私は現在23歳で学生時代に英語学習に力を入れていたバビといいます。
学生時代にはイギリスのグラスゴー大学に交換留学をし、留学中に磨いた語学力を活かして帰国後には英検1級を取得したり、DMMオンライン英会話講師として勤務しておりました。
現在は効率的な英語の学習方法について発信しています。
はじめに
私は、大学2年生の秋から大学3年の春まで、早稲田大学の交換留学制度を利用して、イギリスのグラスゴー大学に交換留学をしていました。
また、学費は現地大学ではなく、自分が所属している日本の大学に支払います。
留学といえば少し華やかなものに聞こえるかもしれませんが、実際に留学に行くまでには様々な手続きがあります。
その手続きをスケジュール通りに行わなければ、留学先までたどり着くことができなかったり、留学先でトラブルが生じてしまいます。
私は留学に行くまでのこれらの手続きはおよそ全て自分で行う必要があり、早稲田大学の留学支援センターはあくまで、学生の留学を「サポート」する役割を担っているのみです。
早稲田大学からは毎年長期留学だけでも500人以上の学生を派遣しなければならないので、よく考えれば一人一人に寄り添った細かいサポートをしてもらうことはできません。
参考資料:早稲田大学留学センター
本記事では、早稲田大学での交換留学制度と留学をする際の留意点などをご紹介していきたいと思います。
①英語圏に留学をしたかった。
②留学中にヨーロッパを周遊したかった。
③(地域にも拠りますが)アメリカやオーストラリアと比較して、生活コストが比較的低かった。
留学出発までのスケジュール
まず、留学に行くためには、どのようなスケジュールで準備を進めていけばよいのか把握しておく必要があります。
概ね、留学の準備から出発までには約1年間の準備期間が必要です。
私の経験上、何事も早めに準備をして、締切の直前に対応することがないようにすることが非常に重要です。
なぜなら、早めに準備したとしても、当初予定していた通りに進まないトラブルが発生しうるためです。
例えば、以下でご紹介する現地大学からの受け入れ承認やビザ承認などは、想定していたよりも時間がかかることが多いと言われています。
留学スケジュール参考例
ここでは、留学出発までにどのような準備をいつ行うべきか、ご紹介していきたいと思います。
(これはイギリスへの留学をする際のスケジュール感であること、典型的なスケジュールとして大学2年後期出発のスケジュールのご紹介あることを予めご理解ください。)
時期 | To doリスト/アドバイス |
大学入学〜 大学1年夏 |
GPA(成績)取得:留学への準備は大学に入学した時から開始しています。 留学に行くためには、大学内での選考を勝ち抜く必要があり、そのための成績を入学時から積み上げていくために、定期テストでの成績はとても重要です。 |
大学入学〜 大学1年夏 |
英語スコアの取得:英国への留学に出願するためには、英語のスコア提出が必須です。 英国への交換留学であれば、IELTSのバンドスコア6.5を取得する必要があります。 これも成績取得と同様に、学内選考で提出するものなので、できるだけ高いスコアを取れるように準備しましょう。 |
大学1年10月 | 志望理由書及び成績証明書を留学支援センターに提出:志望理由書は希望大学に留学することができるか判断されるための重要な書類なので、教授や周りの人に内容を確認してもらいましょう。 また、自分の英語スコアと成績が志望大学の応募条件を満たしているか、早稲田大学留学センターの海外留学プログラムリストから確認しましょう。 |
大学1年12月 | メールにて留学先大学が通知される。 (これは早稲田大学の学内選考を通過したことを意味しており、現地大学からの受け入れが承認されたわけではないので、注意しましょう。) |
大学1年3月 | パスポートを取得 |
大学2年4月 | ・現地大学に留学申請書を送付 (現地大学で何を学びたいか、それを日本に帰国した後にどのように活かしたいか、明確に記述する必要があります。) ・奨学金の応募 |
大学2年5月 | 現地大学より申請が承認された旨、メールにて通知を受け取る。 |
大学2年6月 | ・現地の住居を探し、申請する。 (寮か1人暮らしを選択することができます。また、寮の中でも1人部屋かシェアルーム化を選択することができます) ・大使館にてビザ取得のための書類提出や写真撮影等 |
大学2年7月 | 住居受け入れが承認された旨、メールにて通知を受け取る。 (申請が遅く埋まってしまっていたため、いくつかの住居には否認の旨のメールがあったため、現地大学からの受け入れ承認がされたら、なるべく早めに住居の申請をしましょう。) |
