当方、海外旅行も好きで現在17カ国。英語は理解することもできなければ、話すことも出来ませんでした。それでも海外旅行で実際に困ることはあっても不可能ではありませんでした。ですが、いつか英語をきちんと学びたいとはずっと思っていました。
今回ひょんなことから、「留学してみたい?」と言われ、突然フィリピン留学が実現することになりました!
正直言って、17カ国も行っているし、セブ島なんてすでに20回以上行っています。英語が話せなくても理解出来なくても、大丈夫だと思っていました。こんなことを言うのはあれかもしれませんが、留学に行く人なんて、海外にそんなに行ったことがない人が行くものだと思っていました。
「日本人はスピーキングが苦手だしシャイだから全然話せない」
そう言われていますが、私は話せないし理解出来ないけど度胸はある。話そう伝えようとする思いはあると自信がありました。本当は事前学習は重要だとわかりながら、決まったのが2週間前ということと、やる気がでずに事前学習0でフィリピン留学へと行きました。
留学に関しての記事も私は編集するので、フィリピン留学のことはよく知ってはいたのですが、やはり実際体験するとなると自分への不甲斐なさ、戸惑い、ストレス、そして度胸もなにも見事に打ち砕かれました(笑)
今回は、私が実際にセブ島にある日本人経営の7つの校舎を1週間ずつ巡ってきて、授業を受けて寮に泊まってご飯食べてバッチメイト(一緒に入学した同期)と接してきて、実際に思った30のポイントを、これからセブ島留学へ行くまたは検討している皆さんにお伝えできたらと思います。
正直いって英語力0でセブ島へ留学へ行ったら、頭が禿げそうになりました!笑
授業に関する10のコツ
1.事前学習は最低でも文法と単語帳3000語は覚えるべき
留学に行けば喋れるようになる、それは幻想でした(笑)
そして英単語帳と文法の本を買ったにも関わらずやらずにセブへと来たことに本当に後悔しています。まずは圧倒的なボキャブラリーの少なさ。『Reason』や『Opinion』、『sentence』といった単語も知らなかったために、最初の授業は本当に苦労しました。『What reason?』と言われても、そのreasonがわからないのですから。。。
単語帳の初級編はだいたい3000語のやつが多いので、それを買って覚えた方がいいと思います。また、文法も中学英語までは完璧にしてセブに来た方が本当にスムーズです。じゃないと「本当に何しに来たんだろう」的な超初歩的な授業をセブでやることになります。
ちなみに私はその超初歩な授業をやって、なんだか虚しくなりましたw そしてその授業もかなりの時間がかかるため、1ヶ月留学で来ても全く英語力が伸びずに終わるということも。
ちなみに私が買った単語帳は『キクタンbasic4000語』と、文法は『1億人の英文法』です。
なんの本であれ、単語3000語以上は必要でした。勉強しなかったこと、絶対にセブでは開かないと持って行かなかったことに後悔していますw
2.フィリピン留学は、人見知りの無口は向いていない
フィリピンセブ島留学は、はっきり言ってバカになった方が楽しいです笑
バカというか、なんでも明るく積極的に、ガンガンと臆せず話すという意味です。真面目すぎる人ほどセブ島留学には向いていないと思います。とりわけフィリピン人は明るくてテンションが高いです。
真面目に笑いなしに授業を進める方針も否定しませんが、先生も人間です。やはりテンション高くて明るい生徒といる方がすごいやる気ですw 少しテンション上げて授業した方が、いい授業を受けられるかもしれません。
3.初心者はグループレッスンを避けるべき
セブ留学の魅力はマンツーマンレッスンが多いことです。ただ、学校によってはグループレッスンが2時間や4時間など組み込まれていることが多いです。追加料金でグループレッスンはマンツーマンに変更できる学校もあります。
今回私が留学して思ったことは、初心者にはグループレッスンは辛いということです!特にグループレッスンの場合は、もうすでに授業が始まっているところに途中参加という形になります。
場合によってはテキストの半分以上進んでいる場合も。メンバーは概ね同じレベルの人を組み合わせているとのことですが、タイミングが悪いと『超初心者で留学初めての自分』と、『もうすでに留学1ヶ月以上経っていて進め方、質問の仕方答え方を知っている人』と組み合う可能性もあります。
正直辛いです。。。
周りとの出来の違いに自信喪失します。私は初めてのグループレッスンの時がそれでした。三人いて他二人はもうすでにある程度期間が過ぎている人たちだったので、そこで一緒に勉強するのはとても辛かったです。
周りの英語が聞けて刺激になる、仲間が出来るなどいいこともありますが、グループレッスンで発言する機会なんて5分もありません。がっつり話したい方には向いていません。特にグループに日本人以外がいる場合は、ほぼその人が発言することになってしまいます。
日本人が率先して発言しているところを私は見たことがありません笑
またグループレッスンは、結構難しいお題を扱うことも多いので(アメリカニュースやディベート、プレゼンなど)難易度高めです。初心者で自信がない方は、マンツーマンレッスンで全て授業を取ることをおススメします!
