経済の影響で、海外に出稼ぎに行く人が増えています。その理由としては、「日本より稼げる」や、「出稼ぎからそのまま海外就職につながる可能性がある」といったことが挙げられます。
「出稼ぎ」と聞くとあまり良いイメージがない人もいるかもしれません。
しかし、日本と同じ業務をして、日本よりも倍近くのお給料をもらえるということは、ある意味、海外では自分の市場価値が高いということになります。
この記事では、給与水準が高いオーストラリアの出稼ぎについて、必要なもの、職業、成功の秘訣などを紹介していきます。
目次
オーストラリアが出稼ぎに適切な国と言われる理由
海外に行くことは少なからずお金がかかります。渡航費用よりも稼げないと出稼ぎの意味がありません。それではなぜ、オーストラリアが出稼ぎに最適な国なのか、その理由を3つ紹介いたします。
日本より賃金が2倍以上
引用元:スマ留
オーストラリアの給与水準は世界でも高く設定されており、アルバイトの最低賃金の時給はAU$21.38で、$1あたり90円で計算すると、日本円で約1900円になります。
東京の最低基本時給は1,013円なので、倍近い給与の差があります。(2022年7月の最低賃金)
オーストラリアは治安が良い
オーストラリアは、世界各国から留学生がきており、治安が良く住みやすいのが留学の決め手の一つになっています。
また、シドニーやメルボルンなどの大都市では求人も多く、多国籍の人たちが住んでいるので多種多様な文化に触れることができます。
出稼ぎから現地就職につながる可能性もある
オーストラリアでは移民の受け入れも積極的に行っています。条件はあるものの、出稼ぎから現地就職につながる可能性も大いにあります。
オーストラリアに出稼ぎに行くために必要なもの
今すぐにでも出稼ぎにいきたい人もいるかもしれませんが、準備は大切です。オーストラリアに渡航する前に必要最低限の必要なモノを簡単にご紹介いたします。
- パスポート
- ビザ
- 英語力
- お金
パスポートは申請してから受領するまでに時間が1〜2週間かかるので、出稼ぎを決めたら早めに準備をしておきましょう。また、オーストラリアのワーキングホリデーは最長で3年間滞在が認められているので、長期滞在を検討している人は更新しておいた方が良いかもしれません。
オーストラリアに滞在するには、ビザが必要です。滞在に必要なビザは主に2つあり、学生ビザもしくは、ワーホリビザと呼ばれるワーキングホリデービザです。どちらのビザを取得するか決める必要があります。
現地では英語で生活しなければなりません。ある程度の英語力は必要になります。仕事を見つけるまでの生活費は現在の自分の貯金で補う必要があります。オーストラリアに来ても仕事が見つからない場合も視野に入れてある程度、現地で生活できる金額は用意しておくと良いでしょう。
オーストラリアで稼げる職業
オーストラリアで出稼ぎに行く人はどのような職業が仕事なのかご紹介いたします。
美容師
日本の美容師は世界でも高いスキルがあると評価をされています。日本人の美容師が少ないオーストラリアでは比較的容易に仕事を見つけやすいと思われます。
オーストラリアには日本人も滞在しているので、日本人やローカルのお客さんとの交流もあります。また、給与も良いので安定してお金を稼ぐことができるでしょう。
ITエンジニア
ITの仕事はオーストラリアに限らず世界各国で通用する職業の一つです。オーストラリアのIT企業の給与はとても良いので仕事が見つかったら出稼ぎ成功と言っても過言ではないでしょう。
ただ、オーストラリアの企業では即戦力の人材のみを求めているので、実務経験がない場合は難しいかもしれません。出稼ぎでIT企業を狙っている人はポートフォリオを持参することをおすすめします。
日本語教師
日本語教師の経験があれば、オーストラリア人に日本語を教えて稼ぐことも可能です。自分で単価を決めて、外国人に日本語を教えるだけで短時間でお金を稼ぐことができます。
ただ、集客がうまく行かないと収入も入ってこないので、いろいろなコミュニティに参加して人脈を作るのも良いかもしれません。
バリスタ/バーテンダー
オーストラリアにはカフェ文化があります。いたるところにカフェがあり、多くのオーストラリア人がモーニングコーヒーを求め訪れます。オーストラリアのカフェは朝の6、7時に開店しお昼すぎに終了するカフェも多くあります。
朝ガッツリ仕事して午後は違う仕事やオーストラリアを満喫したい人には良いかもしれません。バリスタの経験がなくても、現地で最短1日で資格を取得できるところもあるので挑戦してみるのはいかがでしょうか?
