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カナダ留学完全ガイド【2024年版】初めて留学する方へ

この記事ではこれからカナダ留学をしたいと思っている方へ、カナダ留学の全体像やメリット・デメリット、費用感、おすすめ都市などをご紹介します。

カナダは世界の留学先の中でも、治安が良い都市が多く、発音がきれいなことから多くの日本人が留学しています。
近年は円安の影響もあり、ワーホリやコープ留学も盛んです。

しかしながら、人気都市であるゆえに語学学校に日本人が多かったり、気候が合わない方もいます。
この記事ではカナダ留学の方法や、魅力だけでなく、注意点もご紹介していきますので、ぜひ読んでみてください!

この記事の監修者

小林優香

一般社団法人海外留学協議会(JAOS)認定留学カウンセラー

現在留学エージェント会社で働き、入社以来1,400人以上の留学生をサポート。
最優秀カウンセラーとして2度の表彰を経て、現在は留学カウンセラーの育成トレーナーを務めている。

コロナ・入国情報
現在全てのコロナ規制は撤廃され、通常の入国審査が行われています。

1章:カナダってどんな国? カナダを知ろう!

カナダについて
ここではカナダに関する基本情報をご紹介します。

カナダの基本情報

人口 3,825万人
気候 西岸海洋性気候・冷帯湿潤気候・ツンドラ気候
言語・人種 言語: 英語・フランス語
人種:ヨーロッパ系白人(70%)、アジア系(20%)、先住民(5%)、黒人(3%)
通貨 カナダドル
(1ドル=98円 2023年9月現在)
時差 セント・ジョンズ:12時間30分
ハリファックス:13時間
トロント:14時間
ウィニペグ:15時間
レジャイナ:15時間
エドモントン:16時間
バンクーバー:17時間
※サマータイム時には変動あり 

カナダの魅力

カナダは留学先として非常に人気が高く、多くの日本人が英語を学びに渡航します。その理由はカナダが英語を学ぶ上で、非常に環境が整っているからです。

グローバルさを感じることができる

昔からカナダは移民の国であり、特にバンクーバーは西海岸の玄関口として多様な人種を受け入れてきた歴史があります。

英語圏の国々のなかでは日本人を含めアジア人に対して差別の話も聞きますが、カナダではそのようなことはなく、日本からの留学生ものびのびと生活できます。

移住者や外国人に対して寛容で温かい対応をしてくれます。

交通機関が便利でわかりやすい

カナダの交通機関は非常にわかりやすく、特に大都市では定期券を購入すればバスや電車で街中のどこへでも行けます

そのため留学中の観光はもちろん、住まいの遠い友達とも気軽に遊ぶことができるため、非常に便利さを感じるでしょう。

観光名所が多いため、休日も楽しい!

カナダの観光名所
せっかく海外へ行ったのであれば、観光やレジャーなどの息抜きを考える人もいるでしょう。カナダは観光名所が多く、勉強の合間のオフもしっかり充実させることができます。

大自然から巨大ショッピングセンターまで、幅広い観光名所があります。一人で満喫するのも良いですし、学校の友だちと交流を深めることもできるでしょう。

各都市の観光地に関しては記事後半の「カナダ留学おすすめ都市ランキング」をご覧ください。

スポーツ好きなら一石二鳥

メジャーリーグやNBAはアメリカのリーグですが、実はカナダに本拠地を置くチームも存在します。また、アイスホッケーも国民が愛するスポーツの一つです。

日常生活の中でスポーツ中継を目にすることも多いので、プレーを見ながら実況を聞いてリスニングのトレーニングをすることも可能です。東部のトロントや西部のバンクーバーなどの都心に行けば観戦もできるため、スポーツを通して英語を学ぶこともできます。

一見娯楽や趣味に見えるスポーツ観戦ですが、試合観戦やスポーツバーで試合を見て盛り上がることで周りの人と仲良くなるケースも少なくありません。

スポーツを通して人脈も広がり、英語を学習できることは一石二鳥で大きなメリットとなるでしょう。

2章:カナダ留学のメリット・デメリット

なぜカナダ留学がおすすめなのか、注意点はあるのか、を解説します。

カナダ留学するメリット6選

まずはカナダ留学のメリットについてご紹介します。

1. 英語の発音がキレイ

英国の伝統を受け継ぎつつアメリカの影響も受けているカナダの英語は、イギリスとアメリカの中間に位置するアクセントを備えています。

方言がほとんどないため、外国語としての英語の習得を目指すには適した環境といえるでしょう。訛りが少ないクリアな発音なため、リスニングが苦手な人でも比較的聞き取りやすいです。