4.初心者はVOAやディベート、プレゼン授業はまだ早い
VOAとは、『ボイスオブアメリカ』の略で英語のニュースを題材とした授業です。ディベートは討論、プレゼンは発表です。本当に英語力が皆無なのを自覚しているのであれば、これらの授業は取らない方がいいです。
取っても全く理解できないですし、いきなりプレゼンしろと言われても無理なので。。。やはりこれらは中級になったと自覚してから取ることをお勧めします。
学校によってはいきなりこういった授業を初級からでも取れてしまうので、よく考えた方がいいかもしれません。
5.学校スタッフには、インターンというスタッフがいる
私はフィリピン留学について全然知らなかったのですが、学校のスタッフは皆さんフィリピンに精通しており、英語も出来、頼れる存在だと思っていました。もちろんスタッフは私たちにとって頼れる存在です。
ですが、留学先の学校にはほぼ必ずインターン生というスタッフがいます。インターン生とは何かと言うと、英語の授業を半分、仕事を半分している学校のスタッフのことを指します。
つまりは、私たちと同じように英語の授業も出ているし、私たちのお世話をしてくれる学校スタッフとしての役割も担っています。インターン生はセブに来て間もない方が比較的多いです。
この学校で3ヶ月留学したのちにインターン生になったというスタッフさんが多いです。ですがやはり、インターン生は他のスタッフに比べると、セブのことを全然知りませんし、英語も頼りないです。
私は正直、なんでこの人セブのこと何も知らないんだろう?と疑問に思っていました。それはインターン生だったからなんですね。納得です。なので、そういう人もいるということを覚えておきましょう。
6.理由は常に3つ以上考えておこう
セブ島留学して驚いたことがあります。その一つがこれです。理由は3つ以上考えるということです!なんのこと?と思いますよね、詳しく説明します。
まず、留学中は先生から質問攻めにあいます。「What color do you like?」「What kind of food do you like?」などなど…。私は好きな色を聞かれてピンクと答えました。すると先生は「なぜ?」と言ってきます。
「かわいいから(cute)」と答えると「他は?」って必ず聞いてきます。え?他?ピンク好きな理由?なんかあったかなとそこから真剣に3分ぐらい悩む(笑)
考えた末にもう一つ理由を答えるとすかさず「他は?」。。。えー、もういいやん!怒
ちなみにこれはどの先生もです。なので常日頃自分の好きなものにはなんで好きなのか、理由を常に考えながら生きておくことをおススメします。先生曰く、日本人は理由がなさすぎる!とのことです。
まぁたしかに。ほとんどが「なんとなく好き」で生きてきたのでね。。。でも外人は理由を聞きたがりますので覚えておきましょう!どういった回答をすればいいのかわからない方は、じゃぁ先生は?と切り返すのもアリです。
え?こんな回答あり?と思うような回答をしてきて勉強になります。
7.合わない先生は無理せずにスパッと変更するべき
フィリピン留学ではだいたい8時間の授業(マンツーマン+グループ)をする人が多いかと思います。フィリピン留学ではどこの学校でも、一つの授業につき一人の先生です。つまり8時間授業を受けると8人の先生と接することになります。先生は授業毎に交代されます。
そうするとどうしても出てくる問題は、先生との性格が合う・合わないという問題です。
フィリピン留学のいいところは、先生のチェンジが簡単にできることです。どこの学校も、だいたい水曜か木曜までに申請すれば、翌週から変えてくれるという制度を取っています。早いところでは即日対応のところもあります。
ですが、合う合わないといっても、入学して1日目で変えるのはオススメしません。というのも最初は先生も生徒も緊張しているからです。お互いぎこちないのは当然です。合わない先生でも1ヶ月も一緒に勉強していれば仲良く楽しく授業できることも多いです。
まずは最初は我慢して1週間ぐらいは授業をしてほしいと思います。ですが、それでもどうしても合わないようであれば簡単に変えられるということを覚えておけばいいでしょう。
8.8時間のマンツーマンは実は効率が悪い
これは私だけではなく、実際に留学に来ていてバッチメイト数名も同じことを言ってたのですが、8時間の授業は想像以上にキツイそうです。特に50分の授業に10分の休憩、それを4回繰り返し、お昼を挟んでまた4回繰り返す。。。
確かに英語漬けでとりあえずは英語を話し続けている状態なので、留学に来ているからには英語になるべく触れていたいと思います。ただ、マンツーマンで逃げ場がなく常に緊張した状態で50分、それを8回。
かなり疲れます。
また、留学で大事なことは話すこともありますが、知らない単語や知らない表現を覚えて真似して使うということです。授業でたくさんの知らない単語や表現に出会うはずです。それをドドーッと8回繰り返し、疲れて復習しないということになりかねないからです。
復習して覚えて次の授業で使う、そうして初めて習得するので、8時間の授業で疲れてやった気がして満足してはいけないのです。正直言って8時間授業やっただけで終わりって言う人もいます。
私のオススメは6時間のマンツーマン授業+2時間の自習です。授業は6時間ぐらいがちょうどいいです。そこに6時間分の復習を授業後にやりましょう。そして次の日の授業に生かす。この方が効率がいいです。
9.内気で人見知りにフィリピン留学は向いていない
フィリピンセブ島留学に来て思ったのは、ここはストイックに英語だけに打ち込む!という感じではないということでした。学校によってもちろん雰囲気は異なりますが、言ってみれば高校や大学みたいな感じです。完全寮制の。
毎週月曜日には入学式があり、必ず英語で自己紹介をします。そして滞在中は英語の勉強はもちろんですが、仲間との過ごし方が案外重要になってきます。もちろん常に一人でいる方もいますし、問題ないのですが、大勢が楽しく話しながらご飯を食べているところにぽつんと座ってさっさとご飯を食べるのが辛い。
休み時間ごとに生徒同士集まり、話し合い、朝昼夜とご飯時に話し合いという感じです。ここは大学か!と思ったほど。
そして授業でも人見知りや内気な生活は大打撃です。英語を話すこと自体コミュニケーションなのでどんどん話さないといけません。先生が話を盛り上げようとしてもおとなしい態度では先生のやる気は激減。しっかり対応してくれなくなることもあるかもしれません。
10.先生はあくまで先生。習った英語は外へ出て鍛え上げろ
フィリピン留学で陥りがちな出来事が一つあります。それは、頑張って習得した英語を外で使ったら全然伝わらなかったということです!
