ステイホームが浸透し、家で動画視聴サービスを利用して動画を見ることが増えた今。2020年6月から新たに動画視聴サービスとして「ディズニー+(ディズニープラス)」が登場しました。
NetflixやHuluなどで海外ドラマや海外映画を利用して英語学習している方も多いと思いますが、実はこのディズニープラスも英語学習に最適な動画視聴サービスなのです。
この記事では以下のようなことがわかります。
・どうやって英語勉強するのか
・ディズニープラスの入会・退会方法
目次
ディズニープラスとは
画像はディズニープラス公式サイトより引用
ディズニープラスは、2020年6月11日に日本でサービス開始。ついに日本上陸!ということで、ニュースでも賑わいましたね。
ディズニープラスとは、定額制の公式動画配信サービスです。ディズニーはもちろん、ピクサー、マーベル、スターウォーズなどの名作・話題作が見放題!
デバイスも最大5台まで登録できるので、スマホやテレビ、タブレットなどを利用していつでもどこでも動画を視聴することができます。
ディズニープラスのオリジナル作品もあるとのことで、ディズニーファンにはたまらないサービス内容となっています。
ディズニープラスの料金
ディズニープラスの料金は、2021年2月現在、月額770円(税込)となっています。
はじめて契約する方なら、初月無料で利用することができます。
*もともとディズニーデラックスを利用していた方は、そのままディズニープラスを楽しむことができます。
ディズニーデラックスとの違い
2019年の3月からディズニーデラックスとして動画配信がスタートしていました。それが今回、デラックスからプラスに移行したという形になりました。
でも実はこのディズニーデラックスというサービスは日本独自のサービスでした。アメリカでは2019年11月からディズニープラスのサービスが開始されており、それに伴い日本の独自のサービスをアメリカ版と同様にしたいうことになります。
そのため、もともとディズニーデラックスの会員の方は、変更や追加料金なしでそのままディズニープラスを利用することができます。
料金ももともと770円(税込)でしたので、変わりありません。
デラックスからプラスに移行した上で変わったことがあります。
・日本独自のサービスのときのブランドに無関係な作品が終了
日本独自のサービスが終わってしまいましたが、見られるコンテンツも増えてより充実したという印象です。
ディズニープラスが英語学習に最適な理由3つ
純粋にディズニー作品を楽しむのもいいのですが、実はディズニープラスは英語学習をするのにぴったりのサービスなんです。その理由とおすすめ学習方法を紹介します。
理由1. 字幕・音声機能が優れている
ディズニープラスをおすすめする最大の理由はこちら、字幕機能が優れている点です。
ディズニープラスでは、作品にもよりますが基本的には英語字幕・日本語字幕・英語音声・日本語音声が利用できます。
つまり、英語音声にして日本語字幕にしたり、日本語音声にして英語字幕にしたり、また上級者は英語音声・英語字幕という選択もすることが可能。
人によって音声はこっちがいい、字幕はこっち、というこだわりがあると思いますが、ディズニープラスではそれを叶えてくれます。
NetflixやHuluも字幕機能や吹き替え版はありますが、Huluは対応している作品がそこまで多くはありません。その点でいえば、ディズニープラスがもっとも字幕・音声機能に優れているといえます。
Netflixは対応している作品も多く、ディズニープラスにはない海外映画やドラマも豊富ですのでおすすめといえます。
参考記事:英検1級講師が教えるNetflix英語学習方法
理由2. 子供向け動画が多く英語もわかりやすい
ディズニーがメインの動画視聴サイトなので、動画も子供向けが多いです。
ミッキーシリーズやトイストーリー、ライオンキングやピーターパン、くまのプーさんなど、子供の頃に見たという方も多いのではないでしょうか。
特にそういったシリーズは子供向けに作られているので、英語もわかりやすくなっていますし、英語がわからなくても楽しめるように工夫されています。
英語が苦手・・・という方にはディズニープラスは特におすすめします。
