1.セブ島ってほんとに安全なの?

「セブ島留学に行きたいけれど治安が悪いと聞いて、ためらっている」、もしかしてあなたはそんな勘違いをしていませんか?

フィリピンの治安が悪いというイメージは、首都マニラの雰囲気をもとに作られています。たしかにマニラの治安に問題があることはたしかです。でも、首都圏マニラと世界有数のリゾートとして名高いセブ島の治安とを比べてみれば、その違いは明らかです。

同じひとつの国とは思えないほどに、マニラとセブ島の治安はかけ離れています。マニラに漂う大都会特有のどんよりした空気感は、セブ島にはまったくありません。セブ島には南国の楽園特有ののどかな時間が流れています。そこには危険な匂いなど、露ほどもありません。

その事情は日本でも、沖縄と東京や大阪とを比べてみれば、そこに暮らす人々の素朴さや犯罪率が大きく異なることと同じです。セブに暮らす現地の人々の大半は、ほがらかで純朴です。そしてほとんどの人たちが、日本人に親しみを抱いています。

日本から語学留学に来たと知れば、彼らは笑顔であたたかくあなたを迎え入れてくれることでしょう。セブ島留学をする上で、治安について心配する必要はまずありません。

「まず心配ない」と控えめに表現するのは、セブ島はあくまで海外であり、日本とまったく同じ感覚で過ごすわけにもいかないからです。

海外の都市に日本並みの治安の良さを求めてみたところで、そんな場所はどこにもありません。セブであろうとハワイであろうと、ロンドンやバンクーバーであろうとも、日本よりも治安が劣るのは仕方のないことです。

世界トップレベルの治安の良さを誇る日本に暮らす私たちが、海外へ一歩踏み出すからには、それなりの備えや警戒が必要になってきます。

では、日本から見た場合はともかく、世界基準で見たときのセブ島の治安はどのくらいのレベルなのでしょうか?

結論から言ってしまえば、セブの治安はニューヨークやロサンゼルスとほぼ同じくらいです。ロンドンやパリ・ローマに比べると、セブの方がはるかに安全度が高いとされています。

これらは当サイトの主観に基づいて述べているわけではありません。世界の国々の生活水準や安全性などを調査している国際サイト「Numbeo」の統計が物語っている客観的な事実です。

詳しいデータについては後ほど紹介しますが、セブ島の治安についてはニューヨークやロサンゼルスと同じぐらいと考えてもらって大丈夫です。

ニューヨークやロサンゼルスであれば、映画や海外ドラマで慣れ親しんでいるだけに、危険なエリアに近づきさえしなければ街中を一人で歩いても問題ないイメージがあることでしょう。

セブも同じです。留学で普通に行動する範囲であれば、街中を歩いていて怖い思いをすることなど、まずありません。

セブ島留学で短期間に集中して英語力を上げる傍らで、現地の人々と英語を使って自由に交流を深め、ときにはショッピングを楽しんだり、レストランやカフェで食事を満喫し、海でマリンスポーツを楽しんだりと、それぞれに思い出深い留学生活を過ごせます。

これらはすべて、セブ島の安定した治安の高さがあるからこそ実現できることなのです。

今回はセブの治安について徹底的に掘り下げて紹介します。セブの治安の良さが理解できると、実はセブ島留学は欧米留学よりも安全性が高いこともわかってきます。その理由についても、じっくり紹介しますね。

まずは、Numbeoのデータを参考に、セブの治安について見ていきましょう。

2.セブ島の治安は先進国のどの都市と同じレベルなのか?