これは何故でしょうか?フィリピン人の先生の英語が訛っているからでしょうか?いいえ、違います。
その答えは、フィリピン人の先生は多くの日本人と毎日接しています。日本人が英語を苦手とすることも知っていれば、発音の苦手なところも知っていますし、文法を間違えやすいところなども知っています。
実はフィリピン人講師は、入ったばかりの頃は間違った発音・文法などを必死になって直そうとしてくれます。授業を止めて直そうとします。ただ、それだと授業がほとんど進まないんです。なのである程度月日の経つ先生はこう言います。
多少の発音の間違えや文法間違えは指摘しないと。
そうすることにより、授業は進みますが、発音は間違ったまま進んでいき、文法も誤ったまま進んでいきます。もちろん発音のクラス・文法のクラスを取って入れば直してくれます。
つまりは、フィリピン人講師は私たち日本人の話す英語に慣れすぎているという点です。全くデタラメな文法でも理解してくれます。日本人特有の平坦な英語リズムも読み取ってくれます。
ですが、それで通じているからといってそのまま授業を続けていき、卒業すると、結局はフィリピン人講師以外の誰にも通じない英語を身につけたということになりかねないです。それは大多数の日本人が陥る出来事です。
そうならないためにも、常にある一定の間隔でフィリピン人講師以外と話す機会は必要になって来ます。それは誰でも構いません。偶然居合わせたネイティブ外国人でも、レストランのスタッフでもホテルスタッフでも話してみてください。
そうして本当に通じるのか時々試すことをした方がいいです。ですが一番大事なことは、発音を綺麗に言ったり正しい文法を使うことでもありません。世界にはネイティブじゃない人の方が多いのです。
重要なのは、通じなかったら他の言い回しを3パターンぐらい言えるようになることです。
授業でも実際に、「この単語の意味はわかる?」と言われて「はい」と言うと、「じゃぁ説明して」や、「同じ意味を持つ単語を教えて」と言われます。その単語だけを知っていても意味がないんです。それを他の単語で説明する能力が必要になってきます。
きっとそれがうまくできると、発音が伝わらなくても、文法が間違っていても、また相手の言っている事が理解できなくても、切り抜けられるはずです。
学校の選び方に関して
11.食事がついていない学校もある
フィリピン留学では、概ねどの学校でも3食、食事付きにしているところが多いのですが、たまに完全に食事別というところや、朝食のみのところがあります。これは寮と校舎が一体型じゃないところや、ホテル留学のところに多いです。
今回私が実際にフィリピン留学をしてみて感じたことは、3食付きじゃないところは意外と大変な思いをする事が多かったと言う点です。では実際にはどういうところが大変だったのかというところを述べていきます。
まず朝食です。フィリピンでは朝早くから朝食を出しているレストランはかなり少ないです。どこの学校も8時、遅くても9時から授業なのでその時間に空いているお店は、セブンイレブンやファーストフード、カフェなどです。
それでも滞在場所周り、または校舎周辺となると選択肢はほぼ1つか2つぐらいになるでしょう。そうなってくると、1週間の留学ではいいですが、1ヶ月以上の留学ではかなりきつい思いをします。(とはいえ、朝食はほとんどの学校で出てきますし、前日にパンを買っておけば済む問題かもしれません)。
お昼ご飯に関しては、基本的にケータリングか、室内にあるカフェで食べれる学校がほぼです。時間がどうしても限られるので、お昼に関しては配慮しているようです。
もし外で食べに行く場合は、お店選びを間違えると料理提供まで30分以上かかるところも多くありますし、会計や接客がとにかく遅い!フィリピンタイムと呼ばれるやつですかね。正直1時間の間に満足にご飯を食べて帰ってきて休憩するとなると大変です。。。むしろ疲れます。
夜ご飯に関しては、その後予定がないのでゆっくりと食べれますが、自習したい人などには大幅なロスになります。
特にフィリピンに初めて行くという人は、3食付きを強くオススメします。食事はあるけど有料という場合も、つけた方がいいです。毎日外食するのは思った以上にフィリピンでは大変なことです。
ただし、これにはデメリットもあります。
3食出るということはわざわざ外で食べなくなるので、授業で習った英語表現を使う機会が必然的に減ります(むしろ3食毎日学校で食べていれば、平日は実践する機会が無いと行っても過言ではありません)。逆に食事がなければ、外に出てお金がかかる分、突発的な英会話をする機会があり、自身が将来海外旅行する際に役立つ可能性が高いとも考えられます。
結論としては、お金を節約したい&自習時間を増やしたい方は3食付きがおすすめ。お金の節約よりも実践英会話を増やしたい&授業後は出かけたい(カフェで勉強したい)などの方は食事なしでも良いと思いました。
12.校舎と宿舎が一体型と別だとどう違うのか
フィリピン留学で学校を選ぶにあたって、皆さんが重要視するのはどういった点でしょうか?だいたいの人が、立地がいいところがいいという人や、マンツーマン授業が多いところ、値段が安いところ、施設がある程度いいところ、などといった要望が多い気がします。
ですが、実際に私が思うフィリピン留学での学校の選び方のポイントとして挙げたいのはこの校舎と宿舎の一体型と別型というところです。
では一体型と別型ではどう留学生活にかかわってくるのかといいますと、やはり移動があるかないかです。一体型は寝るところと授業するところが同じ建物内にあるので、移動も少ないですし、起きてすぐに支度して授業へ行けます。
雨が降っていても不便に思うことはありません。
ですが別型ですと、近いところで校舎まで徒歩5分であったり、遠いところだと送迎車で10分などというところもあります。それでは移動でなにがデメリットなのかといいと、徒歩5分ぐらいの場合ですと徒歩で行くのがほとんどです。セブでは乾季はいいですが雨季だと雨が降ることが多いです。
また、道路状況も良くありません。雨が降っているときはぐちゃぐちゃで最悪です。また傘も普段から持ち歩くこともないので濡れることになります。じゃぁ乾季ならいいのかというとそうでもありません。徒歩5分歩くだけでもセブはとても暑いので汗だくになります。
セブでは徒歩10分歩くのでも精一杯です。日本のように30分歩いても大丈夫なわけではありません。道路状況もありますし、暑いのもあります。また、交通量が多いのと、交通マナーもよくありません。日本のようにぼーっと歩いていては轢かれます。
また宿舎と校舎間で車で10分以上離れている学校に通う場合も注意が必要です。送迎車があるから大丈夫だと行っても、朝に2回、夜に2回ぐらいしかありません。それに乗り遅れると自分でタクシーなどを使っていかなければなりません。
