VRがもたらすリアルな体験を活かす試みは、さまざまな分野のビジネスで始まっています。

たとえば、マンションなどの不動産のなかをVRでのぞいたり、ホテルでの結婚式の様子をVRで体験したり、新車の内装などを実際に乗車するかのように覗き見たり等々、すでに実用化されているサービスも多々あります。

近い将来にはクルマやバイクの運転や飛行機の操縦の練習にもVRが使われる予定です。本格的な自動車教習のシミュレーターがVRで実現すれば、教習所に行かなくても自宅でリアルな練習を積むことで免許が取れるようになるかもしれません。

VRを使ったニュース報道も人気を集めています。米The New York Times紙は、360度のビデオ配信「NYT VR」をスタートさせ、現地の雰囲気を臨場感とともに伝えています。


NYT VRのコンテンツのひとつ「The Displaced」は、紛争地域に暮らす難民の子供たちを追いかけたVRドキュメンタリー映像として、これまでのどの報道よりもリアルに子供たちの現状を伝えることに成功しています。そこにあるのは視聴ではなく体験です。

「The Displaced」は、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルでグランプリを獲得し、世界的にも高く評価されました。

日本では朝日新聞が「NewsVR」で、ニュースの現場をVRで伝えるサービスを始めています。
http://www.asahi.com/shimbun/medialab/newsvr/
そのキャッチコピーは「『見る』報道から『体験する』報道へ」です。たとえば、被災地からのリポートがあれば、その場にいるかのように被災地の今を疑似体験できます。

VRであれば、どこでも自由に瞬時に行けます。火星にも月にも降り立つことができます。海中深く潜ることもできれば、大空高く飛ぶこともできます。自宅で寝転びながら、世界中をバーチャルに旅することもできます。

将来的には映画もVRに対応するといわれています。スティーブン・スピルバーグ監督が関わるVRコンテンツ制作会社が今、世界中から注目されています。

英会話を学ぶ上でもVRは極めて相性がよいといわれています。
リアルな体験を得意とするVRは、近い将来にオンライン英会話に取り入れられる可能性が高そうです。

あたかも目の前にフィリピン人の先生がいるかのような感覚で、オンライン英会話のレッスンを受けられれば、今よりもっとモチベーションは上がるでしょうし、英語力も上がることでしょう。

ちょっと前まではSF映画のなかでしか想定できなかった未来が、VRの登場により次々に現実になり始めています。

1-3.VRを活用して英語を学ぼう

民宿

英会話の学習にVRを活用する動きが高まっています。英語を流暢に喋るためには、対面による英語を使ったコミュニケーションを繰り返すことが大切です。

しかし、対面となると、時間も場所も限られてしまいます。たまたま自分の空いた時間に英会話の練習ができる相手を見つけるのは、至難の業です。

ところが、VRを活用すれば、そんな悩みは吹き飛びます。本物の対面ではないものの、VRを利用することで脳がリアルに感じるため、対面と極めて近い環境で英語を使った反復練習が可能になります。

英会話のイーオンをはじめ、VR英会話の教材はいくつか実用化されています。今後もVR英会話の新たな教材は続々と発売が予定されており、市場を賑わすことになりそうです。

しかし、VRを活用して英会話を学ぶ方法は、VR英会話教材を使うだけに限られません。VR専用のSNSに参加することで、世界中の人たちと英語でコミュニケーションを図ることもできます。

英語の壁があるため日本ではそれほどでもありませんが、世界的にはVR専用のSNSの利用者が増えています。SNSではアバターを用いることで仮想世界の住人となり、さまざまな人たちと出会ってはコミュニケーションを交わせます。

互いにアバターを通すものの、アバターの向こうにいるのは生身の人間なのですから、英語を使ったコミュニケーションを対面で行っていることと本質的な違いはありません。上手に活用できればVR専用のSNSは、理想的な英会話練習の場になることでしょう。

VRを用いることで多様な英語学習ができるようになりました。具体的な教材やSNSについては、後ほど紹介します。

2.VRで学ぶ英会話のここがスゴい!

