「マレーシア留学にかかる費用ってどれくらい?」
「マレーシアに留学して英語を学ぶってどうなの?」
「マレーシア留学経験者の声を聞きたい!」
このようなお悩みや疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
マレーシアは英語圏の国ではありませんが、英語を母語としない国々の中で、世界で12番目に英語を話せる人が多い国です。多民族国家であり観光地としても人気の国であるため、多くの人々が母語と英語を話せます。
あわせて、物価が安くて治安もよく、また日本との距離も近いことから、マレーシア留学は近年注目を浴びています。
なおマレーシアへの留学は、短期の語学留学から大学留学までさまざまです。
この記事では、マレーシアにおける多種多様な留学についてや、マレーシア留学を専門にしているおすすめの留学エージェント、またマレーシア留学のメリット・デメリットなど、マレーシア留学に必要な情報を詳しくご紹介します。
小林優香
一般社団法人海外留学協議会(JAOS)認定留学カウンセラー現在留学エージェント会社で働き、入社以来1,400人以上の留学生をサポート。
最優秀カウンセラーとして2度の表彰を経て、現在は留学カウンセラーの育成トレーナーを務めている。
目次
マレーシア留学のメリット5つ
マレーシア留学のメリットは、以下の5点です。
- 留学にかかるコストが低く、フィリピンよりも安い
- 英語圏の大学と提携関係にある大学が多い
- 日本から物理的な距離が近い
- トリリンガルになって就職・転職活動で有利になれる
- 自由度が高く、海外の文化を学びやすい環境にある
それぞれのメリットについて詳しくご説明します。
留学にかかるコストが低く、フィリピンよりも低い
マレーシアは物価が低いことで有名です。英語圏よりもコストを大きく抑えることができるとして人気なのがフィリピン留学ですが、実はフィリピンよりもマレーシアの留学コストのほうが低いと言われています。
フィリピン留学のようにマンツーマンではないものの、たとえば大学の授業料は私立大学でも年間80万円程度で、クアラルンプールのシェアハウスの家賃相場は1〜3万円です。
留学に興味はあってもコストを理由に諦めている方も多いと思いますが、マレーシア留学であればコストはそこまで問題にならないでしょう。
英語圏の大学と提携関係にある大学が多い
マレーシアには英語圏の大学と提携している大学が多いです。つまり、マレーシアにいながら、イギリスやアメリカにある大学と同じ授業を受講することができる可能性があるということです。
場合によっては、英語圏の大学での単位取得が認定されたり、英語圏の大学に編入したりすることもできるので、非常に魅力的と言えます。
日本から物理的な距離が近い
日本からマレーシアまでの飛行時間は7時間程度で、日本との時差もー1時間です。
時差が小さいことと距離が近いことは、留学において大きなアドバンテージになります。
たとえば、留学中にホームシックになったり、寂しくなって友達や家族に連絡を取りたくなったりしたら、時差が小さければいつでも連絡を取ることができます。そして距離が近いことで、「何かあってもすぐに帰ることができる」という気持ちになることもできるでしょう。
トリリンガルになって就職・転職活動で有利になれる
マレーシアの公用語はマレー語ですが、準公用語は英語で、マレーシアにいる多くの人々が英語を使えます。そのため、英語を話せれば日常生活で困ることはないでしょう。
また、余力があればマレー語を学ぶことも可能です。英語以外の言語、とくに東南アジア諸国で使われている言語を話せると、就職・転職活動の際に有利になったり、ほかの応募者と差別化を図ったりすることができます。
自由度が高く、海外の文化を学びやすい環境にある
同じアジア圏にあるフィリピンとマレーシアですが、語学留学のスタイルや雰囲気は全く異なります。
フィリピン留学の場合は一日中、語学学校でマンツーマンの英語の授業を受け、かつ全寮制です。
一方でマレーシア留学は、午前は学校で座学の授業を受け、午後は街に出て実践的な英語を学ぶ機会があります。
ほかにも、マレーシア留学における滞在先は寮に限定されず、学校が手配する滞在先か、自分で探し出した滞在先(シェアハウス等)になるため、自由度が高いです。
つまり、フィリピン留学と比較すると、マレーシア留学は学校外で実践的な英語を使ったり、海外文化を学べたりする機会が多いと言えるでしょう。
マレーシア留学のデメリット3つ
マレーシア留学のデメリットは以下の3つです。
- 常夏の国なので虫が多い