また帰りも少し寄り道などしたい場合も、自分でタクシーで帰ることとなります。セブのタクシーは安いのでいいのですが、問題はタクシーに乗れるかどうかです。シーズンまたは天候によって1時間以上タクシーが捕まらないこともあります。
セブの交通事情などを知らないでいると結構痛い目に合います。私も送迎車が決まった時間しかこないので、ちょっとモールへ寄って行きたい場合や待つのが面倒なときはタクシーでよく帰っていました。
交通費もかさんできますし、なにより夕方すぎると渋滞しますしタクシーも捕まりにくいです。校舎と宿舎が離れているとかなり不便だなと私は今回感じました。
13.セブシティとマクタンの学校について
セブ島へ留学が決定し、学校選びをしている最中で重要なのがこの、『セブシティの学校かマクタン島の学校を選ぶのか』ということです。
2本の橋で繋がれていて、空港があるこの小さい島がマクタン島。リゾートエリアとも言われ、いわゆる私たちがイメージするセブ島と呼ばれるところです。
もう一つが空港から橋を渡った先にあるのがセブ本島。その中心部がセブシティと呼ばれており、東京と対して変わらない高層ビルなどが並んでおり、経済の中心ともなっているエリアです。
セブ島留学というと、このマクタン島かセブシティのどちらかを選択することとなります。それでもマクタン島の学校はかなり少ないのでほとんどの場合はセブシティの学校を選び人が多いかと思います。
ですが、ここで注意してほしいのは、留学で何を求めているかです。セブ島はリゾートというイメージがあって行ったのに、行ってみたらセブシティの学校。海は全くなく、しかも海まで車で1時間以上かかるのです。
また、マクタン島の学校に行ったはいいけど周りになにもない!レストランもなければカフェもない。。。歩いて行ける範囲にはなにもない!という学校も多いです。授業後はカフェで勉強と思っていたのに…とならないためにも、どちらのエリアに滞在するかは重要ポイントです。
ちなみにマクタンは、海からとても近く、土日はマリンスポーツを手軽に楽しめます。周りの環境はとても静かでなにもないので、ゆっくりと勉強に集中したい人にオススメです。マクタン島の学校でもし3食なしの学校がある場合は、絶対に辞めた方がいいです。有料で食事がつく場合はぜひつけてください。
セブシティは街の中心部でとても賑やか。レストランやカフェも徒歩圏内にいくつもあり、大型ショッピングモールもいくつもあります。若い人や、色々とセブを見て周りたい人、夜遊びたい人はセブシティの方がオススメです。基本的に誘惑がいくつもあるので勉強だけしたい人には不向きかもしれません。
セブで留学する場合は、勉強以外にも目的がある方が多いです。その目的をはっきりとさせ、しっかりと自分にあったエリアの学校を選ぶことが重要です。
14.小規模校と大規模校のメリットデメリット
フィリピンのセブ島にある語学学校では、大中小様々な規模の語学学校があります。自分の性格にあった規模の学校を選ぶことも重要なポイントだと私は今回の留学で常々感じました。
語学学校の大規模校は概ね200人前後の生徒数がいるところです。中規模ですと100人前後、小規模だと10〜20人ぐらいでしょうか。これはMaxの受け入れ人数なので、時期によっては大規模校でも生徒数は少ないところもあります。
大規模校のメリットはなんといっても人数の多さから来る、仲間の多さです。バッチメイトも20人、複数部屋を選べば必ずルームメイトいますし、国籍も日本人以外の国の人が来ていることが多いです。
外国人の友達も作りやすいですし、同じ目標目的を持った友達を見つけやすいです。また、夜は皆んなでご飯を食べたり、土日は色んなアクティビティに参加したりと大規模校の良さは、学生時代に戻った感覚になれることです。
30代ぐらいの人が学生に戻ったみたいだと喜んでいる人が多くいらっしゃいます。ですが、基本的に騒がしく、食堂も混雑していて休憩スペースも人で溢れかえっていることが多いです。
デメリットとしては、せわしいことでしょうか。ゆっくりと落ち着いて勉強したい人には不向きです。また、夜は勉強したくても誘われて飲みに出かけたりと誘惑が多いのも事実です。
小規模校はだいたい人数が20人前後のところが多いです。基本的にホテル留学の学校が多いです。小規模のいいところはなんといっても先生と生徒の距離が近いこと、落ち着いていること、1週間もすれば先生全員と顔見知りになれるところです。先生も接する生徒の数が少ないのでよく覚えてくれていることが多いです。
デメリットは、バッチメイトが少ないまたはいない、大人の人が多く落ち着いたのを望んでいるため皆んなで出かけたりすることがあまりないことです。やはり小規模を選ぶ人は落ち着いて勉強がしたい人、年齢層が高くあまりお互いを干渉し合いません。
わいわい過ごしたいのか、ゆっくりと過ごしたいのか。外国人の友達が欲しいのかどうか。どの規模の学校を選ぶかによって滞在ライフも大きく変わってきます。
15.寮滞在とホテル滞在について
宿泊場所としてホテルを利用している学校もあれば、寮などを作っている学校もあります。また、寮があるのにも関わらずホテルと提携してホテル滞在プランを出している学校も多くあります。
今回は後者である、寮もあるにのホテル滞在か寮滞在かを選べる学校に関して私の思ったことを述べたいと思います。
今回も7つの校舎を周ってきましたが、寮かホテルかを選べる学校は3校ありました。ではなぜ語学学校は寮があるのにも関わらずホテルとも提携しているのかというと、大人の留学生が増えたからだと考えています。つまりは寮だとそこまで施設も綺麗ではありませんし、門限やお酒持ち込みなどの禁止事項もあったりするため嫌がる人が多いのです。
まず寮滞在についてですが、1人部屋〜最大6人部屋まであり、寮の規則なども存在します。ですが基本的に校舎から近いですし、多くの仲間がそこに滞在しているため、友達が出来やすい、自習室やウォーターサーバーなどの設備もあったりします。
それに料金が安いのが寮生活の魅力です。
それに対してホテル滞在は、基本的に同性の友人と一緒に留学でない限り、基本的に1人部屋。ホテルをそのまま使うので施設の快適さは文句なし。シャワーもトイレも快適で、トイレットペーパーも補充してくれます。
また基本的に規則はなく、お酒の持ち込みは自由。門限もありません。年齢が高めで落ち着いた留学をしたい人はホテル滞在する人が多いです。デメリットとしては高額なことです。寮滞在よりも1.5倍はします。また、校舎から近いホテルを用意してくれますが、徒歩5分前後のところが多く校舎から通いにくいことが挙げられます。
他には食事付きの学校ですと、食事は寮内でとることになるので行き来が面倒なところです。
お酒を飲みながら夜部屋で勉強したい人、門限があるのが嫌な人、あまり集団生活が好きではない人はホテル滞在がオススメです。
16.門限はあるほうがいい?ないほうがいい?