VR
では、VRで英会話を学ぶことのメリットとはなんでしょうか?これまでの学習法とは何が違うのかを探ってみましょう。

2-1.没入感がすごい

VRで学ぶ英会話の一番の特徴は、没入感が半端でないことです。

英会話を独学で学ぼうと思ったなら、CDなどの音声教材やDVDによるビデオ教材を活用することが一般的です。しかし、音声やビデオ教材では、なかなか集中して学ぶことができなかったという経験をもつ方は多いことでしょう。

ところが、VRを活用すれば集中力は一気に高まります。VRであれば、その場に没入する感覚を自然に得られるからです。

たとえばVR英会話教材では、現実となんら変わりないリアルな街角で外国人が英語で話しかけてきます。事前に学習したセンテンスを使って正しい返事を返せるかどうかで、外国人の反応が変わってきます。

音声やビデオ教材では単なる視聴に過ぎなかったものが、VRでは体験に置き換わります。第三者として客観的に眺めるのではなく、あたかも自らが体験したことのように記憶に刻まれるのです。

その没入感のすごさは、VRでなければけして体験できないものです。脳がリアルと錯覚するからこそ、なんとか賢明に英語をひねり出そうと脳が活性化します。こうした体験を重ねることで、英語脳への切り替えが促されるのです。

2-2.ぶっつけ本番前の練習に使える

インプットだけをどれだけ熱心に行っても、英語をしゃべれるようにはなりません。

文法や単語の知識は大切ですが、それだけでは英会話をレスポンスよくこなす力がつかないことは、学校で6年以上英語を学んでいるのに、日本人のほとんどが英語を話せないことで証明されています。

インプットだけでは不十分なことは、スポーツに置き換えてみると簡単にわかります。

たとえば、泳ぎ方を本で読んだり動画で見れば、頭では容易に理解できます。だからといって、そのまま足のつかないプールにいきなり放り込まれたなら、確実におぼれるはずです。なぜなら練習を一切していないからです。

頭でどれだけ深く理解していようとも、身体が実際にイメージした通りに動いてくれるわけではありません。練習を重ねることで身体が泳ぎ方を覚えるレベルまで達して、はじめて泳ぎ方をマスターできます。

英語も同じことです。単語や文法の知識をいくら学んでも、いきなり外国人と面と向かって喋れと言われたなら無理に決まっています。英語を喋るためには、練習が必要です。英語で言う練習とは、アウトプットを実際に繰り返すことに他なりません。

ひとつのセンテンスをマスターするためには、そのセンテンスを使って何度もアウトプットを繰り返す必要があります。

VRであればで同じ練習を何度でも繰り返すことができます。ゴーグルを装着すれば、外国人が目の前に現れます。同じセンテンスを何度繰り返しても、相手は嫌な顔ひとつ浮かべることなく、あなたの声に熱心に耳を傾けてくれます。

VRを活用することで、自信をつけてから本番に臨めば、確実に英会話力が上がっていることを実感できることでしょう。

2-3.ゲーム感覚で楽しめる

ゲームに夢中になったことは誰にでもあるはずです。ゲームをプレイしている時間は楽しく、あっという間に過ぎていきます。少なくともゲームを義務感から嫌々プレイするなんてことはありませんよね?

でも、勉強となると話は別で、辛いのを我慢して歯を食いしばって机に向かうイメージがありませんか?ことに日本人は生真面目なためか、勉強は苦しいもの、努力しなければいけないものと捉えがちです。

ところが、そんな常識をあっさりと破ってくれるのがVRです。もともとゲームから開発が始まったVRは、はじめからゲーム性を備えています。

ゲームと言っても「複雑な操作ができなければ楽しめない」なんてことはありません。操作などしなくても、VRの世界をただキョロキョロと眺めているだけで、十分に楽しい体験を積めることがVRの魅力です。

VRを用いるだけで、辛いはずの学習時間が楽しい遊びの時間へと一瞬にして様変わりします。楽しければ、モチベーションも自然に上がります。

楽しみながら学ぶ夢を、VRがかなえてくれます。

3.VRで学ぶ英会話のここが問題!

チェック

VRで英会話を学ぶことのメリットについて紹介しましたが、もちろん良いことばかりではありません。デメリットも当然あります。VRで英会話を学ぶ上での問題点についてあげてみましょう。

3-1.画質がいまいち

現在のVRテクノロジーの弱点は、期待するほど画質が良くないことです。4Kが主流になりつつある現在、4Kモニターに慣れているとVRの画質にがっかりするかもしれません。

たとえばプレイステーションのVR端末機であるPSVRのディスプレイの解像度は、両目で1920×1080程度です。実際に見えている片目ごとの解像度は960×1080に留まっています。

通常はそれだけの解像度があれば、さほど画像の粗さは気にならないものですが、なにせVRは視界いっぱいに広がるため、映像がかなり引き延ばされます。そうなるとドット感は嫌でも強調されてしまいます。

