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留学マナビジン独学英語勉強法映画・海外ドラマアナ雪から学ぶ関係代名詞「who、that、which」の使い方|ディズニー映画で英語勉強#2

アナ雪から学ぶ関係代名詞「who、that、which」の使い方|ディズニー映画で英語勉強#2

2つの文を繋げる役割をする関係代名詞。

皆さん、中学で習ったかと思いますが、読み書きはある程度できても、いざ会話で話そうとすると長い文章が言えず、短い文章を並べてしまう・・・と言う経験あるのではないでしょうか。

関係代名詞を使いこなせたら、長文を話すことができ、英会話のレベルがぐんとアップして聞こえます。


そこで今回は、大人気のディズニー映画、アナと雪の女王から「who」「that」「which」の3つの関係代名詞を学びます。

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関係代名詞とは?

そもそも関係代名詞の役割を確認しましょう。教科書では、先行詞に主格、目的格・・・とややこしい単語で習いましたが、シンプルに言うと2つの役割があります。

1.2つ以上の文章を繋げる為に使う
2.名詞(先行詞)を詳しく説明する為に使う

例えば、こんな2つの文章があります。
① This is a pen. (これはペンです)
② I got this pen yesterday. (私はこのペンを昨日買いました)

日本語でもそうですが、この2つの文章を分けて言うと、何とも幼稚に聞こえてしまいますよね。そこで、一つの文章として繋げて言いたいのです。

日本語だと、「これは、昨日買ったペンです」。となりますよね。

英語の場合この時に必要なのが、関係代名詞です。

This is a pen + 関係代名詞 + I got this pen yesterday.

この様に、2つの文を関係代名詞を使うことで繋ぐことができます。そして繋いだので、2つ目の”this pen”を省く事ができるのです。

日本語でも「これは昨日買ったペンです」と、名詞は1回しか使わないですよね。

関係代名詞には、繋げる名詞の種類によって「who」「that」「which」「where」「when」などがありますが、今回は「who」「that」「which」の使い方を学びます。

関係代名詞「who」

名詞が「人」の場合に使います。

アナ雪の例を見てみましょう。

映画シーン:34:57

姉エルサの戴冠式で、妹のアナは出会ったばかりのハンスと結婚すると紹介し、エルサを怒らせてしまいます。

怒ったエルサは、生まれつき持った”触ったものを凍らせてしまう”魔法で、真夏の王国を寒い冬へと変えてしまい、山奥へ逃げてしまいました。

王国を夏へ戻すべく、アナはエルサを探しに行きます。雪山の中でエルサを探しているシーンのセリフです。

英語:Elsa, it’s me, Ana, your sister who didn’t mean to make you freeze the summer.
日本語訳:エルサ、私よ、アナよ。私が怒らせたせいで夏を冬にしちゃったんだよね。

この文を2つにに分けて考えてみると、
①「It’s me, Ana, your sister. 」(私、アナです。あなたの妹です)
②「Your sister didn’t mean to make you freeze the summer.」(あなたの妹はあなたに夏を凍らせたのではない)に分けることができます。

②の文章は、あなたの妹、つまりアナを説明している文章ですよね。つまり、「人」に対しての説明をして、1つの長い文章を作っています。この「人」に対して使う関係代名詞が「who」です。

もう一つ例を見てみましょう。

映画シーン:1:16:46

姉エルサにかけられた魔法を解くことができる唯一の方法は、「真実の愛」であると知った妹アナは、婚約者のハンスに、愛のキスを求めるアナ。

しかし、ハンスは自分が国王のポジションがほしいという理由でアナに近づいたのだと裏切ります。

ハンスの本性が現れ、姉のエルサを殺してアレンデールの街に夏を取り戻し自分がヒーローになるんだ、と言っているシーンです。

英語:I am the hero who is going to save Arendelle from destruction.
日本語訳:(僕は)アレンデールの街を滅亡から救ったヒーローになるんだからな。

ここでも2つの文に分けて考えてみましょう。

I am the hero. (僕はヒーローだ)
The hero is going to save Arendelle from destruction. (ヒーローは滅亡から街を救う)

この2つに分けることができますね。ここで②は、ヒーローという「人」の説明をしているので、関係代名詞は「who」が使われています。

関係代名詞「who」を使った例文:
We need to find someone who speaks English as a translator.
(通訳として英語を話せる人を探さないと。)

Do you remember the woman who bought this bag last week?
(先週この鞄を買った女性覚えている?)

