「オーストラリアに留学に行きたいけどコストがかかる…」
オーストラリアへの留学に興味がある方でこのようなお悩みをお持ちの方はいませんか?
オーストラリアはアメリカやイギリスと比較すると学費は高くないのですが、物価が高いため留学にかかるコストが高い国の1つです。
「コスト」が理由でオーストラリアへの留学を躊躇するあなたに、「ファームステイ」をおすすめします。
ここではオーストラリアのファームステイについて知るべきことについてご説明します。ぜひオーストラリア留学のための方法の1つとして参考にしてみてください。
目次
ファームステイとは?
留学すると、ホストファミリーの自宅に宿泊する「ホームステイ」が一般的ですが、ファームステイでは一般宅ではなく「農家」に宿泊します。そこで英語力を高揚させるだけでなく、動物や自然との触れ合いを楽しむことが目的です。
オーストラリアのファームステイ3タイプ
オーストラリアのファームステイには3つのタイプがあり、下記の通りです。
- ホリデータイプ
- エクスチェンジタイプ
- 労働タイプ
それぞれのタイプのファームステイについてご紹介します。
1. ホリデータイプ
ホリデータイプのファームステイは滞在費と食費を払って農家に滞在するものです。あくまでも「ホリデー」なので、農家での労働は強制ではなく、気軽に楽しむためのアクティビティとして扱われます。
2. エクスチェンジタイプ
詳細は後述しますが、WWOOFという制度を活用して、「労働する代わりに滞在費と食費が無料のファームステイ」をエクスチェンジタイプと呼びます。留学費用を抑えられるので魅力的な制度です。
3.労働タイプ
ファームか近くのアパートで生活しながら、「労働の対価として給料をもらうタイプのファームステイ」を労働タイプと呼びます。
1日の労働時間はおよそ8時間で、繁忙期・閑散期と時期によって異なりますが、休日は週に1日程度の本格的な労働をすることになるので体力が必要です。
オーストラリアのファームステイのメリット3つ
オーストラリアでファームステイをするメリットは下記の3つです。
- オージーイングリッシュを学ぶことができる
- オーストラリアでの滞在を延長できる可能性がある
- お金が稼ぎやすい
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
1. オージーイングリッシュを学ぶことができる
オーストラリアの留学と聞くと、「シドニー」や「メルボルン」をすぐに思い浮かべる人が多いでしょう。
これらの都市は世界中から多くの留学生や移民を受け入れています。そのため非常に多国籍で国際色豊かです。
しかし、オーストラリア人は意外に少ないという特徴があります。オーストラリア人が多く住んでいるのが郊外や田舎です。そのためファームステイをすると高確率でオーストラリア人の家に宿泊することができるでしょう。
そして本場のオージーイングリッシュを学ぶことができます。
2. オーストラリアでの滞在を延長できる可能性がある
オーストラリアのワーキングホリデーで、政府指定の地域や業種で仕事をするとセカンド、そしてサードワーキングホリデービザを取得することができます。つまり、オーストラリアに2-3年滞在できる可能性があるということです。
ワーキングホリデービザでこれほど長く1つの国に滞在できるのはオーストラリアだけです。そしてファームでの仕事は滞在延長につながりやすいのでおすすめします。
3. お金が稼ぎやすい
オーストラリアは世界で最も賃金が高い国として有名です。現在の最低時給が21.38ドルとなっており、これは日本円で換算するとおよそ1,900円ほどになります(2023年2月時点)。
そのため、日本でアルバイトをするよりも短期間でお金を稼ぐことができるでしょう。
特に労働タイプの場合はフルタイムで働くとともに、ファームの周りには買い物を楽しめるような場所も多くはないのであっという間にお金が貯まります。
参考記事:海外出稼ぎならオーストラリアが今アツい!月収30万確定の円安留学とは!?
