spot_img
留学マナビジン海外留学オーストラリア留学ケアンズ留学【徹底解説】費用や他のオーストラリア都市と比較|2024年版

ケアンズ留学【徹底解説】費用や他のオーストラリア都市と比較|2024年版

皆さんはケアンズ留学に興味はありませんか?

世界遺産や大自然に囲まれたオーストラリアの街ケアンズ。オーストラリア国内でも人気のある留学先の1つです。

この記事では、ケアンズの基本情報、ケアンズ留学のメリットとデメリット、ケアンズでおすすめの観光地などを紹介します。

ケアンズ留学に憧れを抱いている方はぜひ読んでみてください!

記事編集者:マナビジン編集部
「英会話が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに、英会話を習得するためのノウハウ・統計データ・海外留学情報などを提供中。
記事監修者:Yui
オーストラリアメルボルン在住。
日本の公立高校で英語教師を8年間務めた後、オーストラリアのモナッシュ大学に大学院留学をして観光学を専攻(2021年卒業)。大学院卒業後は現地企業にデジタルマーケターとして採用された。オーストラリア在住歴4年。

ケアンズの基本情報

ケアンズの街並み

クイーンズランド州
人口 約16万6000人
気候 熱帯雨林気候
年間平均気温 24.6度
日本との時差 +1時間
※ケアンズはサマータイムを導入していない
日本からのフライト時間 約7時間30分
面積 1,687km2

ケアンズはオーストラリア北東部にあるクイーンズランド州の都市の1つです。

熱帯雨林気候であるため年中温暖で、マリンスポーツが非常に盛んな地域です。真冬であっても海から上がって少し肌寒い程度なので、1年間を通じて海に入ることができます。

季節は雨季(11-5月)と乾季(6-10月)に分かれており、雨季の時期にはサイクロンが発生することがあるので注意が必要です。そしてケアンズは、オーストラリアで最も湿度が高い都市として知られています。

オーストラリアはサマータイムを導入している州と、そうでない州があります。クイーンズランド州はサマータイムを導入していないため、年中日本との時差が1時間です。

成田空港や関西国際空港から直行便も出ているためアクセスしやすいでしょう。7時間30分ほどで到着することから「日本から1番近いオーストラリア」と呼ばれています。

ワーキングホリデーとしてのケアンズ

ケアンズには「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の2つの世界遺産があり、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。

それゆえに観光客向けのサービス業を中心とした求人が非常に多いという点が特徴です。ワーホリでケアンズに行くと、下記のような仕事に就くことができるでしょう。

  • お土産屋さんや免税店の店員
  • レストランやカフェでの接客
  • ツアーガイド
  • ホテルのベッドメイキングや清掃

市内の情報掲示板や新聞で求人広告を見かけることも多いです。比較的仕事が見つけやすいのでケアンズのワーホリはおすすめできます。

また、これはケアンズに限らず、オーストラリアのワーホリ全体で言えることですが、英語力が高いほど、時給の良い仕事に就くことができます。出発前にきちんと英語を勉強しておくことがおすすめです。

ケアンズに留学するメリット3つ

ケアンズに留学するメリットは下記の3つです。

  • シドニーやメルボルンより生活費が安い
  • 観光関係の就学・就労がしやすい
  • 年中気候が温暖で過ごしやすい

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

シドニーやメルボルンより生活費が安い

オーストラリアは日本と比較するとかなり物価が高いです。しかし、オーストラリア国内であっても都市によって物価は異なります。

シドニーやメルボルンの物価が国内で最も高い中、ケアンズの物価はこれらの主要都市と比較すると10-20%ほど低くなっています。特に家賃がかなり低いです。

そのため、留学にかけるコストを抑えることが可能です。留学期間が長くなるほどお得になるでしょう。

観光関係の就学・就労がしやすい

上記にもありますが、ケアンズには2つの世界遺産があり、毎年多くの観光客が訪れています。そのため、観光に関する学問や就業に力が入っている点が特徴です。

例えば、ジェームスクック大学の観光学部はUNWTO(国連世界観光機関)より、オーストラリア国内で最高峰の観光学部であると評価されています。他にも多くのTAFE(日本の専門学校に近い教育機関)で観光関連のコースやプログラムを提供しており、人気です。