- 現地でほとんど仕事ができない
- 宗教を尊重する必要がある
それぞれ詳しくご紹介します。
常夏の国なので虫が多い
マレーシアは熱帯にある常夏の国で、年間の平均気温が31〜33度と非常に暑いです。そのため、蚊やゴキブリといった虫に家の中で遭遇することはよくあるので、虫が苦手な人にはおすすめできません。
しかし暑いといっても、日本のような湿度が高いジメジメした暑さではないので、過ごしづらいということはありません。
また、スーツケースに詰める服装は夏用の軽装だけで済むため、荷物がかさばらずに済むメリットもあります。
現地でほとんど仕事ができない
マレーシアの学生ビザ(大学生)は、学生が長期休業中のみ週に20時間まで就労することを認めていますが、給料は安いです。
また、日本とマレーシアはワーキングホリデー協定を締結していないため、マレーシアにワーキングホリデーに行くこともできません。
留学中にアルバイトができると、お金を稼げるだけでなく、交友関係が広がったり仕事で使う英語が身についたりとメリットがたくさんありますが、マレーシアでは勉強に集中することをおすすめします。
宗教を尊重する必要がある
マレーシアに住む多くの人々がイスラム教を信仰しています。そのため豚肉やアルコールの摂取が禁止されていたり、女性は肌の露出を控える必要があったりと、厳しいルールがいくつか存在します。
もともとイスラム教を信仰していなかったとしても、現地では宗教を尊重しないと、刑罰や罰金に処せられるケースもあるので十分注意する必要があります。
マレーシアって、どんな国?
マレーシアは、フィリピンと同じくASEANのなかの一国です。マレー半島の南部とボルネオ島で構成されており、日本より少し小さな33万k㎡の面積の中に、人口約3千万人が暮らしています。
経済的にも発展していて、国民一人あたりのGDPは1万ドルを超えており、ASEANのなかではシンガポールに次いで経済的に豊かな国です。
まずはマレーシアがどんな国なのか、もう少し深く見てみましょう。
マレーシアの基本情報
民族
マレーシアの一番の特徴は、多民族国家であることです。マレーシア人はマレー系・中国系・インド系の3民族に分かれており、各民族ごとに言葉や宗教、価値観が異なります。
割合としては、マレー系 60%、中華系 30%、インド系 8%です。ただし、都市部では中華系の割合が高く、半数以上を占めています。
言語
基本的にマレー系はマレー語、中華系は中国語、インド系はタミル語などを話します。公用語はマレー語ですが民族ごとに言語が異なるため、異なる民族同士で話す際には共通語として英語が用いられています。
なおマレーシアはもともとイギリスの植民地だったため、1967年までは公用語として英語が用いられていました。今でも英語は準公用語として広く用いられており、なかには英語を母語とするマレーシア人もいます。
また、2カ国語から3カ国語を話すマルチリンガルな国民が多いことも特徴です。
宗教
マレーシアの国教はイスラム教です。マレーシア周辺では古くから、ムスリム商人が盛んに交易を行いながら布教したため、歴史的にイスラム教徒が多数を占めています。首都クアラルンプールをはじめとして、あちらこちらでモスク(礼拝堂)を目にできます。
多民族国家だけに、イスラム教以外にも仏教や道教、ヒンドゥー教やキリスト教など、さまざまな宗教が共存しています。
気候
マレーシアは常夏の国で、年間の平均気温は27℃です。季節は雨季と乾季の2つに分かれ、3~5月と10~12月が雨季、それ以外は乾季です。
ただ雨季といっても、1日中雨が降り続くことはほとんどなく、毎日1時間ほどの夕立がある程度です。乾期でも週に1、2回は雨が降るため、年間を通して過ごしやすい気候であると言えるでしょう。
日本からのフライト時間と時差
マレーシアまでのフライト時間は、直行便で日本から6時間半です。時差は1時間で、日本より1時間遅くなります。
移動手段
クアラルンプールの主な交通機関は、電車・バス・タクシーです。なかでも電車は発達しており、モノレールや地下鉄も整備されています。およそ4~10分ほどの間隔で運行されているため、便利かつ快適です。
なお、夕方の帰宅ラッシュ時には大渋滞が起きることも多いため、タクシーとバスは要注意です。
治安の良さは抜群
治安の良さはマレーシアの魅力のひとつです。
世界162ヶ国を対象にその国の安全度(治安)を評価しているグローバルピースインデックス(The Global Peace Index)をご覧ください。GPIが小さいほど治安が良いことを表しています。