2. 地域の大学生との交流が盛ん

カナダは大学生と語学学校生の交流が盛んなため、このような交流の場に参加するとネイティブイングリッシュに触れる機会ができます。

例えばトロントの場合、トロント大学と提携を結んでいる語学学校が多いため、ワークショップとして大学生と会話する授業が設けられています。

またそこで仲良くなった大学生と、後日遊びに出かけたり英語を教わったりと人脈を広げることも可能です。

3. 多くの語学学校に日本人スタッフが常駐

カナダにあるほとんどの語学学校では母国語の使用を禁止しています。英語の力を伸ばすためには、英語漬けになる環境が必要不可欠だからです。

しかし、英語力に不安がある方は「もし、何かあった時にどうしよう…」と思われるかもしれません。

安心してください。カナダにある多くの語学学校には日本人のスタッフが常駐しています。ですので、サポートが必要になった場合は日本語で気軽に相談してみてください。

4. ワーホリで稼げる!

未曾有のインフレで、カナダのあらゆる地域で最低賃金がアップしました。代表的な最低賃金は下記の通りです。(2022年12月現在)

  • バンクーバー:$15.65 (1,611円)
  • トロント:$15.5 (1,597円)

東京の現在の最低賃金は1,072円あるため、ワーホリではカナダでは日本の約1.5倍の時給をもらうことができます。

また、カナダは「チップ」を支払う文化があります。チップとは、外食時に店員さんに心づけとして支払うお金のことで、カナダでは支払い総額の15%を払うことが一般的です。
そのため、お客さんから支払われるチップで得た金額も収入源になります。

急激な円安によって、日本よりも最低賃金が高い国に出稼ぎ留学をする方が最近急増しています。

5. フィリピン留学後の渡航先として最適

フィリピン留学のマンツーマン授業で基礎英語力をアップさせて、欧米圏でさらにステップアップをするという、2ヵ国留学もトレンドになりつつあります。

フィリピンで基礎的な英語留学を終わらせてから、2か国目に渡航することでよりスムーズにコミュニケーションが取れるようになり、友達を作りやすくなるなどのさまざまなメリットがあります。

文化の全く異なる2カ国で英語を学びながら生活することはとても良い経験になるはずです。

6. フランス語も学ぶことができる

1969年、カナダ全土においてフランス語と英語が同等の立場にあると定められました。現在でも英語とフランス語がカナダの公用語となっており、カナダの国歌は2つの言語で歌われています。

スーパーなどで売られている製品のパッケージには、英語とフランス語の両方が見られます。オタワやモントリオールを含めた多くの都市では、日常的に両方の言語が使われています。

そのため、英語留学だけではなくフランス語留学もできますし、欲張れば両方の言語を習得することも可能です。

カナダ留学のデメリット4選

留学先として人気が高く魅力的なメリットが多いカナダですが、一方で気をつけるべきデメリットがあるのも事実です。

デメリットとその解決策について解説していきます。

1. 学校のクラスによっては日本人が多い

メリットが多いため人気が高く、日本人が多い学校も珍しくありません。

留学先のクラスで半分程度が日本人といった場合も多くあります。カナダに限らず初級クラスであれば日本人が多いことはよくあります。

せっかく留学に来たものの、実際には日本人としか関わることがないなど、想像していた留学生活と違うこともあるかもしれません。

解決策:日本人が少ない環境で学びたいのであれば、日本にいる間にも語学力を伸ばす努力をして、留学先でのクラス分けテストで中級以上を目指しましょう。

2. 意外と町並みが日本に似ている

トロントやバンクーバーなど、カナダの都心部は非常に暮らしやすいです。ただ一方で街並みが東京と似ているため、あまり新鮮味を感じない人も多いでしょう。

せっかく異国の地で心機一転英語を学ぼうと思っても、周りの雰囲気があまり変わらないため刺激を受け取りづらい可能性もあります。

また都心部はビジネス街、金融街となっているため人も多く、せわしないと感じる人もいるでしょう。

解決策:気分も一新し、環境変えたいのであれば学校選びの際に少し都心部から離れた場所を選択することをおすすめします。

3. ネイティブスピーカーと繋がりづらい

カナダのメリットとして、移民が多く国民性が寛容的とお話ししました。しかし裏を返すと、ネイティブスピーカーと接する機会が少ないとも言えます。

特に語学学校などの場合、留学に来た英語学習者しかクラスにいません。そのためネイティブスピーカーは先生だけとなり、ネイティブイングリッシュを耳にする機会が思いのほか少ないと感じるでしょう。

