発展途上国、フィリピンセブ島の環境を徹底解説!予め知っておきたいカルチャーショック

セブ島は発展途上国のため、あなたが訪れた時にがっかりしそうなポイントがいくつかあります。

セブ島を紹介する側としては多くの方に訪れてもらいたいですが、あまり期待しすぎて現地でがっかりされるのも悲しいものです。

そこで今回はセブ島留学・セブ島旅行をするにあたり、あなたに予め知っておいてもらいたい「セブ島のリアル」をご紹介します。

リゾート地セブ島、こんな勘違いをしていませんか?

発展途上国と先進国はここが違う!

先進国 発展途上国の違い
一般的に経済が発展済みの国を「先進国」、経済が発展途上にある国を「発展途上国」と呼びます。

G7あるいはG8と呼ばれる「先進国首脳会議」に参加する国こそが、世界を代表する先進国です。日本ももちろん、その一カ国です。欧米留学先として人気の高いアメリカ・イギリス・カナダも、その一員です。オーストラリアは G7 には名を連ねていないものの、間違いなく先進国です。

対してフィリピンは現在、経済が急上昇している最中にある発展途上国です。

では、先進国と発展途上国の違いは、具体的にどこにあると思いますか?

物価や賃金の高さ・一人当たりの所得・治安・政治の安定度・教育・ホームレスの多さなどなど、様々な違いが浮かんでくることでしょう。

しかし、実際に先進国から発展途上国へ出かけてみると、目に見える形ではっきりと感じられる違いがあります。それは、インフラを含めた街中の環境の差です。

豊かさに裏打ちされた先進国と貧しさから抜け出せない発展途上国では、街中の景色がまったく異なります。先進国であれば舗装された道路、整備された歩道が続き、街中の景観も清潔に美しく保たれていますが、発展途上国ともなると道路はでこぼこ、歩道も荒れ放題、目にする景観はお世辞にも美しいと言えるものではありません。

発展途上国に日本と同じような景観を期待しても、がっかりするだけです。先進国とは異なることを予め知っておいた方がよいです。

それでも発展途上国には先進国にはない良さも、もちろんあります。発展途上国にはこれから伸びていこうとするバイタリティ、活動的なエネルギーが街中の至る所に満ちています。

ことにフィリピンはドゥテルテ政権となりインフラ整備の黄金期を迎えています。高速道路や鉄道・モノレール・地下鉄などのインフラ整備が、今ものすごい勢いで進んでいるだけに、明るい活気にあふれています。

この成長最中の環境こそは、発展途上国でなければ体験できない魅力のひとつです。

とはいえ・・・・初めて発展途上国を訪れる方は、雑誌やテレビだけの情報でセブ島に来ると、あまりの景色の違いにドン引きする可能性が高いです。

まず知っておいてほしいことは、先進国のリゾート地ではないということです。

セブはハワイ・・・じゃない!

セブはあくまで、発展途上国にある国際的リゾートです。先進国にあるリゾートとは、根本的に大きく違うことに注意してください。

セブをハワイと同じような南国リゾートと勘違いしてセブ島留学に臨む方が、ときどきいます。その場合、イメージとはかけ離れた現実を目にしてショックを覚えることになります。

ハワイのように美しく贅沢に整備された先進国のリゾートとセブとでは、同じ「リゾート」とはいえ、その環境が大きく異なることを予め知っておいてください。ハワイと同じテンションでセブに来ると、がっかりするだけです。

もちろんセブもハワイも世界を代表する南国リゾートのため、海や砂浜の景観においては、どちらも比類なき美しさに満ちています。両者の違いは街中に生じています。

語学学校が集中するセブ市内と、国際的リゾートとして知られるマクタン島では、環境がまったく異なることです。

セブはセブ市内とマクタン島で景色が異なる

cebu beach philippines
セブと聞いて、どこまでも続くコバルトブルーに輝く海と白い砂浜、美しくのどかな無人島のようなイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

確かにマクタン島の一部のリゾートや、船で30分ほど沖に出た先にある島では、その景色を見ることが出来ますので間違ってはいません。

しかしながら、マクタン島自体は全てが観光地として仕上がっているわけではなく、基本的には田舎の町並みです。雑誌やテレビで紹介されている「セブ島」は、そのごく一部の景色だけを切り取ったにすぎません。

マクタン島のイメージ

マクタン島のリアル!

