2022年11月にChatGPTというサービスがローンチされました。このAI、我々の仕事も根底から変えるくらい破壊力がある技術です。
最近のニュースでMicrosoftが、ChatGPTの発展に1.3兆円という桁違いの額を投資して話題になりました。
そもそもChatGPTとはどんなサービスなのでしょうか? 名前は聞いたけど、ピンときていない方に向けて本記事で紹介します。
また合わせて、ChatGPTを使った英語学習方法もご紹介!
添削や翻訳、英会話の練習にも役立つ使い方をまとめました(具体的な英語勉強法は、記事の後半をご覧ください)。
目次
ChatGPTとは
ChatGPTとは、文章で質問するとあらゆるテーマについて回答をしてくれる、AIチャットサービスです。
→ChatGPT公式サイト
*サーバー負荷で落ちている場合もあり。
・メールアドレス、パスワード、個人情報の入力をしていきます。
・完了後に利用が可能となります。
みなさんすでにGoogleで、日々疑問を検索してると思います。ChatGPTの優れている点は、文章から判断して答えをくれるところです。
例えば「英語の勉強方法って何があるのかな?」と疑問を思ったとき、Googleで「英語 初心者 勉強方法」のようなキーワードを入力しますよね。
検索結果として表示されたWebサイトを一つずつ見て、自分に合う記事を読んで疑問を解決すると思います。
ChatGPTなら疑問に思った文章を、そのまま「英語の勉強方法って何がある」と入力すると、AIが考えながら回答を出力してくれます。
誰かに質問するかのようにAIに聞くことができる、すごいですよね。
「英語の勉強方法って何がある」という文章は幅広いので、AIの回答も幅が広いですが、項目を絞って質問すればより適切な回答がきます。
ChatGPTを使って英語勉強!基本活用法3選
ChatGPTの革新性は理解できたと思います。特に英語ではどんなときに役に立つか、イメージが湧くよう解説します。
- 英語の疑問を解消する
- 文章を書いてもらう
- 翻訳してもらう
英語の疑問を解消する
英語関連のChatGPT活用方法の一つは、英語に関する疑問を解消することです。英語を使うとき、疑問が出ることはよくありますよね。
例えば、文法や言い回し。文を書くなら、なるべくしっかりした文を書きたいものです。そうした疑問をChatGPTに質問すれば、的確な答えが返ってきます。
自分に合うサイトをGoogle検索で時間をかけて見る必要はありません。ChatGPTは即座に返信してくれるので、短時間で済みます。
回答に納得いかなければ、もう一度質問することで、別の回答をしてくれます。検索よりもはるかに短時間で解決できますよ。
文章を書いてもらう
ChatGPTの機能は質問することだけではありません。文章を書いてほしいとお願いすると、スラスラと書いてくれます。
例えば「アメリカは今何時?を英訳して」と入力すると、英訳してくれます。
例文としては簡単な文ですが、もちろん難解な文章も英訳してくれますし、文そのものを作ってもらうことも可能。
こちらは「桃太郎」を題材に英語の文を作ってもらいましたが、すごいですね。ちゃんと英語でかつ人間が作るような文章になっています……。
これはただの翻訳ツールでは決してできないことです。
翻訳してもらう
ChatGPTは翻訳もしてくれます。英文を示して「日本語に訳して」と頼むと、スラスラと日本語にしてくれます。
翻訳の精度はまだまだですが、もっと改良されるポテンシャルを感じざるを得ませんね。
ChatGPTの注意点
とても便利なChatGPT、しかし使用上の注意点があります。
- データベースは2021年までのデータ
- 情報の正確性は低いときがある
- 体験談など人が経験した内容は回答できない
データベースは2021年までのデータ
注意点の一つ目は、ChatGPTのデータベースが2021年までの情報に限られていることです。
そのため最新の話題については、質問しても2021年までの情報しか返ってきません。
知らずに質問すると、分かっていることならまだしも、知らない話題は古い情報を最新情報と信じてしまうので注意しましょう。
情報の正確性は低いときがある
ChatGPTは回答の精度が低いときがあります。
試しに「現在の総理大臣を教えて」と質問しましたが、総理大臣ではない人の名前が出ました。
「総理大臣の名前」なら誰でも間違いに気づきますが、質問内容によっては信じてしまう回答もあるでしょう。正確性が問われる場面では、CahtGPTへの質問は控えた方がリスクが低いです。
一方で、一般的な質問であれば大抵のことは答えてくれるので、ChatGPTは便利です。
すでに確立されている回答(英語で言えば英語の学習方法)などは精度が高く信頼性があるでしょう。
特に金融や心理学の分野で役に立つと、専門家が論文を出し始めています。
参考サイト:ChatGPT、「金融」と「心理学」の専門知識で特に役立つとの傾向が顕著に
体験談など人が経験した内容は回答できない
最後に、ChatGPTでは体験談などは回答がもらえないことです。
例えば「DMM英会話の口コミを教えて」と頼むと、一般的な評判を教えてくれます。あくまで客観的にデータに基づいて文章を書くAIなので、個人の体験談などは紹介してくれません。
体験談や口コミは、Google検索やTwitterなどのSNSを駆使して探すのが無難でしょう。
ChatGPTがあると英語は必要ない?