観光地であるため、カフェやレストランといったサービス業における求人が多く、アルバイトもしやすいでしょう。

将来、観光関係の仕事に就くことに興味がある人にケアンズ留学はおすすめです。

年中気候が温暖で過ごしやすい

ケアンズは年間平均気温が24.6度と温暖です。真冬であっても15度を下回ることはほとんどありません。そのため、年間を通して軽装で過ごすことができます。

雨季の時期は雨が降りますが、年間を通じて降雨量が少なく、晴天日が多いです。日々の気温差も大きくないため体調を崩すこともあまりないでしょう。

荷物を少なくすることができる点もメリットと言えますね。

ケアンズに留学するデメリット4つ

ケアンズ留学のデメリットは下記の4点です。

  • 日本人が多い
  • 街が小さいので長期留学だと飽きてしまう
  • 紫外線が強く、UV対策が年中必要である
  • 語学学校や大学の数が少ない

それぞれのデメリットについて1つずつ見ていきましょう。

日本人が多い

日本から多くの観光客が訪れるため、街には日本語で書かれた看板が数多くあります。また、日本からの留学生やワーホリ参加者も多く、日本人の比率も高いです。

これは「英語力が高くなくても暮らせる」「安心」というメリットにもなりますが、「英語力を向上させたい」と考えている人にとってはデメリットになる可能性があります。

語学学校の外でも英語漬けの環境に身を置くことができるように、ローカルジョブのアルバイトをしたり、日本人以外と一緒にシェアハウスで暮らすなど、自分なりに工夫をする必要があるでしょう。

街が小さいので長期留学だと飽きてしまう

ケアンズは非常にコンパクトな街です。メインストリートが3つしかなく、30分ほどあれば中心地を回ることができるでしょう。

中心地にはレストラン、ショップ、公共施設などが全て揃っています。また、シドニーやメルボルンと比べるとナイトライフやイベントが少ないです。

そのため、長期留学でケアンズに行くと刺激が足りず、物足りなく感じてしまう可能性があります。しかし、これは逆に静かで落ち着いて勉強することができる環境であるとも言えます。

ご自身で、この環境をプラスとして捉えるのかどうかをよく考えた上で、留学先を検討することがおすすめです。

紫外線が強く、UV対策が年中必要である

オーストラリアは日本の7-8倍の紫外線量があると言われています。特にケアンズは常夏なので、年中UV対策をする必要があるでしょう。 

UV対策をしないと将来シミになってしまったり、最悪の場合は皮膚ガンになってしまうため注意してください。

語学学校や大学の数が少ない

シドニーやメルボルンといった大都市と比較すると、ケアンズは語学学校や大学の数が少ないです。大学はジェームスクック大学しかありません。語学学校はたったの6校です。

学校の数が少ないということは選択肢が狭まるということです。留学の目的がきちんと定まっており、あなたがやりたいことが「ケアンズ」でしかできないことであれば、このデメリットは問題にはならないでしょう。

しかし、ただ「何となく楽しそうだから」「過ごしやすそうだから」という安易な理由でケアンズを留学先に選んでしまうと後悔するリスクもあります。よく考えて留学先を決めましょう。

ケアンズでおすすめの観光地トップ3

つづいて、ケアンズでおすすめの観光地トップ3をご紹介します。

グレートバリアリーフ

グレートバリアリーフ
「オーストラリア」と聞くとグレートバリアリーフを思い浮かべる方も少なくないでしょう。

世界最大の珊瑚礁で、全長2,300キロメートルもあり、世界遺産に登録されています。宇宙からでも見えるそうです。

その美しい海には600種類以上の珊瑚、1,500種類以上もの魚、そして30種類以上もの海洋哺乳類が生息していると言われています。

ミニ潜水艦で海底を散策したり、グリーン島など付近の島でピクニックを楽しんだり、ウミガメの孵化を観察したり、さまざまなアクティビティを楽しむことができますよ!
ケアンズに来たら必ず寄りたいですね!

キュランダ

キュランダ
キュランダは世界遺産に登録された世界最古の熱帯雨林の中にある村です。
昔、オーストラリアの先住民族であるアボリジニが住んでいたと言われています。

常に多くの観光客で賑わっており、カンガルー、エミューやワニといったオーストラリアならではの動物を食材にした料理を楽しむことができます。

また、村の中にあるキュランダ・コアラ・ガーデンズではコアラを抱っこして記念撮影をすることも可能です。

オーストラリアでは実はコアラを抱っこできる州や動物園が限られています(クイーンズランド州、南オーストラリア州、西オーストラリア州のみ)。

そのため、コアラを抱っこできる場所を見つけたら行って、実際にコアラを抱っこするべきです!