また、セブの語学学校のほとんどはマクタン島ではなく、セブシティに位置しています。実はメトロセブは、マニラに次ぐフィリピン第二の都市圏です。人口は250万人を超えており、最近では中心部を中心に高層ビルが建ち並び始めました。

セブ市内の様子

多くの留学生が滞在するセブ市内の様子(海は全く見えない・・・)

セブシティからマクタン島まではクルマで1時間ほどかかります。マクタン島と都会のセブシティでは、当然ながら環境に大きな差があります。

リゾートのイメージだけをもってセブ島留学に臨むと、そのあまりのギャップにショックを受けることになります。リゾートと都会の環境の違いについて、予め知っておいてください。

まだ数は少ないものの、最近ではマクタン島にも語学学校ができています。それぞれの環境の違いを確かめた上で、自分に適したエリアの語学学校を選んでください。
セブ島英語学校比較ページはこちら

1-2-1. セブ市内の環境

セブシティは都会です。今も拡張を続けており、ビルや高層マンションが次々に建設されています。

都会なだけに、利便性に優れています。徒歩やタクシーで移動できる範囲内に大きなショッピングモール・スーパー・レストラン・SPA・スポーツジム・カフェ・ホテルなどがひしめき合い、買い物であろうと食事であろうと、娯楽や癒しであろうと、求めるもののほぼすべてを簡単に満たすことができます。

アクセスの良さこそが、都会のもつ一番の魅力!

ただし、排気ガスの多さなど、発展途上国の都会ならではのデメリットもあります。日本もかつては同じ道をたどりました。経済の発展途上では、お金のかかる公害対策は後回しにされがちです。公害が是正されるのは、経済が十分に発展を遂げた後です。

セブには電車がないため、現地の人たちの移動手段はもっぱらクルマです。そのためセブ市内は多くのクルマで埋まり、時間帯によっては混雑します。日本のような排ガス規制がないためクルマから吐き出される排ガスの量は異常に多く、特にジプニーから出る排ガスは黒い煙が肉眼で確認できる程です。

この排ガスのなかを長時間歩きたいと思う人はいません。
留学生を含めセブに滞在する外国人の多くが、わずかな移動距離でも惜しみなくタクシーを使うのは、暑さや治安への警戒以上に排ガス対策のためです。

都会ゆえに自然が少ないこともセブ市内の特徴です(中心部からはずれれば緑はいたるところにあります)。

1-2-2. マクタン島の環境

マクタン島まで来れば、排ガスはだいぶ減ります。澄み切った空気とたおやかな大自然が、マクタン島を訪れる人を優しく包み込んでくれます。

その代わり生活する上での快適性や利便性は、セブ市内に劣ります。
リゾートホテルは近くにあるものの、大きなショッピングモールやレストランなどへのアクセスは車がメイン。利用したい施設が近くにないことが多いため、何をするにも移動に時間がかかります。
*最近はマリバゴブルーウォーターJパークアイランド周りにレストランが多数出来ており、あの辺りはかなり便利になっています。

移動の足はマクタン島でもタクシーが中心ですが、セブ市内のタクシーとは明らかな違いがあります。マクタン島は観光地であることに加えタクシー利用者の大半が外国人のため、料金をぼられる率は格段と跳ね上がります。ぼられないための料金交渉は案外、面倒です。

配車アプリのGrabTaxi(ライドシェアサービス)を利用すればぼられる心配もありませんが、現地ドライバーの頭数が少なく、セブ市内と比べてタクシーが見つけにくい傾向にあります(特に夕方〜早朝)。

そのため、ジプニーを利用する外国人も多くいます。マクタン島のジプニーはセブ市内に比べて比較的安全です(夜以外)。グループで利用するのであれば、ジプニーを利用してもよいと思います。ただし、出来るだけ軽装備で乗ってください。

セブ市内とマクタン島では、このように環境に大きな違いがあります。

予め知っておきたいセブ島のがっかり(?)ポイント

ここからはセブ島全体に当てはまる環境について紹介します。予備知識がなくても十分に対応は可能ですが、なにひとつ知らないままセブ島生活を始めたのでは、カルチャーショックに陥る心配もあります。