普通にパソコンのモニターを覗くようなキレイな画質をVRで実現するためには、8Kのディスプレイが必要になるといわれています。8Kのディスプレイが一般家庭で使われるようになるのは、まだ何年も先のことでしょう。

VRの画質については人によって、まだしばらくはイマイチ感が残るかもしれません。

3-2.機器の価格が高い

このあと詳しく紹介しますが、VRを楽しむためにはパソコンやプレイステーションにVR端末を接続する本格的な方法と、手持ちのスマホにゴーグルを組み合わせる簡易的な方法があります。

問題は、本格的にVRを楽しむために必要なVR端末機器の価格が高いことです。たとえば、プレイステーション専用のPSVRのセットは5万弱ですから、プレイステーション本体よりも高価です。パソコン向けのVR端末機器も5~10万円前後のため、手軽に手が出せる金額ではありません。

対して手持ちのスマホを活用してゴーグルを購入するだけであれば、千円前後の投資で済みます。価格に大きな差があるため、現在VRを楽しんでいる人の大半はスマホをプラットフォームにしています。

ただし、スマホを活用したVRの簡易版は、パソコンやプレイステーションなどの本格的なVRに比べると性能面で大きく劣ります。本格的に造り込まれたVRコンテンツを楽しむには力不足です。

また、私はiPhoneXを使ってVRを試すのですが、現時点で最高スペックに近いこのスマホでも、アプリや動画によってはものすごい熱量を発するのか、1分〜2分で「このまま続けて大丈夫かなぁ・・・」と思うぐらい、熱くなります。

スマホをサウナに持ち込んだ時と同じぐらい熱くなりました(笑)。

今後、VRを使った英会話教材としてどの程度のスペックを必要とするものが登場するのかはわかりませんが、スマホでは対応できない可能性もあります。

価格と性能が足かせとなるため、本格的なVR環境を整える敷居は高そうです。

3-3.VR酔いと強い疲労感

VRには実は、VRの宿命ともいえる欠点があります。それは酔いやすく、とても疲れやすいことです。

VRの本質は脳を錯覚させることで、仮想世界を現実と思い込ませることにあります。そのため、視覚を通して脳には多大な負担がかかります。

これまでどんなゲームをプレイしても酔ったことがない人でも、VR酔いを経験する人は数多くいます。

VR酔いとはなんのことかわからない場合は、VRのジェットコースターを体験してみるとよいでしょう。実際にジェットコースターに乗った後は、地面に足がついていてもフワリと浮かんでいるような違和感を覚えるものです。

VRジェットコースターを試してみれば、ゴーグルを外した後、本物のジェットコースターに乗り終えた直後とまったく同じような感覚を得られます。身体への疲労感もずっしりと感じられることでしょう。特に目に悪そうですね。。。

ジェットコースターのような激しい動きでなくても、VR自体が酔いやすく、疲れやすい性質を帯びています。VRで英会話を学んだ後も、そうした感覚は残るかもしれません。

3-4.コンテンツ不足

まだVRは誕生して間もないため、ハードは次第に浸透しているものの、コンテンツは圧倒的に不足しています。

英会話を学ぶためのVRも同様です。現在もVR英会話の教材は複数販売されていますが、まだ決定版と呼べるほど完成度の高いものは見当たりません。

VR機器の性能を超える、VR英会話コンテンツの登場が待たれます。

4.VRを使った英会話の学び方

では次に、VRを使った具体的な英会話教材とVR専用SNSについて紹介しましょう。

4-1.VR英会話の教材

イーオンのVR英会話学習アプリ

VR
https://japan.cnet.com/article/35104368/

英会話教室を運営するイーオンから、VRを活用して英会話を学べるスマートフォンアプリ「英語でおもてなしガイド」がリリースされています。

イーオンの対面講座「英語ボランティアガイド 初級コース」をベースに、日常会話で使用する単語やセンテンスを学習する「事前学習パート」と、習得した知識を使って会話する「会話学習パート」の二つに分かれています。

ゴーグルをつけてVRボタンを押すと目の前に外国人が現れ、自分が観光客となって質問したり、ガイド役となって外国人からの質問に応える役割を与えられます。

受け答え方によって相手の反応が異なるため、バーチャルとわかっていてもついつい真剣に言葉を探してしまいます。適確に応えられたかどうかで、その後のストーリー展開も変わってきます。マルチストーリーを採用することで、あたかもゲームを楽しむかのように英会話を学べる構成になっています。

