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前回は、eスポーツのプロという、日本ではまだほとんどの人が知らない世界についての現状を紹介しました。今回は、eスポーツのプロゲーマーになるための手順や方法について紹介しましょう。

2.eスポーツのプロになるための方法

ホームステイ

では次に、主に海外にてeスポーツのプロとして活動するための具体的な方法について紹介しましょう。

2-1.目指すはスポンサー契約!

野球やサッカーであれば世界各国にプロリーグが存在するだけに、なにをもってプロとするかは考えるまでもありません。ところが、eスポーツの場合は、プロの定義があいまいです。プロゲーマーと勝手に自称しても、特にどこからも怒られるわけでもありません。

ですが、基本的にはどこかの企業から、eスポーツのプロ選手としてスポンサー契約を結べた時点で、はじめて周囲からプロと認められるのが一般的です。

eスポーツのプロを目指すからには、当面の目標を企業とのスポンサー契約に置くことになります。

現在のところ、eスポーツの主流となっている競技は団体戦です。プロチームごとの戦いが中心になっています。そのため、スポンサー契約のほとんどはチームごとに行われます。どこかのプロチームに加わることができれば、その時点でスポンサー契約を結んだことになるのです。

ただし、格闘ゲームのように、個人ごとにスポンサー契約が結ばれることもあります。eスポーツのプロ選手といっても、複数の競技に幅広く対応する必要はありません。自分の得意とするゲームに合わせて、プロチームに入るのか、それとも個人で戦っていくのかを決めることになります。

企業とスポンサー契約を結ぶことで、プロとして活動しやすくなります。定期的に契約料が支給されることで、生活は安定します。大会の出場費用や交通費・宿泊費なども保障されるため、世界中のメジャーな大会を転戦できるようになります。

eスポーツのスポンサーは、IT系の企業が多いため資金にゆとりのある企業が多く、他のスポーツのスポンサーに比べると恵まれています。

IT系企業だけに、スキルを磨くのに必要な最新のゲーミング専用パソコンや周辺機器などが無償で提供されることも、よく聞く話です。

eスポーツ

もっとも「ときど選手」の書籍を読む限り、知名度がない時代はほぼ全て自腹だったようですので、ケースバイケースかもしれません。
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では、企業とスポンサー契約を結ぶためには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

2-2.まずはゲームのスキルを磨こう

eスポーツ

当たり前ながら、企業がスポンサー契約を結びたいと思うのは、大会で目立った実績を残せるゲーマーです。大会に出ても負けてばかりいるゲーマーには、なんの魅力もありません。

どんなスポーツであれ、企業がスポンサーとして付くのは実力がある選手に限られます。まずは、企業の目にとまるほどの実力を身につけることが、なによりも大切です。

eスポーツの大会で取り上げられるゲームに絞り、スキルを徹底的に磨きましょう。

スキルを磨くためには、ゲームの練習に時間をかけるよりありません。いったいどのくらいの時間を費やせばプロとしてやっていけるほどの実力が養えるのか、誰しも知りたいことでしょう。

その際、ひとつの基準となるのが「1万時間の法則」です。売れっ子ノンフィクション・ライターのマルコム・グラッドウェル氏は、その著書において「1万時間練習すれば、どんな分野でもプロフェショナルになれる」という理論を唱えました。

多くのアスリートや芸術家へのインタビューを通して唱えられた「1万時間の法則」は、瞬く間に世界中に広がりました。

つまり、あなたが対象とするジャンルのゲームを1万時間やり込めたならば、プロの領域に達するということです。ただし、グラッドウェル氏はなにも考えずにただ練習しているだけでは駄目だと言っています。

自分の弱点を分析し、それを補強するための練習を1万時間繰り返すことが大切だと述べています。

毎日10時間集中して、3650時間。石の上にも3年という諺(ことわざ)がありますが、ひとつのゲームに分析と方向性を伴った1万時間を割くことで、プロへの道が開けると考えて良いでしょう。

プロになるためには、長時間の練習を苦にしない精神的な強さも求められます。

挫けそうになったらどうしたらよいか?梅原選手のこの動画を御覧ください!

梅原氏「ゲームに飽きたって言うんですけど、これは違うんですよ。ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」「やってることが一緒だからゲームがつまらないってことにしてるんだけど、問題なのは成長していない自分のほう」

2-3.専門学校で学ぶ手もある

プロとして、自立できるだけのスキルを身につけるために独力でがんばることも大切ですが、手っ取り早く世界レベルに達したい場合は、eスポーツ専門学校で学ぶという選択肢もあります。

日本でも2016年から、エンターテインメント業界に優秀な人材を送り込んでいることで定評のある東京アニメ・声優専門学校が「eSportsコース」を設け、プロゲーマーになるための知識とスキルを教え込んでいます。

「1秒間に5回以上右クリックできるようになる方法」や「きっちり視点を180度回転させるためのマウス操作」など、独学ではなかなか身につかないスキル(?)を授業を通して学ぶことができます。目指せ高橋名人!!

