企業で働くビジネスマンや経営者が観たい映画といえば、やはりビジネス関連の映画ではないでしょうか。
そして、海外出張の多い経営者やビジネスマンが映画を見る場合は、大抵機内のはず!
スマホやタブレット、パソコンにダウンロード出来るアプリの中で、経営者に人気のビジネス映画を厳選してご紹介します。
経営者におすすめアマゾンプライムで見れるビジネス映画16選
MONEYBALL(マネーボール)
若くしてメジャーリーグの選手からアスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーンの実話。ビリーは癖のある性格の持ち主でしたが、後にイエール大学経済学部卒のピーターと出会うことで、貧乏球団が勝つための戦略を見出します。
それがのちの”マネーボール理論”となり、当初は周囲からバカにされていましたが、しばらくして奇跡を起こすこととなります。
貧乏球団のGM=ゼネラルマネージャーを主人公とした、野球と経営のどちらかに興味がある方ならばとても見やすい作品です。
米国の特徴である数字をポイント化し重要視している点がとてもリアリティがあります。特に統計学の観点から選手を評価し、他球団では漏れてしまうような有望な選手を獲得する手法は画期的で【マネーボール理論】として現代でも利用されているとても優秀な選別方法です。
従来では選手の性格や資質、影響力など抽象的なものを重視していました。しかし全てを数値化することにより客観的に個人1人1人をグラフ化することができ、チーム=会社にとって本当に必要な人材の確保が出来るような仕組みになっています。
The Internship(インターンシップ)
ITの知識がまったくないにもかかわらず、Googleのインターンになった中高年の話し。
ライバルは超エリートたちですが、立ちはだかる壁をクリアし、社員を目指す様子が描かれています。
映画インターンシップは時代の流れにより失業してしまった中年がGoogleという超一流企業で奮闘する映画です。実際に存在する大手企業が舞台でGoogle本社の様子が見れるのも面白いですし、実在企業で感情移入がしやすいです。
周りはハイスペックな人間ばかりですが、主人公の明るいコミュニケーション力で人の繋がりを築いていく様子を見て、改めてコミュニケーションの大切さを感じることができます。能力が人よりも不足していても、それを人の繋がりで補うことの大切さや、一人で奮闘せずにチームで何かをする大切さに気づかされます。
また、主人公の年齢が私に近く、最近仕事にマンネリ化していた私にとっては、初心忘れるべからずという思いになる映画でした。もちろん、ビジネス的な観点のみならず、コメディとしてもユーモアに溢れていて気軽に楽しく鑑賞できるので、誰にでもオススメできます。
映画を見たきっかけは舞台がグーグルで、実際の採用試験が描かれている点に興味を持ちました。ちょうど転職活動をしており、グーグルが転職先として非常に人気が高い時期だったので、どういった採用試験を行い、採用基準はどのようなものか気になりました。
ストーリーに関してもデジタルに強くない中年の男二人が比較的、落ちこぼれの若い受験者たちとグループを組んで課題に取り組む姿がひたむきであり、時には若者と中年たちがお互いに刺激しあって相乗効果を起こし、最後にはデジタルとアナログな部分を組み合わせてとあるピザ屋を再生させる姿に共感しました。さらにこの映画を通してグーグルという最先端の企業の採用方法が意外にも人間性を重視していたことに驚きました。
グーグルを志望する人や通信事業者など、最先端技術をけん引する企業を希望している人にはスキルや知識以外にも求められるコミュニケーション能力といった人間の内面も磨く必要があることを気づかされる映画なので、おすすめです。
定年を迎えた主人公が、若手のキャリアウーマンとやっていけるかという話なんですが、その余裕でアンハサウェイが救われることがあって、チーム内もうまくいき、必ずしも、実力だけがすべてじゃない、と思わせてくれた存在で最初は馴染めなかったのですが、周りが彼の存在に救われ潤滑油としてやっていけたというなかなか素晴らしい映画でした。
かつかつになるこの時代において、ジェネレーションギャップやらで埋まらない溝がありそうな気がするんだけど、相手も人間だから合わせることができていいなあという思いです。この映画を選んだのは、仕事も大事だけど、人間関係をどう構築していくかというのを学んだからです。特に何かスキルが必要なわけではなくて、彼の笑顔がすべてです
BECOMING WARREN BUFFETT(ウォーレン・バフェット氏になる)
世界の億万長者の一人にもかかわらず、故郷のネブラスカ州オマハで質素で静かに暮らすウォーレン・バフェット氏。
彼はアメリカの偉大な投資家であり、経営者、資産家でもありますが、このバフェット氏の人生やキャリア、また信条にせまります。