解決策:もしもネイティブイングリッシュと触れ合いたいのであれば、積極的に地域のコミュニティなどに参加すると良いでしょう。よく知られている交流サイトmeetupや掲示板などで同じ趣味を持つ人同士の交流の機会を探してみるのも一つの手です。

4. 慣れない人には気候がつらい

カナダの気候は場所によっては極めて寒く、冬の積雪量は非常に多いです。

東部のトロントではマイナスの温度の日が多く、非常に寒くなるとマイナス15~20度になる場合もあります。冬の北海道と同じくらいのイメージです。

東京、大阪などから留学へ行くと気候の違いで体調を崩すことも懸念されます。慣れない土地、慣れない気候で過ごすことでストレスが溜まると、勉強のモチベーションの低下にも繋がりかねません。

冬を挟んでの留学になる場合は、冬のカナダは寒いということをまずは理解しておきましょう。

解決策:寒さが苦手だがカナダに留学したいという場合は西部(バンクーバーやビクトリアなど)の都市で検討するのが良いかもしれません。

カナダ留学、4つの方法

カナダ留学をする4つの方法は下記の通りです。

  • 大学留学
  • 語学留学(短期・長期)
  • ワーキングホリデー
  • Coop留学

それぞれについて簡単にご紹介します。

カナダ語学留学(短期・長期)

カナダ全体で語学学校は私立と公立合わせて400近くあると言われています。カナダは移民が多い国であるため、留学生の受け入れに慣れている語学学校が多いです。

留学期間は一週間から年単位まで選べ、非常に柔軟な対応をしてくれるので、ご自身の予算やスケジュールに合わせた語学留学をすることができます。

また、初級者から上級者まで細かくレベル分けされて授業が行われるので、しっかりと英語力を身につけることができるでしょう。

カナダ大学留学・大学院留学

カナダは大学・大学院留学でも人気のある行き先です。教育水準も非常に高く、PISA(世界標準テスト)でカナダは世界1位を取っています。

QS世界の大学ランキング2022で紹介されているカナダと日本の大学トップ5は下記の通りです。カッコ内の数字は順位を表しています。

カナダの大学 日本の大学
トロント大学(26) 東京大学(23)
マギル大学(27) 京都大学(33)
ブリティッシュコロンビア大学(46) 東京工業大学(56)
モントリオール大学(111) 大阪大学(75)
アルバータ大学(126) 東北大学(82)

カナダワーキングホリデー

カナダは「アメリカに近い」「カナダでウィンタースポーツを楽しみたい」「アメリカよりも安全」というのが理由でワーキングホリデーにも人気です。

行き先は、バンクーバーが最も人気があります。穏やかな気候であるからでしょう。

そして、カナダにワーキングホリデーに行く人は3〜4月に出発する人が多い傾向があります。厳しい冬を終えて、過ごしやすい季節に突入する良い季節です。

関連記事:カナダワーホリ【2024年】費用、ビザ申請、仕事、条件など完全ガイド

カナダCoop留学

コープ留学(Coop留学)とは、他の欧米にはない留学のスタイルです。学校に留学しながら有給のインターンシップ(就労体験)として働くことができるプログラムです。

働きながらの留学だと、ワーホリが頭に思い浮かぶ方が多いと思います。ワーホリとの比較をしてみました。

コープ留学 ワーホリ(カナダの場合)
ビザ 学生ビザ+就労ビザ ワーホリビザ
年齢制限 なし(高卒以上) 18〜30歳
滞在期間 プログラム期間(2年プランもあり) 1年
滞在延長 できる できない
就労可能な職種 幅広い 限られる
最大就労時間 授業期間中:週20時間まで
就労期間中:フルタイム
フルタイム
英語力の審査 あり なし

表で見ると、コープ留学はワーホリに比べてもメリットが多いように見えます。

ワーホリではカフェや農場などの比較的簡単な仕事しかないのに比べ、コープ留学ではその縛りはなくオフィスで働く方もいますし、さまざまな職種で就労体験するチャンスがあります。