ChatGPTは文章に関わるエリアにおいて、さまざまなことができるのが分かりました。
となるともしかしたら、「今後は英語勉強しなくても、ChatGPTがあれば十分」という時代が来る!と思う方もいるでしょう。
ただ、思い出してもらいたいのは、こういったAIツールの話は「数年前にAIブームが来たときも話題になった」ということです。
ちょっと前に、「ディープ・ラーニング」という言葉が流行りました。
googleの翻訳機能がディープラーニングによって、段違いに機能が向上したため、「数年後に英語は必要なくなる」、「英語を使って稼げなくなるから勉強する意味はない」と考える方が一定数いらっしゃいました。
しかし、その後どうなったかといえば、、、
現時点では、数年前に比べてさらに英語ツールが向上したにも関わらず、英語が必要なくなるどころか、さらに高度に英語を使える人がますます重宝されるようになっています。
↓事実、コロナ禍で英語が出来る人の給料が上がった、という統計もあります。
背景として考えられる一つの要因に、ツールを使いこなす「人」がいます。
例えばDeepLです。DeepLを使いこなす人は実際のところ、英語が全くできない人ではなく、英語ができる人です。
DeepLのようなAIツールを使いこなすためには、そもそも「DeepLの出す答えが正しいかどうか」を確認する英語力が必要だからです。
新型コロナでオンライン営業、ミーティングが当たり前になりました。
「英語ができる人」は便利なAIツールのおかげで、今までより遥かに効率よく、世界中に営業ができるようになりました。
一方、「英語がほとんどできない人」は、数年前とほとんど変わっていません。
ツールによって生産性が上がる人と、変わらない人がでてくれば、給料に差が生じるのは当然です。
世界経済が成長していく中でその波に乗っている人は、恐らく今後も年収は上がっていくでしょう。しかし、日本国内だけでしかお金を稼げない人は、日本経済だけに頼った年収にならざるを得ません。日本経済がこのまま停滞し続けるのであれば、厳しい未来が待ってそうです。
ChatGPT英語勉強法の口コミ13選
最後に、ネットで集めた様々なChatGPTの使い方をまとめてご紹介します。
ぜひこの中から一つピックアップをして、ChatGPTを試してみてください。
慣れてきたら、自分の中で答えるジャンルを決めて取り組むことによって、自分が苦手なカテゴリーの単語練習にもなります。
②続いてChatGPTで、日本語で作成した文章を”英語に翻訳 : (文章をコピペ)’’と入れます。
③次は自力で英語で作成した文章を用意し、ChatGPTに”Write in English : (文章をコピペ)’’と入れます。
②と③の文章の比較して、どんな言い回しが適切か学ぶことができます。また、自力で英語で作成した文章は、添削してもらったようなものなので、文法の改善にも役に立ちますよ。
iPhoneのの音声入力を使って、発音をよくする勉強法というものをよく耳にしますが、ChatGPTを使って、音声入力+会話ができるため、音声だけではなく、本物の人と話すように会話の練習ができます。外国人と話すのが苦手、間違えたら恥ずかしいと思う方におすすめの学習方法です。
ChatGPTを使用すれば英英辞典を開くことなく、それ以上の事が可能です。
what is ~~?という形式で質問をすれば、ChatGPTが説明を英語で返してくれます。
ただ返すだけでなく「子供でもわかるように」とリクエストをすると、表現を変えて説明をし直してくれます。
またその中からわからない単語があれば、同じように繰り返していけばいいわけです。
この方法だと、わざわざ自分から考えなくても、ChatGPTが自動的に何かしらの話題を提供してくれるので、かなりの英語学習効果があると思います。
まるで誰か他人と会話しているような気持ちになります。
これにより、自分では普段使わない言い回しや語順、単語を学ぶことができます。GrammaryやdeepL writeでも文法やスペルミスは直してもらえるけど、文章全体をいい感じに書き換えてくれるのはChatGPTのみです。
まるで英語話者に添削をお願いするような感覚で、しかも答えがすぐに帰ってくるので勉強効率も良いです。