理由3. 楽しみながら英語学習できる
ディズニープラスにある動画は、子供の頃に見たことがある動画も多いので、大人になった今、懐かしみながら今度は英語音声にして楽しみにながら英語学習もできて一石二鳥です。
古い作品はもちろん、新しい作品もどんどん増えていってきてるので、ディズニーシリーズがもともと大好き!という方は楽しみながら英語学習ができます。
英語学習最適のディズニープラスおすすめ動画3選
では、実際にディズニープラスを利用して動画を視聴する際に、おすすめの動画と英語学習のコツをお伝えします。
おすすめ動画1:ピーター・パン
画像はディズニープラス公式サイトより引用
有名な挿入歌が多くメロディーが耳慣れており(、そこに歌詞が乗っても聞き取りやすいという点が挙げられます。
歌も基本的にソロか合唱のようになっているので、掛け合いのように追いかけるのが大変というわけではありません。メインの登場人物が子供中心で、パンチの利いた嫌味や皮肉も少ないことから初心者向けの難易度です。
文化的・宗教的な背景等を知らずとも楽しめる作品なので、とっつきやすいという点もあります。
勉強の仕方はまず、字幕非表示で視聴します。ストーリー自体は知らない人の方が少ないと思われるので、苦痛なく追えると思います。その時、聞こえた単語をピックアップ、できればフレーズで拾い上げます。
次に英語字幕付きで視聴し、ピックアップした単語があっているか確認します。再度字幕付きで確認するときには、拾えていなかった単語、熟語をチェックします。
最後に日本語字幕で確認です。この流れを繰り返します。繰り返すことで英語が耳に慣れ、なじみのキャラクターのセリフとして耳に残ります。慣れてくると意訳にも気づくことができます。
おすすめ動画2:リトルマーメイドシリーズ
画像はディズニープラス公式サイトより引用
子供向けの作品なので難しい単語が少なく、またアニメーションだけでもストーリーが分かりやすいです。知らない単語や聞き取れなかった文章を推測しながら観ることができたのでおすすめです。
リトルマーメイドシリーズは1本あたりの時間も短いので、2時間近くあるピクサー作品よりも気軽に挑戦することができます。
こちらも最初から字幕なしの英語で視聴し、分からない文章が続いたときには巻き戻して字幕をオンにして見直し、理解できたらまた字幕をオフにして続きを見る・・・という方法で学習がおすすめです。
分からないからと日本語字幕に頼るのではなく、目と耳で一生懸命台詞やストーリーに集中することで、段々と自然に聞き取って意味を理解できるようになります。
おすすめ動画3:トイ・ストーリーシリーズ
画像はディズニープラス公式サイトより引用
トイ・ストーリーシリーズはたくさんの個性豊かなキャラクターが出てくるおかげでストーリーにも入り込みやすい映画。
設定がおもちゃの話なので、あまり難しい単語や英語は出てこないため、親しみやすいというのもおすすめポイント。
割りと普段から聞き慣れている単語が多くでててくるので、あまり躓かないで見れますし、ストーリーも複雑ではないので仮に単語がわからなくても展開などから想像して補うことができます。
ディズニープラスの入会・退会方法(の注意点)
ディズニープラスの入会・退会方法はかなりややこしいです。
まず入会に関しては、ディズニーアカウントが必要なのはわかりますが、なぜかドコモのdアカウントも必要になります。
元々、スマホでdアカウントをもっている方は良いですが、そうでない方はdアカウントを今後も使う予定がなくても、ディズニープラスのために登録しなければいけない事になります。
しかも、LTEや4Gの環境で登録しなければいけない(?)などの、制限があって登録するのに若干苦労しました。
ディズニープラスを退会する場合もやや面倒です。
他の動画視聴サービスと違い、dアカウントから解約しないといけないため、少し退会がややこしいです。
流れとしては、
の順番です。
注意点として、
解約した時点で利用ができなくなる(月の途中で解約する場合)
特に、NetflixやHuluみたく、月の途中で解約したとしても更新日までは視聴できるのですが、ディズニープラスは解約した時点で全てのサービスが停止します。
