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フィリピンセブ島留学の費用は?他国への語学留学の1/3で済む理由|2024年版

留学することになったら航空券の手配に始まり、語学学校への入学金や授業料、留学期間中の宿泊費、毎日の食費やビザを取得するためのお金が必要になります。

さらに、海外保険料や通信費なども必要になることを考えると、「いったいフィリピン留学の予算はいくら用意すればいいの?」と頭を抱えてしまいますよね。

ざっくりと金額を提示すなら、フィリピン・セブ島留学に必要な費用は1ヶ月にだいたい30万円です。

主要英語圏への留学と比べると1/2~1/3ほどの費用で留学ができてしまうため、コストパフォーマンスが大変良い留学先として、フィリピン・セブ島留学は老若男女問わず人気があります。

しかし、フィリピン・セブ島留学は主要英語圏への留学とは費用体系が異なるため、費用のイメージがしにくいと言われていることも現実です。

先ほど、「1ヶ月にだいたい30万円」の費用だとお伝えしましたが、実際には選ぶ授業コースや宿泊施設のグレードによって費用が上下します。

この記事では、フィリピン・セブ島留学特有の料金体系とその費用の内訳をつかむために、人気の高い1週間の短期留学から、4週間(約1ヵ月)、12週間(約3ヵ月)の3パターンの留学期間について、主要英語圏への留学費用と比べながらご紹介します。

そのほか、留学エージェントの見積書には記載がないが必要となる費用や、実際に留学経験者のリアルな費用も公開しますので、最後までぜひご覧ください。

この記事で分かること

  • フィリピン・セブ島留学と主要英語圏への留学にかかる費用
  • 留学エージェントの見積書にはない「フィリピン・セブ島留学で必要なお金」
  • 留学を成功させるためにお金をかけたい2つのポイント

この記事を読み終えると、フィリピン・セブ島留学がどうして他の英語圏への留学よりも費用が抑えられるのか理解できるでしょう!

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フィリピン・セブ島留学に必要な費用を知ろう!

はじめに、一般的に留学に必要とされる留学費用の内訳について確認しましょう。

留学費用内訳

上の表のように、留学費用の内訳を大きく分類すると「留学前」「留学中(現地で使うお金)」「留学中(プライベートで使うお金)」の3つに分けることができます。

1つずつ見ていきましょう。

1. 「留学前」に必要なお金とは?

表のいちばん左側が、留学する前に必要なお金になります。主に、次の5つです。

  • 授業料
  • 宿泊費
  • 入学金・テキスト代・事務手数料
  • 航空券代
  • 海外旅行保険代

航空券代は、渡航する時期や航空会社によって値段は変動しますが、フィリピン・セブ島行きのLCC(セブパシフィックなど)の往復航空券は、年間平均で5万7,900円です。

フィリピン・セブ島行きのエコノミークラス・大人1名あたりの往復運賃を、月別に見てみましょう。

航空券代が最も高くなるのは12月で、7万4,000円前後です。また、大学生の春休みにあたる2月と3月(5万6,000円前後)、夏休みの8月(6万3,000円)は高くなっています。航空券が高くなる時期は、年末年始や長期休暇など多くの人にとっての旅行シーズンと重なりますね。

また、最も安くなるのは10月や6月の4万6,000円前後です。ゴールデンウイークが終わった6月や夏休みが明けた10月は、日本からの留学生が少ない時期だと言えます。

1月 2月 3月 4月 5月 6月
5万6,600円 5万6,100円 5万6,600円 6万1,400円 6万6,800円 4万6,100円
7月 8月 9月 10月 11月 12月
5万700円 6万3,000円 4万7,100円 4万5,600円 5万700円 7万4,000円

※2023年8月時点
※データはスカイスキャナーを参考に100円未満切り捨て。
※金額はエコノミークラス・大人1名あたりの往復運賃を記載。

2. 留学中に現地で使うお金とは?