自分が分からない箇所の英文を示し、ChatGPTで訳してもらいます。
読みたい部分の内容なので、自然と英語の内容が頭に入ってきます。また、自分で辞書などで訳すより早く楽にできます。
その中で、翻訳で多少の不自然な部分があっても、大体の内容が分かるので自力で訳す必要が出てもそれほど難しくありません。
ChatGPTが完璧に訳してくれるわけではないので、日本語として不自然な部分を自分で訳すことで、それが英語の勉強にもなります。反対に、日本語の小説などを英訳してもらい、同じように利用することもできます。
そうすると意味が返ってくるので「make some sentences using it」と打つと今度はその熟語を使った例文が返ってきます。(英語で理解できなければ「日本語に翻訳して」と打ちましょう。)
後は、「take your shoes off」などtakeとoffの間に単語を入れてほしいのに「take off early tomorrow」などtake offの後に単語を書かれた例文が返ってきた場合は「put a word between take to off」と間に単語が入るバージョンが返ってきます。
これを自分の単語帳に記入して覚えていけばボキャブラリーが増えます。
YouTube Summary with ChatGPT(googleの拡張機能)を使用することで、英語で話しているYouTube動画を文字で抽出することが出来ます。
その英文で気になったところをChatGPTに張り付けると、添削してくれて別の表現に変えてくれるので、これを元の表現と比べる事で、英文の読解力や表現力を上げることが出来ます。
また、意味の分からない単語があった場合には、単語を切り抜いて意味を聞いたり、使用例を聞く事で、答えを返してくれる、、、なんてことも可能です。
やり方の詳細はこちらのアスキーさんにも書いてあります。
→ChatGPTを使ってYouTube動画を要約するChrome拡張機能
例えば「英語学習において大切なことは?」というテーマの議論の練習として、以下の文をchatGPTに打ち込みます。
What’s the important part about studying English?
すると、ChatGPTから箇条書きで返答が返ってくると思います。
その中から自分が興味あるとトピックについて掘り下げていき、分からない単語があればその都度調べたり、ChatGPTに単語の意味自体を尋ねても良いかもしれません。
この繰り返しで、自身の英作文を作る力や英単語を新しく学ぶ事ができると思います。
プロンプト:
「advance, adverse」
ChatGPT:
In advance, we took measures to avoid any adverse situations.
予め、不利な状況を避けるための措置を取りました。
① 回答例作成
問題に対する主張とその理由案が浮かばない時に以下の問いで回答例を提案してくれます。
・以下の問いについて、あなたの意見、その理由△点、まとめを英検□級レベルの単語を使用して〇〇文字で記載してください。
「・・・(英語で問題を記載)」
単語レベル、理由と文字数は受験する級数で調整が可能です。
② 自身の回答添削
上記とほぼ同様にして、自身で作成した回答案を以下のような問いで添削が可能です。
主に文法や英語表現の添削になります。
・以下の英文を、英検□級レベルの単語を使用して(〇〇文字で)添削してください。
「・・・(作成した回答案をコピペ)」
問いを英語で書くとより回答の英文表現としてより洗練されたものになるようです。
その場合は一度, DeepL(DeepL write)などに翻訳を手伝ってもらってから、ChatGPTに質問すると良いです。
またChatGPTが表現したセンテンスで使えると思ったものを拝借して自信の語彙を増やすことが出来る。
具体的には””essential””と同様の意味の単語は何とChatGPTに打ち込むと複数のアイディアを提案してくれる。
自信で気に入った表現があれば採用して使用している。
あなたはどんな勉強法を試したことがありますか?
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