2023年9月29日 金曜日
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must have, should have, could have, would haveの4つの違い|ジブリde英文法#13

「must have, should have, could have, would have」どれも助動詞に「have」がくっついた仮定法過去完了と言われる形ですね。なんとなくは意味が分かるけど、使い方が分からないという方、多いのではないでしょうか。

ジブリアニメを観ながら英文法を学ぶシリーズでは、実際にジブリアニメで使われているシーンを基に英文法の使い方とニュアンスを学びます。英会話学習に必要な、英語のニュアンスを英語のまま掴むことができますよ。

今回は、”ハウルの動く城”を観ながら、「must have, should have, could have, would have」のそれぞれの意味と使い方を勉強します。

*記事内の画像はジブリ公式サイトが提供している素材のみを使っています。そのため、画像と各英会話シーンがあまり一致していませんが、予めご了承ください(あくまで雰囲気を思い出してもらうために使ってます)。なお、ジブリの英語版は、海外在住であれば海外版ネットフリックス、国内であれば英語版DVD(アマゾンへ)で、英語音声・字幕を楽しめます。*リージョン要確認

must have, should have, could have, would haveの共通ルールと文法

これらは全て、現実には起きていない仮定上の過去の話をする時に使われる言葉です。

そして文法ルールは、「must/should/could/would + have + 過去分詞」の形です。主語が変わっても動詞の活用は変化なく、全て同じ形です。

must have+過去分詞 ~に違いない 過去の強い推測

~だった(した)に違いないと過去の事を限りなく事実に近い確証を持っているニュアンスで使われます。

ハウルの例を見てみましょう。

ソフィの妹が、ソフィと会い話しているシーンです。ソフィがハウルに出会い、空を飛んでベランダに降りてきた様子を聞いて答える台詞です。

オリジナル(日本語):えぇ?それ魔法使いじゃないの。
英語訳:Wow. He must have been a wizard, then.

ソフィの妹は、ソフィが出会ったハウルの事を、絶対に魔法使いだと思っているというニュアンスが込められています。「彼は魔法使いに違いない」というニュアンスが現れていますね。

「He must be a wizard.」と現在形の形で言う事も出来ますが、もうハウルはどこかに消えてしまっており、過去に起きたことを強調する要素も含めて「must have been」が使われているのでしょう。

例:If she had known about it, She must have attended to the meeting.
(もし彼女が知っていれば、彼女はその会議に来たに違いない)
 
He didn’t come to the party last night. He must have been busy.
(彼は昨日パーティに来なかったね。忙しかったに違いない。)

should have+過去分詞 ~するべきだった 過去の後悔

~するべきだったと過去のことを後悔しているニュアンスが含まれます。

ハウルの例を見てみましょう。

ソフィーが朝ごはんを作るためにカルシファーに火をつけて欲しいと頼みましたが、カルシファーは断ります。そこで、ソフィーがカルシファーを脅して無理矢理つけさそうとします。そこでカルシファーが嘆くように言う台詞です。

ハウルの動く城

オリジナル(日本語): ちぇっちぇ、こんな婆ちゃん(城に)いれるんじゃなかった。
英語訳:Oh! Stupid me! I never should have let her in here.

「I should have let her in」で、入れるべきだったです。ここでは、notよりも強い否定形の「never」が入っているので、「入れるべきではなかった」という意味になります。

「shouldn’t have let her」でも意味は同じになりますが、カルシファーの強い後悔を表すために「never」が使われています。この様に、「should have」は、過去を振り返って後悔していることや反省しているニュアンスを表します。

例:I’m terrible hangover. I should not have drunk so much last night.
(酷い二日酔いだ。昨日飲みすぎなければよかった)
 
I couldn’t convince my customer. I should have done more reserch.
(お客さんを納得させれなかった。もっと調べていけばよかったなぁ)

could have+過去分詞 ~できたかもしれない 過去の可能性

~できたかもしれない、と実際には起きなかった過去の可能性について言及しているニュアンスです。

ハウルの例を見てみましょう。

ソフィは自分達がいる城を守るためにハウルが戦っている事を知り、城を荒れ地から別の場所に移動させたシーンです。ハウルが戦いをやめさせる為に取った行動でしたが、結果、城を壊してしまう結果となり、カルシファーが言う台詞です。

ハウルの動く城2

オリジナル(日本語):だから、あっちにいればオイラとハウルで(城を)守れたんだよう。
英語訳:I told you we should have stayed put. Howl and I could have handled it.