現地で使うお金の内訳は、主に次の5つです。留学エージェントの見積書は、留学前に支払う費用になりますので、ここからは「隠れ費用」とも言うべき「留学エージェントの見積書には記載がない必要となる費用」になります。

  • 食費
  • 生活費
  • 交通費
  • 現地でのビザ更新手続き
  • その他、必要となる費用(通信費、光熱費、洗濯費など)

食費

食費についてですが、学生寮に滞在する場合は1日3食を学校(学食)が提供してくれますが、ホテルやコンドミニアムに滞在する場合は、食事の提供は基本的に朝食のみなになります。

そのため、昼食や夕食は自炊や外食が必要になります。食材を購入して自炊するのではなく、外食が中心となる場合は食費がそれなりにかさむことになります。

また、水道水は飲用できませんのでミネラルウォーターなどを購入することや、教室や自室ではなくカフェで勉強する場合のドリンク代など、少額とはいえ毎日出費はあります。

生活費

生活費についてですが、実際に生活を始めてから必要となるようなトイレットペーパーやティッシュなど、こまごまとした日用品や日用雑貨を購入する必要が出てきます。

留学期間によって購入する必要性も変わってきますが、スーツケースに入れてきた物だけでは足りない場合には購入費用も多くなります。

交通費

交通費についてですが、フィリピン・セブ島留学では交通費がほとんど必要ありません。なぜかと言うと、多くの語学学校は校舎と学生寮が同一の建物内にあるか、または同じ敷地内にあるからです。

まれに校舎と学生寮や宿泊施設が離れている学校もありますが、ほとんどの場合が無料の送迎バスを運行しています。

ですので、フィリピン・セブ島留学で交通費が必要となるのは、休日や放課後にショッピングモールやレストランへ出かける時に乗るタクシー代ぐらいでしょう。

フィリピンのタクシーは初乗り100円以下なので、頻繁に乗るようなことがなければ交通費が大きな負担になることはありません。

ビザ手続き

現地でのビザ更新手続きに必用となる費用についてですが、これは留学期間によって必要になる場合と不要な場合がありますが、入学してから現地で支払わなければならない場合があります。

その他の費用

フィリピン・セブ島留学の場合は、現地で勉強するために「特別就学許可証SSP(Special Study Permit)」が必要です。SSPの申請費用は1万5,000円ほどかかります。

また、30日を超えて留学する場合はビザの期間延長手続きが必要です。

その費用は1回あたり7,000円~8,000円です。留学エージェントの見積書に加わっているかどうか確認し、あらかじめ予算に入れておきましょう。

その他、現地で必要となる費用としては、インターネット回線などの通信費や、滞在先によっては水道光熱費を使用した分だけ支払ったり、洗濯費用が必要となったりする場合もあります。

多くの学校では掃除や洗濯のサービスが無料ですが、必要な場合は個人で洗濯屋に頼むこともあります。その場合は1週間分の衣類の洗濯で150円程度です。

3. 留学中にプライベートで使うお金とは?

余暇の過ごし方によって大きく差が出る部分です。週末も自室や教室などで予習復習する、キャンパス内のプールや運動施設で息抜きをするというように、学校内で休日を過ごすなら出費はほとんどないでしょう。

ですが、学校主催のツアーに参加したり、レストランで外食を楽しんだり、ビーチエリアまで足を延ばして遊ぶような過ごし方ですと、それなりの費用が必要になります。

どのぐらいのお金が必要か紹介しますので、休日の過ごし方の参考にしてみてください。

  • 各種ツアーやアクティビティに参加する…5,000円~1万円 / 回
  • レストランなど学校外での飲食代…1,000円~3,000円 / 回
  • マッサージやスパ…1,000円~3,000円 / 回
  • お土産やショッピング…数千円~
  • リゾートホテルのデイユース…2,000円〜6,000円ほど

例えば、「留学生仲間とツアーに参加して、観光や食事やショッピングを楽しみたい!」という場合は、次のような試算ができますね。

  • ツアー参加費…8,000円
  • 友だちとの飲食(ランチ・ディナー)…2,000円×2回=4,000円
  • お土産…5,000円

合計1万7,000円

留学期間中の過ごし方をイメージしながら、ぜひ予算を計算してみてくださいね。

主要英語圏への留学とフィリピン・セブ島留学のコストを比較しよう

一般社団 法人海外留学協議会(JAOS)日本人留学生数調査 2022によると、2023年4月に留学事業者40社を対象に日本人の留学生数の調査を実施した結果、日本人留学生の渡航先で1番多かったのはカナダ、アメリカ、オーストラリア、そして4位にフィリピンでした。