フィリピン留学は基本的に食事と宿泊がついた完全学校型の語学留学です。ただ勉強に通うだけではなくそこで生活することになります。なので学校にはそれぞれ必ず規則があります。
規則として1番有名なのが門限ですね。今回訪れた7校のうち、門限があったのは2校でした。だいたい日本人経営で門限があるところは、基本23時門限、金土は門限なしというところが多いのかなという感じです。
それでは23時の門限は早いのか?門限はあった方がいいのか?今回門限があって感じたことを書きたいと思います。まず結論から言うと、門限はない方が私は好きです。というのもやはり門限が気になって飲みに出かけてもソワソワするからです笑
でもまぁ平日の夜に23時近くまで飲みに行く人はあまりいないかと思いますが、門限は1回破ると英語でも反省文、2回で外出禁止、3回で退学処分になります。結構厳しいです。特に退学処分になるとお金も返ってきませんし勿体無いです。
でもまぁ門限があってもなくても日本人経営のところは23時と遅めの設定なので、気にする必要はあまりないです。よって門限はあってもなくてもいいかなという印象でした。
もちろんスパルタと言われる学校では、平日外出禁止や、門限20時!といったところもあるので、自分が行こうとしているところは門限があるのか、それは何時なのか調べておくといいと思います。
17.プールとジムは必要か不要か
セブ島留学は留学生に気持ちよく滞在してもらおうと様々な工夫がされています。その一つが3食の食事つきであったり、ホテル滞在であったり、自習室の用意であったり、医者の訪問サービスであったりと様々です。
施設の面でも、留学生がいかにストレスがなく滞在してもらえるかという工夫がされており、その代表とも言えるのがプールとジムの設置です。本当にここまで至れり尽せりの留学って他の国ではそうそうないですよね。
今回訪れた学校で、プールがあったのは4校、ジムがあったのは4校でした。さて、ではプールとジムは必要か不要かという点ですが、これはあくまで私の観点から言うと、全く使いませんでした。
特にプールは泳ぎたい!と思っていたのですが、施設内にあるプールですと他の生徒や先生から丸見えなため、泳ぐ勇気がありませんでした…。本当は泳ぎたかったんですけどね。本当に泳ぎたい場合は、ホテルのデイユースを利用して泳いだ方が、気兼ねなく泳げますし楽です。
ジムに関しては日本にいるときからジムに通っている人であれば嬉しいと思います。
18.授業部屋は個室がいいか、オープンがいいか
フィリピン留学はマンツーマンレッスンが主です。欧米のようにグループレッスンではないため、先生と生徒の2人が入れる小さいスペースが沢山個室として並んでいる学校も多いです。
ですが、学校によっては扉がついていて周りの声が聞こえないようになっている個室タイプと、扉はついていないけど仕切られている半個室タイプ、完全オープンスペースと様々な種類の授業部屋があります。
それぞれにはメリットもありデメリットもあります。まずは個室タイプ!こちらはどの学校もほぼ採用しているタイプで、周りも音も聞こえないようになっていて授業にかなり集中出来ます。ですが、外から見られないため、先生がたまにダラけていたりする場合も。
半個室タイプは廊下から中が覗けるようになっていて、周りも声も少し耳に入ってきます。ですが、ほどよい緊張感と周りの音でより集中しなきゃ!となり、いい効果も得られます。
最後に完全オープンタイプですが、これは私が初めてオープンタイプで受けたときに驚きました。もう周りの話し声が気になって集中が出来ない。。。なぜか隣の会話を耳をすまして聞いてしまい、授業に集中出来ないことがありました。でもそれは初回の授業だけで2回目からは周りも声も聞こえないぐらい集中出来ました。
なので、総合的に思ったことは、個室でもオープンでもどちらでもいいかなといったところです。ただ実践的となるとオープンでの授業に慣れた方が後々オススメです。
19.一人部屋と複数部屋で思ったこと
フィリピン留学で寮生活を選択した上で欠かせないもう一つの最大の選択はこれ、何人部屋にするかどうかです。これはかなり重要なポイントとなってきます。
基本的に大人数になればなるほど留学料金は安くなり、1人部屋が1番割高となっています。なので、特に何も考えずに大人数部屋を選択する人が多い気がします。確かに留学費用はできるだけ抑えたいところです。
ですが、この選択を誤ってしまうと留学生活が本当に大変なことになるので慎重に選んだ方がいいです。今回私は1人部屋と2人部屋を経験したのでお伝えしたいと思います。
まず1人部屋のメリットはなんといっても自由気まま!トイレもシャワーも自由に使えるし、物も自由に置けるしだらしない格好をしていても誰にも見られません。これは本当に1人部屋の最大のメリットです。学生や若い人ならいいですが、30代以上の人は1人部屋がいいと私は思います。
ですが1人部屋のデメリットもあります。それはルームメイトがいないことです。実はルームメイトは結構重要で、まだ不慣れな私に色々と学校の施設のことや学校の周りに何があるのか、どこのカフェやレストランがいいかなどの情報を持っています。
また、そこに一緒に行くいい話し相手にもなってくれます。やはりルームメイトがいるということは強いですね。
さて、2人部屋のメリットですが、先ほども言った通りルームメイトがいることです。話し相手にもなりますし、相談相手にもなります。ですが、メリットはこれだけかなと言った感じです。あとはデメリットばかりな印象です。
それは、トイレシャワーが共同なこと。荷物も決められたスペースにしか置けないこと。扇風機やクーラーなど気を遣いあって使用しなければいけないこと。生活リズムが違うと辛いこと。部屋でゆっくりくつろげないこと。ベット同士が近く、ストレスが溜まることです。
女性の場合はイビキをかく人はあまりいませんが、もし相手がイビキがうるさかったら最悪です。。。そして一番の問題はクーラー問題だと私は思います。それはセブ島の学校は、電気代は別、もしくは超過分は自己負担としているところがほとんどだからです。