「守ることができたかもしれない」という意味で、「could have handeled it」と使われていますね。けれど、実際には守ることができませんでした。この様に、実際には起きなかった過去の可能性を伝えるニュアンスとして、「could have」が使われます。

例:I could have gone directly to college, but I decided to travel for a year.
(大学にそのまま進学できたかもしれないけど、1年旅をすることに決めた。)
 
また、過去に起きたことを推察して、~したかもしれないという時にも使われます。
 
例:She could have forgotten that we had a meeting today.
(彼女は今日私たちがミーティングをすることを忘れていたのかもしれない)

would have+過去分詞 ~だっただろう 想像上の過去の話

実際には起きていない想像上の話で、~だっただろうと使うニュアンスです。

仮定の意味を表すIf ~と一緒に使われることが多いです。ハウルの例を見てみましょう。

呪いをかけられていた、かかしのカブがソフィのキスによって本来の王子の姿に戻ることができました。
「もしソフィが助けてくれなければ・・・」に続くセリフです。

オリジナル(日本語):(ソフィーが助けてくれなければ)、私は死んでいたでしょう。
英語訳:I would have been a scarecrow for the rest of my life.

「もし助けてくれなければ」と、過去のことを想像していますよね。「I would have been a scarecrow for the rest of my life」は直訳すると、「一生カカシのままだったでしょう」という意味です。

実際は王子に戻れたのですが、過去の想像上の話をする時に「would have 過去分詞」が使われます。

例:If we had talked more, we would have had fewer problems.
(もし私たちがもっと会話をしていれば、問題はもっと少なかっただろう。)
 
If you had arrived earlier, you would have caught your flight
(もしもっと早く着いていれば、飛行機に乗れたでしょう)

発音の注意

実際にネイティブスピーカーが「must have, should have, could have, would have」の言葉を使う時は、短縮して発音する事が多いです。

must have → must’ve (マスタヴ)
should have → should’ve (シュダッヴ)
could have → could’ve (クダッヴ)
would have → would’ve (ウダッヴ)

ネイティブスピーカの様に発音する必要はありませんが、この短縮された発音を知っておかないと実際の会話で聞き取れないので声に出して実際に確認してみることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

一見難しい様に感じますが、主語が何になっても文法の形は変わらないので一度理解してみれば応用しやすい文法でもあります。4つとも日常会話ではとてもよく使われるフレーズなので、自分の事にあてはめて色々な例文を練習してみてくださいね。

ジブリで英語勉強シリーズ
#00 英語のニュアンスはアニメに学べ!英語字幕でジブリを見る方法もご紹介
#01 現在完了と現在完了進行形の違いと使い方
#02 wouldの4つの意味と使い方
#03 couldの4つの意味と使い方
#04 使役動詞「MakeとLet」の違いと使い方
#05 Ifを使用した条件文・仮定法の4つの種類
#06 比較級の4つのルールと使い方
#07 「~のようだ」を意味する「look、look like、seem、seem like」の違い
#08 I think 以外の英語表現10選
#09「just」の5つの意味と使い方
#10「anotherとother、the otherの使い方
#11「~だよね?、~でしょ?」を表す付加疑問文の使い方
#12「must, have to, should, had better」の違い
#13 must have, should have, could have, would haveの4つの違い
#14「should have, must have」の違いと使い方
#15「this, that, these, those」の使い方と違い
#16 現在完了形「ForとSince」の違いと使い分け
#17 「in, at, on」の意味と使い方、使い分け方法
#18 「mostとalmost」の違いと使い方
#19 関係副詞「why, Where , When, How」の違いと使い方
#20 よくわかる「to」と「for」の違いと使い方
#21 「see, look, watch」の違いと使い方
#22 「used to do〜, be used to~ ing」の意味の違いと使い方
#23 as~as構文の意味、例文、使い方
#24 neverの4つの意味と使い方
#25 「unless, if not, otherwise, or」の意味の違いと使い方
#26 「like」と「as」の意味の違いと使い方

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マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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