留学生数をフィリピンと比べてみると、カナダとアメリカはやや多く、オーストラリアはほぼ同数という結果でした。

そこで、この記事では人気上位4カ国への4週間と12週間の語学留学費用をインターネットで検索して比較してみました。費用にはビザ申請・航空券・保険などの留学準備費、学費、現地生活費が含まれています。

留学先 4週間(1ヵ月) 12週間(3ヵ月)
フィリピン 25~40万円 55~90万円
アメリカ 40~60万円 100~150万円
カナダ 40~55万円 80~130.万円
オーストラリア 40~55万円 80~150万円

参考)留学ワールド 留学費用の比較

フィリピン・セブ島留学の費用は他の英語圏の国々と比べて4週間(1ヵ月)では1/2ほど、そして12週間(3ヵ月)では1/2~1/3ほどの予算で留学することが可能です。

フィリピン・セブ島留学のコストパフォーマンスが圧倒的に高いことが分かりますね。

では、なぜフィリピン・セブ島留学はこんなにも安くできるのでしょうか?その理由として今から3つの理由を解説します。

なぜフィリピン・セブ島留学は安いのか?

すでに他の英語圏への留学についても調べている方は「フィリピン・セブ島留学は確かに安いけれど、安いだけに少し心配…」と感じる人もいるかもしれません。フィリピン・セブ島留学の安さには、3つの理由があるのでご紹介しますね。

  1. 学費と滞在費がセットになっている
  2. 日本から近いため渡航費が安い
  3. 物価が安い

フィリピン・セブ島留学は安いからといって、決して質が悪いわけではありません。むしろ他の英語圏では見られないマンツーマン授業の豊富さやコストパフォーマンスの高さなどを考えても、大変おすすめできる留学先です。

1. 学費と滞在費がセットになっている

フィリピン・セブ島留学の安さの秘訣は、「学費(授業料)」と「滞在費(宿泊費・食費)」がセットになっていることです。なぜかと言うと、多くのフィリピンの語学学校は「語学学校に学生寮やホテルが併設・隣接している」からです。

フィリピン・セブ島留学の授業料は1日5,000円ほど、4週間の留学でおよそ15万円になります。これは他の英語圏の授業料と比べてもさほど安くはありませんし、大きな差はありません。学費で差がつかないのであれば、大きな差がつくのは滞在費です。

他の英語圏への留学の場合、学費と滞在費は別々になっています。語学学校の多くは都心部にあるので、学校の近くで宿泊先を探すと宿泊費がかさみます。

宿泊費を抑えるために少し離れたエリアに滞在する場合は、交通費が必要になります。

また、食費についても見てみましょう。フィリピン・セブ島留学で学校の寮を選択した場合は、ほとんどの学校で朝昼晩の3食が学食で提供されるため外食でお金を使う必要がありません。外食をするためのタクシー代や食事代が発生しないのです。


筆者はハワイ留学中に生徒用のコンドミニアムを見学したことがありますが、大変素晴らしいコンドミニアムでした。しかし、その分宿泊費はどうしても高くなってしまいます。


ところがフィリピン・セブ島留学の場合、語学学校の敷地内や徒歩圏内に寮や宿泊施設がある学校がほとんどです。

そのため、フィリピン・セブ島留学の場合は学費に滞在費(宿泊費・食費)が含まれるため、他の英語圏への留学よりもはるかに安く留学できるのです。

2. 日本から近いため渡航費が安い

フィリピンセブ島 アメリカニューヨーク カナダバンクーバー オーストラリアシドニー
往復航空券最安値 30,400円 133,900円 115,300円 63,169円