予め知っておいた方がよいことを、まとめてみました。

1,交通量が多いのに信号が少なく、道路の横断に苦労

セブの移動はクルマかバイクに頼るよりありません。そのため、とにかくクルマの数がやたらと多く、時間帯によっては大渋滞が起きます。そのくせ信号の数が少ないため、道路を横断する際には注意が必要です。

歩いて渡れる距離に信号が見えてさえいれば大回りすることで安全に渡れますが、セブでは交通量が多いのに信号が近くにない場所が多々あります。

その場合、どうしても道路を横断したい場合は、行き交うクルマの間をかき分けるようにして渡るよりありません。交通量が多いとクルマの流れが途切れないため、進んでは止まり、また進んでは止まりを繰り返し、道路の真ん中で立ち往生することも珍しくありません。

これはセブに限らず、アジアの繁華街であればだいたい同じような状況です。慣れてしまえば平気ですが、はじめてアジアを訪れた際は怖くてなかなか道路を渡れないものです。

そんなときは現地の人に合わせて一緒に横断しましょう。信号がない賑やかな場所では多くの人たちが横断しています。その流れに乗って横断すれば、自然にコツが身につきます。

2,道路が未舗装でデコボコしてます

大通りはさすがに舗装されてはいるものの、脇道に入れば舗装されていない道路が多く、整備もされていないためデコボコしています。そのため、どんな乗り物を使おうとも、乗り心地はいまいちです。

大通りには歩道がついていますが、人が安全に歩けることを前提に作られてはいません。
一応舗装されてはいますが、油断すると足をくじくほど路面はデコボコしています。雨が降った後は、水たまりがあちらこちらにできています。前を見て歩くことはもちろん、下を見て路面の状態を確認しながら歩いたほうが賢明です。

セブの道路事情は日本とは比べものになりません。デコボコ道がデフォルトと覚悟して、歩きやすい靴を履くようにしてください。

3,道路にゴミが・・・

セブの道路には、ゴミが落ちています。なぜかといえば、「ゴミをゴミ箱に捨てる」というルールを、大人も子供も守らない人が多いからです。

そもそもゴミ箱の設置数が少ないため、捨てる場所がないこともゴミが道路上に散乱する理由のひとつです。フィリピンでは大型モールなど、多くの人が集まる場所にしかゴミ箱が設置されていません。

日本ではゴミ箱がない場合、わざわざ自宅までゴミを持ち帰る人が一般的ですが、フィリピンではそういったルールはありません。そのためセブの道路脇はゴミが散乱し、ときに悪臭を放っています。

基本的にセブのセレブたちは常にクルマを使うため、歩くことをしません。道路がゴミに汚れていても、彼らには関心がありません。ゴミ問題は放置されたまま、現在も解決されていません。

生きるために食べることが最優先される発展途上国の人々にとって、ゴミ問題に悩む贅沢など許されていません。セブの道路に見られるゴミの多さは、そのままセブの人々の貧困の深さを象徴しています。

現場を見れば「ただ道路が汚れている」と思うだけではなく、「なぜそうなったか」原因を考えるきっかけになります。

4,暑い夏場は温度差に注意

フィリピンには日本のような四季はありません。一年を通して常夏ですが、それでも3月から6月にかけての乾期はフィリピンで最も暑い夏場を迎えます。この時期の平均気温は30度を越える事も多く、クーラーがなくては過ごせないほどです(とはいえ、日本のように40度近くにはなりません)。

もっとも気候だけは先進国であろうと発展途上国であろうと、変わりはありません。先進国のシンガポールであろうとも、夏場のうだるような暑さはフィリピンと同じです。陽射しも強く、アスファルトからの照り返しも含めて少し歩くだけでも大量の汗が出ます。

では、そんなときはどんな対策をとればよいのでしょうか?