パロネラパーク

パロネラパーク
パロネラパークは、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルになったと言われている神秘的なお城です。オーストラリアの重要文化財として指定されています。

お城では1日2回ツアーが行われ、日中と夜にそれぞれ行われています。

夜はライトアップして行われるのですが、日中と夜ではお城が見せる雰囲気や様子が全く異なるので、お時間がある人はどちらのツアーも参加されることをおすすめします。

また、お城の近辺には滝や泉や遊歩道など見どころがたくさんあるので1日中楽しめることができるでしょう。

ケアンズ留学にかかる費用の目安と内訳

ケアンズ留学にかかる費用の目安は期間別に下記の通りです。

留学期間 費用の目安
1ヶ月 25-35万円
3ヶ月 50-80万円
6ヶ月 110-140万円
1年 200-250万円

上記の費用には、往復のフライトチケット代金、語学学校の授業料、滞在費、そして生活費が含まれています。 

1ヶ月のケアンズ留学にかかる費用の内訳

下記は1ヶ月のケアンズの語学留学にかかる費用の内訳です。

内訳 費用の目安
航空券(往復) 10-15万円
語学学校の授業料 5-15万円
生活費(滞在費+食費) 10-15万円
海外旅行保険 2万円

これとは別に語学学校の入学金8,000-15,000円、教材費が約1,500円かかることを忘れないように気をつけてください。

ケアンズ留学に関するFAQ

最後にケアンズ留学に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

ケアンズ留学に持っていくべきものは?
上記にもありますが、ケアンズは年中気温が高くて日差しが強いため、UVカットサングラスやSPF数が高い日焼け止めを持っていくと良いでしょう。

もちろんこれらはケアンズでも入手することは可能です。しかし、オーストラリア製の日焼け止めは日本製のものと比較するとベタつきがちであったり、サングラスも西洋人向けの作りになっており、日本人にフィットしない形であるといったことがあるため、日本で購入することをおすすめします。

他には、年中マリンアクティビティを楽しむことができるため、ビーチサンダルや水着などマリンアクティビティに利用できるグッズがあると良いでしょう。

ケアンズの治安は?
ケアンズはオーストラリアの他の地域や都市と同様に、安全で治安が良いとされています。しかし、スリやひったくりといった軽犯罪が横行しているので、夜道の一人歩きや貴重品の管理などには気を付けるべきでしょう。
ケアンズ留学がおすすめの人はどんな人?
下記の人にケアンズ留学をおすすめします。

  • 将来観光業に就きたいと考えている人
  • 時間に追われる生活から抜け出して、のんびりとした生活を送りたい人
  • 留学の費用を抑えたいものの英語圏の国に留学したい人
  • マリンスポーツが好きな人、または興味がある人
  • 自然豊かな環境に身を置きたい人
  • 温暖な気候が好きな人
  • 日本人が多い環境で学習したい人

まとめ:ケアンズ留学に行ってオーストラリアの魅力を満喫しよう!

いかがでしたか?

ケアンズは大自然に囲まれながら落ち着いて勉強に打ち込むことができるため、留学先としてはおすすめです。

ケアンズ留学は、あなたにとってユニークで忘れることができない思い出になることは間違いないでしょう。

しかし、ケアンズに留学する場合は、学生ビザの申請、語学学校の選定と入学申しみ、OSHC(Overseas Students Health Cover)への加入など様々な煩雑で複雑な手続きがあり、準備と計画が必要です。

そのため留学エージェントを活用することをおすすめします。

ケアンズへの語学留学やワーキングホリデーを検討されている方はスマ留までお問い合わせください。

ケアンズへの留学・ワーホリを検討中の方は留学エージェントに相談してみよう!
>>オーストラリア留学エージェント32社【徹底比較】

マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

円安でも安く留学するならスマ留

円安の影響で費用が1.25倍!? でもスマ留ならまだ安い!

円安の影響で2年前に比べて留学費用は1.25倍(120円→150円)になりました。多くのエージェントが値上げをする中、実はスマ留はまだ1ドル120円台の価格で申し込めます!(10月時点)
留学に興味がある方は、今すぐ以下のボタンをクリック。

\ 30秒で無料カウンセリング予約できる/

11ヵ国の留学費用がすぐわかります。

こちらの記事もおすすめ

人気記事

セブ島観光アクティビティ39選!おすすめ順にやることを独自ランキング

こちらの記事ではフィリピンの「セブ島観光・セブ島旅行」を知り尽くした筆者が、旅行者、留学生、そして在住者も楽しめる様々な...

