カナダ留学で人気のバンクーバー。自然と都市の両方を味わうことができ、日本人留学者も多いので留学初心者でも安心して留学できます。
今回はカナダのバンクーバーでの基本情報やバンクーバー留学のおすすめ点、留学エージェントを紹介します。
カナダ留学を検討中の方は、是非ご覧ください。
小林優香
一般社団法人海外留学協議会(JAOS)認定留学カウンセラー現在留学エージェント会社で働き、入社以来1,400人以上の留学生をサポート。
最優秀カウンセラーとして2度の表彰を経て、現在は留学カウンセラーの育成トレーナーを務めている。
目次
カナダのバンクーバーってどんな都市?
基本情報
人口 | 約63万1486人 |
人種 | 白人:48.2%、中国系:27%、南アジア系:12%、フィリピン系:5.1%、その他:12.3% |
最高気温 | 春:17度、夏:22度、秋:18度、冬:8度 |
最低気温 | 春:4度、夏:12度、秋:5度、冬:2度 |
物価 | 家賃:高い、光熱費:安い、携帯データ代:安い、衣類代:ブランドによる、外食費:高い、食材費:食材の種類による |
街の様子
交通事情・交通手段
バンクーバーで主に使われる交通手段は次の3つです。
1.バス
2.スカイトレイン(電車)
3.シーバス(フェリー)
これら3つを利用する方法として、Compass Cardを使います。日本のPASMOやSuicaみたいなものですね。
Compass Cardは、駅やドラッグストアで簡単に入手可能。定期券にすれば、切符を買うよりも安く利用できるので、バンクーバーでは一般的なアイテムです。
雰囲気
バンクーバーはビルが建ち並ぶダウンタウンと、緑豊かな自然公園がすぐ近くにあります。
ダウンタウンでは英語はもちろん、その他の言語が多く飛び交っており、まさに多国籍文化という感じです。日本の留学生も多く、日本語がちらほら聞こえることも。
また、おしゃれな撮影スポットや人気カフェがあるので、写真を撮る観光客・留学生も見かけます。
一方で自然公園では、ランニングや犬の散歩をする人、きれいな海や森を眺めながらピクニックをする人が多いです。みなそれぞれ自分の時間をリラックスして過ごしていますね。
治安情報
Numbeoの犯罪データを調べた結果、バンクーバーで一番犯罪率が高いのは、「薬物の使用、または薬物を使用した人の犯罪」でした。
これは私が実際にバンクーバーに住んでいた際にも感じましたが、麻薬が合法化されたカナダでは、一番起こり得る犯罪だと思います。
一部の地域や深夜の時間帯では、下記のような光景をみることも。
・いきなり奇声を上げて叫ぶ
犯罪に巻き込まれないためにも、
・深夜の外出を控える
・知らない場所に一人でうろつかない
こういった心掛けが必要でしょう。
有名な観光地・人気スポット5選
グランビル・アイランド
バンクーバーを代表する観光地「グランビル・アイランド」は、買い物・グルメをするのにベストな有名スポットです。
ダウンタウンからバス1本で行くことができて、徒歩でも30分ほどでアクセス可能。
旬のフルーツや野菜、お肉が並ぶ「パブリックマーケット」や、常に行列ができている「Lee7’s Donuts」では、ふわふわモチモチの美味しいドーナッツが楽しめます。
キャピラノ吊り橋公園
「キャピラノ吊り橋公園」は地元の人にも愛されている、大自然とスリルの両方を味わうことができる観光スポットです。
長さ140メートル、高さ70メートルの吊り橋の上では、綺麗な大自然を一望できます。マイナスイオンを全身で感じて、身心ともにリフレッシュできるでしょう。
ちなみに、1300人が乗っても壊れないほど頑丈な橋ですが、吊り橋なのでかなりグラグラ揺れて非常にスリルがあります。
ギャスタウン
「ギャスタウン」はダウンタウン北東に位置しており、「バンクーバー発祥の地」とも言われています。石畳の道が続いていて、19世紀のようなレトロな雰囲気が魅力的です。
また、ギャスタウンにはシンボルともいえる蒸気時計があります。
15分ごとに汽笛が鳴り、シューっと蒸気が噴き出て、その瞬間を撮影するために多くの人が集まるほどの人気です。
クイーン エリザベス公園