大学2年8月 | 現地大学の学生として登録し、自分が現地で学びたい分野を選択する。
留学から帰国後、現地で取得した単位を早稲田大学の単位に変換するので、その分野が変換の対象となるか事前に確認しましょう。 |
大学2年9月 | 留学へ出発 授業が始まるまで、最低2週間は確保しましょう。 9月下旬に授業が始まる予定だったため、私は9月中旬に出発しましたが、現地の生活に慣れたり、イベントに参加したりするために9月初旬に出発すればよかったと後悔しています。 |
注意事項及びアドバイス
上記の留学出発までのスケジュールでご紹介したように、留学にいくためには、膨大な量の準備をしなければなりません。
しかし、これらは最低限のto doであり、さらに注意すべきことや事前にやっておいた方が良いことはあります。
本章では、自らの経験をもとに、上記のスケジュールには書き留めることができなかった留学出発までの注意事項やアドバイスについて、解説していきたいと思います。
① 留学経験者と知り合う
留学から帰ってきた先輩から、経験したことを共有してもらうことはとても重要です。
自分が留学を予定している大学に留学していた先輩であれば理想的ですが、そうでなくとも自分が留学を予定している国に留学をしていた先輩にお話を伺うだけでも、不安やもやもやした感情を取り除くことができます。
早稲田大学では、毎年1月中旬に留学を予定している学生及び留学を希望している学生に向けたイベントが開催されます。
そこでは、留学経験者が集まるので、どのような経験をしたか、どのようなコミュニティに所属していたか、現地大学の授業の様子等々、情報を収集することができます。
私自身は、現地で参加することができるサッカーのコミュニティを探していたのですが、偶然、同じ大学に留学していた先輩も現地のサッカー団体に所属していたので、紹介してもらい、参加することができました。
私自身も留学から帰国した後、「留学アドバイザー」として留学を予定している学生に様々なアドバイスをしたり、相談に乗ったりしていました。
特に私が相談に乗っていた学生はコロナ禍で不安が多い中留学を志していたので、留学経験者として私が留学前にすベきだったことやしてよかったことなどを共有しました。
また、留学アドバイザーは留学前の準備に関することだけでなく、留学後(帰国後)のキャリアのことについても相談に乗ったり、イベントを開催しています。
そのため、留学の前後で様々なサポートをするなど、これから留学する生徒には大変助かる活動を行なっています。
また、グラスゴー大学にいく人が私含め2名いたので、もう1人の学生を紹介してもらい、互いに情報交換をしました。
特に現地大学からの受け入れ承認やビザの登録プロセスは不明なことばかりだったので、大変助かりました。
留学経験者や同じ大学に留学する人と連絡が取れなくとも、留学支援センターは留学経験者の報告書ウェブサイトに掲載しています。
現在はインターネットやYouTube等のツールでも情報収集を行うことは可能ですので、留学前になるべく不安を除去することができるように、準備を進めましょう!
② 留学先が決まってからが重要
留学先が決定したあとは、一息つくことができ、現地大学へのアプリケーションまでに半年ほどの時間があります。
私も留学先が決定する直前までは、英語試験(IELTS)の試験勉強をしていたので、大学2年の春まで、準備を怠っていました。
しかし、私は留学先が決定した後も、準備できることはあったなと少し後悔しています。
特に英語学習を継続するべきであったと感じています。
現地の授業を受けたり、日常生活で送るためのコミュニケーションはできるようになっていたものの、現地に到着後にまだ足りなかったと思ったことを今でも鮮明に覚えています。
早稲田大学では、現地大学で行うような英語でのレクチャーやディスカッションの授業を開講しているため、現地の授業を受けるつもりで参加することができます(単位を取得することもできます)。
終わりに
本記事では、早稲田大学で交換留学をする際に、どのようなスケジュール感で準備を進めれば良いのか、また準備期間中にどのようなことに留意すべきか、ご紹介しました。
ご紹介したように、膨大な量の手続きをこなさなければいけないので、上記のようなスケジュールやTo DO リストを作り自己管理することがとても重要だと思います!
留学に関連する手続きはわからないことも多く、不安になることもあるかもしれませんが、本記事が少しでもご参考になれば大変嬉しいです!
交換留学ではなく、語学留学をするのであれば、留学エージェントを利用するのがおすすめです。
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