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英文法「this、that、these 、those」の使い方はアニメを見ればよくわかる【ジブリで英語学習#15】

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指示代名詞と言われる、これ「this」、それ「that」、これら「these」、それら「those」。

どれも基本的なので意味は簡単ですよね。きっと英文で読むなら全く問題はないでしょう。

でも実は、英会話になるとこれらの使い方を間違えている日本人がとても多いのです。会話中だと、咄嗟に何が正しい使い方なのか分かりにくいことも多く、迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジブリ映画を観ながら英文法を学ぶシリーズでは、実際にジブリ映画に使われているセリフをもとに、ネイティブスピーカーが使う英語のニュアンスと英文法を学びます。

今回は、「かぐや姫」から、「this」と「that」、「these」と「those」の違いと使い方を解説します。

*記事内の画像はジブリ公式サイトが提供している素材のみを使っています。そのため、画像と各英会話シーンがあまり一致していませんが、予めご了承ください(あくまで雰囲気を思い出してもらうために使ってます)。なお、ジブリの英語版は、海外在住であれば海外版ネットフリックス、国内であれば英語版DVD(アマゾンへ)で、英語音声・字幕を楽しめます。*リージョン要確認

Thisの使い方

手に持っている、もしくは近い距離のものを指します。

早速、ジブリの「かぐや姫」から例を見てみましょう。
畑で盗んだ果物を、捨丸兄さんとかぐや姫がむさぼる様に食べるシーンです。

かぐや姫3

<オリジナル>これは皆の分だ。
<英訳>This is for the others.

捨丸兄さんが、手に持っている果物のことを指して「This is for the others.」と言っています。この様に、実際に手に持っていて体に触れているものや、距離がとても近いものに対しては、「this」を使います。

もしこの果物を持っていなくて、少し遠く離れた距離からいう場合は、「That is for the others.」(あれは、皆の分だ)と、「that」を使う方が自然な言い方になります。

例文:
(動物のぬいぐるみを手に持って子供に対して聞く) What is this animal?(これ、何の動物?)
(目の前にあるものに対して、) Is this yours? (これ、あなたの?)

Thatの使い方

一方、「that」は距離が離れているものを指す時に使います。イメージとしては、手を伸ばしても届かないくらいの距離のものには「that」が使われます。

ジブリの例を見てみましょう。

幼いかぐや姫が無邪気に木の割れ目を触ろうとします。そこに、捨丸兄ちゃんが慌ててかぐや姫の手を捕まえ、注意をするシーンです。

かぐや姫4

<オリジナル(日本語)> 漆だ。かぶれるぞ。
<英語> That’s lacquer. You’ll get a rash.

この画像から分かる様に、捨丸兄ちゃんは、実際には木から離れた位置にいますよね。手を伸ばしても届く範囲ではありません。こういう場合は、「This is」ではなく、「That is」を使います。

これが、手を伸ばして触れられる距離の近さであれば「This is lacquer.」と「this」を使う方が自然な言い方になります。

例文:
(目には見えているけど、届かない看板を指差して)What is that sign? (あの看板は何?)
(店のウインドウに飾ってあるものを見ながら)Do you know how much is that? (あれはいくらか分かりますか?)
(スーパーで手が届かないところにある塩に対して)Could you take that salt? (あの塩をとってもらえますか?)

もう一つ例を見てみましょう。

かぐや姫の両親が、かぐや姫を高貴な姫にするべく、田舎から都に引っ越すことを決意します。出発する日、遊びから帰ってきたかぐや姫に、言うシーンです。

かぐや姫2

<オリジナル(日本語)> そうだ。そのカゴは置いて行きなさい。
<英語訳> Yes. Leave that basket there.

ここでも「that basket」と「that」が使われていますね。画像を見ると、そんなに遠く離れていない様に思えますが、手を伸ばして触れる距離ではありませんね。実際、これくらいの距離感では「this」ではなく、「that」が使われます。

物理的な距離だけじゃない、「this」と「that」の違い

物理的な距離もそうですが、精神的な距離や、時間的な距離も「this」と「that」を使うときの判断の一つです。

精神的な距離
「This」・・・精神的に近い/親しみがある場合/ポジティブに捉えていることなど
「That」・・・精神的に遠い/ネガティブなこと/知らなかったこと(他人のことや間接的なこと)

時間的な距離
「This」・・・今のことを指す
「That」・・・過去のことを指す

例文:
This is super delicious! (これ、めっちゃ美味しい!)
That sounds delicious! (それ美味しそうだね) ※実際には目の前になく、体験したこともない

I found this in the store yesterday. (昨日お店でこれ見つけたんだ!)
I saw that guy in the store yesterday. (昨日、店であの男を見たよ) 
※あまり知らない人のことや、ネガティブな印象に聞こえる

I went to the gum in this morning. (今朝、ジムに行きました)
I was in the gum at that moment. (その瞬間、私はジムに行ました) 
This is a secret though…I got married! (内緒なんだけどね・・・結婚したの!)
I’m so happy to hear that. (それを聞けて嬉しいです)

どれも距離感で判断してみると、分かりやすくないでしょうか?

