長期と短期を含め、私はすでに10ヵ国を超える国々に語学留学を果たしました。そこで今回より、各国の留学事情や留学を通して英語力を上げるために必要なことについて、私の体験をもとに紹介しようと思います。
まずはじめに私の留学経験について、簡単に紹介します。
私が留学したのは、小学生のときに学校の交換留学プログラムで訪れた台湾が初めてです。
台湾留学の最中、私は日本と海外との文化や生活の違いに大いに驚きました。日本にいたのでは味わうことのできなかったさまざまな体験をし、土地の言葉でしゃべってみたいと強く思うようになりました。
そうすれば、もっといろいろなことを深く知ることができるだろうし、何より楽しいに違いないと感じたからです。
そこで、まずは世界の共通語としての役割を果たしている英語を身につけようと決意しました。
私は早速、福岡県が主催する『アジア太平洋子ども会議』というプログラムなどを利用することで、海外にて1〜2週間ほどのホームステイを繰り返しました。
高校生までにモルディブ・ブルネイ・アメリカ・オーストラリアなど、多くの国々での短期留学を体験したのです。
大学生になってからは、毎学期ごとにめぐってくる2ヵ月ほどの長期休みをすべて留学に費やしました。留学した国はカナダ・イギリス・フィリピン・ニュージーランド・南アフリカなどです。
今回お届けするのは、ニュージーランドに留学した際の体験記です。
この記事を読んでいただくことで、現地の情報をつかめることと思います。記事を通して、あなたが抱える留学への不安を少しでも取り除くことができたなら幸いです。
目次
1.ニュージーランドを選んだ理由
数ある英語圏のなかから留学先としてニュージーランドを選んだ最大の理由は、まだ一度も訪れたことがない国だったからです。
また、事前に調べた情報から、ニュージーランドは治安もよく、差別が少ない国であること、インフラが充実していることもわかっていました。海外生活のハードルが低く、過ごしやすそうな国だと思えたことも、ニュージーランドに決めた理由です。
さらに、ニュージーランドには島国特有の文化があること、また動植物の生態にも興味をひかれました。
もうひとつ加えれば、当時は日本が冬だったため、気候が温暖な南半球に行ってみたいと思ったこともあります。
ニュージーランドでの留学先は、留学エージェントのスマ留と相談の上、オークランドにある『NZLC(New Zealand Language Centres)』に決めました。
スマ留を利用したのはこのときが初めてでしたが、丁寧に応対していただけたことに今も感謝しています。
実績の豊富さから留学先の選択肢を多数提示していただけたことはもちろん、細かい料金案内や綿密な連絡のやり取りを行っていただき、ホームステイ先の手配等もスムーズでした。
留学中に何かあった場合には、すぐに対応してくれる充実したサポート体制が敷かれていたため、安心して留学生活を送れました。
幸いにしてエージェントに連絡するような大きなトラブルに巻き込まれることもなく、無事に留学を終えることができました。渡航する前に十二分に情報交換と意思疎通ができていたお陰だと思います。
スマ留は良い意味で干渉しすぎず、困った時にはバックアップしてくれるため、気兼ねなく留学に臨めました。
それ以来私は、留学の際にはスマ留を利用するようにしています。
2.ニュージーランドの魅力4選
ニュージーランド留学の詳細についてふれる前に、実際に体験することでわかったニュージーランドの魅力を4つ紹介します。
(1)大自然の豊かさと街との調和
ニュージーランドは都市部こそ発展しているものの、車で30分も走れば緑地や海などの大自然が広がっています。
都市部の発展具合は、日本の100万人規模の地方都市ぐらいです。住宅地とは別に郊外に自然が広がっているというよりは、自然の中に住宅地が散在するイメージでした。
ただし、海は珊瑚礁が広がる光景とは程遠いため注意が必要です。温帯のため珊瑚礁の群生はありません。ものすごく美しい海を思い描くと、がっかりするかもしれません。
それでも、工場による大気汚染や水の汚染も少ないため、街中でも空気が澄み切っています。建物も過密にならないように建ち並んでいるため、周囲の大自然と街がうまいこと調和しているように感じられました。