会話が終わると、発音のスピードや正確さなどを評価して表示してくれます。ユニークなところは、会話中の視線の動きまでも分析してくれることです。

「ずっとよそ見をしていましたね。次はできるだけ視線を合わせて話せるようにしましょう」などと、アドバイスしてくれます。視線の動きを追えるのは、VRならではの特徴です。

「英語でおもてなしガイド」を遊び感覚でプレイすることで、人の目を見て話す癖も自然に身につくかもしれません。

イーオンは2018年1月22日を目処に、KDDIに買収されることが正式に発表されています。通信キャリア大手のKDDIが英会話事業に参入することで、VRを活用した英会話教材はますます充実することが期待されています。

イーオン初となる本格的VR英会話学習アプリが誕生!

VRで体感!売場のやさしい英会話

VR
https://www.eiken.or.jp/learning/personal/topics/selling_area_vr/

日本英語検定協会と産業能率大学は、VR英会話教材「売場のやさしい英会話」を使った通信講座を開講しています。

タイトルからもわかるように「売場のやさしい英会話」は、売り場に外国人の客が訪れた際の、受け答えに絞った英会話を学ぶためのVR教材です。

VRを通して“これだけ覚えておけばOK”というフレーズを何度も繰り返し練習することで、外国人客に対して適切で礼儀正しい応対ができることを目指します。

補助としてオンライン英会話がついているコースも用意されています。

VRで体感!売場のやさしい英会話

今のところ確認できるVR英会話教材のなかから、主な教材を紹介しました。今後も新たなVR英会話教材が市場を賑わせることでしょう。

4-2.VR専用SNS

VRを上手に活用できれば、さまざまな国の人たちと英語でリアルタイムにコミュニケーションを楽しむこともできます。

ことに英会話の練習に最適なのが、VR専用のSNSを活用する方法です。日本人の利用率はまだ低いため、今ならログインすれば誰でもすぐに英語を使ったコミュニケーションが成立しやすい状況です。

オススメのVR専用SNSをピックアップして紹介しましょう。

Altspace

Altspaceは、仮想空間でチャットを楽しむためのソーシャルVRアプリです。参加するためには、まずはアバターの登録が必要です。男性でも女性でも好きなアバターを作ることができ、顔から体型、容姿も自由に組み合わせて設定できます。

女性に人気の「アメーバ・ピグ」をプレイしたことがあれば、イメージしやすいでしょう。ピグをもっと実写に近づけた感覚です。

Altspaceの仮想世界を、このアバターを使って冒険することになります。基本的には宇宙船内の探索が中心ですが、観測ポイントに行けば宇宙全体を眺め渡すことができます。

無限に広がる宇宙空間の美しさは、VRならではのリアルな情景です。本当に宇宙ステーションにいるかのような気分に浸ることができるため、会話なしでも癒やしを得られることでしょう。

仮想世界内では多くのアバターと出会います。世界中の人々が参加してプレイしているため、使われている言語もさまざまです。スペイン語やフランス語らしき会話が聞こえてくることもあれば、わけのわからない言葉でいきなり話しかけられることもあります。

それでも、もっとも多く話されている言語が英語であることは間違いありません。出会ったアバターを相手に、自由に英語で話すことができます。しかも何時間話していても無料なのですから、ありがたいことです。

気の合ったアバターがいればフレンド登録もでき、個別にメッセージを送ることもできます。

Altspaceは、ソーシャルVRサービスの先駆けとして注目されていましたが、2017年には資金難から閉鎖を発表しました。しかし、同サービスの閉鎖を惜しむ数々のツイートや動画が投稿されたことから、わずか1ヶ月で復活し、今も人気を博しています。

Altspace

vTime

イギリスのイノベーションスタジオStarshipが開発したVRソーシャルネットワーク・アプリが「vTime」です。Altspace同様にアバターを作り、仮想空間のなかで他のアバターとリアルタイムに会話を楽しめます。

グループチャットに対応しているため、複数のアバターと同時にコミュニケーションできることがvTimeの特徴です。

アバターのカスタマイズはAltspaceより優れ、ゲームの「SIMS」に似た感覚で作り込むことができます。アバターは複数作れるため、気分に合わせて変える楽しみもあります。

話すステージがいくつも用意されていることも、vTimeのゲーム性を高めています。景色の作り込みも素晴らしく、360度どこを向いても丁寧に作り込まれた美しい景色を楽しめます。リアルの世界と同様に景色が動くため、キョロキョロしているだけでも十分楽しめます。