プロになるためのすべてを体系立てて学べるため、真剣にプロを目指すのであれば入学を考えてみても良いでしょう。

他にも調べた所、大阪デザイン&IT専門学校と北海道ハイテクノロジー専門学校にも、eスポーツのプロフェッショナルを目指すコースが設けられています。今後eスポーツの拡大にともなって、こういった学校は増えてきそうですね。

東京アニメ・声優専門学校
大阪デザイン&IT専門学校
北海道ハイテクノロジー専門学校

2-4.メンバーを集めてチームを作ろう

実力が備わってきたなら、いよいよ大会への出場を目指します。先にも紹介した通り、格闘ゲームは別として現在のeスポーツは、そのほとんどの競技が団体戦で行われます。あなたが団体戦に参加するためには、必ずどこかのチームに所属しなければいけません。

実績のあるどこかのチームに加わることができればよいのですが、まだ無名のあなたを誘ってくれるチームなど、どこを探してもありません。ということは、自分でチームを作って参加するよりありません。

メンバーの質を見極めながら、学校や職場のゲーム仲間を誘うとよいでしょう。上手なプレーヤーを揃えることができれば、好成績を残せるかもしれません。

あるいは、オンラインゲームを通して自然にクラン(オンライン上のチームのこと)が結成され、そのまま大会に臨むこともよくあることです。

他のスポーツ同様に、団体戦ではメンバーの意思の疎通やチームワークが重要になってきます。地道な日頃の練習の成果が成績となって反映されることは、言うまでもありません。

2-5.大会で好成績を残そう

これまでの努力を試す場所が、eスポーツの大会です。eスポーツのプロになるための道は、大会で好成績を収める以外にありません。それは、他のスポーツのアスリートにしても同じことです。

どれだけ血のにじむような努力を続けてきたとしても、大会で勝ち上がることができなければ無意味です。結果がすべて、それがプロの世界の鉄則です。

目指すは世界大会ですが、実績がないうちは国内で行われる小規模な大会から出場してみるとよいでしょう。国内の大会で上位に食い込める実力さえないようでは、世界レベルに遠く及びません。そんな状況が続くようであれば、プロになることをあきらめたほうがよいでしょう。

欲しいものは、なにがなんでも実績です。できれば優勝を、優勝が無理でも多くの大会で上位に名を連ねる実績を上げてください。

国内でも、近年はさまざまな大会が催されるようになってきましたが、JCGが主催する大会であれば日本のトップレベルの実力がわかるでしょう。日本のトップレベルと競い合えるほどの実績を残せたなら、次はいよいよ国際大会へと駒を進めます。

国際大会で好成績を収めることができれば、あなたの評価は一気に上がります。上手くいけば、この段階でプロチームからスカウトされることもあります。海外の企業がスポンサーに付いてくれる可能性もあります。

スポンサーがついていない場合は、航空券や宿泊費、滞在費や参加料などはすべて自分で負担しなければならないため、それなりの投資が必要になります。ここが辛い所ですね。。。

さらに、国際大会で好成績を残せるようになった頃からは、自分をブランディングする活動もはじめたほうがよいでしょう。TwitterやFacebookなどのSNSを活用したり、ブログを立ち上げたりしながら、eスポーツのプロとしてやっていきたいことをアピールします。

YouTubeやTwitchを通してゲームの実況動画を配信することも効果的です。あなたのプレイを見たいと思うファンが増えてくれば、プロチームや企業への大きなPRになります。

やがて海外のプロチームから声がかかったり、企業がスポンサーとしての援助を申し出てくれれば、eスポーツのプロとしての新たな生活が始まります。

プロを目指す人の大半は、こうした過程を経て念願のプロゲーマーになります。ただし、このようにスムーズに事が運ぶためには、ひとつだけ条件があります。

それは、あなたが英語を話せることです。プロゲーマーとしてのスキルがどれだけ高くても、英語をまったくしゃべれないとなると、大いに問題があります。

たとえばあなたが、FacebookなどのSNSやブログを日本語だけで書いていたのでは、そもそも海外のプロチームや企業の目に止まるはずもありません。

YouTubeやTwitchでの配信にしても、日本語だけで解説していたのでは、日本人以外は誰も見てくれません。英語で配信してこそはじめて、世界中のプロチームや企業にアピールできるのです。

eスポーツのプロになるためにあなたが超えなければいけない壁、それは英語でコミュニケーションを交わせるだけの語学力を身につけることです。

2-6.絶対に必要なスキルは英語力

英語学習
eスポーツのプロになるためのPRの手段としても英語は必要ですが、実際にはスキルを磨く時点でも英語力は必須です。

さまざまなゲームごとのスキルにしても戦略にしても、日本語だけの情報に比べて海外発の情報は量も質も日本をはるかに上回っています。グラッドウェル氏が説く「1万時間の法則」をクリアするためにも、自分の弱点をあぶり出すための情報収集は極めて大切です。