2-1. 世界各国の犯罪率が分かるNumbeo

「治安」とひと言で表現してみても、それを客観的に表すとなると簡単なことではありません。セブの治安と安全度を客観的に判断するためには、世界各国の主要都市と比べてみるのがもっとも確実です。

その際、世界的に高く評価されているサイトがあります。世界各地の物価や交通・犯罪率などあらゆる生活情報についてデータベース化されている世界最大のサイト、それが「Numbeo」です。

Numbeoは各都市に住む一般ユーザの投票を反映して作られている巨大なデータベースです。多くのユーザーが協力しているため、現時点で世界でもっとも公平性が保たれていると評価されています。Numbeoを利用することで各都市の犯罪指数などを簡単に比較できます。

そこでNumbeoのデータをもとに、セブと各都市の治安について比較してみましょう。

2-2. Numbeoの治安データの見方

まずはじめに、 Numbeoの治安データの見方について簡単に紹介します。

下にあるのはセブのデータです。

セブの治安
Index欄の「Crime Index」は犯罪指数、「Safety Index」は安全性指標のことです。「Crime Index」が低いほど犯罪に巻き込まれる率は低く、「Safety Index」が高いほど安全性が高いことになります。

次に、それぞれの犯罪率の指標が項目ごとに並んでいます。各数値が低いほど安全性が高まります。

各項目・数字の見方
・Level of crime:犯罪レベル
・Crime increasing in the past 3 years:過去3年間における犯罪の増加
・Worries home broken and things stolen:家屋損傷、盗難への懸念
・Worries being mugged or robbed:暴行、強盗への懸念
・Worries car stolen:車の盗難への懸念
・Worries things from car stolen:盗難車に関する懸念
・Worries attacked:暴行(危害)への懸念
・Worries being insulted:侮辱への懸念
・Worries being subject to a physical attack because of your skin colour, ethnic origin or religion:肌の色、人種、宗教などによる心的攻撃の標的となることへの懸念
・Problem people using or dealing drugs:ドラッグの使用、売買の問題
・Problem property crimes such as vandalism and theft:破壊行為や窃盗のように所有物に関する犯罪
・Problem violent crimes such as assault and armed robbery:暴行や武装強盗などの凶悪犯罪
・Problem corruption and bribery:汚職や賄賂問題

最後に安全性についての指標が並んでいます。数値が高いほど安全性が高まります。

・Safety walking alone during daylight:日中の一人歩きの安全性
・Safety walking alone during night:夜間の一人歩きの安全性

その下はデータの取得状況を表しています。

Contributors:アンケートへの協力者数
Last Update:最新アップデート日時

以上です。これらのデータを比較することで、それぞれの都市の犯罪率と安全度が見えてきます。

2-3. Numbeoに見るセブと同じ程度の安全度にある都市

セブの治安については情報が少ないだけに、漠然としたイメージしか描けないことでしょう。そこで、Numbeoのデータをもとに、誰もが知っている有名な都市の中から、治安と安全性においてセブと同じレベルにある都市をあげてみます。

まずは、ニューヨークです。

Crime Comparison Between Cebu and New York, NY
セブの治安

犯罪指数・安全性指標で、ともに2ポイントほどニューヨークの方が良好ですが、その差はほとんどありません。

セブで際立って高いのは「汚職や賄賂問題」です。その差は12ポイントほども開いています。しかし、語学留学をする上で「汚職や賄賂問題」で不利益を被ることは、まずありません。

むしろ問題は「肌の色、人種、宗教などによる心的攻撃の標的となることへの懸念」や「侮辱への懸念」において、ニューヨークの方がセブに比べると前者で約7.5、後者で14ポイントほども高いことです。
*Worries being insulted:侮辱への懸念の部分とその次の項目です。真ん中付近にあります。

語学留学をする上で、汚職や賄賂よりも肌の色や人種による差別を受けるリスクの方がより身近な問題となることは、指摘するまでもないことです。

次にロサンゼルスと比較してみます。

Crime Comparison Between Cebu and Los Angeles, CA
セブの治安

犯罪指数・安全性指標ともにセブの方がわずかに良好ですが、その差はほとんどないと言ってよいレベルです。

カリフォルニアにあるロサンゼルスといえば、ディズニーランド・ハリウッド・ビバリーヒルズ・サンタモニカなどを、すぐに連想できることでしょう。

治安と安全度において、セブはロサンゼルスと同じレベルにあります。つまり、ロサンゼルスにあるディズニーランドに遊びに行く際と同じ感覚で、セブ島留学を楽しめるということです。