※2023年8月時点
※データはTrip.com 航空券を参考に100円未満切り捨て。

フィリピンは主要英語圏の国々と比べると日本からの距離が近いだけに、渡航費は1/4~1/2以下まで抑えることが可能です。

日本からの往復航空券の最安値を見てみましょう。フィリピン・セブ島までのLCC(セブパシフィックなど)の往復航空券は、最安値で3万円ほどです。

一方で、一番高額であるアメリカ・ニューヨークの往復航空券は最安値でも13万円以上かかるので、なんとフィリピン・セブ島留学と比べて4倍以上も必要になります。

渡航費を抑えるなら、直行便ではなく経由便(3~5万円程度)を選ぶことで、より安く行く方法もあります。

例えば、日本からアジアの主要都市(ソウル・香港・マニラなど)を経由してセブ島に行くことで、直行便よりも時間はかかりますが、数万円ほど節約することができます。

また、JALやANAなどの航空会社ではなくキャセイパシフィック航空などのLCCを選ぶ場合に忘れてはいけない注意点が2つあります。

まず1つ目は、「往復航空券を購入すること」です。外国人の不法滞在を防ぐためフィリピンは片道航空券での入国が許可されていません。

フィリピンへ行く全ての航空会社に適応されますので、必ず往復航空券を購入しておきましょう。

2つ目は、「LCCは預け荷物に追加料金がかかる」ということです。LCCは、サービスの利用に追加料金が発生しますが、スーツケースなど大きい荷物を預ける場合には、3,000円程度からの追加料金を支払う必要があります。

航空券は購入や渡航する時期、利用する航空会社によっても金額が変わってきますが、フィリピン・セブ島留学の渡航費が大変安いことが分かります。

3. 物価が安い

「フィリピンは物価が安い」と言われていますが、実際にはどのような感じなのでしょうか?ここでは、「ビッグマック指数」という独特な経済指標を使って、日本の物価水準と比べてみましょう。

まず「ビッグマック指数」とは、世界各国で販売されているマクドナルドの商品「ビッグマック」の販売価格を元に、それぞれの外国為替レートや物価水準を割り出すもので、イギリスのエコノミスト誌が1986年から毎年発表している経済指標のことです。

ビッグマック指数では、たとえばビッグマックが日本では100円、アメリカでは1ドルで販売されていたとすると「1ドル=100円」という見方をします。

それでは、ビッグマック価格ランキングを見てみましょう。

Statista Japan2023年1月時点ビッグマックの国別価格(単位:米ドル)

日本「3.15米ドル」
フィリピン「2.85米ドル」
アメリカ「5.15米ドル」
オーストラリア「5.11米ドル」
カナダ「4.57米ドル」

日本は460円で、フィリピンは415円。カナダ666円、アメリカ750円、オーストラリア745円でした。

2023/8/31時点 1ドル145.80円

日本と比べると、カナダもアメリカもオーストラリアも1.4倍から1.6倍する一方で、フィリピンは少し安くお得な感じを受けると思います。このことからも分かるように、実際フィリピンでは買い物やサービスを受ける時などに、日本よりも安く感じる場面に出会うことが多いです。

また、フィリピンは交通費も安いです。フィリピン・セブ島留学では学校敷地内の寮や近隣のホテルに滞在するため、通学の交通費はほとんどかかりません。

他の英語圏への留学は、学校と滞在先が近いとは限りません。ホームステイをする場合、基本的に学校がある都心部ではなく郊外のベッドタウンに滞在するケースが多く、学校まで片道30分~1時間の通学は当たり前です。その分、交通費もかかります。

実は、この交通費の部分は留学エージェントの見積もりにはまず出てきませんので、留学してから思っていたよりも出費がかさむ「隠れ費用」といえます。

フィリピン・セブ島留学(留学期間別の留学予算)

フィリピン・セブ島留学の費用は、大まかに「学費(学校へ支払う授業料、宿泊費、食費)」「生活費(日常生活での出費)」の2つに分けることができます。

同じ留学期間でも宿泊施設の部屋の人数やランクによって、学費の値段は大きく変わってきます。

フィリピン・セブ島留学では「語学学校に学生寮やホテルが併設・隣接している」ケースがほとんどで、学校の寮はリーズナブルな複数人部屋から1人部屋まで細かく値段が設定されています。

1人部屋はやはり値段が高く、2人部屋や4人部屋など複数になればなるほど安くなります。さらに、滞在先を近隣のホテルやコンドミニアムを選択すると、寮よりもはるかに高額になります。