近隣諸国と比べると、マレーシアの治安が際立って良いことがわかります。ASEANではシンガポールの次に治安が良い国として評価されています。欧米と比べてみても、アメリカやイギリスよりもマレーシアの治安の方が安定していることに注目してください。
マレーシアでは銃の不法所持の取り締まりも徹底されており、市街地には日本にあるような交番も設けられています。薬物が流行っているわけでもなく、暴動やクーデターもありません。
スリやひったくりなどの軽犯罪には注意が必要ですが、治安についてそこまで心配する必要はないと言えるでしょう。
物価が安い
マレーシアの通貨は、マレーシアリンギット(Rm)です。基本的な物価は、日本の3分の1ほどと考えればOKです。
外食も安く、庶民的なレストランであれば15Rmもあれば利用できます。日本円にしておよそ400円ちょっとで、屋台を利用すればもっと安く済ませることもできます。
交通費も安いため、外食中心のちょっとリッチな留学生活を楽しんだとしても、月に5万もあれば十分に暮らしていけるでしょう。とことん切り詰めようと思えば、もっと安く暮らすことも可能です。
ショッピングモールも数えきれないほどあるため、買い物に不自由することもありません。伊勢丹やスーパーイオン、カルフールやユニクロ、ダイソーなどもあり、日本の食材や日用品はたいてい現地で手に入ります。
GACKT(ガクト)いわく世界一美味しい食事
クアラルンプールに1700㎡の敷地と豪邸をもつ歌手のGACKT(ガクト)さんは、マレーシア好きで知られています。GACKTさんは芸能界でも指折りのグルメとして有名ですが、常々マレーシアの料理は世界一だと言っています。
実はGACKTさんばかりでなく、多くの人たちがマレーシアの魅力のひとつとして「料理」を挙げています。マレーシアグルメの人気が高いのは、日本人の口に合う料理が多いからです。
多民族国家だけに、マレー系・中華系・インド系料理に加え、マレー系と中華を混ぜ合わせたようなニョニャ料理も楽しめます。その日の気分に合わせて好きな系統の料理を選べるため、味に飽きることもないでしょう。
ほかの東南アジアの国に比べて衛生環境が厳しく管理されているため、料理が原因でお腹を壊すこともほとんどありません。現地の人向けのローカル料理でも、安心して食べられます。
また、日本食レストランをはじめ、すき家や吉野家などのチェーン店も至るところにあります。日本食しか食べられない人でも、困ることはありません。
国民のほとんどが親日家!
マレーシアでは長いこと、日本の勤勉さを見習う政策がとられていました。その一環として学校でも日本の素晴らしさを伝える教育が行われていたため、マレーシア人の大半は親日家です。
日本人に対する好感度が総じて高いため、日本人とわかると何かと助けてもらえます。
ロングステイしたい国ランキングで12年連続トップ!
ロングステイ財団は、ロングステイしたい国のアンケートを行い、毎年ランキングを発表しています。以下がそのランキング表です。
https://activelife.asia/my-no1/から引用
2006年から2017年まで、マレーシアが12年連続でロングステイしたい国のトップを独占しています。
その理由については、これまで紹介した通りです。過ごしやすい気候と生活費の安さ、食事も美味しくて種類も豊富、治安が良くて安心、日本人を歓迎してくれることなど、日本人にとって快適に過ごせる条件が、マレーシアには揃っています。
こうした数々の特徴は、留学においてもメリットとなる点です。マレーシアは、日本人が英語留学をする上で最適な環境と言えるでしょう。
マレーシア留学の魅力
マレーシアがどんな国なのかわかったところで、ここからはマレーシア留学の魅力についてご紹介します。
講師はネイティブ中心、授業は欧米式
割安な授業料で質の高い教育を受けられることを目標に、マレーシアは国をあげて教育に取り組んできました。その結果、現在ではアジア地域の教育ハブ(中心)として世界的に知られるようになりました。
マレーシアには数多くの語学学校がありますが、オーストラリアやイギリスにある語学学校の直営校やフランチャイズ校が多いという特徴があります。これらの語学学校では授業のプログラムに欧米式が採用されており、講師のほとんどは経験豊富なネイティブです。
欧米系ではないほかの語学学校もこの方式にならっているため、マレーシアの語学学校であれば講師にしてもプログラムにしても、欧米留学の際に通う語学学校とほぼ変わらない授業を受けられます。