見知らぬ人といっしょに写真を見たり、動画を鑑賞することもできます。自分のスマホにある写真や動画を仮想世界のスクリーンに映し、それを見ながら英語で会話をすれば楽しさも倍増です。

遊び感覚でOKですから、英語でどんどん話しかけてみましょう。

vTime

Oculus Social

Oculus社の提供するソーシャルVRサービスが「Oculus Social」です。Oculus社の「Gear VR」のユーザーだけが利用できます。

YouTubeなどの動画を見ながらおしゃべりができるアプリです。

Oculus社を買収したFacebookでは、ソーシャルVRアプリ「Facebook Spaces」を別にリリースしています。まだ始まって間もないサービスですが、Facebookと連携していることが最大の強みです。

FacebookとVRが合体することで、巨大なソーシャルVRが誕生するかもしれません。今後の発展が大いに期待できます。

▶︎Oculus Social

5.VRの始め方

まだVRを経験したことがない方のために、VRの具体的な始め方について紹介しましょう。VRを始めるためには何をプラットフォームにするかを、まず決める必要があります。

VRの主なプラットフォームは、プレイステーション・PC・スマホの3つです。それぞれのプラットフォームでVRを始めるために必要なVR端末を中心に紹介します。

5-1.PlayStation VR

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2016年を「VR元年」と呼ぶようになったのは、ソニーから「PlayStation VR」(通称PSVR)が発売された影響が大きいといわれています。

PSVRは、世界中で人気の家庭用ゲーム機「PlayStation4」でVRを楽しむためのVR端末機器のセットです。

もし、あなたがすでにPlayStation4を持っているのであれば、PSVRを購入するだけで本格的なVR環境を手に入れることができます。ただし、PSVRの実売価格は5万弱はするため、けして安い買い物ではありません。

PlayStationをベースにしているため、PCを利用するVRと比べると扱いやすく、複雑な設定なしで誰でもすぐに本格的なVRを始められます。

5-2.パソコンでVR

VR
https://www.vrnerds.de/oculus-rift-dauerhafte-preissenkung-auf-399-us-dollar/

PCでVRを始めるためには、PC用のVR端末が必要です。PSVRと同じく、ヘッドセット型のVR端末が販売されています。

PC用VR端末の主なメーカーは2社あります。Oculus(オキュラス)とHTCです。

Oculusは、2014年にFacebookに20億ドル(約2200億円)で買収されたことでも話題になりました。大手企業がVRの開発に興味を示していることがわかります。

PC用VR端末「Oculus Rift」の実売価格は7万円弱、HTC「VIVE」の実売価格は8万円強です。「Oculus Rift」は公式通販でよくセールが行われています。セール中であれば5万円ほどで購入できるようです。あるいは北米Amazonから個人輸入するほうが、安いかもしれません。

OculusでもHTCでも、問題はハイスペックなPCでなければ利用できないことです。CPUにしてもビデオカードにしてもハイスペックが求められるため、ゲーム用PCを持っていないと厳しいかもしれません。メモリは最低でも16GBは必要です。

一般ユーザーでは、PCでVRを始めるハードルが高そうです。

5-3.スマホだけで簡単にVR

VR
https://www.wareable.com/vr/the-best-360-degree-vr-videos-on-youtube

費用をかけずにVRを体験するには、手持ちのスマホをプラットフォームにする方法がオススメです。スマホとアプリとゴーグルがあれば、手軽にVRを始められます。

スマホさえあればアプリはほとんどが無料で提供されているため、実際にかかる費用はゴーグルのみです。スマホ用のゴーグルは各社から販売されています。なかには段ボールで作られた製品もあり、安いものは千円もあれば手に入れられます。

スマホをゴーグルの中に差し込み、専用のアプリを用いることで簡易型のVRをすぐに始めることができます。

ただし、スマホ自体のスペックが低いため、VRコンテンツのすべてに対応しているわけではありません。スマホによる簡易型VRでは利用できないコンテンツもあることには、注意が必要です。

また、スマホのスペックによる制限も受けます。スマホに対応しているVRコンテンツであっても、スマホの機種によっては動作が保証されていない場合があります。

iPhoneであれば6以降だと、たいていのVRは問題なく楽しめます。Androidの場合はメーカーごとに対応状況が異なります。一般的に、格安SIM各社で提供されている格安スマホには対応していないコンテンツが多いようです。