もし1ヶ月無料期間で、3週間目時点で解約した場合、残り1週間残っていたとしても見ることができなくなるということです。ただし、解約し忘れるとまた料金がかかってしまうので、見ないと思ったら解約した方が良さそうですね。
ディズニープラスはdアカウントで管理されます。解約や申し込みの際はNTTdocomoから行います。
退会の画面です。ここで契約状況が見られます。途中で解約しても返金はなく、解約時点でサービス終了となります。
ディズニープラスとNetflixを比較
最後にディズニープラスとNetflixを英語学習の観点から比較してみたいと思います。
ディズニープラスの強みは、
「ディズニー独自のコンテンツ」、「アニメでセリフが比較的わかりやすい」、「全世界に向けて発信しているため、海外独自の背景を理解しなくてもよい」といったことが挙げられます。英語初心者にとっては、一般映画やシットコムを見るよりも、ディズニーの方がおすすめです。
デメリットは「現時点ではコンテンツが少ない」、「申し込みや解約がやや面倒」、「早送り巻き戻しなど、いくつかの操作がNetflixに比べて劣る」などです。
ディズニープラスのメリット | ディズニープラスのデメリット |
ディズニー独自のコンテンツ アニメでセリフがわかりやすい 全世界に配信してるため、その国独自の背景がなく理解しやすい 英語初心者に最適 |
コンテンツが少ない 申し込み・解約がやや面倒 操作がNetflixに比べてやや劣る |
Netflixの強みは、
「コンテンツが映画からドラマまで豊富」、「操作しやすい」、「申し込みや解約が簡単」などが挙げられます。また、グーグルクロムの拡張機能の一つ「Language Leaning with Netflix」を使うと、更に英語学習が便利になります。
デメリットは豊富すぎるゆえに、目移りしてしまうことでしょうか。また、ディズニーのコンテンツは見れませんので、ディズニー好きは選択肢がありませんね。
Netflixのメリット | Netflixのデメリット |
映画からドラマ、アニメまで豊富 操作しやすい 申し込み・解約が簡単 拡張機能を使えば英語学習がより便利に |
コンテンツが多すぎて迷う ディズニー系は見られない |
まとめ
ディズニー作品は世界中のどんな子供でも楽しめるように、あまり難しい英語を使われていません。
また、ストーリーもあらかじめ知っているもの、または複雑ではないものが多く、日本語の字幕がなくても「こういう風に言っているのかな?」と感覚的にわかることが多いです。
やはりディズニーは初心者の英語学習には、一番おすすめです。
字幕なしが不安な場合、英語吹き替えと英語字幕を併用することもおすすめです。聞いてわからなくても文字としてみると分かるという単語も意外とあります。
上記ではいくつかのおすすめ映画を紹介しましたが、特にそれらにこだわる必要はありません。一番好きな作品が、一番楽しみながら勉強できるはずです。
ただし個人的な意見ですが、90年代半ば以降の作品だとヴィラン(悪役)の狡猾さが増してきて、遠回しな皮肉がわかりにくいことがあります。
白雪姫~60年代くらいの有名どころの作品だと大まかなストーリーを知っているだろうし、そういったことも少ないのでおすすめです。
スターウォーズのようにエイリアン語が入ってきたり、メカニック用語やSF用語が乱発されると、作品知識が少ない人には苦痛になると思います。
いずれにしても、価格も安いですのでぜひ試してみてください。
PS. 映画を利用して英語を学習する方法は、リスニング力とコミュニケーション英語を学ぶ点においておすすめですが、文法やスピーキング能力を向上させるには不十分だと思います。
基本的な文法は書籍や授業で学び、新しい語彙や熟語の使い方とリスニング力を映画で学ぶ。
そこで学び得たことを言葉にして、友人や先生方とコミュニケーションを取りまた新たに文法や語彙を教えてもらう、ということを繰り返します。
一つのやり方でライティング、スピーキング、リスニングをすべて完璧にすることは難しいので、映画だけでなくぜひオンライン英会話、通学型の英会話スクールなどと組み合わせて学習しましょう。
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