大自然の豊かさと街が共存し、互いに美しいハーモニーを奏でているようなイメージです。
語学を修得するには、落ち着いた最高の環境だと思います。
また、すべてのシーズンを通じて大自然を存分に活かしたさまざまなアクティビティを楽しめることも、ニュージーランドの魅力です。
ピクニックにも人気な公園、羊や牛が放牧されてます。
(2)食べ物が豊富で美味しい
ニュージーランドには南米やオセアニア、アジアの食べ物がたくさん入ってきているため、とても種類が豊富です。
主食は小麦を使ったパンやじゃがいもです。お米はタイ米が多いものの、店によっては日本のジャマイカ米も食べられます。
実は海外で、こんなに日本特有のモチッとした米にすぐに出会えたのは、ニュージーランドが初めてでした。多国籍の食文化が混ざり合った料理の数々は、それぞれに味もしっかりしていて美味しいと感じました。
もっとも本場で食べる料理に比べると、少し味は落ちるのかもしれません。それでもニュージーランドで出会う料理はどれも、多国籍の食文化としての総合力が高い印象を受けました。「食」で飽きが来ることは、まずないと思います。
ことに私が気に入ったのは、ホームステイ先のホストマザーが作ってくれた羊肉料理です。ニュージーランド滞在中、私はこの羊肉料理が大好物になりました。
日本にもジンギスカンがありますが、それとはまったく異なる味付けと料理法がなされており、その異次元の美味しさにはまりました。数年経った今でも、あの味を未だに忘れられません。
ニュージーランドは人口よりも羊の数の方が多い国だけあり、羊肉料理にかけては絶品の味を楽しめます。ニュージーランドに行かれた際は、ぜひ羊肉料理に挑戦してみてくださいね。
マトン肉の料理柔らかく臭みもありません。
(3)民族共存性が高い
ニュージーランドでは、イギリスから渡ってきた白人と原住民のマオリ族とで、人口のほとんどを占めます。
日本でもラグビーのワールドカップが話題になったのは記憶に新しいところですが、ニュージーランド代表の『オールブラックス』というチームが、”ハカ”と呼ばれるマオリ族の伝統的な民族舞踊を試合前に踊っている光景を目にした方は多いことと思います。
あの踊りは、白人とマオリ族が対等に共存している証拠であるともいえます。
実際のところ、ニュージーランドの民族共存性はとても高く、アジア人に対する差別もほとんどない国です。
日本にいるとあまり感じることはないかもしれませんが、オーストラリアや北アメリカ、ヨーロッパなどに滞在してみれば、日本人というだけで少なからず差別されることがあります。
肌が黄色いからと差別される風潮は、世界的には未だに根強く残っています。
しかしながらニュージーランドでは、そういった嫌な思いをすることはほとんどなく過ごせます。
(4)過ごしやすい気候
ニュージーランドでは冬の最低温度が-10〜-15度ほど、夏の最高温度が32か33度ほどです。それほど寒くも暑くもなく、年間を通じて過ごしやすい気候です。
その気候は「南半球の日本」と言ってもよいほどに、日本に似ています。
日本と大きく違うのは、雨が少ないことです。また、水を蓄えることができる山が少ないため、ニュージーランドでは水が不足しがちです。
豊かな水に恵まれた日本とは異なるものの、雨が少ない分、過ごしやすさではニュージーランドの方が勝るかもしれません。
ここまで、私の感じたニュージーランドの魅力を4つピックアップしました。次に、留学することで実際に英語力を伸ばすためのコツについて紹介します。
3.ニュージーランド留学で英語力を伸ばすためには?
ニュージーランドへは多くの日本人が留学しています。時期によって多少の変動はありますが、語学留学生のおよそ25%は日本人です。
ですから、学校では常に日本語をしゃべる相手が近くにいることになります。
よくありがちなのは、日本語で話せる安心感から日本人同士で固まってしまうことです。
もちろん、出身国や地域ごとに固まって休日などを過ごすことは、日本人以外にもみられます。
でも、留学で英語力を上げたいのであれば、日本人同士で固まることは意識して避けるべきです。
授業はグループレッスンのため、自分で英文を考えて話す比重は、それほど高くありません。読み書きに費やす時間も多く、英会話の量は想像以上に少ないのが現実です。