正解は、歩かないことです。南国に暮らす人々は、基本的に昼間は日差しのあるところを出歩きません。無理して歩くことで体力の消耗を招きます。そのため、できれば夕方まで待つか、タクシーを利用したほうがより安全です。タクシーは初乗りで100円程度です。近い距離であっても構わず、タクシーを活用してください。

また、逆にカフェや学校内、モール内などはクーラーがガンガン効いていますので温度差で体調を崩す方もいます。羽織るものは必ず1枚はどこに行くにしてもお持ちください。

5,ストリートチルドレンが街中にいる

フィリピンには多くのストリートチルドレンがいます。セブも例外ではありません。セブの街中を行けば、必ずと言ってよいほどストリートチルドレンを見かけます。

ストリートチルドレンには帰る家がありません。その多くは親の育児放棄によって、路上での生活を余儀なくされた子供たちです。子供を産んでも育てるだけの生活力のない貧困者が、フィリピンには数多くいます。

公的機関による受け皿もないため、親から捨てられた子供たちは、路上で寄り添って暮らすより他に生きる術がありません。

まだ「幼児」としか呼べない年齢の子供たちが深夜まで遊んでいたり、路上で裸同然の姿のままうずくまり寝息をたてている光景は、日本ではけして目にしないものです。しかし、これが貧富の格差が激しいフィリピンの現実です。

どこからも保護が得られないストリートチルドレンたちは、生きるために必死になって何か食べるものを得ようとしています。
クルマが信号で止まるとコンコンと窓をノックして物乞いをする子供たちもいます。犯罪グループに取り込まれ、スリを働く子供たちもいます。スマホや財布を盗んだ代償として、子供たちは食事にありつけるのです。

ストリートチルドレンたちは命を繋ぐために必死にあがいています。この現実を変えてあげたいと思うのは、人としての自然な感情です。

しかしながら安易な同情は、子供たちを助けることには繋がりません。多くのストリートチルドレンを生み出しているのは、フィリピンの政治や経済に深刻な問題があるからこそです。残念ながら短期しかセブに滞在しない留学生にできることは、ありません。

もし、本当にストリートチルドレンを救いたいと思うのであれば、留学生としてではなくボランティアとして再びセブを訪れるなど、機会を改めるべきです。留学中は勉強に集中し、ストリートチルドレンとの接触は、できるだけ避けるようにしてください。

6,トイレの使い方が異なる

セブで暮らす上で悩みの種となるのが、トイレに関する問題です。日本とセブではトイレの環境がまったく異なります。ウォシュレットがないことはもちろんですが、もっと大きな違いがあります。

まず知ってほしいことは「セブでは基本的にトイレットペーパーを流してはいけない」という事実です。もっともこのことはセブやフィリピンに特有なことではなく、アジアの発展途上国であればおおよそ当てはまります。

トイレの水圧の低さとトイレットペーパーの質の悪さが、トイレットペーパーを水に流せない原因です。日本の習慣のままトイレットペーパーを捨てて流そうとしても、ペーパーが水に溶けないため、トイレが詰まってしまうのです。

そのためセブでは、用を足した後のトイレットペーパーをトイレに設置されているペーパー専用のゴミ箱に入れることが常識になっています。

ホテルやコンドミニアムでは、そのままトイレットペーパ-を流せるところも多いのでケースバイケースですが、基本的に「トイレットペーパーは流すことなく、専用のゴミ箱に入れるもの」と覚えておいてください。

ちなみにセブのトイレには、もともとトイレットペーパー自体が設置されてないところも多々あります。トイレットペーパーは携帯して持ち運ぶほうが無難です。現地の人もトイレットペーパーを持ち歩くことが常識となっています。

わざわざ日本から持ってこなくてもペーパーの質が気になる方以外は、セブのスーパーやコンビニでトイレットペーパーを買い求めることができます。

もうひとつ、トイレについて知っておいた方がよいことがあります。それは「セブ島様式のトイレには便座がない」場合が多いいうことです。

これを知らないと便座がないトイレを前に、どうやって使うのか悩むことになります。ことに女性の方は要注意です。

当たり前ながら便座がない以上、不衛生なので座って用を足すことはできません。では、どうすればよいのかといえば、一つはトイレットペーパーで周りを拭いてアルコールなどをしたあとに便座に座る。

もう一つは、実はセブ用式のトイレは便器に両足を乗せて用を足すように作られているようです。日本の和式トイレに似ていますが、足の置き場が固定され、かつ狭いため、慣れないと案外きつい態勢を強いられます。