ロサンゼルスやニューヨークと比較することで、セブが危険だという思い違いをぜひ取り払ってください。

2-4. Numbeoに見るセブより安全度が低い都市

次に世界の有名都市のなかから、あえてセブよりも治安が悪く、安全度が低い都市をピックアップしてみます。

たとえば、パリです。

Crime Comparison Between Cebu and Paris
セブの治安

犯罪指標・安全性指標ともに、セブの方がパリよりも約6ポイントも良好です。ことにパリではセブに比べて「家屋損傷、盗難への懸念」で18ポイント、「破壊行為や窃盗のように所有物に関する犯罪」で10ポイントも高くなっています。

留学での安全度を考えた場合、パリとセブのどちらがよりリスクが高いのかは明らかです。

ロンドンはどうでしょうか?

Crime Comparison Between Cebu and London
セブの治安

ロンドンと比べてもセブの方が犯罪指標・安全性指標ともに5ポイントほど良好です。

なかでも「過去3年間における犯罪の増加」ポイントが、ロンドンでは異様に高くなっていることに注意してください。

最後にローマとも比べてみましょう。

Crime Comparison Between Cebu and Rome
セブの治安

犯罪指標・安全性指標ともに7ポイントほど、セブの方がローマよりも勝っています。

ことに「家屋損傷、盗難への懸念」「盗難車に関する懸念」「破壊行為や窃盗のように所有物に関する犯罪」では、ローマの方がセブよりもはるかに危険です。

このように、観光場所として人気の高いロンドン・パリ・ローマは、セブよりも犯罪率が高く、安全度が低いことがわかります。

でも、ロンドン・パリ・ローマなどに海外旅行をする際に、治安について心配することなんてほとんどないのでは?

客観的なデータに基づけば、セブの治安はそれらの都市よりもはるかに良好です。先進国の主要都市と比べてセブの犯罪率が高く、安全度が低いといったイメージは、完全に間違っています。

ロンドン・パリ・ローマなどで観光やショッピングを楽しむよりも、実はセブ島留学の方がはるかに安全なのです。

3.治安が悪いからフィリピンに留学しない?それ間違ってますよ!

語学留学しようと決めたのはよいのだけれど、留学先を絞り込めなくて困ることはよくあることです。その際「治安が悪いからフィリピン留学はやめよう」と考える人は、少なからずいます。

でも、ちょっと待ってください。先ほどから紹介してるように、留学先にどこを選ぼうと日本と比べる限り、治安についての心配は尽きません。ですが、フィリピンの治安がことさら悪いといったイメージは、真実とかけ離れています。

たしかにフィリピンはまだ発展途上国です。そのため、留学先として人気が高いカナダ・オーストラリア・アメリカ・イギリスなどの先進国と比べると、どうしても安全度に問題があるように感じられます。

では、実際はどうなのか、引き続きNumbeoのデータをもとに比較してみましょう。

まずは大枠をつかむために「犯罪指数」と「安全性指標」のみを各国ごとに抽出して比較してみます。

フィリピン カナダ オーストラリア アメリカ イギリス
Crime Index 40.81 39.52 42.74 47.15 42.78
Safety Index 59.19 60.48 57.26 52.85 57.22

(「Crime Index」は犯罪指数、「Safety Index」は安全性指標のことです。「Crime Index」が低いほど犯罪に巻き込まれる率は低く、「Safety Index」が高いほど安全性が高いことになります。)

