私は英語学習が趣味の27歳のEriです。
2021年11月から2022年5月までドバイで語学留学をしていました。
6ヶ月間ドバイで暮らした私が、良いところも悪いところも全てご紹介します!
ドバイ留学に興味のある方はぜひご覧ください。
目次
ドバイ留学の魅力をひとことでいうと?
ドバイの魅力はなんと言っても豪華で華やかな街並みです。ブルジュハリファやドバイモールをはじめとした非現実的な美しさの建造物を眺めながらカフェで勉強なんてこともできちゃいます。
観光客も多く、トルコをはじめとした中東の国はもちろん、アジア、ヨーロッパと多国籍な環境で色々なアクセントの英語に出会うことができます。
ドバイ留学のメリット3選
治安が良い
ドバイは世界でもトップクラスの治安の良さを誇ります。みなさんの中には、海外に行ってみたいけど犯罪に巻き込まれないか不安、親が心配して留学の許可がもらえないなどの悩みがある人も多いのではないでしょうか。
ドバイなら日本と同じくらい安全で治安が良いです。なぜなら、ドバイの居住者は入国した後、指紋登録をするのでドバイで犯罪を犯すとすぐに特定されてしまうのです。
筆者は散歩をしながらリスニングの勉強をすることも多いのですが、ドバイ滞在中は20時ごろに一人で散歩していてもトラブルに巻き込まれたことはありません。
パキスタン英語やインド英語のなかで生活できる
ご存知の通り、英語は世界中で話されている言語なので国によってアクセントが違います。
日本人は基本的には小学校からアメリカ英語を中心に学びますし、TOEICでもイギリスやカナダ、オーストラリアのアクセントが多いです。
しかし、実際に海外に住んだり多国籍な企業で働き始めると、インド英語やインドに近い国のアクセントに出会うことはとても多いです。そしてインド英語は慣れていないと聞き分けるのが非常に難しいです。
ドバイではインド人、パキスタン人、スリランカ人も多いので、日常的に彼らの英語に触れることができます。
ちなみに筆者は、ハンバーガー店で店員におすすめを聞いたところ「ジングゥベルグラがおすすめだよ!」と言われ頼んでみたところ、それは「ジンジャーバーガー」だった。という経験があります。
観光地が多い
ドバイは観光客で成り立っていると言っても過言ではないほど観光地が多いです。
筆者は6ヶ月滞在していましたが、色々な場所に行けてそれぞれ雰囲気も違うので退屈せずに過ごせました。
特に「ミラクルガーデン」は可愛い花々のオブジェがたくさんあり、絶好のインスタスポットなのでおすすめです。朝に行くと人が少なく暑さも厳しくないです。
ゴールドスークでは、これぞ中東!と言った、昔ながらの市場の雰囲気を体験できます。アラジンに出てくるような街並みは日本では絶対に味わうことができないです。
ただ、観光地ということもありお土産の値段は少しお高めな上、商人たちの売り込みも激しいのではっきり「NO!」という練習をしてからいきましょう。
商人とは値引き交渉も可能で、向こうも値引きされる前提の値段設定をしています。
筆者はこれも英語の練習だと思い、30分くらい格闘し、半額でお土産を買えました。最終的には商人と不思議な絆が芽生えてとても仲良しになり、帰国の日に空港まで見送りに来てくれました。
ドバイは近未来的都市のイメージがあると思いますが、中東文化の歴史情緒あふれる街並みもしっかり残っています。
ジュメイラモスクやパームジュメイラなどここでは紹介しきれないほどたくさんの観光スポットがあるので、ぜひ色々な場所に足を運んでみてください。
ドバイ留学の注意点3選
朝夕の寒暖差が激しい
ドバイの夏は40C°近くまで上がり日差しも強く、とても暑い国だということはみなさんご存知と思います。しかし、秋から冬にかけては朝夕はジャンパーが必須です。12月から2月にかけて最低気温は15C°以下になり、半袖では風邪をひいてしまいます。
かと思えば日中は25C°くらいまで上がり、サングラスや日焼け止めが必要です。そして夜はまた肌寒くなります。ドバイの気候は砂漠地方らしく、寒暖差が激しいので、特に冬にドバイへ行く方は羽織れるものを一枚持っていきましょう。
観光も留学も夏よりも秋冬が断然おすすめです。
ドバイはメトロやバス、タクシーが発達しているので、移動中暑さで参ってしまうということはないですが、夏のアクティビティは暑さで中止になることが多いのでおすすめしません。
イスラム教のルールを理解しておく必要がある
イスラム圏で初めて生活する人は事前に彼らの宗教について理解を深め、尊重することは必須です。
例えば女性の肌の露出や飲酒、公衆の面前でハグやキスをすることはイスラム圏では禁止されていて、破ると厳しい罰則が課せられます。
ですが、ドバイやアブダビは観光業で成り立っている面も大きいので、他のイスラム教国家よりかなり寛容で、半袖短パンで街を歩く女性もいますし、ビーチではビキニを着て海水浴を楽しむこともできます。
反対に、モスクなど歴史的で神聖な場所ではヒジャーブの着用が必要になります。ヒジャーブを着ていないからといって逮捕されることはありませんが、入館拒否される可能性があるので、女性はお土産として一枚購入しておくと便利だと思います。