Coop留学でどのぐらいの時間就労できるのかという点が気になる方も多いのではないでしょうか。申し込みの留学プログラム次第ですが、目一杯就労体験をするということであれば次のような内容が可能です。(期間は12ヶ月だけではなく、短いプランや長いプランもあります)

例)12カ月プラン
前半6ヶ月
授業:週20時間+就労:週20時間
 
後半6ヶ月
就労:週40時間

後半の就労体験期間は学校の授業期間以上は認められないため、6ヶ月の授業期間の場合、就労体験期間は6ヶ月までです。
 
一方Coop留学のデメリットと言えば、英語力の審査があるという点です。学校によって異なりますが、IETLSで4.5〜6.0、TOEICでは700点以上のレベルの英語力が必要です。
 
現在そこまでの英語力がないという方でも諦めることはありません。
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カナダ留学おすすめ都市ランキング

それでは、実際にカナダのどの都市が留学先として人気があるのでしょうか。ここでは留学先として人気のある都市5つをご紹介します。

バンクーバー

カナダバンクーバー

基本情報
●人口:約240万人
●気候:西岸海洋性気候に属し、日本と同様に四季がある。夏でも暑苦しくなく、また冬も緯度の割に寒くない。年間を通して快適
●見どころ:スタンレー・パーク、グランビル・アイランド、クイーン・エリザベス・パーク、バンクーバー水族館、バンクーバー美術館、メトロポリス・アット・メトロタウンなど
カナダのブリティッシュコロンビア州南西部に位置する、同州最大の都市。

カナダ国内で第8位の人口規模をもち、カナダ第3の都市と言われています。温暖な気候と多民族が交じり合う人口構成で、「世界の住みやすい都市ランキング」では第3位に選ばれました。2010年には冬季オリンピックが開催され、世界からも注目を集めました。

バンクーバーは大自然と都会としての魅力を併せ持っているのが特徴です。広大な敷地面積を誇るスタンレー・パークなど数多くの公園や植物園など、年間を通して自然豊かなスポットがたくさんあります。

市内にはおしゃれなショップやレストランが集まるエリアなど見どころもたくさん。イギリス統治時代のビクトリア調の建物が街のあちこちに見られ、古き良きイギリスを思わせる街として人気があります。

また、メトロポリス・アット・メトロタウンはブリテッシュコロンビア州の最大のショッピングモールとして有名です。お店やレストランなどを合わせると400ほどになり、特にセールのシーズンには多くの人で溢れ返ります。

トロント

カナダトロント

基本情報
●人口:約550万人
●気候:四季はあるものの、春と秋はあっという間に終わってしまう。4月まで冬の気候が続き、5月から6月にかけて夏になるが、9月になると気温も下がり始めて10月後半には冬支度が必要。真冬は体感温度がマイナス30度を越える日も
●見どころ:CNタワー、オンタリオ美術館、リプリーズ水族館、レゴランドディスカバリーセンター、ロイヤルオンタリオ博物館、トロント島など

五大湖のひとつ、オンタリオ湖の西端に位置する、カナダ最大の都市。オンタリオ州の州都でもあり、550万超の人々が住んでいます。街はカナダ経済の中心地らしく高層ビルが立ち並びます。

「トロント」とは先住民の言葉で「出会いの場所」という意味。その名のとおり、イギリスやフランスなどさまざまな人種によって構成されています。街にはギリシャタウン、リトルイタリー、チャイナタウン、コリアタウンなどもあり、至るところで多様な文化に触れることができます。移民者は毎年増加しており、これからも都市の拡大が見込まれます。

一方、郊外に出れば豊かな自然にも出会えます。なかでもオンタリオ湖に浮かぶトロント島は、車の乗り入れが一切禁止されており、緑豊かな自然に恵まれている、トロント市民の憩いの場。市内からフェリーで15分とアクセスも良好です。

ビクトリア

カナダ、ビクトリア

基本情報
●人口:約8万人(周辺地域全体を含めたグレーター・ビクトリアは約35万人)
●気候:カナダで一番気候が穏やかで、1年を通して過しやすい街。冬でも雪が降ることはほとんどなく、夏もカラッとしており快適。バンクーバーに比べて降水量が少なく、1年の平均降水量は約665mm程度
●見どころ:インナー・ハーバー、ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館、ブッチャート・ガーデン、ハトレー・パーク&ミュージアム、フォート・ロッド・ヒルなど