ただし欧米式のため、授業はグループレッスンで行われます。この点はマンツーマンレッスンが中心のフィリピン留学とは大きく異なるため、注意が必要です。積極的な姿勢で参加しないと、一言も発することなく授業が終わってしまいます。
なお、フィリピンはアメリカ英語ですが、マレーシアではイギリス英語が中心です。
自由度が高い
マレーシアの語学学校は、全体的にのんびりとした雰囲気です。授業時間は1日あたり4~6時間に抑えられているため、授業が終わったあとは自由に過ごせます。空いた時間を自習に充てることもできれば、観光に使うことも可能です。
フィリピン留学は1日に6~8コマのレッスンを詰め込むスパルタ式が中心ですが、マレーシア留学では自由度が高くなるようにプログラムされています。それだけに自由時間をどう過ごすのかによって、留学の成果にも差が生じます。
多国籍の人たちとの親交が深まる
マレーシアにはさまざまな国から留学生が訪れており、留学生の国籍の多彩さはフィリピン留学を上回るほど。理由としてはマレーシアがイスラム圏に属しているからで、マレーシアには中東の国々からやって来た留学生が数多くいます。
留学生活を通して多国籍の留学生との親交が深まることは、マレーシア留学の大きな魅力です。周りを見渡してみればサウジアラビアやクウェートなどの中東から、カザフスタンやウズベキスタンなどの中央アジア、タイやベトナムなどの東南アジア、ロシアや中国、キューバなど、さまざまな国からクラスメートが集まっていることに驚くでしょう。
グループレッスンのため、留学生同士の交流は盛んに行われます。留学生活を終える頃には、たくさんの友人ができているはずです。多くの国にネットワークを張れることは、あなたの人生にとって大きな財産になります。
日本人留学生が少なく、日本人スタッフがいない
欧米に留学しても英語力がちっとも伸びない人はいくらでもいます。その多くに共通しているのは、日本人留学生とばかり行動を共にしていたため、英語にふれる時間が少なかったということです。
留学生活で英語力を上げるためには、英語漬けの環境に身を置くことが必須。それには、労せずして英語漬けの環境が得られるマレーシア留学は最適です。
マレーシアの語学学校には日本人留学生は少なく、日本人スタッフもいないため、日本語を話す機会そのものがほぼありません。そのため、否応なしに英語を使わなければならないのです。
24時間英語漬けの環境に自分を追い込むことは、英語力アップにとても効果的です。ただし、英語をまったく話せない初心者にはハードルが高すぎるかもしれません。その場合は留学エージェントを通すことで、万が一のトラブルに備えることができます。
多くの価値観を学べる
マレーシアは多民族国家だけに、さまざまな宗教や価値観をもった人々が集まっています。街をぶらつくだけでも建物や食事、看板、ショップ、すれ違う人たちの服装などに、異なる文化を感じることができるでしょう。
マレーシアというひとつの国に滞在するだけで、世界のさまざまな民族や文化、宗教などの多様性にふれることができるため、国際感覚は自然に研ぎ澄まされていきます。いわゆるグローバル感覚を身につけられるのは、マレーシア留学ならではの魅力です。
多様な文化や価値観が共存しているだけに、マレーシアの人々は他者に対して寛容です。アジアのエッセンスが凝縮した国と言われるマレーシアで、多民族・他宗教のなかで生活する知恵を見出すことは、グローバル社会に必須の資質を身につけることにつながります。
マレーシア留学をすることで、異文化に対する適応力やコミュニケーション力を伸ばすことができるでしょう。
また、マレーシア留学によってイスラム文化やマナーを体験として知っておくことは、今後世界を舞台にビジネスを展開したいとなったときの大きな財産にもなります。
留学費用が格安
留学費用が格安の国といえば真っ先にフィリピンが浮かびますが、マレーシアも負けてはいません。フィリピンもマレーシアも、学費の安さに加えて生活費の安さという二重の経済的メリットを受けられます。
マレーシア留学のコストは、欧米やオーストラリア留学の半額ほどで済みます。学費・生活費・飛行機代・家賃・ホテル代など、どれをとってみてもマレーシア留学の方がはるかに低コストです。
それほど格安であるにもかかわらず、欧米やオーストラリア留学で通う語学学校と同じカリキュラム・教材で授業が行われ、講師はネイティブです。マレーシア留学のコストパフォーマンスがいかに高いかがわかります。
経済的に発展していて快適、なおかつ治安が良い