このことを踏まえたうえで、1週間・4週間・12週間の3パターンで留学費用を見てみましょう。

フィリピン・セブ島留学の「学費」(授業料・宿泊費・食費)に年間平均の航空券代、海外旅行保険代、諸手続きにかかる費用、現地での生活費などを合わせた大まかな金額になりますが、ぜひ参考にしてください。

1週間の場合:20万円〜

留学期間が1週間の場合にかかる費用の総額はだいたい20万円前後で、多い場合でも25万円ほどです。

1週間なので余暇の時間がないかもしれませんが、外食やショッピングやマッサージなど現地での体験も楽しみたい場合は、1週間で25万円ほどを見積もっておきましょう。

後述しますが、短期の場合に大きなウエイトを占めるものが航空券です。1週間程度の留学の場合は一年の中でも最も航空券代が安く抑えることのできる6月や10月頃に行くと良いでしょう。

逆に、どうしても長期休暇中にしか留学ができない場合は、航空券代の値段が高くなるために費用がかさむことを理解しておきましょう。

航空券を早めに購入することで渡航費を抑えることができますので、早めに計画することをおすすめします。

4週間(およそ1ヵ月)の場合:25万円〜

1ヵ月(4週間)留学する場合は、総額25万円〜40万円ほどが目安になります。

金額が倍ほども差が出てしまう理由は滞在先の選び方によります。

フィリピン・セブ島留学では学生寮に滞在するケースが主流ですが、近年では日本と同様の生活水準を求めてよりクオリティの高いホテルやコンドミニアムを選択できる学校も増えてきました。快適ですが、学校の寮よりも宿泊費は高額になります。

その他、学生寮へ滞在する場合は一般的に朝・昼・晩の三食が提供されますが、ホテルやコンドミニアムに滞在する場合は食事の提供が朝食のみの場合が多いため、必然的に昼食や夕食で外食を利用することになります。

学校によっては昼食のみ学校で提供される場合もありますが、学校の寮に滞在するよりも外食の頻度は高くなります。

ビッグマック指数からも分かるように、たとえ物価が安いと言われているフィリピンであったとしても、お店を選ばずに外食を続ければ留学中の食費が相当な金額になるので注意が必要です。

外食はどんなに安くても500円、通常は1,000円程度だと考えて、日本と変わらない感覚で外食すると良いでしょう。

12週間(およそ3ヵ月)の場合:55万円〜

留学期間が3ヵ月ほどになると、留学にかかる費用は総額55~90万円になります。

3ヵ月ともなると、留学費以外に生活費がそれなりにかかってきます。留学先の環境や留学中の過ごし方にもよりますが、英語が上達するにつれてショッピングやアクティビティなど学校の外へ出かける機会が増えます。

そのため、勉強が中心の留学生活を送る場合として見積もるなら「3ヶ月60万円」、勉強も遊びも全力の場合は余裕を持って「3ヶ月90万円」をひとつの目安にしてみてください。

フィリピン・セブ島留学経験者のリアルな留学費用 大公開

ここまでは、フィリピン・セブ島留学にかかる費用の目安や他の英語圏への留学との比較をお伝えしてきました。ここからは、実際にフィリピン・セブ島へ留学した3名に聞いたリアルな留学費用をご紹介します。