バンクーバーの沖合に浮かぶ「バンクーバー島」の南端に位置する、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリア。衛星都市も含む都市圏(グレータービクトリア)の人口は約35万人で、バンクーバー島では最大の都市です。

18世紀はイギリスの植民地として栄えていた歴史をもち、街には今なおその名残を残す英国風の建物が立ち並びます。

温暖な気候で花や植物の栽培がしやすく「ガーデンシティ」と呼ばれており、1年を通じてさまざまな花やアレンジが楽しめるスポットもあります。その住みやすさから、リタイア後の定住地としても人気があります。

ビクトリアはカナダの他都市に比べて英語が母国語の人の割合が高く、英語環境で留学をしたいという方に向いています。また人々もフレンドリーで穏やかなので、初めての英語圏として訪れるにもハードルが低いでしょう。

カルガリー

カナダ カルガリー

基本情報
●人口:約100万人
●気候:カナダ国内で日照時間の多い都市の1つ。一年を通して湿度も低めで、春から秋に関しては特に過ごしやすい。しかし冬は最低気温が-20℃を下回ることもあり、充分な防寒対策が必要
●見どころ:カルガリータワー、プリンス・アイランド公園、ヘリテージパーク、フィッシュ・クリーク州立公園など

カルガリーはアルバータ州最大の都市であり、カナディアンロッキーから東へおよそ80kmの場所にあります。人口は約100万人で、カナダ国内では5位の規模です。

かつて巨大な油田が見つかり、それ以来大きく急成長と発展を遂げました。現在でも石油・天然ガス産業が市の経済の大部分を成しており、カナダで最も裕福な街とも言われています。

ロッキー山脈やカナダ平原の美しい自然を間近に感じられる場所としても魅力があります。カルガリー近郊のマウンテン・リゾートを含め、ウィンタースポーツとエコツーリズムが盛んな場所として知られており、2013年には世界一クリーンな街にも輝いています。行政官庁、各種研究機関や大学などの教育機関も多く、学術研究都市としての一面も併せ持っています。

モントリオール

カナダ モントリオール

基本情報
●人口:約350万人
●気候:夏季は30度以下の過ごしやすい気温で、クーラーが必要になる日はほとんどない。冬季はマイナス20、度を下回る場合もり、充分な防寒対策が必要
●見どころ:ノートルダム聖堂、モントリオール市庁舎、旧港、国際会議場、レッドパス博物館、モントリオール現代美術館など

セント・ローレンス川の中洲に発展したケベック州最大の都市。トロントに次ぐカナダ第2の都市です。約350万人いる住民の大半はフランス系で、パリに次ぐ世界で2番目に大きいフランス語圏の都市のため「北米のパリ」とも呼ばれます。

フランス人によって開拓されたケベック州。1970年には英語圏からの分離独立を求めるケベック分離主義者によるテロ事件が多発し、唯一の公用語がフランス語となりました。そのため、広告や街中の案内における英語の使用が制限されるようになったのです。

しかし21世紀に入ると英語使用の規制が緩和され、現在では英語とフランス語の両方が通じるバイリンガル都市へと変化しつつあります。

また、モントリオールは芸術の街としても知られており、モントリオール映画祭やあのシルク・ドゥ・ソレイユもモントリオールが本拠地です。街には近代的な建物とヨーロッパの雰囲気を感じさせる歴史ある建物が共存しています。

カナダ留学の費用は?

カナダの通貨
まずはざっくりの1ヶ月の留学費用を表でご紹介します。

語学学校 10〜20万円
滞在費(ホームステイ) 10〜15万円
生活費 5〜10万円
航空券(往復) 18万〜25万円
保険(海外旅行保険) 1〜2万円
ビザ 700円程度(7カナダドル)(eTA)
合計 44〜72万円