ペトロナスツインタワーやKLタワーは、クアラルンプールのシンボルです。クアラルンプールには多くの高層ビルが建ち並び、世界に誇る近代的都市としての体裁を整えています。
フィリピン留学が盛んなセブ市と比べると街がはるかに発展しているため、先進国の暮らしに慣れきっている日本人には、なにかと快適に感じることが多いようです。地下鉄やモノレールも走っているため、どこへ行くにも便利です。
治安も良いため、普通に留学生活をしている限りは危険な目に遭う可能性も極めて低いと言えるでしょう。
マレーシア自体はまだ先進国とはいえませんが、クアラルンプールは治安も快適さも先進国の都会と比べても大差ありません。語学学校のほとんどはクアラルンプールに集中しているため、東京とさほど変わらない毎日を過ごせます。
安全と快適さは、マレーシア留学の魅力のひとつです。
中国語も学べる学校がある
マレーシアは多民族国家で、中華系の割合が30%を占めます。とくに都市部ではその比率はさらに高まり、50%近くが中国系です。華僑同士は中国語で話すため、語学学校でも英語と同時に中国語を学べるコースを用意している学校も多いです。
ここまでマレーシア留学の魅力について紹介してきました。フィリピン留学と比べるとさまざまな違いがあるので、自分の目的や性格に合わせて適した方を選ぶとよいでしょう。
欧米やオーストラリアへの語学留学を検討している方にとっても、マレーシア留学はかなり魅力的に映るかもしれません。
マレーシアの人気観光スポット5選
次に、マレーシアでおすすめの観光スポットを5つご紹介します。人気のある観光地は以下の通りです。
- ジョージタウン
- マラッカ
- レダン島
- キャメロン・ハイランド
- キナバル自然公園
それぞれの観光名所の魅力についてお伝えします。
ジョージタウン
ジョージタウンは、マレーシアが植民地だった頃の時代を色濃く残すペナン島にある街で、世界遺産に登録されています。
色鮮やかな建物、古い建造物を改築したユニークなカフェ、そしてポップな壁画など見どころ満載で、インスタ映えするような美しい光景を楽しむことができるでしょう。
マラッカ
マラッカはかつて交易の中心地で、現在はマレーシアを代表する観光地の一つです。
ポルトガルやオランダに支配され独自の文化を形成してきたことから、その当時の教会や史跡を楽しむことができ、ヨーロッパを旅行しているような感覚になるでしょう。
マラッカもジョージタウンと同様に、世界遺産に登録されています。
レダン島
レダン島は、マレーシア東海岸にある島です。透明度が高く、海の底まで見える美しいエメラルドグリーンの海には思わず息を呑んでしまうことでしょう。珊瑚やウミガメを鑑賞したり、シュノーケリングやダイビングといったマリンアクティビティを楽しんだりすることができます。
また、島の内部にある手付かずのジャングルでは、固有の植物やリスとの出会えたりと、決して飽きることがないでしょう。
キャメロン・ハイランド
標高1,500mの高さにあるキャメロン・ハイランドは、年間平均気温が20度前後で、マレーシアでは避暑地として人気があります。
19世紀頃にイギリスが開発した土地で、紅茶の栽培が有名です。野菜や果物の栽培もしているため、果物狩りをはじめ、トレッキングやハイキングといったアクティビティも楽しむことができます。
キナバル自然公園
キナバル自然公園は世界遺産に登録されており、直径1mもあると言われている世界最大の花ラフレシアや、食虫植物のオオウツボカズラといった珍しい植物を鑑賞できることで有名です。
また近辺にはオランウータンの保護施設もあるので、訪れてみることをおすすめします。
標高4,095mの山ですが、登山道が整備されているので初心者であってもハイキングを楽しめるでしょう。
マレーシア留学の体験談
かつさん、4ヶ月の語学留学
留学先:KL EMS Language Centre
私は当時、とにかく英語を習得するために留学先を探していました。日本の留学セミナーに参加してみて、いろんな国の留学先の話が聞け、その中にマレーシアの学校があり、「マレーシア?」と思いながらも興味がわきました。
マレーシア留学にした決め手は、多民族国家で公用語として英語が使われていることと、中国語も使われていることです。
私自身が少し北京語を理解できることや、中華料理があれば食生活も困らない(笑)と感じたためです。
語学学校はグループレッスンでいろんな国の人が混ざったクラスでした。中近東のサウジアラビア、イラク、カザフスタン、韓国などの人と同じクラスで、日本人はというと、私ひとりでした。最初は不安でしたが、その方が日本語を使わないので逆に良かったです!