カナダでできた最初の市立植物園である「クイーン エリザベス公園」は、1年を通して多くの種類の花を見ることができ、四季折々の美しさを感じることができます。
園内にはテニスコートやゴルフコースが完備されており、自然いっぱいの中でスポーツを楽しむことも可能。
また、こちらは有料ですが、ドーム状の「ブローデル温室植物園」では、約500種の熱帯植物と、放し飼いにされた100羽以上の鳥たちを観察できますよ。
ディープコーブ
「ディープコープ」はノースバンクーバーの東側に位置しており、気軽にピクニックができる場所として大人気です。
ディープコープで一番有名なのが、「クォーリーロック」という崖を目指してのウォーキングです。岩崖の上から見る景色は絶景。青い湖が広がる姿は感動的です。
初心者コースなら、徒歩で行けば20~30分くらいで到達できるほどのアクセスのしやすさ。勉強で疲れた脳を、気持ち良くフレッシュできます。
バンクーバー留学の魅力5選
快適にすごせる気候
バンクーバーは5月から10月にかけて、快適に過ごすことができます。特に夏の場合は、日本とは違って気温は20度前後で、猛暑の日もありません。
カラっとしていて、エアコンなしでも大丈夫。
夏なのに長袖が着られるくらい涼しいので、暑がり屋さんにとっては魅力的な環境ですね。
英語の発音がきれい
カナダの英語は発音にクセがなく、日本人になじみのあるアメリカ英語に似ていることもあり、聞き取りやすいのが特徴です。
第一言語が英語でない人が多いので、ゆっくり話したり、多少のクセなどは気にしたりしない人がほとんど。
英会話に慣れていない人でも、リラックスして英語を話すことができます。
「もっとうまく発音しなきゃ!」と意気込む必要は全くないので、自信をもって英語力を伸ばしてください。
自然と都市の両方を楽しめる
バンクーバー留学の魅力といえば、都市と自然の両方を楽しめることです。少し歩けば充実した時間を過ごせるのが魅力。
放課後はダウンタウンをぶらついて観光地巡りや、おしゃれなカフェで外国人のクラスメイトと英会話を楽しむことができます。
週末なら自然公園で散歩しながら、リスやアライグマなどの小動物を観察するのも良いですね。
多国籍文化を体験できる
バンクーバーは留学生や移民が多く、様々な文化が入り混じった都市です。
外国人や留学生に寛容な人が多く、露骨な差別もないので安心して生活できます。
また、レストランでは日本食はもちろん、他のアジア料理や西洋料理が楽しめます。日本食を外国人のクラスメイトに振舞うのは、魅力的であり貴重な体験となるでしょう。
日本人が多いので留学しやすい
バンクーバーは日本人がとても多いので、留学先で不安なことがあった際も大丈夫です。学校の事務員やクラスメイトには、日本人がいる場合がほとんどなので安心です。
「日本人ばかりいては、英語の勉強にならないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、日本語を話す友人を2〜3人作っておけば何かあれば気軽に相談できますし、新しい友人を作るチャンスにもなります。
バンクーバー留学をする際の注意点
物価は高め
バンクーバーの物価は、日本よりも高いと思った方が良いです。
食事の場合は外食すれば日本より高いですし、チップを払うのがマナーなのでさらに高くつきます。食費を抑えたい方は、なるべく自炊を心掛けてみるのが良いです。
家賃もかなり高く、住む場所やエリアによって変わりますが、都市部に近ければ近いほど家賃が高くなります。
家賃をなるべく安く済ませたいのであれば、シェアハウスが一番。大人数で住めば、安い家賃で広い部屋に住むことも可能です。
英語の勉強にならない可能性がある
バンクーバーは日本人が多いから留学しやすいのがメリットですが、それは「いつでも日本語に甘えられる環境」でもあります。
例えば、
・外国人の友達ができず、日本人とばかり一緒にいる
・積極的にクラスメイトに話かけようとしない
このような方は、英語力がなかなか伸びないでしょう。
一部の地域は治安が悪い
住みやすい都市として有名なバンクーバーですが、一部の地域では安全が保障されない場所もあります。