なので、人によっては超過分を払いたくないため、このクソ暑いセブなのにクーラーをつけない人が大勢います。私は払ってでも快適でいたい性格なので本当に辛いです。また、クーラーは体調面のこともあるので、寝るときは消してほしい人もいると思います。
そこが合わないとかなりストレスが溜まります。また部屋も狭いためにくつろげないことも大きいです。基本的に大人数部屋で暮らしている人は、23時ぐらいまでカフェや自習室で勉強して、寝るときだけ部屋に帰る人がほとんどです。
留学費用の安さを取るのか、快適さを取るのか、ルームメイトとワイワイやりたいのか。よく考えて人数を選択した方が良いかなと思いました
20.持って行った方がいいものリスト
今回実際にセブ島留学してみて、あーこれ持っていけば良かったと言うもの、またはバッチメイトがセブにこれがないなんて知らなかった!どうしよう!といったものを紹介したいと思います。
・ノート→セブでも買うことは出来ますが、でもやはりセブのノートは質がイマイチです。薄くてシャーペンで書いていても筆圧で文字の跡がくっきり残ったり。。。ノートを2冊ぐらいは持っていった方がいいです。
・電子辞書→スマホの有料の電子辞書がいいです。特にオフラインでも使えるやつが最高です。紙の辞書はオススメできません。それは授業中にそんなにゆっくりと辞書を引く時間がないからです。持って行くなら絶対に電子辞書、それもスマホのやつがいいと思います。
・化粧水→シャンプーはたくさん売っているのですが、なかなかないのが化粧水です。セブにあるかと思ったと言って持ってきていなかった人がかなり困っていました。セブにも資生堂や無印はありますが、日本から忘れずに持っていきましょう。
・パーカー→セブの部屋は基本どこもクーラーが効いていて寒いです。南国だからといって半袖半ズボンだけでは風邪を引きます。長袖もある程度持って行ったほうがいいです。
・爪切りと耳かき→爪切りはセブでも売っていますが、なかなか見当たりませんし質もよくないです。また綿棒はありますが、耳かきはないので耳かき派の人は忘れずに持っていきましょう。
基本的にセブには日本食を取り扱っている商店、ダイソーなどの100円均一店(セブでは88P均一)、無印良品、ユニクロ、日本食が売ってる小売店、コンビニはセブン・ファミマ・ミニストップがあります。
ダイソーなどに行けばかなりの日本製品がありますし、無印はほぼ日本と同じものが売っています。服を買い足したいときはユニクロやフォーエバー21などがオススメ。
コンビニは、ファミマが日本と似ていますが、それでもおにぎりやスイーツはなし、お弁当はほんの少しあるぐらいです。セブンとミニストップはほぼローカル仕様になっているので、日本と全然違う印象です。
日本食や日本の薬、シャンプーなどが欲しい場合は、マクタン島であればシロナマートへ、セブシティであれば、町屋マートへ行くことをオススメします。
21.備品の有無についてはしっかりと検討するべき
男性の方はそこまで気にならない方が多いと思いますが、女性の方は是非その学校に行く前に抑えてもらいたいポイントがあります。それは備品の有無についてしっかりとチェックしてほしいということです。
備品については、ドライヤー・冷蔵庫が主に挙げられます。そのほかにも卓上スタンドや延長コードなど色々とあるかもしれませんが、今回はドライヤーと冷蔵庫についてお話をします。
留学生活で意外と重要になってくるのが、冷蔵庫の有無です。正直言って冷蔵庫のない学校に行った時の落胆度は半端ないですwちなみに7校中冷蔵庫がなかったのは2校でした(1校は有料で貸し出しあり)。
セブでは暑いので飲み物はすぐにぬるくなります。また一ヶ月以上の留学で冷蔵庫がないのはちょっと痛手です。チョコレートやバナナなどの果物を入れておきたいですし。スーパーのマンゴージュースは冷やしたい!(笑)1週間ぐらいなら我慢できますが。冷蔵庫ないのは結構不便でした。
また、ドライヤーなのですが、これが結構無料で備え付けているところが少なかったです。7校中4校はドライヤーがありませんでした(2校は有料貸し出しあり)。
ドライヤーないって女子にとってはかなり痛手です。日本から持ってくるにも電圧の違いがありますし、意外とすぐに壊れてしまいます。有料貸し出しも、1日200Pと高額なところから1週間500Pというところもありました。
1週間の留学でしたらレンタルでもいいですが、ドライヤーがない学校はすぐに大きいショッピングモールへ行き、ドライヤーを購入することをオススメします。セブではドライヤーは最安で300Pほど、高くても700Pで購入出来るからです(300P=700円、700P=1800円前後)。
私はドライヤーがないのを初めて留学に行った時に知ってすぐさまアヤラモールで購入しました。ドライヤーはアヤラモールのメトロのスーパーにあります。学校を選ぶ際は冷蔵庫とドライヤーは完備しているのか、チェックした方が快適な留学生活を送れます。
22.入学スピーチと卒業スピーチはほぼ必ずある
フィリピン留学といっても、何をするのかわからない、どう生活していき、どう授業していくのかわからないと思っている人も多いことだと思います。まず、留学に行くとオリエンテーションと呼ばれる説明会があります。
学校の施設、規則、テスト、授業、時間割などなど…。そしてオリエンテーションで必ずあるのが自己紹介です。これは一緒に入って来た生徒同士を知る為もありますが、学校によっては全生徒と先生の前でやったりと様々です。
ようは皆さんのことを知ってもらうための自己紹介です。もちろん英語です。基本的には事前に口コミなどで知っていないと、突然英語で自己紹介ということになるので、皆さんテンパっています。
また、卒業式と呼ばれるものがあり、卒業する週の金曜日に同じく卒業する人たち、そして全生徒と先生の前で卒業式が行われます。ここでのスピーチに関してはあらかじめ説明されていて、スピーチの内容を先生が添削してくれるので事前準備はあるのでいいですが、やはり全生徒の前で話すとなると緊張します。
こうしてどの学校にもほぼ必ずこういった最初の自己紹介と卒業時のスピーチがあるので覚えておきましょう!できれば事前に自己紹介する内容を決めて英語に訳しておいたほうがいいですよ!