短期の留学でも英語力を上げるためには、とにかく英会話の量を増やすことが大切です。
そのためには、英会話をしなければいけない環境へと、積極的に自分を追い込む必要があります。
そのため私は、あえて国籍の異なるグループに混ざって食事に出かけたり、一緒に遊ぶように心がけました。
国籍問わずの食事会の様子。
そうすれば英会話によってコミュニケーションをはかるよりないからです。
つまり、授業以外の場所で英語を話す機会を多くもつことが、とても重要なのです。
また、コミュニケーションは、英語力が高いだけでスムーズにこなせるわけではありません。英語力に加えてコミュニケーション能力を高めることが、きわめて重要だと思います。
見知らぬ人たちと英会話を通して意思の疎通を図っていると、英語力とコミュニケーション能力のどちらも同時に高めることができます。
ぜひ、積極的に国籍の異なるグループのなかに飛び込んでみてください。
さらに現地の人たちとも話す機会をもてると、なお良いでしょう。ニュージーランドの人たちは人種による偏見こそありませんが、外国人に無関心な印象を私は受けました。
ですので、ただ機会を待っているだけでは、なかなか話せません。アルバイトをしたり、ボランティアに加わるなど、現地の人と繋がるツールを見つけることで、話す機会を積極的に増やしてみてください。
日本とは異なり、アルバイトは求人サイト等でなくてもFacebookのダイレクトメッセージから面接に応募できます。ボランティアに関しては、語学学校で開催日などを教えてもらえます。
受け身一方では英語力は伸ばせません。引っ込み思案の方もいるかと思いますが、留学で住環境を一新することで、性格も変えられます。
留学先にはあなたのことを知っている人はどこにもいません。新しい自分に生まれ変わって、積極的な交流にチャレンジしてみてください。
英会話によるコミュニケーションを増やせば増やすほど、英語力は上がります。
4.ニュージーランドでの生活
ニュージーランドでの実際の生活についてイメージできない方も多いと思いますので、簡単に紹介します。
(1)ホームステイ
私が留学の際に利用したのはホームステイです。ホームステイ先の家族はマオリ族の家系で、私の他にもう一人、ブラジルから来た留学生を受け入れていました。
14歳と9歳の子どもがいて、英語とマオリ語の2つの言語を話せます。子供たちは私たちと話すときは英語、家族同士で話すときはマオリ語を使っていました。子どもたちからクリケットを教わることで、すぐに仲良くなれました。
手前がホストチャイルド、奥がブラジル出身のルームメイト、クリケットの様子。
両親は共働きで家にいないことが多く、帰宅後は子供たちの世話に忙しいため、ほぼ夕食の時間しか話す機会をもてないことは、少し残念でした。
それでも同じ家にブラジル人の留学生がいてくれたおかげで、一緒に登下校したり食事をしたりして、英語を話す機会には恵まれました。わからない身近なことについて気軽に聞くことができたので、ありがたかったですねー。
ホームステイでの暮らしは、毎日がとても興味深いものでした。家は西洋建築で暮らしぶりは西洋スタイルでしたが、文化や宗教はマオリのものが強く、大いに刺激を受けました。
私は結構食べる方なのですが、食事の際は気軽におかわりできたことに感謝しています。
(2)治安
留学するにあたり、現地の治安については大いに気になることだと思います。
私が体感したニュージーランドの治安は、他の多くの国々に比べて良好でした。とはいえ、日本に比べると治安は劣ります。窃盗やスリは日本以上に頻繁に起きています。
それでも重犯罪は少なく、夜に一人で出かけても襲われる心配はまったくありませんでした。ただし、女性の方は夜の一人歩きを避け方が賢明です。必ず2人以上で行動してください。
私が留学した時期にはクラストチャーチという都市で銃の発砲事件があり、騒ぎになりました。その事件以来、犯罪への取り締まりはより厳しくなり、治安はさらに良くなっているように感じました。
結論としてニュージーランドの治安については、海外に滞在していることを自覚し、危険な行動を慎みさえすれば、心配には及びません!