それでは、続いて複数形の「these」と「those」の違いです。

Theseの使い方

手に持っている、もしくは近い距離の複数のものを指します。

例を見てみましょう。

絶世の美しさと評判になったかぐや姫に、殿様たちから沢山の贈り物が届きました。喜ぶ父親がプレゼントを両手に抱えて喜ぶシーンです。

かぐや姫0

<オリジナル(日本語)>ほら見てください、この贈り物を!
<英語訳> Look at all these gifts!

ここでは、父親は実際に贈り物を抱えていますよね。そして、贈り物は一つではなく、たくさんありますよね。この様に、実際に手に触れているもの、もしくはとても距離感が近い複数のものに対して「these」は使います。

特に日常会話では「these two」(これら2つを)などと数と合わせて使う場面が多くあリますよ。

もう一つ例を見てみましょう。

かぐや姫が絶世の美女だという噂を聞きつけ、殿様たちがかぐや姫を嫁に迎えようと屋敷を訪れるシーンです。それぞれの殿様たちが、まだ見た事も会ったこともないかぐや姫に対して、愛の言葉を捧げます。それを障子を挟んで聞いていたかぐや姫が答えるセリフです。

かぐや姫1

<オリジナル(日本語)>まだ見ぬ私にその様に思ってくださり、誠にありがたきことと存じます。
<英語訳> I am grateful for these sentiments toward someone you have neither met nor seen.

「these sentiments」で「それらのお気持ち」と直訳することができますね。ここでは、殿様は一人ではなく、五人の殿様が集まって、それぞれの気持ちを告白しました。

気持ちは実際に触れることができないものですが、ここでは目の前にいる人たちの気持ちなので、近距離であると言えますよね。こういう場合に「these」が使われます。

もし、このセリフが、彼らが帰った後に言われていたら、「those sentiments」と言う方が自然に聞こえます。この様に、物理的な距離感や、心理的な距離感で近い場合に「these」は使われます。

例文:
(買い物をする時に、レジで)
Can I get these two? (この2つを頂けますか?)
Can I try these two (on)? (これら2つを試着しても良いですか?)
You’ll have to show me these beautiful flowers. (その綺麗な花を見せなければいけません(見せて!というニュアンス))
Nobody could answer these questions. (誰もこれらの質問には答えられなかった。)

thoseの使い方

物理的に距離が遠いもの、心理的に距離が遠いものの複数形を指す場合に使われます。

ジブリの例を見てみましょう。
かぐや姫がどんどん成長し、近所の子供たちと一緒に遊んでいるのを、両親が眺めて言うシーンです。

かぐや姫6

<オリジナル(日本語)>あのままあの子らと、遊ばせておいて良いのだろうか?
<英語訳>Should we be letting her play with those boys?

両親から子供たちは数メートル離れた距離にいます。十分目に入る距離ですが、実際には手では触れれない距離感です。その様な場合に「those boys」と「those」を使います。

もし子供(男の子)が一人なら、「that boy」となりますね。

もう一つ例を見てみましょう。

その近所の男の子たちとかぐや姫が遊んでいるシーンです。畑に美味しそうな果実がなっているのをみて、子供たちが言うセリフです。

かぐや姫5

<オリジナル(日本語)>あれ、うまいんだよなあ。
<英語訳> I’ll bet those are good.

日本語では、「あれ」と、特に複数では言っていませんが、目の前にあるのは沢山の果物です。そう言う場合には「that」ではなく、「those」を使います。

ここでは、「those fruits」の「fruits」が省略されて、「those」が主語になっています。日本語の感覚からすると、ちょっと慣れない言い方かもしれませんが、日常会話では頻繁に使うので練習してみてくださいね。

例文:
(お店で可愛いソックスが並んでいて、それらを見つけて)
Those are so cute! (あれ可愛い!)

Look at those! So pretty! (あれ見て!すごく可愛い!)

My parents used to listen to those old songs.
(私の両親はそれらの曲をよく聞いていました)

※また、ペアで一つのものとして数えるものには、「these」「those」を使います。
glasses (眼鏡) earrings (イアリング、ピアス)
Shoes (靴)  pants (ズボン) Jeans (ジーンズ)
Socks (靴下)  chopsticks (はし) 

例文:
These jeans make your legs look long.
(そのジーンズは足が長く見えるよ)

Where did you get these shoes?
(その靴どこで買ったの?)

まとめ

いかがでしたか。

距離感の違いを念頭におけば、使い分けもイメージしやすいのではないでしょうか。あとは、会話中にもスラスラと出てくる様に、何度も練習してみてくださいね。

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マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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