※オーストラリアの飲食、お酒を扱うお店で勤務する場合は、RSAという資格取得の必要があります。
オーペア
オーペアとは、ナニーのようなオーストラリアに住む家族のお子さんの世話をする仕事です。主な業務は、子供の学校の送り迎え、子供服の洗濯、一緒に遊んだりお世話をすることがメインとなっています。
家庭によっては住み込みでオーペアできるところもあります。オーペアの仕事を探すためには、現地のサイトもしくは紹介所に登録してお仕事を探すのが主流です。
ファーム
ファームは主に野菜・果物のピッキングなどを行います。時給もしくは収穫量でお給料が決まります。また、ワーホリを延長するにはファームをある一定期間こなす必要があります。
ファームは基本的に郊外にあり、住み込みでの就労になります。ファームは季節や気候によって変化するので、現地で実際にいった人の口コミなどを聞いて探すのが良いでしょう。
日本食レストラン
日本食レストランは比較的ハードルが低い仕事です。職場の同僚は日本人がほとんどなので、英語が苦手な人でも挑戦しやすい仕事と言えます。
ただ、日本食レストランの場合は、オーストラリアの最低労働賃金の規定に満たしていないところもあるので、出稼ぎでお金を稼ぎたいならオーストラリア企業のレストランがおすすめです。
オーストラリアで仕事をゲットするために事前に知っておきたいこと
オーストラリアで出稼ぎを成功させる人は事前の準備は欠かせません。現地についてから準備するようでは時間やお金を無駄にしかねません。では、実際にどのような準備が必要なのかを説明いたします。
稼ぎたいなら英語力は必須
ご存じのとおり、オーストラリアの公用語は英語です。完璧までは行かなくとも英語でコミュニケーションが取れないと高給の仕事をゲットするのは難しいでしょう。
IELTSなどの英語の資格があれば、英語力の証明にもなるので、取っておくのも良いかもしれません。
専門知識がある人は比較的仕事が見つけやすい
美容師やエンジニア、ネイリストなど専門知識を持っている人は英語力が高くなくても仕事をゲットしやすいです。
しかし、お客様を接客したり、同僚とコミュニケーションを取る必要があるので、最低限の英語力は必要と言えるでしょう。
学生ビザとワーホリビザでは就労時間が違う
オーストラリアに出稼ぎするためにはビザの取得が必要です。学生ビザとワーホリビザでは就労時間が異なります。
学生ビザの場合は、学校に通わないといけません。また、ビザの期間は学校に通う週数に限られています。就労時間も20時間/週なので、出稼ぎには向かないでしょう。
ワーホリビザは、学校に通いたい場合は最大16週間通うこともできますが、通わなくても大丈夫です。ワーホリビサだと同じ雇用主の元で就労することが最大6か月間と定められていますが、80時間/月まで就労が許可されています。
関連記事:オーストラリアワーホリ2023年版 費用・申請・仕事探し完全ガイド>>
レジュメ・ポートフォリオは予め用意しておく
オーストラリアの企業は常に即戦力になる人材を探しているので、ポートフォリオや英文のレジュメを作成、プリントアウトを事前にすることをおすすめします。
英語力を最短で身につける方法
オーストラリアで出稼ぎを成功させるためには英語力は欠かせません。英語力向上にできるだけお金をかけずに英語力を向上させる方法をご紹介いたします。
フィリピン留学
フィリピンの語学学校は基本的にマンツーマンクラスを提供しており、格安で一日4〜10時間英語漬けの環境を提供してくれます。フィリピンの先生たちはしっかりとした教育を受けているので、綺麗な英語を話します。
資格コースや会話中心のコースなどを提供しているので自分のゴールにあったカリキュラムで最短最速で英語力が向上します。
→フィリピン留学とは?ゼロからメリット・デメリット・費用感を解説します
オーストラリアの語学学校へ通う
語学学校の友人を通じて仕事を見つける機会もあるので、現地の学校の学校に通いながらお仕事を探すのも一つの方法といえます。
国内で独学で習得
日本にいながら独学で学習する方法もあります。スピーキングや英語でのコミュニケーションの機会が留学と比べると非常に少なくなりますが、コストを抑えて学習することができます。
まとめ
今回はオーストラリアの出稼ぎ情報について書きました。オーストラリア出稼ぎを成功させるためには英語力は必須といえます。逆にいえば英語さえできてしまえば、オーストラリア出稼ぎ成功までの道のりはあと一歩と言えるでしょう。
また、美容師やエンジニアなど専門スキルのある人たちは仕事が見つけやすく、うまくいけば、そのまま現地に就職できる可能性も大いにあります。
海外に出稼ぎにいくには少し勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出せば無限の可能性が待っています。こんな時代だからこそ、自分の力、可能性を海外で発揮させましょう。
この記事を読んで、オーストラリアでの就労に興味を持っていただけたらと思います。
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