この結果を意外と思う方は多いことでしょう。

治安が良いことで知られるカナダが、「犯罪指数」においても「安全性指標」においてもトップを保っているのはさすがです。

でもフィリピンと比べると、その差は1ポイントもありません。ごくわずかな差です。

しかもフィリピンは「犯罪指数」でも「安全性指標」でも、オーストラリア・アメリカ・イギリスといった先進国を上回っています。

つまりデータ上は、フィリピンの方がオーストラリアやアメリカ・イギリスよりも犯罪率が低く、安全性が高いということです。

ことにアメリカの治安は、フィリピンに比べると6ポイント以上も悪い結果になっています。

先入観による思い込みと実際のデータとの間には、どうやら大きな食い違いがあるようです。

では、実際に語学留学先として人気が高い国と都市別のデータを具体的に比べてみましょう。

3-1. カナダの治安

カナダは先進国のなかでも治安が良い国として知られています。Numbeoのデータでも、極めて良好なスコアが出ています。

Crime in Canada
セブの治安

カナダは先進国のなかでも厳しく銃規制がされています。そのため凶悪犯罪の発生率が低く、犯罪のほとんどはスリや置き引き、ひったくりといった軽犯罪です。その割合も他国と比べて総じて低いことが、上記データをひと目見て「LOW」が多いことからも読み取れます。

それでも外務省のデータによると、カナダでさえ日本の約5倍の犯罪発生率があると言われています。

治安が良いとされるカナダでさえ、日本と同じ感覚では過ごせないことに注意してください。

3-1-1. バンクーバー

日本からの留学生が多いバンクーバーとセブの治安を比べてみます。

セブの治安

バンクーバーとセブでは犯罪指数・安全性指標ともに、さすがにバンクーバーに軍配が上がります。ですが、気になるのが「ドラッグの使用、売買の問題」でセブより10ポイントほどもバンクーバーが高いことです。

実はカナダの薬物使用率は先進諸国で第1位とされています。
バンクーバーには国連から「先進国で最悪のスラム街」と称されるダウンタウン・イーストサイドがあり、薬物使用の温床になっています。

治安に優れたバンクーバーでさえ立ち入ってはならない危険なエリアがある、それが世界の現実です。

3-1-2. トロント

Crime Comparison Between Cebu and Toronto
セブの治安

トロントはバンクーバーよりも治安に優れ、安全性が高い都市と言えそうです。バンクーバーに見られた「ドラッグの使用、売買の問題」も、トロントでは下がっています。

3-2. オーストラリアの治安

オーストラリアも日本と同様に銃を保持することが違法とされている国です。カナダと同様に治安が良く、安全度が高い国とされています。

Crime in Australia
セブの治安

オーストラリアで気になるのは「過去3年間における犯罪の増加」が明らかに高いことです。ことに誘拐事件が増えていることが指摘されています。

夜間の女性の一人歩きは、よほどのことがない限り避けた方が良いといわれています。

3-2-1. シドニー

Crime Comparison Between Cebu and Sydney
セブの治安

シドニーの犯罪指数・安全性指標ともにセブを上回っています。ただし、その差の大きな部分を占めるのは「汚職や賄賂問題」です。セブの方が30ポイント近くも高いため、全体の指標に悪影響を及ぼしていることがわかります。

「肌の色、人種、宗教などによる心的攻撃の標的となることへの懸念」と「侮辱への懸念」において、シドニーはセブより危険度が増しています。もともとオーストラリアは白人が有色人種よりも優越するとされる白豪主義を伝統的にとってきた国だけに、人種差別についてのリスクを感じさせます。

3-2-2. ゴールドコースト

Crime Comparison Between Cebu and Gold Coast
セブの治安

ゴールドコーストは治安が良いことで知られています。総合的な治安はセブを2ポイントほど上回っていますが、微差に過ぎません。

「盗難への懸念」と「ドラッグの使用、売買の問題」がセブよりも高く、危険水域に達していることには注意した方がよいでしょう。

3-3. フィリピンの治安

フィリピンはミンダナオ島での紛争や、ドゥテルテ大統領の始めた麻薬撲滅のための戦いなどマイナスイメージの報道ばかりが流れるため、危険という思い込みが先行しがちです。