また、カナダは2018年から大麻が合法されたこともあり、中には麻薬中毒者の人も。街中を歩くと、マリファナの嫌な臭いがすることも。
日本の法律上、カナダにいようが日本人は大麻の使用・所持NGです。大麻使用しないのはもちろん、大麻を勧めてくるような人とは関わらないよう注意しましょう。
冬は雨の日が多い
バンクーバー留学をもっと楽しみたい人は、5月~9月の夏の時期に滞在できるのが理想的です。
理由として、冬のバンクーバーは夏と比べて雨の日が非常に多く、外でできるアクテビティが少なくなってしまうからです。
バンクーバーは10月~4月にかけて雨の日が多く、特に11月~1月は、「日本の梅雨と同じ」でどんよりとした気分になるかもしれません。
飲酒のルールが厳しい
カナダのほとんどの地域では、外での飲酒が禁止です。また、バーに入る際は入り口にいるスタッフが必ず年齢を確認します。お店に行く際は、顔と年齢が確認できる身分証明書やID(パスポート・国際学生証など)を忘れないようにしましょう。
お店によっては身分証明書を2つ見せなければいけないところもあるので、注意してください。
バンクーバー留学をする人の中にはこんな人も
バンクーバーは、二ヵ国目の留学先としても人気です。
最近では、はじめにフィリピン留学をして英語を学び、その後バンクーバーにワーホリやCoop留学をしに行く、といった人が増えています。
バンクーバーは日本食レストランが多く、日本人にとって仕事が見つかりやすいことも人気な理由の一つです。
留学エージェントを選ぶ際のポイント5選
費用が安いかどうか
留学エージェントを選ぶ際は、必要な費用をはっきり教えてくれるエージェントかどうかを確かめましょう。
エージェントの中には費用が高いプランをしつこく勧めてきたり、明らかに手数料が高かったりなど、悪質なものがあります。
無駄にお金を浪費しないためにも、
・料金体系をしっかり明示している
・返金・キャンセルが可能
・学費や授業料の割引がある
こういった留学エージェントを選ぶようにしましょう。
ニーズに合っているか
後悔しないためにも、自分のニーズを満たせる留学エージェントを見つけてください。人生で一度きりの留学になるかもしれませんからね。
・行きたい国や都市がある
・通える学校やカレッジの種類が豊富
・銀行や保険など、面倒な手続きをしてもらえる
・専門的なことを学べる学校も選べる
公式ウェブサイトやパンフレットを見れば、上記の内容を簡単に調べることができます。もちろん直接エージェントに相談してみるのがいちばん確実でしょう。
カウンセラーの質が良いか
評判の良い大手の留学エージェントといえど、中には良くないカウンセラーがいることもあります。
利益を優先して契約を急かすようなカウンセラーに合った際は、カウンセラーを変えてもらうか他社のエージェントを選ぶのが妥当でしょう。
良いカウンセラーであれば留学経験が豊富なことはもちろん、こちらの質問に適切に答えてくれるはずです。
特に留学の初期費用だけでなく、現地での細かい生活費・物価など、金銭面に関する質問はしっかりと聞いておきましょう。
豊富な情報が得られるか
留学が初めての人は、エージェントを通さずに情報を集めるのは難しいです。インターネットだけで情報収集を行うと、間違いがある・古くて役に立たない情報に出会うことも。
現地の最新情報を発信しているエージェントは留学先との連携もしっかりしているので、安心して話を聞くことができます。
学校選びや授業の種類だけでなく、国の文化や危険な場所など、聞きたいことを積極的に聞いておきましょう。そのほかには、実際にエージェントを利用した人から直接話を聞くのも手段の一つです
留学前後、現地のサポートはあるか
留学が初めてだと、きちんと準備ができるか不安だと思います。そのような人は特に、留学前・留学中・帰国後のサポートが充実しているエージェントを選ぶのがポイント。
留学前の準備や手続きはもちろん、留学中のトラブル対応や銀行・携帯の手続き、帰国後の就職面接など、サポートの種類はさまざまです。
最近ではコロナウイルスの影響により、留学費用の返金・一部負担などを行うエージェントも珍しくありません。