そのため、日本人観光客のほとんどは腰を浮かしたまま用を足すようです。

とはいえ、便座がないのはモール内や公園、特定の施設内などの公共のトイレの場合が多いです。モール内でも各レストランにあるトイレは便座付きでキレイですし、ホテルももちろん付いています(格安ホテルでない限り)。トイレまわりが気になる方は、モールに関しては近場にホテルがある場合が多いので、そちらで用を足す事もできます。(アヤラモール=隣がSEDA HOTEL、SMシティモール=隣がRadison Blu Hotel、ロビンソンガレリアモール=サミットホテルなど)

現地の人には普通でも日本とはあまりにも異なるため、トイレについては案外悩まされます。ウォシュレットがどうしても必要な方は、携帯用のウォシュレット(amazon)を持参する事をおすすめします。

7,夜が暗くて怖い

夜が暗いことぐらい、誰でもわかっているはずです。しかし、セブの夜の暗さは、体験してみないとわからないかもしれません。

日本とセブの夜の違いは、脇道に街灯のライトアップがかなり少ないことです(もっとも、私の実家の山梨県もかなり少ないですが笑)。

タクシーに乗っていても、窓から明かりが見えない状況は人を不安にさせます。
現地に長く住んでさえいれば危険なエリアかそうでないかの区別ができるため、タクシーに乗っていても安心できますが、土地勘のない留学生には無理な相談です。どこか人のいない山奥にでも連れて行かれるのではないかと、不安に駆られることもあります。

特にタクシードライバーは道をショートカットすることが多いので、かなり人混みが少ない道も通ります。

でも、誘拐されているわけではないので慌てないでください。モールやホテルから乗ればボッタクリの心配もありません。万が一を考慮するなら、スキを与えないためにも出来るだけ女性ひとりでは乗らないでください。

日本にいては経験できないセブの夜は、発展途上国ではごく普通のことです。「襲われることが怖くて夜は歩けない」というよりも「明かりがないため暗すぎて歩けない」といった面があることも事実なのです。

同じ「夜」でも、日本とセブではその深さが異なります。予めそういうものだと思っていてください。

8,動物たちがやせ細っている

セブでは日本と異なり、犬・猫はもちろん、山羊や羊・牛など、まだまだたくさんの動物を街中で見かけることができます。

それらの動物たちは日本で見かける姿とは程遠く、ほとんどがやせ細っています。こうした動物たちを通しても、その国の食糧事情が透けて見えてきます。

食について世界有数の豊かさを誇る日本では、家畜やペットでさえ十分な餌を与えられ健全に育っています。一方、多くの人にとって食にありつくことがやっとのフィリピンでは、動物に回す食糧さえ明らかに不足していることが見てとれます。

飼われていても放し飼いされている動物もいれば、野良の動物もいます。可愛らしい姿を見かけると、つい触れたくもなりますが、海外では安易に動物に触れるだけでもリスクがあることを知っておいてください。

動物たちがどんな病気を持っているか、わからないからです。噛まれないまでも触れるだけで感染する病気もあります。
こちらから近くによらなければ、野良犬や野良猫が自ら近づいてくる事はほぼありません。近づかないというルールを徹底的に守ってください。

ちなみに日本人がセブ島の動物を見てびっくりするように、フィリピン人も日本に来て犬や猫が太っている事に衝撃を受けるようです。

以上、セブに来て、日本との違いにカルチャーショックを覚えるかもしれない8つの環境の違いについて紹介してきました。日本とは異なることをしっかりと自覚した上で、対策を立てるようにしてください。

がっかりもするけど、先進国では得にくいこんな事も

上記で書いたとおり、私達が住んでいる快適な日本の環境とは異なり、初めて訪れた方は驚きの連続だと思います。それでも年々日本から観光客は増え続け、留学生も倍増し、1週間から数ヶ月滞在しています。

では、発展途上国の環境をものともしないセブならではの良いところとは、何でしょうか?