*航空券はSkyscannerで8月に留学するものとして、調べてみました。

留学を考える際に考慮に入れるべき費用としては下記の項目があげられます。

  • 1ヶ月の授業料
  • 滞在費
  • 渡航費
  • 食費
  • その他

それぞれの項目とおよその費用について、ここではご紹介します。

1ヶ月の授業料

カナダ国内には400もの語学学校があると言われており、学費はそれぞれ大きく異なりますが、毎月10〜20万円程度の学費が平均です。

1ヶ月の滞在費

カナダでの滞在費用は毎月10〜15万円です。カナダに滞在する場合はいくつかパターンがあり、下記の通りです。

  • シェアハウス
  • ひとり暮らし
  • ホームステイ

かかってくる費用が下に行くほど高くなっていきます。そして、滞在費は、どこの都市に住んでいるのかによっても変動があります。

例えば、バンクーバーやトロントのような大都市は物価が高い傾向があるので、滞在費用も高くなることを忘れないでください。

最初はホームステイで過ごし、慣れてからシェアハウスに移り住むという留学生が非常に多いです。

1回の渡航費

カナダへの渡航費は、片道10万円〜30万円です。渡航費は様々な要素で大きく変わります。

例えば、観光シーズンである夏場はチケット代が高いです。他にも、乗り継ぎで行くよりも直行便の方が高価です。カナダは非常に広大な国であることから、どこに行くのかによっても渡航費が異なります。

1ヶ月の食費

カナダでの毎月の食費はおよそ3〜6万円です。食費は自炊中心なのか、外食中心なのかによって大きく異なります。外食が中心になると高額になるでしょう。

また、カナダではレストランやカフェに行くと店員さんにチップを支払う文化(15%前後)があることにも注意が必要です。

その他

下記が、「その他」にかかる費用の目安です。

  • 交通費:5,000〜1万円
  • 通信費:4,000〜8,000円
  • 交際費:1万円程度

カナダビザの確認

カナダのビザ
カナダ留学するためのビザとその費用は、下記の通りです。

滞在期間が180日以内の場合

カナダへのビザは6ヶ月(180日)以内であれば、学生ビザがなくても語学学校に行けます。eTA(電子渡航認証)というビザの申請7CAD(約700円)だけが必要になります。

滞在期間が180日以上の場合

カナダへの留学期間が180日を超える場合は、以下のいずれかのビザ申請が必要になります。

  • 学生ビザ
  • Coopビザ
  • ワーキングホリデービザ

※上記のいずれかのビザで滞在する場合には、顔写真や指紋を使ったバイオメトリクス認証(生体認証)が必要です。生体認証を取得するにはビザとは別に85CAD(約8,755円)の支払いが必要です。
※ビザ情報は頻繁に更新されますので、公的機関が発表している最新の情報をチェックするようにしましょう。

在日カナダ大使館のサイトをチェック

カナダ留学の準備は1年前からスタートしよう!

留学の準備は、留学する期間にもよりますが、1年あると良いでしょう。大まかな流れは下記のようになります。

カナダ留学日の1年〜半年前までの準備

この期間に、下記のようなことを決めておくと良いです。

  • どの留学エージェントに依頼するか検討する
  • 留学の目標や目的
  • 留学する国と都市の決定
  • 入学する語学学校の選定
  • 英語の学習

留学経験者として言わせてもらうと、英語の学習は事前にしっかりしておいた方がよいです。

もちろん留学で英語力を伸ばすことはできるでしょう。しかし、事前に英語の基本を身につけておくだけでも自信になりますし、現地で友達を作りやすくなります。

カナダ留学の成功の秘訣は、いかに友人を作るかにかかっているといっても過言ではありません。コミュニケーションが取れないと、友人が作れません。実りある留学生活のためにも事前に英語をしっかり勉強しましょう。

カナダ留学の半年前〜出発までの準備

  • 志望する語学学校への入学手続き
  • 学生ビザの申請
  • パスポートの申請
  • 留学保険への加入
  • クレジットカード・デビットカードの準備
  • 留学で必要なものの準備
  • 英語の学習

志望する語学学校への入学手続きは、半年前頃に行うのがベストです。

理由は2つあります。まずは、早めに入学を申し込むことで、割引や特典を受けられるチャンスが増え、留学全体のコストを抑えることができるからです。

そして2つ目は、人気のある語学学校は締め切りが早いため、のんびりしていると入学するチャンスを失ってしまうからです。

そして、留学にクレジットカードまたはデビットカードは必須です。日本でも最近キャッシュレス社会になってきていますが、海外ではもっと進んでいます。出発前に2枚以上、最低でも1枚は作っておきましょう。

留学エージェントに相談すれば、グッとカナダ留学が身近に!

ざっくり見てきましたが、ネットで調べるだけでなく実際に留学エージェントのカウンセラーに話を聞くことが大事です。

不明な点が明確になるだけでなく、最新のカナダ留学情報、おすすめの語学学校や留学プランが見つかり、そこまでに必要な英語力もはっきりわかるからです。

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