23.1週間の留学は初心者には意味がない
今回私は、1週間ずつの留学を計7校、合計で7週間の留学をしてきました。7週間というと約2ヶ月ですが、1週間ずつ学校を変えて行ったのでやはり英語力は上がりませんでした。
1週間の留学では何故意味がないのか?まず第一に、月曜日はほとんど授業がないからです。月曜日はどの学校もオリエンテーションをやります。学校によっては授業があるところ、短期留学者のみ授業をしているところもありますが、ほとんどが月曜日は授業なしです。
そして火曜日から授業が始まりますが、火曜日はほとんど先生との自己紹介とこれからの進め方の話し合いになります。なので火曜日も授業らしい授業はほとんどしません。
だいたい水曜日から本格的にテスト結果を見て授業を進めて行きます。そうなると1週間の留学では水・木・金の3日間しか実質本格的な授業がありません。このたった3日間で、初心者がどうやったら英語が話せるようになるのでしょうか?答えはなりません。ありえません。
せいぜい、外国人と喋った!ぐらいの結果しか残りません。自分の英語の出来なさを痛感して帰国するだけです。
中級者・上級者がある一定の目的を持っての1週間留学ならわかりますが、初心者でかつ、日本でほぼ英語に触れたことがない方の1週間の留学は、非常にコスパが悪いです。
1週間の留学だと概ね1人部屋で8万円前後。航空券6万円、SSP代15,000円、入学金1万円がかかります。だいたい17万円ぐらいを1週間に使って学べることはほんの一握りです。
旅行のついで、雰囲気を知りたい方・・・というのなら分かるのですが、「本気で英語を学びたい!でも1週間ぐらいしか休みは取れない(しかも日本での学習ゼロ)」、さすがにこれだと効果は期待出来ません。
もし1週間のフィリピン留学をする場合は、単語、文法、オンライン英会話など含めた事前学習をしっかりやっておくことを強くおすすめしたいです。
24.帰りの送迎が有料の場合はどうしたらいいのか
フィリピン留学では、ほとんどの場合が初日空港に到着した際に無料で送迎してくれます。帰りは各自でタクシーで帰る所が多いです。または有料で学校の送迎を頼むことも出来ます。
まれに行きの空港送迎が有料の場合もありますが、頼んだ方がいいのか、それとも各自で行ってもスムーズに到着出来るものなのか?特に初めてフィリピン、セブに行くのでしたら不安だと思います。結論から言うと、、、、
送迎は有料でも頼む事をおすすめします。
帰りはどこもタクシーで移動となっています。有料でつけられる場合はつけた方が安心です。基本的にセブから日本へ帰る際は早朝発が多いので、早朝はタクシーがつかまりにくいからです。
学校によっては、警備員やスタッフが道路に出てタクシーを止めると言う感じなので、時期や天候によって1時間以上捕まらない場合があります。フライトに遅れると大変ですのでかなり早めの行動をオススメします。
特にイベントがある日、クリスマスや年末はタクシーがほとんどつかまりません。場合によってはグラブタクシーなどを使って自分で配車する方法も調べておきましょう。
生活に関して
25.毎日がトイレットペーパーのことで頭がいっぱい
セブ島留学に来て驚いたことがあります。それはこのトイレットペーパー問題!ただ、私はセブには何回も来ていたので、基本的にショッピングモールにはトイレットペーパーは備え付けられていないことは知っていました。(ある程度のホテル、レストランやカフェには設置してあります。)
ですがそれはあくまでもショッピングモールなどの公共の場での話です。まさか日本人経営の語学学校のほぼ全ての学校が、トイレットペーパーがないなんてことは全く知りませんでした…。
トイレットペーパーがなかった学校は、7校中5校でした。つまりはほぼないと言っても過言ではありません。最初の2校は設置してあったのでそのまま3校目に行ったらトイレットペーパーは自分で買いなさいと言う風習に驚いてしまいました。
ですが、その後の全ての学校はトイレットペーパー設置なしでした。つまりは最初の2校が特別で、本当は設置していないのが普通だったみたいです。
理由は、モールなどに行ってもトイレットペーパーは設置してないから、普段から持ち歩く習慣を身につけろということでした。学校には部屋にはもちろん学校施設内も設置していないので、トイレットペーパーは持ち歩かなくてはいけません!
つまり自分でスーパーなどにいって買わなきゃいけないんですよね。スーパーが近くにある学校ならいいですが、ないところだと徒歩5分や10分、またはタクシーで出掛けてトイレットペーパーを買わなきゃいけません。少し面倒ですが仕方ありません。
初日のオリエンテーションのとき、だいたい近くのモールに買い出し行くことが多いので、そこで買うことをオススメします。
26.掃除洗濯について思ったこと
フィリピン留学って掃除洗濯もほぼ8割ぐらいの学校が無料サービスでついているんですよね。本当にすごいです。洗濯に関してだけ、有料であったり各自にお任せと言う学校も実際は少なからずあります。
この掃除洗濯で思ったことは、本当に楽チンということです。掃除は多いところで毎日のところがあります。部屋のグレードが高い部屋を希望していたり、またはホテル留学のところがそうです。
その他寮などでは基本的に週に2回が多いです。ゴミの片付けとベットシーツなどの交換、水回りの掃除をしてくれます。
洗濯に関しては無料で行っているところはだいたいこちらも週に2回が多いです。特定のランドリーケースに入れて指定のところに出せば2日ほどで戻って来ます。ありがたいです。
ただ学校によって、洗濯が有料またはない場合があったり、掃除もベットシーツの交換は各自で行うところもあります。行きたい学校が掃除洗濯があるのか、そして無料なのかしっかりチェックするべきです。
また、有料であったり、サービス自体がない場合は自分で洗面台で洗濯という手もありますが、基本的に部屋にベランダはありませんし干すところがないです。また汚れも全然落ちません。そう言う場合は有料を頼んだり、街のランドリー屋さんに出すしかありません。
また、ランドリーに出す際に注意があります。それはフィリピン人はわりかし適当な人が多いので、まれに服が他の人のところに行ったりしたりと紛失のおそれがあります。そして色落ちや縮れなどもよく起こります。
これらに関しては一切責任を持たないそうなので、お気に入りの服、繊細な服はそもそも持ってこない方がいいです。無くしても大丈夫な服、丈夫な服を持ってくるようにしましょう。
留学先を選ぶ際には、長期留学の場合は特に掃除洗濯がきちんとあるかチェックした方がいいです。
27.バッチメイトはその後の留学生活を大きく変える
フィリピン留学では、基本的に月曜日に入学、金曜日に卒業というルーチンを取っており、一緒に月曜日に入る仲間のことをバッチメイトと呼びます。バッチメイトって実はすごく重要な存在なんです!