もちろん、セブ島は東南アジア有数のリゾート地ですので、自然観光は素晴らしいです。でもそれだけではありません。

笑顔になる機会が多い

経済が貧しいために街中の環境整備が遅れていることはたしかですが、その代わりセブに暮らす人々の純朴さ、親しみやすさ、優しさや暖かさは、先進国の人々にはないものです。

こうした現地の人々との「交流」こそが、セブ島留学を貫くキーワードです。セブに暮らす人たちの多くは貧困層です。貧困層の人々は互いに助け合わなければ生きていけません。そのため、誰に対してもすぐに心を開いてくれます。その相手が外国人であろうと、留学生であろうと同じことです。

現地の人たちが底抜けに陽気なことは、フィリピンの国民性のひとつです。さらにフィリピンの人たちはホスピタリティにあふれています。留学生であろうと旧知の仲であるかのように、分け隔てることなく親身に接してくれます。

あなたが片言の英語しか喋れなくても、彼らはなんとか聞き取ろうと努力してくれます。

だからこそ、日本にいるときとは比べものにならないほど初対面の人たちとの交流が進み、暖かなふれあいを重ねることができるのです。こうした体験はセブ島留学ならではの特権といえますね。

旅であれ留学であれ、深く記憶に刻まれるのは美しい景色よりも、むしろ旅先で人と接した思い出こそが、忘れられない記憶として後々まで残るのではないでしょうか。

誰と感動を共有したのか、誰と交流したのか、それこそが留学や旅のダイナミズムです。

危険エリアに近づかない限り、現地の人たちと交流して嫌な目にあうことはまずありません。せいぜい現地価格より少し高めにぼられる程度です。

ことに現地の人たちは日本人に対して好印象をもっています。日本人とわかるだけで歓待を受けることも珍しくありません。

セブでは日本人が尊敬されていると感じる瞬間が多々あるはずです。環境の違いに思い悩むよりも、人と交流する楽しさを体験し、セブ島で最高の思い出を作って欲しいと思います。

生まれ育った環境の違いを知り、知見を深める

セブに先進国並みの環境や衛生を求めたのでは、留学生活は不便と不快で埋まってしまいます。衛生を第一に考えるのであれば、先進国である欧米留学の方が向いているかもしれません。

しかし、発展途上にあるセブの環境は、未完成ゆえの楽しさがあることもたしかです。

日本に住んでいると、衛生的であること、便利であることが当たり前になっています。私たちは得てして、自分たちの日常生活とは異なる世界があることを忘れがちです。

ところが発展途上国を訪れてみると、私たちが当たり前と受け取っていたことが実際にはどれだけ恵まれたことだったのかを、改めて思い知らされます。その意味では、セブ留学は様々なことに気づくチャンスでもあります。

日本とは異なる環境に接したとき、それをただ不快と思い毛嫌いするのか、それとも「気づき」を得られたことで自分の糧にするのかは、あなた次第です。

新たな「気づき」は、物事を深く考えるきっかけにもなります。普段は何気なく見過ごしてしまうことでもカルチャーショックという洗礼を受けると、「なぜ」という疑問が次々に浮かび、その答え探しを通じて「知見」が深まるものです。

もっともセブ島に来ても机の上で勉強するだけでは、こういった「なぜ」は出てきません。発展途上国を身近に感じることもないでしょう。英語以外考えないのですから、思考の飛躍もありません。

こういう方のセブ島留学後は「少しだけ英語力が伸びた、留学前と同じことを考える人」です。

せっかく海外留学するのであれば、自分への投資を有効に活用したいものです。セブ島は英語力を向上させ、なおかつ人としても一回り大きく成長できる環境が十分あります。

あえて発展途上のセブで学ぶことのメリットには、環境の違いによって受ける不便さや不快さを補って余りある、リターンが見込めるのではないでしょうか。

まとめ

今回はセブ島のがっかりしやすいポイント、環境についてご紹介いたしました。

そもそもセブ島で楽しい思い出を作るためには、「治安」「病気」「環境」「食事・水」の4点について適確に抑えることが重要です。

家族旅行で来るのであれば、先進国よりもこういった発展途上国に来ることで、子供が「なぜ日本とここまで違うのか?」という疑問を持つ良い機会になる事は間違いありません。

ハワイへ旅行するよりも、子供は間違いなく衝撃を受けます!

自分の頭で考える癖を付けるために、発展途上国への旅行や留学、いかがでしょうか。