ご紹介する3名はそれぞれ留学先も留学期間も異なるため費用もさまざまですが、共通点が2つあります。

「外食や食費を抑えていた」ことと「お土産やアクティビティなど娯楽費を抑えてた」ことです。英語の勉強に励まれていたことがうかがえますね。

それでは、3人の実際のリアルな体験談と留学を検討しているみなさんへのアドバイスを見てみましょう。

  • 1週間留学したAさん
  • 4週間(約1ヵ月)留学したBさん
  • 24週間(約半年間)留学したCさん
Aさん Bさん Cさん
期間 1週間 4週間(約1ヵ月) 24週間(約半年間)
総額 17万5,000円 26万円 120万円
学校名 IDEA CEBU IDEA ACADEMIA
(※閉校)
3D ACADEMY
授業料+宿泊費 8万5,000円 16万円 80万円
ホテル 1人部屋
1日7コマ
・マンツーマン4コマ
・グループ3コマ
学生寮 2人部屋
1日6コマ
・マンツーマン4コマ
・グループ2コマ
ホテル 1人部屋
1日7コマ
・マンツーマン4コマ
・グループ3コマ
航空券
海外保険料
4万円 3万8,000円 15万円
電気・水道
洗濯費
教材費
5,000円 9,000円 5,000円
食費 0円(学校提供) 8,000円 0円(学校提供)
ビザ更新費
(SSP代含む)
1万5,000円(SSP) 1万5,000円(SSP) 4万円(SSP+延長)
その他
現地生活費
3万円 3万円 20万円(約3万円/月)

1週間フィリピン・セブ島留学したAさん(IDEA CEBUに留学)

■ 総費用
17万5,000円
(ホテル1人部屋/マンツーマン4コマ・グループ3コマ)
■ 授業料・宿泊費
8万5,000円
■ 航空券・海外保険代金
4万円
■ 電気・水道・洗濯・教材費
5,000円
■ 食費
0円
■ ビザ更新費用(SSP代含む)
1万5,000円
■ その他現地生活費
3万円
■ コメント&留学希望者へのアドバイス
アクティビティに参加した娯楽費とお土産代を除くと、総額15万円程度で留学することができました。たった1週間の留学でしたが、これまでの人生で経験した事のない素晴らしい時間でした。

留学を決める前は、15万円の価値がこの留学にあるのかと迷っていましたが、結果は留学して「大正解!!」でした。

これほどの経験ができるなら、15万円(ホテル1人部屋)は安い出費です。たとえ1週間であっても、強くおすすめします。

学校の食堂は1日3食(おかわり自由)提供してくれますので、食費を節約したい方にはもってこいです。海外生活、留学経験のない方には特にこの学校をおすすめします。

4週間フィリピン・セブ島留学したBさん(IDEA ACADEMIAに留学、現在は閉校)

■ 総費用
26万円
(学生寮2人部屋/マンツーマン4コマ・グループ2コマ)
■ 授業料・宿泊費
16万円
■ 航空券・海外保険代金
3万8,000円
■ 電気・水道・洗濯・教材費
9,000円
■ 食費
8,000円
■ ビザ更新費用(SSP代含む)
1万5,000円
■ その他現地生活費
3万円
■ コメント&留学希望者へのアドバイス
学校で食事が出るので、平日はあまりお金を使うことはないと思います。アクティビティも豊富ですが、ツアーを利用せずにローカルバスなどを使うとかなり安く行くことができました。

セブまでの航空券は、やはり乗継便が安いと思います。乗り継ぎのため、マニラ空港で深夜に数時間過ごすことになりましましたが、マニラ空港はとても綺麗でしたし女性ひとりでも特に問題ないと感じました。少し時間はかかりますが、費用面では乗継便をおすすめします。

24週間フィリピン・セブ島留学したCさん(3D ACADEMYに留学)

■ 総費用
120万円
(ホテル1人部屋/マンツーマン4コマ・グループ3コマ)
■ 授業料・宿泊費
80万円
■ 航空券・海外保険代金
15万円
■ 電気・水道・洗濯・教材費
5,000円
■ 食費
0円
■ ビザ更新費用(SSP代含む)
4万円
■ その他現地生活費
20万円
■ コメント&留学希望者へのアドバイス
土日や祝日を含んだ毎日三食、食事が出るので、遊ばなければお金はそこまでかからないです。

半年間の留学保険の保険料は約10万円で、航空券は5万円くらいでした。留学期間が長くなるにつれて費用は高くなりますが、1ヶ月あたりの金額を計算するとどんどん割安になるので、私は半年間を選んでよかったです。

英語留学を成功させるためにお金をかけたい2つのポイント

留学の効果を最大限に得られるようにするため、しっかりと予算をとっておいて欲しいポイントを2つご紹介します。予算を削ることがないように心がけることをおすすめします。

1. 授業時間(コマ数)を減らさない

語学学校には複数の学習コース(カリキュラム)が準備されています。留学費が安いコース(カリキュラム)ではマンツーマン授業が少なかったり、1日の授業時間(コマ数)が少なかったりする場合があります。