安心して留学できる環境が整っています。
(3)物価
現地に長く滞在するとなると、物価は気になるところです。でも安心してください。ニュージーランドの物価は、日本とほとんど変わりません。
ただし、かなり物価差を感じる物もあります。たとえば野菜などの食材です。
ニュージーランドは野菜の自給率が低く、ほとんどを輸入に頼り切っているため、野菜の価格は日本の約2倍もしています。
日本ではあまりなじみのない羊肉は、おおむね100グラムあたり350円でした。
一方、住居費については日本の半額ほどで済ますことができます。市内にあるアパートの1ヶ月の家賃は、1ルームで2万円台のところが多くありました。
もっとも留学であれば、英会話を多くこなせるホームステイがおすすめです。
(4)娯楽
留学とはいえ、ときには息抜きも必要です。
でもニュージーランドには日本にあるような大型商業複合施設などがないため、屋内でのアクティビティは、あまり期待できません。
映画鑑賞や読書ができるスペースもありますが、せっかく大自然に恵まれたニュージーランドに来たのですから、アウトドアで楽しむことをおすすめします。
大自然を活かして公園や山、海などには、数々のアクティビティが設けられています。
オークランドの岸にずらりと並んだヨットを眺めているだけでもワクワクしますよ。
なお、ニュージーランドではカジノが合法のため、カジノに刺激を求めることもできます。市内にあるカジノは、地元民よりも観光客で賑わっているようでした。
カジノの様子、私はやりませんでした…。
もちろん、留学中にカジノに行くことはおすすめしません。
休日はアウトドアを、ぜひ満喫してみてください。
5.実際にかかった留学費用
次に、私がニュージーランドに留学した際にかかった費用について紹介します。実際にかかる留学費用を知ることで、計画も立てやすくなることと思います。
総額からお伝えすると、私がニュージーランドに6週間の留学をした際にかかった費用の総額は、航空券や授業料など諸々込みで約60万円でした。
その内訳は、次の通りです。
(1)航空券
私は仁川空港経由の大韓航空を利用してニュージーランドに渡航しました。航空券にかかった費用は、往復で約15万円です。この費用には空港までの送迎費も含まれています。
ただし、航空券の料金は時期によっても異なります。私は正月と春休みの間を縫って渡航し、春休みが終わったあとに帰国したため、相場よりも少しだけ安くすみました。
今だとLCCを利用することで、もっと安く抑えられそうです。
オークランド空港からホスト先までは遠かったため、送迎サービスを利用しました。その料金は手配手数料が加わることで1万円ほどになるため、やや割高です。
しかし、ニュージーランドはタクシーがそれほど多く走っているわけではなく、またいきなりバスを利用するのはハードルが高過ぎるため、トラブルを回避するうえで致し方ない出費だと思います。
(2)語学学校の授業料
語学学校に支払った費用は、合計で25万円でした。内訳は授業料が週3万5千円 x 6週間、入学手数料3万円、教科書代1万円です。基本的に午前9時から午後16時までのクラスを受講する際の値段の目安と考えてください。
なお、2ヶ月以上通う場合は10%オフなどの優遇を受けられます。
授業は1クラスあたり10名前後の少人数制です。英語力のレベルに応じてクラスが分かれています。私の場合は日本で事前にオンラインでテストを受けることで、クラスが決まりました。
クラスに振り分けられたあとも1ヶ月に1回は実力確認テストがあり、自分のレベルに合ったクラスに分けられます。
私の通った学校ではコース数は少なく、4つほどに絞られていました。英語の資格用の講座はTOEFLやIELTSなど海外進学に使われるものが主で、TOEICはありませんでした。
授業はライティング、スピーキング、リスニング、リーディングを教材とクラスメイト同士の話し合いで進める形式でした。バランス良く総合的な英語力を伸ばすことができたと思います。
授業風景。
(3)ホームステイにかかった費用
ホームステイにかかった費用は、朝夕の2食がついて合計12万円です。
朝食はキッチンに用意されているシリアルやパン、バナナなどを自由に取り、自分で作るスタイルです。夕食はホストマザーが腕を振るってくれました。
ある日の朝食。
また、週に2回は洗濯もしてくれました。
私の利用したホームステイ先では規制はほぼなく自由に生活できましたが、ホームステイ先によっては独特のルールが設けられていて、苦労することもあるようです。
たとえば、クラスメイトのホームステイ先ではシャワーを5分以内に終わらせないといけないルールがありました。クラスメイトは女性だったこともあり、かなり苦労していたみたいです。
ただ、こうした家庭ごとに設けられた独特のルールは実際に暮らし始めてからわかることが多いため、事前にはなかなかわかりません。
もし、郷に入ってもどうしても郷に従えない場合は、遠慮なくホームステイ先を変えてもらうことをおすすめします。留学エージェントを利用している場合は、相談することで対応してもらえるはずです。
(4)生活費
留学中にかかった生活費は、合計で約10万円です。その内訳は主として、毎日の昼食代800円に滞在日数をかけた分です。
朝と夕はホストファミリー先で確保できたため、昼食代のみ必要でした。
