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ゲド戦記に学ぶ英文法「should have」と「must have」の違いと使い方【ジブリで英語学習#14】

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「should」と「must」は、どちらも「~しなければならない」という意味をもつ助動詞ですよね。では、「should have+過去分詞」「must have+過去分詞」となると、どうでしょうか?
実はこの2つ、似ているようで意味が大きく異なってくるのです。

ジブリ映画を観ながら英文法を学ぶシリーズでは、実際にジブリ映画に使われているセリフをもとに、ネイティブスピーカーが使う英語のニュアンスと英文法を学びます。今回は、「ゲド戦記」から、「should have」と「must have」の意味と使い方をご紹介します。

*記事内の画像はジブリ公式サイトが提供している素材のみを使っています。そのため、画像と各英会話シーンがあまり一致していませんが、予めご了承ください(あくまで雰囲気を思い出してもらうために使ってます)。なお、ジブリの英語版は、海外在住であれば海外版ネットフリックス、国内であれば英語版DVD(アマゾンへ)で、英語音声・字幕を楽しめます。*リージョン要確認

should have、must haveは、どちらも仮定上の過去の事

まず、「should have」と「must have」に共通するのは、どちらも現実には起きていない仮定上の過去の話をする時に使われることです。

文法ルールは、「should/must+ have + 過去分詞」の形です。主語が変わっても動詞の活用は変化なく、全て同じ形です。

should have+過去分詞 ~するべきだった 過去の後悔

~するべきだったと過去のことを後悔しているニュアンスが含まれます。

ジブリの例を見てみましょう。

ハイタカ(ゲド)と離れた間に、少年アレンは人狩りの悪党達に捕まってしまいました。なんとか、ハイタカによって救出はできたものの、帰り道でハイタカが呟くシーンです。

ゲド戦記1

オリジナル(日本語):もう少し私が注意しておけばよかった。
英語訳: I should’ve been more careful.

「should have」の後に、be動詞の過去分詞「been」が使われていますね。「should have been」で、「~であればよかった」という意味になります。

つまり、ここでは「should’ve been more careful.」で、「もっと注意をすればよかった」となります。実際にはあまり注意をしていなかった為に、少年アレンが捕まってしまったので、後悔しているニュアンスが伝わりますね。

この文章が現在形の場合と比べてみましょう。

・I should be more careful. (私はもっと気をつけなければならない)
・I should have been more careful. (私はもっと気をつけなければならなかった)

違いが、分かりますか?
「should have been」の方は、実際には起こらなかった仮定上の過去の話ですね。

もう1つ、例を見てましょう。

テヌーという女性の家に住んでいる少女は、朝、テヌーを起こしに寝室に行きます。しかしそこには、テヌーではなく、少年アランが眠っていました。驚く彼女に、テヌーが言ったセリフです。

オリジナル(日本語):ごめんね。言っとけばよかった。
英語訳: I’m sorry dear. I should’ve told you.

「should have told you.」で、「言っておけばよかった」という意味ですね。実際は少年アランが寝ている事を言わなかったので、少女は驚きました。この様に「should have+過去分詞」は、実際にしなかった事に対して、「~するべきだった」と後悔をしているニュアンスで使われます。

この文章が現在形の場合と比べてみましょう。

I should tell you. (私はあなたに言うべきです)
I should have told you. (私はあなたに言うべきだった)

違い、分かりますね。
「should have told you」の方は、実際には起こらなかった仮定の話です。

「should have +過去分詞」は、日常会話でも頻繁に使うので、例文を見てみましょう。
ネイティブスピーカーは、「should とhave」がくっつき、「should’ve」「シュダッブ」の様に発音します。

例文:
・I should’ve studied more! I’ll get a zero. (もっと勉強すればよかった! 0点とるわ。)

否定の場合(should not have +過去分詞)
・It’s too crowded. I shouldn’t have been there today. (混みすぎだ。今日来るべきじゃなかったな。)

must have+過去分詞 ~に違いない 過去の強い推測

~だった(した)に違いないと過去の事を限りなく事実に近い確証を持っているニュアンスで使われます。

ジブリの例をみてみましょう。

ハイタカ(ゲド)がテヌーの家からでてきた姿をみた村人たちが、噂をしているシーンです。

ゲド戦記2

オリジナル(日本語):あの女の家から来たのかね。
英語訳:He must’ve come from that woman’s house.

「He must have come」で、彼は来たに違いない、という意味になります。本当はどこから着たか分かりませんが、強い確信を持っているニュアンスが伝わりますね。

助動詞の「must」は「~かもしれない」という推察の意味の他に、「~しなければならない」という意味もありますが、「must have+過去分詞」の形では、「彼は来なければならなかった」という意味にはならないので、注意をしてくださいね。

この文章が現在形の場合と比べてみましょう。

He must come from that woman’s house.
(彼はその女性の家からこなければなりません。もしくは、彼は彼女の家からきているに違いない)

He must have come from that woman’s house.
(彼はその女性の家から来たに違いない)

「must have come」の方は、過去の強い推測を表す文章になり、「~しなければならなかった」の意味にはなりません。

もう1つ例を見てみましょう。

テヌーの家に住んでいる少女は、朝、テヌーを探して寝室に行きます。そこには、テヌーではなく、少年アランが眠っていました。彼は、数日前に自分を助けようとした少年。理由が分からない少女に、その話を聞いたテヌーが言います。

オリジナル(日本語):そりゃ、びっくりするわね。
英語訳: That must’ve been a surprise.

「That must have been」で「~だったに違いない」の意味ですね。彼女がビックリしたかどうかは本当の所分かりませんが、「驚くに違いない」と、強い確信を持っているニュアンスが伝わります。

「それは、びっくりしなければならなかった」という意味にはならないので、注意をしてくださいね。

こちらも頻繁に使われるので、他にも例文を練習してみましょう。
発音は、「must have」がくっついて、「must’ve」「マスタッヴ」の様に発音します。

例文:
You must’ve drunk too much. Your face is red. (あなたは飲みすぎたに違いないね。顔が赤いよ。)

If they were not at their desks, they must’ve been in the garden.
(もし彼らが机にむかってなかったなら、庭にいたはずだよ)

まとめ

ゲド戦記3
いかがでしたか。

発音が少し難しいので、慣れるまでは聞き取りにくいですが、日常会話でとても良く使われる言葉です。どちらも仮定上の過去の話という基本ルールのもと、「should have」=「~すればよかった」、「must have」=「~だったに違いない」と、ジブリの例を参考にしながら自身で練習してみてくださいね。

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マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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