今回は7校巡って来て本当に実感しました。バッチメイトがいい人だと本当に留学生活が楽しいってことを!
かなりの少人数制をとっている学校でない限り、案外閑散期と呼ばれる時期でもバッチメイトっているものです。今回留学してバッチメイトがいない学校はありませんでした。どの学校も3名〜最大で26人ぐらいの同時期入学者、バッチメイトがいました。
なぜ、バッチメイトがいると留学生活が楽しいのかと言うと、まずは話し相手がいるということです。基本的に他の学生達もバッチメイト同士で固まる人が多く、なかなか他の時期に留学して来た人と話す機会がありません。
なので、朝昼夜のご飯を一緒に食べる相手になったり、一緒に留学スタートということで一緒に悩める同士相談しあったり、休日は色んなところに行ったりと、その後とても楽しい留学生活を送れるようになります。
ちなみに、バッチメイトでいい人と巡り合わなかった時もありましたが、そのときはひたすら1人でご飯を食べて勉強に打ち込む日々でした笑
1週間で学校を変えて行くので、無理して友達作らなくていいやって思った時もありましたが、やはりバッチメイトは重要です。自分は勉強だけしに来た!という人でも、バッチメイトは大切に交流した方がいいです。
28.食事の美味しさは留学生活にかなり影響を与える
前にもお伝えしたように、フィリピン留学ではなるべく3食つきの学校を選んだ方が私はいいと思います。ですが、ただ単に食事がついていればOK!ってだけではなく、どんな内容の食事が出ているのかチェックしておきましょう。
日本人経営のところではそこまでひどい食事はでませんが、韓国人経営のところですと毎日が激辛料理だったりするので口に合わないこともあります。また、日本人経営でも食事が気合い入っていないところは正直言ってまずいです。。。
食事がまずいと3食付きの学校を選んでも、結局はお菓子生活になったり、外食生活になるので意味がありません。一度、行こうとしている学校の食事はどんなものが出ているのか、できれば写真で確認した方がいいです。
またはそこの学校に実際に行った人の体験談を見ることをおススメします。また、インスタントの味噌汁やふりかけを持って行くのも一つの手です。どこの学校もウォーターサーバーがあり、お湯が出るのでインスタントの味噌汁、珈琲や紅茶、カップ麺などが作れます。
少しスーツケースに忍ばしておくことをおススメします!
29.インターネット回線は基本遅い
フィリピンはインターネットの速度は基本的に遅いです。youtubeの動画が途切れてスムーズに見れないぐらいです。ひどいときですとLINEすらまともに繋げられないこともあります。
日本と同じまたは少し遅いかな?程度と思っている人は、要注意です!
もちろんWi-Fiが速い学校もいくつかあります。Wi-Fi速度に関しては、口コミなどで調べるしかないと思います。基本的にダウンロードするべきものは日本であらかじめしておく。通信がないと利用出来ない辞書アプリは使わないで通信なしでも使えるのにするなど対策を取りましょう。
また、学校のWi-Fiが遅くても、フィリピンでは至る所でWi-Fiが無料接続出来ます。レストランやカフェ、ホテル内やモール内などでも繋げられます。もしなにかあったときのために、周辺でWi-Fiの速いお店をピックアップしておくことも重要です。
もし日本と連絡を常に取らなくてはならない人がいたら、SIMフリーのスマホを持っているのであれば現地のSIMを使うことをおススメします。また、持っていない場合はWi-Fiルータを購入して使うことも出来ます。
それでも速度はそこまでは速くはないものの、常にネットに繋げる状況なので安心出来ます。
30.治安は実際いいのか悪いのか
フィリピンと聞いて、治安が悪いイメージを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?残念ながらフィリピンってまだそういうイメージがありますよね。ではぶっちゃけ治安はいいのか悪いのか。お答えしたいと思います。
治安の良し悪しは、表裏一体。
フィリピン、特にセブ島留学で有名なところは治安は良いです。というよりも、治安の良い場所にしか学校を建てていません。治安の悪い場所には建てません。なので、ショッピングモールの中にあったり、経済特区地域の中にあったり、または治安のいいエリアに学校はあります。
なので、普通に学校生活を送っている分は何も問題はありません。では、どういったときが危ないのか?慣れた頃が一番危険です。恐ろしいです。最初の頃は注意したり気をつけたりしていますが、慣れてくると怠って来ます。
正直スマホやサイフの盗難は多いです。ただそれも、無理やり強奪されたわけではなく、お酒に酔ってどこかに置いて来たり、タクシーに忘れて来たりと自分の不注意が原因です。おき忘れたものは絶対に返って来ません。
また、最初は学校からタクシーを使うように言われていても、慣れて来たらジプニーやバイクに乗る人も多くなります。庶民の足でとても運賃も安くて便利なのですが、危険です。ジプニーはスリが多く、バイクは強盗や転倒などによる怪我が多いです。
ジプニー・バイクによる盗難、怪我は海外旅行保険の対象外となってしまいます。必ず慣れていてもタクシーを利用するようにしてください。
また、トランプ詐欺などといったのも流行っています。話しかけられて、その人の家に行き、トランプで賭けをするうちに帰れなくなり多額の負け金を払わせるという手口です。私は何故こんなのに留学生がひっかかるのかわかりませんが。。。少し気をつければ済む問題です。
つまりは、治安が悪いといっても気をつけていれば回避できるものばかりです。学校に入る際はほぼ全ての学校が治安について、セブでの過ごし方についての説明があるので、よく聞き楽しい留学ライフを送れるようにしましょう!
まとめ
今回は私が実際に初めてフィリピン留学に行ってみて思ったことを項目に挙げご紹介しました。留学前の学校選びにおいて参考になる項目はありましたでしょうか?
30項目とかなり多く取り上げましたが、何か一つでもお役に立てる内容があればと思います。
ちなみに今回取り上げたものは、人によってかなり見解が変わってくるのも事実です。今回はあくまで私の視点で思ったことを挙げています。人によっては複数部屋の方が良かったり、宿舎と校舎が離れていても問題なかったり、食事も3食つかなくても大丈夫という方もいらっしゃいます。
30項目を見て、どういう風にすれば自分に合っているのかご検討いただけたらと思います。
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