制約はあるものの、VRを手軽に体験するにはスマホを利用するとよいでしょう。

5-4.スタンドアローンでVR

これまではスマホやPCなどのプラットフォームを必要としたVRですが、2018年にはプラットフォームを必要とせず、単体でVRが楽しめるスタンドアローン型が市場に登場する予定です。

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、同社傘下のオキュラスがVRヘッドセット「Oculus Go」を発売すると発表したからです。

Oculus Goは、解像度2560×1440のスクリーンを搭載しているため、単体でVRを楽しむことができます。オーディオ機能も内蔵しており、ヘッドホンなしでも利用できます。

Oculus Goがまもなく発売されるというニュースにVR業界には激震が走りました。衝撃を与えたのは、なんといってもその価格です。199ドルという低料金に設定されているため、VRは一気に普及するかもしれません。

Oculus Goを皮切りに、今後はスタンドアローン型のVRが主流になってくる可能性があります。

6.バーチャルは現実に勝てるのか?

VR
http://www.samsung.com/za/wearables/gear-vr-r322/

6-1.よりリアルさを増す仮想空間

VRの出現は各界に衝撃を与えましたが、最近では視覚ばかりでなく触覚の疑似体験ができるインターフェース技術の開発が進められています。

たとえば、仮想世界で目の前にいる外国人と握手を交わせば、ほんとに握手したような感覚が脳に伝えられる仕組みです。将来的にはハグし合えば、ほんとうに相手の体温が感じられるようになることでしょう。

視覚・聴覚・触覚がバーチャルで体感できるとなると、今よりもさらに仮想空間はリアルさを増します。そうなると、もはや映画「マトリックス」のような世界が本当になるかもしれません。バーチャルとリアルの境は、どんどんあやふやになっていくことでしょう。

VRについては、過去に登場した3Dテレビのように事業として失敗する可能性も危ぶまれていますが、現に世界的にVRを取り入れた技術は開発されており、もはや留まることはない勢いです。

仮想空間を限りなくリアルに近づけるための技術開発は今後も続けられるでしょうし、よりリアルな仮想空間を体験するためのコンテンツも増え続けるに違いありません。

VRを使った本格的な英会話教材も、近い将来に流行るかもしれません。

6-2.疑似体験と現実体験

ここまでVRの魅力について紹介してきました。リアルと見紛うような仮想世界は、従来までSF映画の世界でしか見られなかったものですが、VRの技術開発が進んだことで、すでに私たちの日常生活のなかに溶け込みつつあります。

英会話を学ぶ際にVRが手放せなくなる近未来は、もうすぐそこまで迫っています。

たしかにVRを活用した英会話学習には、これまでにはない特徴があります。脳が本物と錯覚するような仮想世界でゲーム感覚で楽しく英会話に親しむことで、英語力は自然に鍛えられていくことでしょう。

しかし、どれだけVRの技術が進歩しようとも、忘れてはいけないことがあります。

それは、疑似体験はけして現実とはリンクしないという事実です。

現実の体験にできるだけ近付くように今後も技術開発は進められるでしょうが、バーチャルが現実を超えることはありません。

本物が体験できないからこそ、簡単に手を出せる疑似体験へと流れていくのが一般的です。海外留学になかなか行けない人のために、英語圏からのホームステイを受け入れたり、民泊のホストを務めたり、国内留学で済ませたりする方法を、これまで記事として紹介してきました。

これらは、海外留学の代わりとなる疑似体験に過ぎません。その本質は、VRを使った英会話学習となにも変わりません。

ですが、疑似体験はけして本物の体験には及びません。海外留学の疑似体験を追い求めるのは、海外留学こそが英会話をマスターするための一番の近道であることを、多くの人が知っているからこそです。

短期間で本当に英語を話せるようになりたいのであれば、やはり海外留学を私はおすすめしたいですね。

これから多くの方がVRで英会話を体験し、英会話をする楽しさを知ったら、次はそのVRよりも遥かに楽しい世界が広がっている海外留学に目を向けてほしいなと願っています!

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斉藤 淳
俺のセブ島留学の管理人 2012年に初めてセブ島に留学。以降、今までに複数の語学学校に留学&訪問。フィリピン留学を通じて「英語が伝わる楽しさ」をより多くの方に体験してもらいたいと思い、このサイトを立ち上げました。
英語留学前の方はもちろんの事、留学中の方、留学後の方にも役に立てる情報の提供を目指しています。

株式会社レミニス 代表
セブ日本人会 理事
フィリピン英語留学協会 会長

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