また、サポート自体が無料のエージェントもあるので、エージェント同士をきちんと比較するのも大事です。
おすすめ留学エージェント5社 | 特徴 |
---|---|
スマ留 | 留学費用が従来の最大半額(*2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく) |
留学ジャーナル | 約50年の実績 |
成功する留学 | 2017年アジア初の最優秀エージェント |
BRAND NEW WAY | カナダ300以上の学校と提携 |
ウエストコーストインターナショナル | 定期的に現地情報を発信 |
バンクーバー留学に関するよくある質問
おすすめのバンクーバー留学エージェント4社
おすすめのバンクーバー留学エージェント4社をランキング形式でご紹介します。
スマ留
スマ留は料金がリーズナブルなことで有名な留学エージェントで、年間利用者数は8,000人以上です。日本には東京(新宿)、大阪に対面で無料相談できるサロンがあり、もちろんオンラインやLINEでも相談が可能です。
おすすめポイント①:留学費用が従来の最大半額
語学学校の空き時間や空き場所を利用することで、従来の最大半額で留学できます。(*2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく)
おすすめポイント②:シンプルなパッケージ料金
国と期間ごとに料金がパッケージ化されているので、追加費用が発生することなく自由に語学学校を選ぶことができます。またカウンセリング前に留学したい国と期間が決まっていれば簡単に費用のシミュレーションを出すことが可能です。
おすすめポイント③:安心安全の365日、24時間コールサポート
世界中どこにいても24時間コールサポートが可能なので初めての留学生活でも安心です。(146ヵ国203都市での駆けつけサービスも可能)
プランによっては、オンライン英会話と英語学習アプリが6カ月間活用できる英語学習サポートや、実際に学校を見学してから決めることができる学校見学オプションなどサポート面が充実しています。
留学ジャーナル
約50年の間に20万人以上の留学生をサポートした実績がある、大手の留学エージェント。留学前の語学学習や、帰国後の就職サポートも充実しています。
・学生ビザの申請代行
・学校の入学手続き
・滞在先・航空の手配
・保険の案内
など、留学初心者にとって面倒な準備を、全て任せることができます。
成功する留学
→https://www.studyabroad.co.jp
成功する留学は、留学業界で毎年開催されている「ST Star Awards」というイベントで、2017年にアジア初の最優秀エージェントとして選ばれたほどの実績があります。
約30年の歴史ある留学エージェントで、計25万人の留学生をサポート。
「海外旅行損害保険」の取扱代理店でもあり、保険の加入者には24時間対応の相談窓口も用意されています。
BRAND NEW WAY
カナダ留学に強いエージェントで、カナダにある300以上の語学学校・カレッジ、大学と直接提携しています。
利用者は奨学金制度や授業料の割引など、お得なメンバーシップ制度が適用されるのが嬉しいところ。また、現地のオフィスでは、DVD・書籍レンタルや、カナダではなかなか見られない漫画喫茶の利用もできます。
まとめ
留学エージェント176社総まとめはこちら。留学エージェントの仕組みから、カウンセリングの受け方、優良留学エージェント探しのポイント、そしておすすめの留学エージェントをご紹介しています。
バンクーバーへ留学する前にフィリピン留学でマンツーマンで基礎を見つけてから2カ国目としていく方法もおすすめです!
フィリピンセブ島留学に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
→俺のセブ島留学|フィリピン語学留学完全ガイド
2019年の3月「リアルな英語」を学ぶために、同月にバンクーバーへ語学留学。語学学校「ILAC」に通い、1年ほど滞在。最終的にはビジネスクラスを卒業し、担任先生の公認のもと「Diploma」と呼ばれる専門士資格を取得。