しかし、授業数が少ないことで「マンツーマン授業が多い」というフィリピン・セブ島留学の強みを活かすことができず、結果として英語力が伸びにくい選択だと言えるので注意しましょう。

英語力の習得には、とにかく英語を使う機会を積極的につくることが肝心です。もし授業数が少なければ、授業以外の時間も予習や復習にあてて、自分で英語に触れる環境をキープする努力をすると良いでしょう。

2. 宿泊施設は「1人部屋」を選択する


宿泊施設には、1人部屋から2人部屋またはそれ以上の複数人部屋が設定されている場合が多いです。

ルームメイトと部屋をシェアするのと個室のどちらが良いのか、筆者個人の意見では社会人で予算に余裕がある場合は絶対に「1人部屋」をおすすめします。複数人部屋がおすすめできない理由としては、共同生活によるストレスでパフォーマンスが落ちる可能性があるからです。

だいたい2人から4人で1部屋をシェアしますが、人数に限らず他者と生活をともにするのはやはり気を遣います。

テキストを音読したくてもルームメイトの存在が気になったり、夜に「もう少し勉強したいな」と思っても消灯時間をまわりの人に合わせる必要があるので勉強できなかったりします。

もしルームメイトにいびきが大きな人がいれば、睡眠も妨げられてしまい勉強の効率が下がります。また、多くの場合「完全にプライベートになる空間」がほとんどありません。たとえベッドの周囲をカーテンで仕切っても気配が感じられ、閉塞感でリラックスできないかもしれません。

大学生や若者であれば、体力もあって環境への柔軟性も高いので問題ないかなとは思いますし、ルームメイトがよき留学仲間になるメリットもあります。

他の国から来た留学生がルームメイトだったら英語で交流する良い機会となって、さまざまな刺激を受けられることも事実です。

ですので、一概に「複数人部屋はよくない」とは言えませんが、コンディションを整えて毎日の勉強の質を上げるためにも「1人部屋」をおすすめします。

まとめ

フィリピン・セブ島留学は、主要英語圏への留学と比べて現地での生活費があまりかかりません。見積もりと実際の支出額が乖離しにくいので、お金を準備しやすいことが嬉しいですね。

フィリピン・セブ島留学にかかる費用をおさらいしておきましょう。

  • 1週間の場合…16〜25万円
  • 4週間の場合…25~40万円
  • 12週間の場合…55~90万円

留学にかかるお金は、留学時期や留学先、そしてそれぞれの目標や目的によっても変わってきます。

今回は「英語留学を成功させるためにお金をかけたい2つのポイント」をピックアップしてお伝えしましたが、あなたの理想の留学生活をイメージしておくとリアルな留学費用を導きやすくなります。

最後に、留学を成功させるために1番大切なことをお伝えします。

ぜひ留学中は、英語を使う機会を積極的につくりましょう!これが留学の全期間を通して最も大切なことです。

授業でインプットした英語を実際に使う(アウトプットする)ことで、英語の習熟度は一気にアップします。

特に、短期留学の場合でしたら現地で勉強する時間が限られていますので、留学中は意識的に日本語から離れて、英語にどっぷりと浸かる環境をつくることが大切です。

せっかくの留学ですから効果を最大限に高めるためにも、積極的に英語を使うことを強くおすすめします。

今回は、大切な「フィリピン・セブ島留学にかかるお金」について説明してみましたが、いかがでしたでしょうか?フィリピン・セブ島留学の費用が、主要英語圏への語学留学の1/2~1/3で済む理由に納得されたかと思います。

留学のイメージを膨らませて、ぜひみなさんの理想の留学を実現してくださいね。

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小林優香 / マナビジン編集長
小林優香 / マナビジン編集長
留学マナビジンの編集長

資格:一般社団法人海外留学協議会(JAOS)認定留学カウンセラー
現在留学エージェント会社で働き、入社以来1,400人以上の留学生をサポート。最優秀カウンセラーとして2度の表彰を経て、現在は留学カウンセラーの育成トレーナーを務めている。

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