しかし、世界的に高く評価されている Numbeo のデータによれば、フィリピンの治安は飛び抜けて悪いわけではありません。むしろ、犯罪指数や安全性指標ではオーストラリアやアメリカ・イギリスよりも良いスコアを残しています。

つまり、主観はともかく客観的な指標を基準にすれば、フィリピンの安全度はカナダとほぼ同じぐらい、オーストラリアやアメリカ・イギリスよりも高いことになります。

Crime in Philippines
セブの治安

すべての項目において「Low=低い」あるいは「Moderate=中間」を示しており、「High=高い」がひとつもないことが特徴といえるでしょう。

実際、ドゥテルテ大統領による改革が急ピッチで進んでいるため、フィリピンの治安は数年前に比べると格段と良くなっています。

「フィリピンは治安が悪い」といった古いイメージは、これから次第に改善されていくことでしょう。

3-3-1. マカティ

首都圏マニラの治安が悪いことは一般的に知られていますが、けしてマニラの全地域に問題があるわけではありません。語学学校が集中するのは「フィリピンのウォール街」と呼ばれる副都心マカティですが、マカティの治安は極めて良好です。

Crime Comparison Between Cebu and Makati
セブの治安

犯罪指数・安全性指標ともに7ポイントほどセブを上回っています。これまで比較してきたカナダやオーストラリアの都市と比べても、その安全性はなんら問題がないレベルです。

こうして客観的にデータを検討してみると、マニラ全土に渡って治安が悪いという思い込みも正しくないことがわかります。

広大なメトロ・マニラには、マカティのように安全なエリアもあれば、踏み入ってはならない危険なエリアもあると言うことです。その状況はマニラだけが特殊なわけではなく、世界のどの都市にも当てはまることです。

3-3-2. セブ

セブの治安と安全度については、これまで比較対象としてデータを掲載してきましたが、改めて検討してみます。

Crime in Cebu, Philippines
セブの治安

ひと目見てわかるように「High」がついているのは、「汚職や賄賂問題」だけです。政治的な腐敗はフィリピンという国家全体に及んでいる問題であり、一朝一夕で解決できることではありません。

ただし、先にもふれましたが短期の語学留学をする上で「汚職や賄賂問題」でトラブルに巻き込まれることなど、想定できません。

その他の犯罪についてのポイントが低いのは、セブに暮らす人々の明朗で穏和な人柄もさることながら、世界有数のリゾートとして知られるセブの治安を守るために、フィリピンが国家の威信を賭けて取り組んでいるからこそです。

3-4. アメリカの治安

近年、アメリカの治安が悪化していることは、よく指摘されることです。実際、Numbeo のデータ上にも、アメリカの治安に問題があることがはっきりと示されています。

Crime in America
セブの治安

「過去3年間における犯罪の増加」と「ドラッグの使用、売買の問題」で「High」がついています。ここ数年で治安が悪化している現状を、素直に伝えていると言えるでしょう。

銃規制が進んでいないことによる凶悪犯罪も増加しています。その危険度はフィリピンをはるかに上回っています。

とはいえアメリカはあまりにも広いため、全米25の主要都市によって治安と安全度はかなり違います。留学先として人気が高い4つの都市圏について比較してみます。

3-4-1. ホノルル

Crime Comparison Between Cebu and Honolulu, HI
セブの治安

ハワイのホノルルはセブと同様に南国にある国際的リゾートとして名高い場所です。治安では3ポイントほどセブより劣っています。ひったくりやスリなどの軽犯罪に注意が必要です。

