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留学マナビジンオリジナル英語教材ジブリで英文法関係副詞「why, Where , When, How」の違いと使い方|ジブリde英文法#019

関係副詞「why, Where , When, How」の違いと使い方|ジブリde英文法#019

ワンランクアップの英会話を目指すには、「関係詞」を使いこなせることが必須です。

関係詞とは「2つの文を繋ぐ」役割をもつ言葉。1文の短い文章から、説明を加えた長い文章を言う為に欠かせないものですね。

ジブリ映画を観ながら英文法を学ぶシリーズでは、実際にジブリ映画に使われているセリフをもとに、ネイティブスピーカーが使う英語のニュアンスと英文法を学びます。

今回は、「ハウルの動く城」から、数ある関係詞の中でも「why / where / when / how」の関係副詞の使い方について勉強しましょう。

*記事内の画像はジブリ公式サイトが提供している素材のみを使っています。そのため、画像と各英会話シーンがあまり一致していませんが、予めご了承ください(あくまで雰囲気を思い出してもらうために使ってます)。なお、ジブリの英語版は、海外在住であれば海外版ネットフリックス、国内であれば英語版DVD(アマゾンへ)で、英語音声・字幕を楽しめます。*リージョン要確認

関係副詞とは

関係副詞と聞くと、関係代名詞「which」や「that」とどう違うの?と思いますよね。

英会話においては「関係詞」という括りで考えていれば、この2つの違いを特別に意識する必要はあまりないと思いますが、①「2つの文章を繋げる」関係詞の役割と、②副詞の役割をもつものが関係副詞と呼ばれます。

例文をみながら、関係代名詞と関係副詞の役割を整理しましょう。

関係代名詞の役割(which,that,whoなど)

①I like the city which has a sea. (海がある街が好きです)
関係代名詞の後にSV(主語述語)の形を取らず、「which」がSの代わりになる。
→「関係詞」と「代名詞」の役割をしている。

②I like the city in which I was born. (私は私が生まれた町が好きです)
Iwas born in the city.の「in the city」は副詞節なので省略できず「in」+関係代名詞の形になる。

関係副詞の役割

①I like the city where I was born. (私は私が生まれた町が好きです)

※関係副詞の後はSV(主語述語)の形がくる。I was born in the city.の「in the city」は副詞節なので、省略することができ、「where」が代わりになる。

→「関係詞」と「副詞」の役割をしている。

この様に2つの文を繋げる「関係詞」と動詞を修飾する「副詞」の役割を果たすのが、関係副詞です。それぞれジブリの例を見てみましょう。

関係副詞whyの使い方・・・理由を表す関係副詞

ハウルの代わりに王国に使える魔女マダム・サリマンに会いに来たソフィ。王国がハウルの力を利用している事に気付いたソフィが言い放つシーンです。

ハウル_when,where,how,why関係副詞の使い分け2

オリジナル(日本語):ハウルが何故ここへ来たがらないのか、分かりました。
英語訳:Now I understand(the reason) why Howl was so concerned about coming to see you.

この文章を2つに分けて考えてみましょう。

I understand the reason. (私はその理由がわかります)
Howl was so concerned about coming to see you for the reason. (ハウルはその理由で、あなたに会いに来たがらなかった)

この2つの文を1つの文章で言いたい時に、理由を表す関係副詞「why」を使います。

「why」を使う事で2つ目の文章の副詞節「for the reason」を省略することができ、「I understand (the reason) why Howl was so concerned about to see you.」 となります。

※会話ではthe reasonが省略されることが多いです。

例文:
That’s (the reason) why I study English. (そういう理由で英語勉強しているのです。)
I found (the reason) why he didn’t come to the party. (彼がパーティに来なかった理由が分かった)

関係副詞whenの使い方・・・時間を表す関係副詞

ハウルのお風呂の棚を掃除したソフィ。その直後にハウルがお風呂場から叫んで出てきました。

染めたかった髪色に染められず、ひどく落ち込み、体が緑色に溶け始めてしまいました。その姿を見た弟子のマルクルが言う台詞です。

ハウル_when,where,how,why関係副詞の使い分け3

オリジナル(日本語):前にも女の子にふられて、出したことがあるんです!
英語訳:I saw him do this once before (that time) when a girl dumped him.

この文章を2つに分けて考えましょう。

I saw him do this once before that time. (私はかつて一度これをした彼をみた)
A girl dumped him at that time. (その時女の子は彼をふった)

この2つの文を1つの文章で言う時、時間を表す関係副詞「when」を使います。

「when」を使う事で、2つ目の文章の副詞節の「at that time」が省略され、「I saw him do this once before (that time) when a girl dumped him.」となります。

例文:
Now is the time when we need him most. (今こそ彼を最も必要とする時だ)
I remember the moment when my sister was born. (妹が生まれた瞬間を覚えています)

関係副詞whereの使い方・・・場所を表す関係副詞

指輪の指し示す光の方向へ進んでいくと、どこかの場所に辿り着いたソフィ。そこは、ハウルの過去と繋がっている場所だと分かり、ソフィが叫ぶシーンです。

ハウル_when,where,how,why関係副詞の使い分け1

オリジナル(日本語):あたし今、ハウルの子供時代にいるんだ!
英語訳:I know (the place) where I am. I’m in Howl’s childhood.

「I know where I am.」直訳すると「私は私がいる場所がわかる」ですね。

これを2つの文章に分けてみましょう。

I know the place. (私はその場所がわかる)
I am in the place.(私はその場所にいる)

この文章を1文で言うには、場所を表す関係副詞「where」を使います。

「where」を使う事で、2つめの文章の副詞節「in the place」を省略し、「I know (the place) where I am.」と1文にすることができます。

※会話ではthe placeが省略される場合が多いです。

例文:
I remember the house where I was born.
私は生まれた家を覚えています。

Paris is the city where I want to go.
パリは私が行ってみたい都市です。

関係副詞howの使い方・・・方法を表す関係副詞

ハウルの例がなかったのですが、例文で見てみましょう。

This is how I built this house. (この様にして家を建てました)

この文章を2つに分けて考えます。

This is the way. (これが方法です)
I built this house in this way. (この様にして私はこの家をたてました)

これらを1つの文章にする時に、方法を表す関係副詞「how」を使います。2つ目の文章の副詞節、「in this way」を省略し、「This is how I built this house.」とすることができます。

※howの場合は、1文目のthe wayも必ず省略されます。

例文:
I don’t’ know how it happened. (それがどう起こったか知りません)

That’s how he got his chance. (そうやって彼はチャンスを掴みました)

まとめ

関係副詞の使い方、いかがでしたか。

文章で見ると、少しややこしいかもしれませんが、慣れてしまえばそう難しくはありません。

ネイティブの日常英会話で必ずと言っていいほど使われる関係副詞。使いこなせるとワンランクアップの英会話に近づきますよ。ぜひ練習してみてくださいね。

ジブリで英語勉強シリーズ
#00 英語のニュアンスはアニメに学べ!英語字幕でジブリを見る方法もご紹介
#01 現在完了と現在完了進行形の違いと使い方
#02 wouldの4つの意味と使い方
#03 couldの4つの意味と使い方
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マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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