「日本人の生徒が少ない」というのも、この学校を選んだひとつの要因でしたので、その点は満足しています。
しかしながら、グループレッスンは慣れないとやはり難しいものがありました。話せないと授業になりません。そういった点では英会話に自信がない人がいきなり飛び込むと、辛いのではないでしょうか。
日本人の性格的に、どんどん質問したり会話したりするテンポについていけず、本当に最初はかなり苦労しました。
間違っていても良いから話さないと始まらないと思い、途中からは予習復習をしてやっと授業に入っていけるようになりました。
また、留学期間中にマレーシア近辺の国やマレーシアの観光地に一人で旅をしました。英語で話さないといけない環境の実践です。これがなかなか楽しくて、いろいろな国で出会った人と友達になり、今でも時々SNSで話しています。こんなに勉強したのは久しぶりだったのですが、良い経験になりました。今後も何かマレーシアに関わったことをしたいと思っています。
ゆうたろう様、2ヶ月の大学への留学
留学先:マラヤ大学
マレーシアの大学に留学した理由は、マレーシアではすべての短大や大学で英語が共通語になっているため、学生の英語に対する意識も非常に高く高度な授業を経験できると思ったからです。
留学費用も、ヨーロッパの大学等に比べると数十万は安かったです。さらにマレーシアの大学では、大学内で一定の成績をとって単位を取ることで欧米の進学大学に編入できる制度が普及しているので、マレーシアから欧米大学へ編入する目的で留学する生徒も多いです。
また、マレーシアの大学では日本人留学生が多いです。授業は英語をメインで行っていきますが、学校外の私生活では日本人がいることにより気持ち的に余裕ができるのでとても住みやすかったです。
マレーシア人自体が親日家ということもあり、現地の人々も優しいですし、マレーシアは留学するにはオススメだと思います。
マレーシア留学エージェントに関するよくある質問
2週間18〜20万円
4週間20〜25万円
8週間35〜40万円
12週間50〜55万円
16週間80〜85万円
20週間95〜100万円
24週間110〜120万円
そして、留学にかかる費用の内訳は以下の通りです。
-空港からの送迎費用:0〜10,000円
-入学金:15,000円
-滞在費:5〜10万円 /月
-生活費・食費:3〜5万円 月
-交通費:3,000円 /月
-学費:語学学校の場合:4〜9万円 /月
大学の場合:(私立大学)年間約80万円(国立大学)年間約30万円
-渡航費:3〜10万円
-海外旅行保険:約15,000円
ここでは2022年12月現在の、マレーシア留学に必要な学生ビザ申請の流れについてご紹介します。
Step1: 大学や語学学校への出願書類の提出をする
Step2: 学校側がマレーシア政府に「学生ビザ」許可の申請を行う
Step3: EMGS Approval Letterの取得
Step4: EVALの獲得(ここで学生ビザ許可の申請が承認された状態です)
Step5:日本でe-VISAの申請をオンライン上で行う
※申請時にEVALとパスポートのコピーが必要なので準備しておきましょう。
Step6: e-VISAの取得が完了する
Step7: 航空券購入・授業料の納付・空港の出迎えの手配・寮の選定と申し込みを完了させる
Step8: クアラルンプール国際空港の入管カウンターでe-VISA、EVAL、入学許可書、そしてパスポートを提示する
Step9: マレーシアに入国する
Step10: 学校の指示に従って、健康診断を受ける
Step11: 学校にパスポートを預け、その後大学側が学生ビザ取得を代行する
Step12: 学生ビザを取得
このように非常に長いステップが必要で、出発前に学生ビザを取得できないので注意する必要があります。
ただ、留学期間が90日以内の短期留学の場合はビザなしで入国することができるようですが、これもルール変更の可能性があるので、きちんと確認をするようにしましょう。
また、学生ビザの発行は18〜35歳と年齢制限があり、36歳以上の方が留学する場合は、学生ビザではなくほかのビザを取得して留学する必要がある点も注意が必要です。
マレーシア留学のおすすめエージェントはこちら
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