ホノルルにも立ち入ってはならないダウンタウンがあります。夕方から夜にかけて、踏み入っては行けないエリアもありますから、情報収集を怠らないようにしてください。

3-4-2. ニューヨーク

Crime Comparison Between Cebu and New York, NY
セブの治安

ニューヨークは全米25都市のなかで最も治安が良い都市として知られています。多くの指標がセブと、ほぼ同じ水準にあります。

3-4-3. ロサンゼルス

Crime Comparison Between Cebu and Los Angeles, CA
セブの治安

ロサンゼルスの治安・安全度がセブと並ぶことについても、すでに紹介した通りです。

3-4-4. サンフランシスコ

Crime Comparison Between Cebu and San Francisco, CA
セブの治安

「ドラッグの使用、売買の問題」をはじめ4項目で「High」がついていることには、注意が必要です。

3-5. イギリスの治安

イギリスの治安は先進国のなかでも高く評価されています。ただし、警官の数が不足しているため最近では軽犯罪が放置される傾向にあり、注意が必要です。

Crime in England
セブの治安

Numbeo のデータ上で犯罪指数と安全性指標を比較すると、オーストラリアと同レベル、フィリピンより悪くアメリカよりも良い位置にいます。

3-5-1. ロンドン

ロンドンについては、先にふれていますので、表のみ再掲します。

Crime Comparison Between Cebu and London
セブの治安

犯罪指数と安全性指標でセブより5ポイントほど下がっています。

3-5-2. マンチェスター

Crime Comparison Between Cebu and Manchester
セブの治安

マンチェスターはイギリスのなかでも一般的に治安が悪いと言われている都市です。

Numbeo のデータ上でも「ドラッグの使用、売買の問題」をはじめ4項目に「High」がついています。ここ数年でさらに治安が悪化していることがうかがえます。

3-6. 比較から見えてくるフィリピンとセブの治安の良さ

ここまでNumbeo のデータをもとにフィリピンやセブの治安と安全性について、留学先として人気が高い国、都市ごとに比較してきました。

欧米留学とフィリピン留学とを比べると、フィリピンの方が欧米に比べて治安が悪いように思いがちですが、客観的なデータを見れば、それが間違っていることがわかります。

データは、フィリピンやセブの治安と安全性が先進諸国にけして見劣りしないことを語りかけてきます。むしろ先進国の多くの都市よりも、セブの方が治安が良いという結果を教えてくれるほどです。

ですから、セブ島留学を検討する際に「フィリピンだから危ない」と身構える必要などないってことです。

治安については欧米留学と同じくらい、あるいは留学先によってはセブ島留学の方がより安心できる水準にあります。

また、先ほどから強調しているように、欧米留学であろうとセブ島留学であろうと、海外であるからには安全なエリアと危険なエリアがあることを、十分に自覚することが大切になります。

治安が良いことで有名なカナダのバンクーバーにしても、アメリカで最も治安が良い都市とされるニューヨークにしても、都市内のすべてが安全なわけではありません。現地の人でさえ近づくことを避ける危険なエリアが、確実に存在しています。

日本にいては実感できないことですが、海外の都市であればどこでも事情は同じです。一人で歩いても安全なエリアもあれば、犯罪に巻き込まれるリスクが高いエリアもあります。

治安に優れるセブについても同様です。時間帯によっては一人で歩いてはいけない危険なエリアもあります。

大切なことは、そうした危険エリアには近づかないようにすることです。普通に語学留学に励んでさえいれば、そのような危険エリアに足を踏み入れる心配はまずありません。

ですからセブ島留学を一般的に楽しむ分には、治安について必要以上の警戒をしなくても大丈夫です。

危険エリアに立ち入ることなく安全性を確保した上で、セブ島留学を思いっきり楽しんでください。

PS.最後にnumbeoのスクリーンショット、1200px以上のサイズを置いておきます。(PCでデータを確認したい方向き)

コメント一覧
  1. yuki. より:

    勉強になりました。貴重な情報、ありがとうございました!!。

  2. フィリピンで頑張るママ より:

    はじめまして。
    セブに行くときには、いつもこちらのホームページの情報を参考にさせていただいています。
    有益な情報ばかりで、とてもありがたいです。
    私もフィリピンに住んでおり、割とセブには遊びに行くことが多いので、ちょっと不安になったことがあり、お聞きしたいことがあります。
    昨年末、子供と二人でセブに行ったときのことです。
    いつも最低でもクエストカンファレンスホテル以上のグレードのホテルに宿泊していた(安全の為にも)のですが、
    私自身フィリピンに住んでいますし、観光という感じでもないので、その時はグレードを落として1泊2000ペソ位のホテルに泊まりました。
    そこで宿泊した際、早朝5時位に、突然部屋の電話が鳴りフロントから、私宛に電話が入っていると言われ、電話を出たら、片言の日本語を喋るフィリピン人男性が私の苗字からファーストネームまで知っており、「OOさんですか?」と話してきました。
    私は友人、家族、隣人など誰一人にもセブに行くことを伝えていなかったですし(そもそもフィリピン人の知り合いが全然いない)、セブに入ってからも、誰一人にも、泊まっているホテルは伝えませんでした。ホテルまで乗ったタクシードライバーにも、私の名前は伝えていません。
    SNSでもセブにいることを発信していませんので、私の名前を知っていて、そのホテルに泊まっていると、知っているのは、
    ホテルスタッフだけだったんです。
    知らないフィリピン人男性が私の名前を言い、電話がかかってくることに恐怖でパニックになって、英語で「なんで私の名を知っているんだ?」と言ったら、繰り返し、「OOさんですか?」下手くそな日本語で尋ねてきました。
    もう恐くなって、電話を切りました。その直後、部屋のドアから、ドーンとドアを叩くようなものすごい大きな音がしました。
    部屋の外に誰かいたのかもしれません。
    フロントに電話をして、スタッフに尋ねたら、スタッフは私の名前を知っていたから、電話を繋いだといいました。
    その電話の後ろから、また例の男がホテルに電話をかけてきたようで、フロントスタッフに、今度は違う日本人の名前を尋ねて、それにスタッフが応答している声が聞こえてきました。
    私が話したフロントスタッフは、冷たくそのフィリピン人男性をあしらって、「お客様は知らないと言っている」と男に伝え、電話を切っていたので、そのスタッフが共謀していたとは、思えないのですが、ホテルの掃除係や他のスタッフが共謀していたとしか考えられないのです。
    私はその日恐くて、昼までドアを開けることができませんでした。
    フロントスタッフにもその出来事を伝えてら、「ソーリー!マム」と言われただけで・・・・。
    話が長くなってしまいましたが、お聞きしたいのは、このようにホテルに電話を掛けてくる、犯罪があるのでしょうか?
    私は怖くて切ってしまい、何も話を聞かなかったのですが、こういう感じで宿泊者を狙う犯罪があるのか聞いたことはないですか?
    これからもセブに行く機会は多いので、子供もいますし安全の為、知っておきたいと思いました。
    ちなみに私は女性です。
    長文で失礼しました。
    何かご存知でしたら、教えていただけるとありがたいです。

    • 斉藤 淳 斉藤 淳 より:

      フィリピンで頑張るママ様
      コメントありがとうございます。こちら私は初めて聞いたのですが、周りの知人に確認した所、トランプ詐欺と同じように一昔前によくあった「フィリピン人による犯罪行為」のようです。

      情報の聞き出し方は、ホテルスタッフとグルの可能性が一番高いとのことです。
      そのホテル全員っていうわけではなく、スタッフひとりに悪いヤツがおり、日本人をターゲットにしたのだと思われます。最悪のケースでは警察とグルになって恐喝する場合もあるとか。
      グルではない単独行為の場合での名前の探り方としては、例えばiPhoneなどBluetoothの誰でも見れるような設定で「○○○のiPhone」という自分の名前を表示させてしまっている場合です。