ラマダン(断食)の時期には、公共の場での飲食は禁止されています。イスラム教でない人が断食をする必要はないですが、彼らに配慮する必要があります。
例えば、道路や市施設内で水を飲んで、警官に見つかると罰則が課せられる可能性があります。
飲み物はトイレの中など、一人になれる場所で飲むよう気をつけましょう。
どこの国にも言えることですが、現地の習慣や文化を尊重することは、留学するにあたって最も大切な要素だと思います。
辛い食べ物に注意
ドバイでは色々な国の食文化が入り混じり、フレンチやトルコ料理、中華料理などメジャーなものから、フィリピン料理やスリランカ料理など珍しい食文化も楽しむことができます。
ドバイの郷土料理といえばアラブ料理ですが、スパイスがふんだんに使われており、初めての人はびっくりするかもしれません。
筆者は辛い食べ物が苦手なので店員に「辛くないから大丈夫!」とおすすめされたものを注文していましたが、全部激辛でした。彼らは辛い食べ物に慣れているので日本人よりも断然辛さに強く、彼らにとっての「ちょっと辛いかな」は日本人にとっての「激辛」だと思います。
一見普通に見えるサンドイッチでも、中に唐辛子が入っていて辛いなんてこともよくあります。
ドバイ留学中の1日のスケジュール
ここで筆者のドバイでの一日のスケジュールを紹介します。
筆者は休暇も兼ねて渡航したのでバイトはしませんでしたが、ドバイでは学生ビザでもパートタイムのアルバイトが可能なので、放課後働くこともできます。
休日は学校のアクティビティを利用して観光地に行っていました。観光地の料金はどんなツアーや施設に行くかで変わりますが、値段設定は日本と大きく変わらないです。学校のアクティビティで行くことでかなり格安で行けることもあります。
例えばブルジュハリファは時間帯によっては4,000円でチケットが購入できますし、デザートサファリへのツアーは寮のイベントで行ったので送迎付きで5,000円くらいで行けました。
平日 | 休日 | |
6:30 | 起床 |
フリータイム 学校のアクティビティに参加したり友達とショッピングに行ったり |
7:00 | 学校行きのシャトルバスに乗る | |
8:00 | 学校到着 | |
9:15 | クラス開始 | |
12:30 | クラス終了 | |
自由時間 | ||
17:00 | 帰宅 | |
勉強・宿題 | ||
19:00 | 夕食・お風呂 | |
自由時間 | ||
23:00 | 就寝 |
ドバイ留学にかかる費用
筆者はスマ留のパッケージを利用して留学しました。パッケージには6ヶ月分の家賃や授業料が含まれています。
1ヶ月間の留学だと留学費25万〜30万に加えて食費や交遊費でプラス大体10万くらいが目安です。期間が長くなればなるほど、語学学校の割引率が大きくなるのでお得です。
内訳 | 金額 |
スマ留パッケージ (授業料・寮家賃込み) |
約110万 |
航空券 | 約17万 |
海外保険 | 約13万 |
合計約140万 |
*その他、かかった費用
食費2万/月
交遊費2万/月
ドバイは物価が日本とほぼ変わらないので、ヨーロッパやアメリカなどと比べて費用が安いです。
しかし、レストランやカフェの値段設定は高めでランチで2000円/1人、ディナーで4000円/1人、スタバ1杯700円くらいを目安に考えた方がいいです。
野菜やフルーツはむしろ日本よりも安く買えるので、少しでも節約したい人は自炊をすることをお勧めします。醤油やみりん、だしといった日本の調味料は日本の3倍の値段なので、日本から持っていくのもいいと思います。
筆者は寮の近くにあるインド料理レストランのバターチキンカレー(約800円)にはまり、週2くらいで食べていました。それ以外は、小麦食品が安かったのでパスタやパンを使って自炊していました。
寮に住んでいた方々が炊飯器などを置いていってくれたこともあったので、お米を炊いたりもしていました。しかし日本米は「Sushi Rice」と呼ばれており高級品でしたので、タイ米を食べていました。
ドバイはお金持ちの人が行く国だというイメージがあるかもしれませんが、大富豪はほんの一握りでほとんどの人が一般人です。出稼ぎに来ている労働者も多いので生活費はイメージよりも全然かからないです。
ドバイ留学に関するFAQ
TOEICの点数が高い人でも、コミュニケーションは瞬発力が必要となるので、事前にオンライン英会話などで外国人と話す練習をして慣れておくといいと思います。
伸びた人と伸びない人の違いは「やる気」です。当たり前のことですが3ヶ月、6ヶ月モチベーションを保ち続けるのはとても難しいことなのです。
ほとんどの日本人学生は最初の1ヶ月はやる気に満ち溢れているのですが、だんだんと生活に慣れてきて、日本人同士でつるんで英語を話さない、という状況になる人も少なくなかったです。
日本人同士でいても会話は英語でする、毎朝ドバイで起きたニュースを英語で読む、など日常的な小さな努力を続けられる人が最終的に英語が上達して帰国しているように思います。
3月頃は春休みを利用して留学する学生が多く、日本人がクラスの9割を占めるなんてこともありました。
少しでも日本人の国籍比率の低い方がいいという方は、長期休暇の時期は避ける、C1やC2、ビジネスクラスを目標にする、といいと思います。