関係代名詞「that」

名詞が、「モノ・コト・人」の場合に使います。
関係代名詞で何を使えば良いか迷った時には「that」を使いましょう。ネイティブスピーカーが日常会話で最も使う関係代名詞も、「that」です。

映画の例を見てみましょう。

エルサを探しに出たアナは、道中で青年クリストフとトナカイのスヴェン、そして雪だるまのオルフと出会います。

共にエルサを探しに出た彼らですが、雪で覆われた道はとても厳しいものでした。そびえ立つ雪山にどうすることもできないと途方に暮れていた時、オラフがある階段を見つけました。その時のセリフです。

映画シーン:52:20

英語:Hey, Sven? Not sure if this is going to solve the problem, but I found a staircase that leads exactly where you want it to go.
日本語:役に立つか分かんないけど、崖の上までつながっている階段を見つけたよ。

長文ですが、この文章のキーとなる部分を2つに分けると、
I found a staircase. (階段を見つけました)
A staircase leads exactly where you want it to go. (階段はあなたの行きたい場所につながっています)

となりますね。(実は2つ目の文章の中に、もう一つの関係代名詞”where”が使われていますが、ここでは説明を省きます。)

この文章で、②は、①の”staircase”階段の説明している文章になりますね。”staircase”はモノなので、関係代名詞「that」が使われ、2つの文章を繋いでいます。

もう一つ例を見てみましょう。

映画シーン:30:12

姉エルサの戴冠式で、妹のアナは出会ったばかりのハンスと結婚すると紹介し、エルサを怒らせてしまいます。

怒ったエルサは、生まれつき持った”触ったものを凍らせてしまう”魔法で、真夏の王国を寒い冬へと変えてしまい、山奥へ逃げてしまいました。自分が怒らせてしまったと責任を感じたエルサは、王国を夏へ戻すべく、エルサを探しに行く決意をして言うセリフです。

英語:Tonight was my fault. I pushed her, So I am the one that need to go after her.
日本語訳:こうなったのは私のせい。エルサを怒らせたから。だから、私が追いかける。

この文章を2つに分けてみると、

① I am the one. (私がその人です)
② The one(person) need to go after her. (その人が彼女を追いかける必要がある)

I am the oneというのは、私がその人です、いう意味ですよね。そして、その人は、彼女を追いかける必要があるという②で、その人を説明しています。

そして、「that」で繋いでいますね。「the one」は人なので、ここでは「who」を使っても問題ではありませんが、この様に実際の会話でも「that」が使われることが多いです。

迷ったら、「that」を使うと覚えていても良いでしょう。

「that」を使った例文
It’s my wife’s birthday. I have to get some cake that she likes.
今日は妻の誕生日だ。彼女が好きなケーキを何か買わないと。

Is this the train that goes to Shinjuku?
これは新宿行きの電車ですか?

関係代名詞「which」

名詞が「モノ・コト」の場合に使います。
文章などの書き言葉に多く、口語ではあまり聞きません。

早速例を見たいとことですが、実は、アナ雪の映画の中に関係代名詞「which」を使ったセリフは、1つも出てきませんでした。それくらい、「which」ではなく、「that」が使われている証拠ですね。

しかし、映画のセリフではなく、説明の文章で「which」が使われていたので、どういう風に使われいるか、見てみましょう。

映画シーン:1:01:04

エルサの城に近づこうとする、アナ、オラフ、クリストフ。

しかし、エルサによって作られた巨大な雪だるまに阻止されて、崖から落ちてしまうことに。雪のクッションで助かったものの、オラフがクリストフの足の上にぶら下がっているのを見つけました。そのシーンの説明書きです。

She looks up to see Olaf’s upper half hanging onto Kristoff’s boots, which are sticking out of the snow.
(彼女は雪に突き出たクリストフのブーツにオラフの上半身がぶら下がっているのを見上げています。)

この文章を2つに分けてみると、
①She looks up to see Olaf’s upper hanging onto Kristoff’s boots.
(彼女はオラフの上半身がクリストフのブーツにぶら下がっているのを見上げています)
②Kristoff’s boots are sticking out of the snow.
(クリストフのブーツは雪から突き出ています)

という文章で、②の文章は、Kristoff’s bootsがどの様な状態かを説明をしていますね。

「which」を使うことで、1つの長い文章が成立しています。この様に、名詞がモノやコトの場合に、関係代名詞「which」が使われます。

しかし、先ほども言ったように会話では「that」を使う方が多いと思います。

「which」を使った例文 
The park which is in Shibuya is Yoyogi park.
(渋谷にある公園は代々木公園です)

Have you check the email which I sent last night?
(昨晩送ったメールは見ましたか?)

まとめ

いかがでしたか。長文を話せるようになるのは、英会話の上達の目安です。とにかく使えるようになるには、練習するのみです。

まずは身近なものや人を説明することから練習してみましょう!

ディズニー映画で英語勉強シリーズ
#1 トイ・ストーリー3から学ぶ「Should have・Shouln’t have 〜」
#2 アナ雪から学ぶ関係代名詞「who、that、which」
#3 アナ雪から学ぶ「already、yet、still」
マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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