      対策としては大前提として個人情報を出さないこと。続いて、少し高めのホテルや名前の通ったホテル、評判の良いホテルに宿泊されるのが一番ではないかと思われます。もっとも、2000ペソ前後のホテルが安いホテルだとは思いませんが。。。

      もしよろしければ、そのホテルをお伺いすることは出来ますでしょう。(info@ceburyugaku.jp宛でも構いません)。セブの領事館にこの手の話が最近届いているかどうかなど、私の方でも確認してみたいと思います。
      コメントありがとうございました。

  3. フィリピンで頑張るママ より:

    斉藤様
    丁寧なお返事ありがとうございます。
    そのような犯罪があるんですね。
    早速調べてみましたら、トランプ詐欺などに遭う邦人の被害者は以外にもかなり多いんですね。
    警察までグルになってしまうこともあるなんて…。(警察までグルになってしまうと、この国で外国人はどのように保身すればいいのか考えてしまいます。)
    そのような詐欺など自分は絶対被害に遭わないだろうと思っていましたが、
    まだ眠っている早朝に電話を受け、話されると、頭が回転せず、騙されそうになってしまうと実感しました。
    危なかったです。
    アドバイスをいただいた通り、安心と安全の為、ケチらず少し高めのホテルを利用するのが一番ですね。

    そのホテルですが、ホリデースパホテルです。
    私はプレミアムルームを利用したので2000ペソ位でしたが、普通の部屋ですともっと安いみたいですので、
    値段的には安全は期待できないランクなのかもしれません。
    フロントスタッフはいつもニコニコでとても親切でしたし、12月だったので、ホテルのロビーでクリスマスのミニコンサートが催されていたり、バーでも生演奏が聞けたり、小さなホテルですが色々試行錯誤しているんだなぁと思うと、こんなことが起きて悲しい気持ちにもなりました。
    私はホテルから出かけた時に、オンラインで予約した際に印刷した紙を部屋に置いて出かけてしまったので、
    掃除係が私の情報を得た可能性もあるのかもしれません。
    ホテルのスタッフが関与する犯罪があるのだと、身をもって体験したので、これからはもっと気を付けなくてはと改めて思いました。

    • 斉藤 淳 斉藤 淳 より:

      フィリピンで頑張るママ様
      ホリデースパホテルだったのですね。旅行者も泊まる一般的なホテルですし、私も何回か泊まった事があります。セブでは一般的な価格のホテルなのですが、残念です。

      >私はホテルから出かけた時に、オンラインで予約した際に印刷した紙を部屋に置いて出かけてしまったので、掃除係が私の情報を得た可能性もあるのかもしれません。
      なるほど。その可能性もありそうですね。基本的に12月はセブ島全体で犯罪が起きやすい時期になっています(国全体で購買意欲が高まるため、スリのような軽犯罪が起きやすい)。そういうのも合わさっての今回の事件だったのかもしれません。

      いずれにしましても、ご無事で何よりです。この機会に当サイトでも注意喚起を促していければと思います。この度はご貴重な情報ありがとうございました。

  4. フィリピンで頑張るママ より:

    日本では部屋を出る時は、貴重品を気にする位でしたが、
    個人情報もフィリピンでは気を付けなければいけませね。
    おっしゃる通り12月ということも重なったのかもしれません。
    本当に無事で何よりでした。

    このような情報を聞ける人がいないので、お答えいただき感謝です。
    また、分からない事があった時は、聞かせてくださいね。
    日々更新される記事も楽しみにしています。
    ありがとうございました!

    • 斉藤 淳 斉藤 淳 より:

      フィリピンで頑張るママ様
      こちらこそ、ご貴重な情報を頂き感謝しております。リアルな情報が一番役に立ちますので。ありがとうございます!

コメントを残す

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.