でも、一度世界トップレベルの実力を身につけてしまえば、もうそんな地道な努力などいらないじゃないかと思うかもしれませんが、そう都合良く事が運ばないのが、eスポーツの世界です。

たしかに野球やサッカー、テニスやゴルフであれば、一度プロとしてのスキルをマスターしてしまえば、それを維持する努力を続けることで、プロとしてやっていくことができます。

eスポーツ

ところが、eスポーツだけは特殊です。eスポーツと他のスポーツとの大きな違いは、eスポーツでは大会で競技種目となるゲーム自体が数年ごとに切り替わることにあります。

なぜなら、オンラインゲームでは次々に新しいゲームが登場し、面白いとわかるとゲーマーの興味はそちらに移ってしまうからです。新しいゲームの競技人口が増えるとともに、古いゲームは見向きもされなくなります。

eスポーツの大会では、常に人気のあるゲームが種目として選ばれます。現在は、Dota2とLoLの二つのゲームが大会での人気を二分していますが、これが数年後も同じという保障は一切ありません。

おそらく、新たに出てきたゲームに切り替わっている可能性の方が高いでしょう。もしくは現在のゲームがバージョンアップし、システムが大きく変更するかもしれません。どれだけ人気の高いゲームであろうと、賞味期限が過ぎてブームが去ったあとは、もはやeスポーツの大会に登場することはありません。仮に登場したとしてもそれはメインではありません。

そのため、既存のゲームでどれだけ実力があろうとも、eスポーツではそれだけでプロとして長年続けていくことはできないのです。
実際に前のバージョンで優勝候補だった選手が、新作になると苦労するケースは多々あります。

サッカーやテニスはルールが変わりませんが、eスポーツはシステム自体が変わります。eスポーツ業界は「1万時間の法則」がキレイに反映されるわけではないと言えます。

というわけで、そのような理由から新たに人気の出そうなゲームをいち早くキャッチし、そのスキルと戦略性を身につける必要があります。

日本発のゲームであれば日本語が最先端かもしれませんが、海外発のゲーム違います。世界最先端の情報は英語でのみリリースされる事もあるため、常に英語媒体からの情報収集に努める必要があるのです。プロになってからも、その事情にはなんの変わりもありません。

また、プロチームの一員としてチームに貢献するためには、チームメイトとの英語によるコミュニケーションが欠かせません。まして、反射神経を競うオンラインゲームでは、チームメイトの話す英語の意味を頭の中で考えているようでは話になりません。

あなたの反応が遅れたことで、チームが全滅するかもしれません。チームワークを発揮するためには、英語で吐かれたひと言にすぐに対応できるだけの英語脳を身につけることが急務です。

頭の中でいちいち日本語に翻訳することなく、英語を英語のまま理解して反応するだけの英語スキルが必要なのです。もしあなたが英語でのコミュニケーションをほとんどできないとわかれば、プロチームとしてもスカウトに二の足を踏むのは当然です。

eスポーツのプロになるためには、英語力が絶対に必要なのです。英語に自信がないのであれば、オンラインゲームのスキルを磨きながらも英会話の力をつける努力を続けてください。

身につけた英語力は、けしてあなたを裏切りません。英語力は、あなたが e スポーツのプロになるための大きな基盤になります。

ここまで、eスポーツのプロゲーマーになるために必要なことについて見てきました。次回は、eスポーツ市場を急成長させているキーワードとして、「ブロックチェーン」に的を絞り紹介しましょう。

ブロックチェーンを活用することで、プロゲーマーへの道をより近くに引き寄せられます。

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斉藤 淳
当サイトの管理人 2012年に初めてセブ島に留学。以降、今までに複数の語学学校に留学&訪問。フィリピン留学を通じて「英語が伝わる楽しさ」をより多くの方に体験してもらいたいと思い、このサイトを立ち上げました。 英語留学前の方はもちろんの事、留学中の方、留学後の方にも役に立てる情報の提供を目指しています。 ・TOEIC(R):805点(L 430 R 375) ・TOEIC SW:280点(S 130 W 150)

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