そして80歳を超えた老人とは思えない程溌溂とした口調でその人生哲学が語られて行きますが、そのどれもが賢明で思慮深いもので、一つ一つの言葉がしっかりと見ている側の心に染みていくような重みを持っています。この映画の、成功するということはこういうことなんだと観衆にじっくりと語りかけてくるような味わいに痺れ、そして人生の意味についての何かを深く学ばせてもらったような気になりました。
UNFINISHED BUSINESS(ビジネス・ウォーズ)
社員たった3人で始まった小さな企業が、1年後には20万の大企業との契約目前までにこぎつけるストーリーです。
もちろんそこにたどり着くには、またたどり着いてからも様々なトラブルに見舞われ、それらにどう立ち向かっていくかが見どころでしょう。
the social network(ソーシャルネットワーク)
当時ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグの親友であるエドゥアルド・サヴェリンとともに立てたある小さな計画から、社会現象を起こすほどの巨大サイトへと成長していったサクセスストーリー。
Facebookでお馴染みのマーク・サッカーバーグ氏の人生を観ることができます。
この映画を通して世界最高峰のハーバード大学の天才学生たちや敏腕ビジネスマンたちがどのような生活を送り、どのようなことを考え、どのような戦略を立てているのかといった場面を覗くことができ、とても刺激を受けました。
どれほどの天才であろうと、むしろ天才であるがゆえにといえるのかもしれませんが、お金が絡んでくると腹黒さがどんどんと露呈し、苦楽を共にした仲間をも簡単に裏切ることができてしまうというのにも驚かされました。
また、学内で女性と出会うことを目的とする他者のアイデアからFacebookが作られる訳ですから、どこに着想を得るかは分からないものだなと感じます。しかしそれを許可を得ずに隠れた形で進める主人公です。巨万の富を手にしていく代わりに、権力に奔走されて行くこととなります。
単なる成功者としてのサクセスストーリーではないのでビジネスを展開するにあたり、結局は何が大事なことなのかを忘れずにいることはいかに難しく、そして重要であるかという教訓になる映画だと感じます。また話の展開自体にもスピード感がありますが、会話も早いので繰り返し見ることで英語の勉強にも繋がりそうです。
Pirates of Silicon Valley(バトル・オブ・シリコンバレー)
Appleの設立者であるスティーブ・ジョブズと、Microsoftの設立者であるビル・ゲイツのストーリーを描いています。
コンピュータ業界のテーマがうまく表現されており、二人の実話に基ずき、フィクションドラマ化されました。
INSIDE JOB(インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実)
2008年のリーマンショックから、世界中を巻き込んだ経済崩壊の真相に迫るドキュメンタリー映画です。政治家、ジャーナリスト、大学教授などといったこの経済崩壊においてキーパーソンとなる人たちへのインタビューなどが見ものです。
The Wolf of Wall Street(ウルフ・オブ・ウォールストリート)
株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートは実在する人物で、彼の半生が描かれた作品となっています。
学歴も経験もなかった彼が22歳という若さでウォール街の投資銀行へ飛び込み、26歳では証券会社の設立に至ります。主に自分の思惑通りに、相手の感情をどうコントロールするかがポイントとなる内容です。
若い起業家の繁栄から破滅までが描かれた作品です。いかにしてお金を稼ぐかや、言葉巧みに人を動かす力を存分に見せつけてくれるので、単純にすごいなって思えます。最後のシーンはちょっと笑ってしまいますが・・・。
何より、ドラッグ漬けのレオナルド・ディカプリオの演技がうまいです。
お金、ドラッグ、女、成功するためには容赦せずなんでも利用し成り上がっていく姿に、現実的には共感はしませんが、それくらいの度胸や野望を持つ精神論みたいな意味では、現代の鬱蒼とした世の中を相手に戦うビジネスマンに、ぜひおすすめしたい映画の一つです。
Jerry Maguire(ザ・エ-ジェント )
プロスポーツの裏側で契約などを仕切るエージェント(代理人)のビジネスを分かりやすく取り上げている映画です。主人公は勤めていたエージェント会社の汚いやり方に疑問を抱いたことから退職することになり、独立します。
その中で彼が気づくビジネスに本当に大切なものはなにかという点が興味深いでしょう。
The Big Short(マネー・ショート華麗なる大逆転)
いわゆるリーマンショックの裏側、原因を知ることができる映画です。映画の中ではこの経済崩壊を予兆していた4人の男について描かれており、リーマンショックの最中でどのように巨額の富を得たのかがみどころでしょう。金融業界の闇の部分を学べます。