私は毎日、学校近くのフードコートのようなところで昼食をとっていました。日本食やインドカレーなど種類はとても豊富で、飽きる心配なく楽しめました。
フードコートの様子。
また、ときどきは自分でお弁当を作って持って行くこともありました。たまにホストファミリーが、前日の夕食で余った料理を持たせてくれるときもありました。
私のルームメイトは、ほぼ毎日、弁当を自分で作ることで費用を抑えていました。昼食代としてはそれほど高くはありませんが、少しでも食費を浮かせたい場合はお弁当を作って持参するのが一番安上がりです。
(5)観光にかかった費用
観光をしなければ、この分の費用はかかりませんが、せっかくニュージーランドに来たのですから、勉強の合間に息抜きを兼ねて観光してみるのもよいものです。
滞在中に私は南部のクイーンズタウンを1泊2日で訪れました。国内線のLCCジェットスターを使うことで、片道4千円ほどで行けます。飛行機代と宿泊費、食事代、買い物などを全部合わせても3万円ほどで収まりました。
クイーンズタウン空港の様子。
クイーンズタウンは雲より背の高い山々が連なり、それら雄大な山々に囲まれた静かな湖をもつ小さいな美しい地方都市です。
地元の人たちが口を揃えておすすめする場所だけあり、自然の景観は圧巻でした。
ロープウェーで山に登り、そこで「ルージュ」と呼ばれるゴーカートのようなアクティビティを楽しんだり、小さな町の商店街を散策しては世界一と称されるハンバーガーを堪能したりしました。
また、学校でも日帰りツアーをいくつか紹介してもらえました。私が選んだのは『ロードオブザリング』のロケ地となったホビットの村です。ツアーの料金は5,000円ほどでした。
自分の予算に合わせて、ぜひ観光も楽しんでみてください。
湖畔の市場、ハンドメイド品や伝統的な品物が並びます。
(6)娯楽や交際費
先にも紹介した通り、授業の後や休日は英語しか通じないグループに交じって行動することをおすすめします。そうなると、交際費もある程度は必要です。
カフェやバー、レストランに行けば、当然費用もかかります。動物園や公園などを訪れれば施設入場料や交通費も必要です。ここでの費用は人によって違うため、一概にいくらぐらいとは言えません。ある程度は余裕をもたせたほうが無難です。
(7)交通費など
私のホームステイ先は市の中心地から離れていたため、学校まではバスで30分ほどかかりました。その定期代は、9,000円ほどです。
はじめ、バスの定期券をどこで買えばよいのかわからず、困ったことを覚えています。普通の薬局で買えることに驚きました。
学校から徒歩圏内に住めば、通学費用を抑えられます。ただし、ホームステイは市内ではほぼないため、アパートを借りるのが一般的です。定期代の他に生活必需品代として6,000円ほどかかりました。
電車の様子。
ここまで私がニュージーランドに留学した際にかかった費用について紹介しました。あくまで一例に過ぎませんが、参考にしていただければ幸いです。
6.ニュージーランド留学のメリット・デメリット
最後に、他の多くの国々への留学と比べたうえで私が感じたニュージーランド留学のメリットとデメリットについて、ありのままにお伝えします。
(1)ニュージーランド留学のメリット
一番のメリットは、他国への留学に比べてストレスが少ないことです。なぜなら、気候や治安、食生活やインフラなどが、日本ととてもよく似ているからです。
そのため、日本から渡航しても、すぐに現地の環境になじむことができます。日本にいるときと、ほぼ同じ感覚で過ごせるため、慣れない海外での生活にストレスを抱える心配は、まずありません。長期滞在にも向いている国だと言えます。
長期滞在することでコストパフォーマンスも高くなります。授業料は長く滞在すればするほど割引率が上がりますし、アパートを借りる際の費用を抑えることもできます。
それに、ニュージーランドはワーキングホリデー先としても人気の高い国だけに、条件を満たせば現地でアルバイトを探すことも難しくありません。
バイトをすることで、語学学校に通いながらお金を貯められ、バイト先でも英会話の実践練習ができます。まさに一石三鳥です。
資金をあまり用意できないけれども留学してみたいのであれば、ニュージーランドに留学しながらアルバイトすることをおすすめします。
(2)ニュージーランド留学のデメリット
ニュージーランドには豊かな大自然が息づいてはいるものの、娯楽施設や大型ショッピングモールなどはあまりありません。
そのため、田舎よりも都会が好きな方は、長期滞在だと飽きてしまうかもしれません。
都会らしい場所で息抜きがしたい場合は、飛行機に乗って国外へ出る必要があります。往復3万円もあればオーストラリアに行けますので、価格の面ではお得感がありますが、わざわざ国外に出なければいけないことを億劫に感じる方も少なくない印象です。
豊かな大自然に魅力を感じられるならば、ニュージーランド留学はおすすめです。
7.まとめ:ニュージーランドは日本人向き!
今回は私が実際に体験したニュージーランド留学についての情報を紹介しました。
現地の環境が日本に近いこともあり、初めて留学する際にもニュージーランドはおすすめです。大自然に囲まれたニュージーランドでの留学を通して、英語力アップをはかってみてください。
ニュージーランドの留学エージェントはこちらからチェック!
>>ニュージーランド留学エージェントおすすめ28選【2024年版】