YouTube【英語字幕付き】英語学習におすすめ動画ベスト50 前半

英語教材というと、テキスト教材やアプリが主流ですが、YouTubeにも英語学習に関する動画がたくさんアップされています。...

TOEICの点数別【英語を使う仕事12選】36人に聞いてわかった高収入を得るヒント

「英語はこれからの時代必須だよ!」 ちまたでよく聞かれる話題だと思います。しかし、やや具体性に欠けてますよね。 ...

【セブ島留学完全ガイド】費用・持ち物・おすすめの学校54校も解説

「セブ島に留学を決めたけれど、学校の数が多すぎて選べない違いがわからない!」 「人気校やおすすめの語学学校はどこ?」 ...

今日から外国人と友達に!無料ペンパルアプリ&サイト15選

この記事では外国人と英語で国際交流ができるペンパル(文通)アプリやウェブサイトをご紹介します。 本格的な文通アプリ...

英語の略語・スラング【168選】チャットやメールで使われる短縮表現まとめ

外国人とチャットやメールのやり取りをしていると、たまに出て来る意味の分からない略語(短縮表現)やスラング。 今回は...

理解しやすさ最優先!おすすめ英語Podcastランキング【24選】

初心者向けの英語学習用おすすめポッドキャスト(Podcast)をランキングでご紹介。 ポッドキャストとはインターネ...

【419人に聞く】英語学習目的ランキングTOP10!日本人が英語を学ぶ理由とは?

あなたが英語を学ぶ目的は何ですか? ・転職・就職のため ・昇進のため ・外国人の友達が欲しいため ・必要に迫...

英語学習・英会話Youtuberチャンネル【49選】国内ランキング-2024年版-

英会話が学べる日本国内の英語学習系YouTubeチャンネルを、2022年11月時点での登録者数でランキングにしてまとめま...

英語の【文法用語一覧表】noun verb adjectiveなどの意味139用語

英会話レッスンを受けている最中、 「文法に関する質問をしたいけど、そもそも英語でなんて言うのかわからない!」 ...

新着記事

英語ニュース【2024年4月4日】国際教育の最前線レポート、ChatGPT英語学習法など4選

子供の英語教育から大人の英語学習まで、この1週間で気になった英語ニュースをピックアップ! 今週の情報は以下 ...

半年の留学なんて意味がない?大学で1週間留学、社会人で3年半ワーホリした私の結論

留学に行きたいけど長期では厳しい、半年だけ留学してみたいと思っているけれど迷っている、留学に行っても何も変わらず帰ってき...

中学生・高校生が無料で留学する方法【7選】2024年版

海外留学にチャレンジしたいという中高生にとって(本人のやる気以外で)、もっとも問題になるのが「留学費用」です。 大学生...

イギリス留学メリット7選・デメリット7選!語学留学、ワーホリ先の選択肢としてどう!?

渡航先として人気の高いイギリスですが、メリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。 充実した留学生活を送...

ヨーロッパ留学おすすめの国【9選】安くて魅力的な留学先はどこ?

これから海外留学をしたいと思っている方の中には、ヨーロッパに興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 英語...

月間英語ニュース【24年3月】英語キャリアセミナー開催・英検、再受験無償など16選

2024年3月28日配信のニュース 【1】海外留学エージェント「スマ留」【2024年夏休み】親子留学プログラムリリース...

社会人・大学生必見!無料で留学する方法【10選】2024年版

「無料で留学って本当にできるの!?」 いつか留学したい!と考えていても「お金」のことが頭をよぎって、日本にいる方も多い...

【留学ニュース情報2024年】役立つ留学関連のニュースをまとめて紹介!

こちらの記事では、留学全般に関するニュースをまとめてお届けしています。 随時更新しているので、チェックしてみてくだ...

【留学フェア2024年】各留学エージェントで開催予定の留学フェア情報一覧

留学フェアとは、大使館や留学エージェントなどが主催する留学イベントです。 主要英語圏の国々から多くの大学・教育機関...

夏休みの親子留学【2024年版】費用、おすすめ4ヵ国がわかる!

「留学」と聞くと、高校生や大学生など、ある程度大きくなった年齢の学生の方が1人で行くイメージが強いかもしれません。 ...