Capitalism: A Love Story(キャピタリズム~マネーは踊る)
マイケル・ムーア監督の作品。彼の独特な視点から資本主義経済における巨大企業やその世界的な影響力に迫ります。
2008年の世界的大不況に関して、消えたお金の真実を追求します。子供にもわかりやすい経済学初級の映画です。
Glengarry Glen Ross(摩天楼を夢みて)
かつては営業成績が非常によかった、不動産会社で働くレーヴィンですが、今では成績不振に陥り、クビの可能性を示唆されてしまいます。
彼の娘も病気であることから解雇だけはなんとか避けるべく奮闘していく様子が描かれています。そんな営業マンたちの厳しい世界を学ぶことができるでしょう。
映画の中では騙し騙されそして出し抜き出し抜かれたりと、現代のサラリーマンの社会では大にしてあることを描いているので、世の中の理不尽さがひしひしと伝わってきます。そのため登場人物に共感を覚えました。映画だけど妙にリアリティがあって初めてこの映画を観た際には衝撃を受けました。
営業職のサラリーマンにはこの映画を観たら、共感できる部分が幾つも出てくると思っています。生々しいシーンが沢山出てきますので、共感できるシーンも多くあります。一度は観る価値のある映画です。
The Pursuit of Happyness (幸せのちから)
営業マンのクリスは、妻と幼い子供を抱えながらも、家賃が払えないほどどん底の生活を送っていました。そんな彼が家族のために決心したのは、自分の才能を信じて一流証券会社へ入社することでした。
しかしそこで彼を待ち構えていたのは、6か月間の無給のインターン、さらには採用されるのはただ一人という現実。ビジネスマンとしての大きい志、強い忍耐力などを学ぶことができます。
クリス・ガードナーの半生をウィルスミスが主演で、家族とも共演している映画です。公開前から話題性もあったので、見ました。
事業の失敗で家を追い出され、息子と共に路頭に迷いなりながらも、愛情を忘れてなかった姿に感動しました。人生や仕事などで上手くいかないことがあっても、諦めなければ上手くいくこともあるのだ、と思いました。
全体としてはビジネスで成功してのし上がるストーリーですが、それだけでなくヒューマンドラマの要求もある所が良かったです。ただ、お金を儲けるだけではない内容なのでビジネス映画が苦手な人でも共感できる、と思います。
ビジネス映画だけでなく、ヒューマンドラマが見たい人にもお勧めです。
・リーマン・ブラザーズ 最後の4日間
リーマン・ブラザースは、かつてアメリカのニューヨークに本社を置いていた大手投資銀行グループです。そのリーマン・ブラザースが倒産した「リーマンショック」はまだ記憶に新しいのではないでしょうか。
こちらの映画は、2008年9月12日の金曜日に同年6~8月期の純損失が39億ドルにも達したと判明したときから、倒産するまでの4日間を描いた映画です。ジェームズ・クロムウェル演じる主人公のヘンリー・ポールセンが、延命をしようとなんども策をこうじたが結局必ず倒産してしまった。
しかし、その背後では様々なうごめいていた!?実際にあった出来事をリアルに再現した映画です。金融関連の言葉が多くでてくるため、少し金融の知識がないと難しいですが、英語中級者以上におすすめの映画です。
韓国などの資本の援助など受けてたまるかという姿勢なども、破綻を逃れる選択肢をリーマンが自ら捨てたことになったという視点が描かれています。
ビジネス視点で気づきがあったのは、「リーマンは大きすぎてつぶせない」「政府、銀行、他社、どこかが何とかしてくれるだろう」という希望的・楽観的観測に基づいて行動したために、支援の道が絶たれて破綻に陥ったという結果です。ビジネスの世界で、口では好意的なことを言ってくれても、旧知の仲でも結局はそれぞれ自社や自分の役所の利益を考えてドライに行動します。合理的思考を捨てて感情に流されて希望的・楽観的観測で行動するのはビジネスの世界では禁物だと学びました。
まとめ
どの映画も企業で働くビジネスマンや自営業をしている方にとっては、興味深い映画ばかりではなかったでしょうか。
日々忙しく働くビジネスマンの方でも、機内は気圧の関係や脳が使える酸素量が減るため、仕事をせずに読書したり、寝たり、映画を観る方が多いようです。ぜひ頭が働きにくい機内だからこそ、こういったビジネス映画をで潜在意識に(?)情報をインプットしてもらえたらと思います。
なお、今回ご紹介するのはアマゾンプライムの映画ですが、ネットフリックスやhuluなどでも一部同じ映画が観れたり、もしくはアマゾンプライムにない映画も見れる場合がありますので、ぜひそちらもチェックされてみてください。
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