ファームステイでやる仕事内容
ファームステイのタイプによって仕事内容が異なります。
ホリデータイプの場合は、馬や牛などの家畜の世話や野菜や果物の収穫作業の手伝いが主な仕事でしょう。
労働タイプの場合は、ホリデータイプのファームステイと比較すると下記のようにバラエティに富んでいます。
- 果物や野菜の収穫と梱包
- 畜産物の加工
- 動物の餌やりや世話
- 薪を集めて割る
- ヤギや牛の乳搾り
- 鶏の卵の回収
- 牧場のフェンスの修理
オーストラリアのファームステイに参加するための条件は?
つづいてオーストラリアのファームステイに参加するための条件についてご紹介します。
年齢制限
ファームステイのタイプによって年齢制限が異なります。
ホリデータイプの場合は小中学生でも参加が可能です。エクスチェンジタイプや労働タイプの場合は、18歳以上であれば参加できます。
期間
ファームステイの期間もタイプによって異なります。ホリデータイプの場合は1日だけの体験プログラムもあります。ホリデータイプは短期間であることが多いです。
労働タイプの場合は年間契約になっているものもあります。
ご自身の都合や目的に合わせて期間を決めましょう。
英語力
いずれのタイプのファームステイであっても英語力があるほど良いです。最低限日常会話ができる程度の英語力があると、ファームでのホストファミリーや周囲の労働者たちとコミュニケーションが取れるでしょう。
オーストラリアのファームステイにかかる費用の目安
オーストラリアのファームステイにかかる費用は上記にあるタイプごとに異なりますが、費用相場は下記の通りです。
留学期間 | 費用相場 |
1ヶ月 | 30-60万円 |
3ヶ月 | 40-80万円 |
半年 | 50-100万円 |
1年 | 100-130万円 |
ホリデータイプの場合は滞在費、食費、アクティビティにかかる費用が必要になるため、最も費用がかかります。
次に費用がかかるのがエクスチェンジタイプです。滞在費と食費は無料になりますが、航空券や交通費などそれ以外の費用は自分で用意する必要があるので気をつけてください。
労働タイプでは航空券、滞在費、食費などを全て自分で賄う必要があります。しかし労働の対価として給料をもらうことができるので初期費用にかかった費用以上に稼ぐことができれば問題ないでしょう。
オーストラリアのファームステイの持ち物リスト
下記はオーストラリアでファームステイをする際に持っていくべきものを表にしてまとめたものです。
上着 | 手袋・軍手 |
インナー | 靴 |
下着 | 日焼け止め |
パンツ | タオル |
靴下 | ウェットティッシュ |
ネックウォーマー | 救急セット |
帽子 | サングラス |
ファームステイをする時期にもよりますが、オーストラリアの紫外線量は日本の7-8倍と言われているため、紫外線対策をしっかりしましょう。
また、暑くても露出を避ける服装でいることをおすすめします。
理由は2つあり、1つ目はオーストラリアは自然豊かで、大きくて危険な虫が多いから防虫対策が必要である点と、2つ目はオーストラリアは朝晩は冷え込むからです。
ファームステイ先の探し方5つ
オーストラリアでのファームステイ先は主に下記の5つの方法で探します。
- Australian Job Search Harvest Trailを利用する
- WWOOFを利用する
- バックパッカーから紹介してもらう
- 語学学校から紹介してもらう
- 留学エージェントに紹介してもらう
それぞれの探し方について説明します。
1. Australian Job Search Harvest Trailを利用する
Australian Job Search Harvest Trailとは、オーストラリア政府が推奨している「ファームステイ受け入れ先を探すためのWebサイト」です。
オーストラリア全土のファームの情報を手に入れることができます。
2. WWOOFを利用する
WWOOFとはWorld Wide Opportunities on Organic Farmsの略で「ウーフ」と読みます。
上記にもありますが、エクスチェンジタイプのファームステイをしたい場合はWWOOFを活用することが一般的です。
WWOOFを通してファームステイをする場合は、まずはWWOOFに会員登録をする必要があります。登録をする際には会費がかかり、6ヶ月コース(オーストラリアドル50ドル)と12ヶ月コース(オーストラリアドル120ドル)の2種類です。
この会費を払うことでファームステイ中のトラブルや事故が起きてしまった際に保険が効いたり、ファームステイ中にスタッフからのサポートを受けることができます。
3. バックパーカーから紹介してもらう
地域のバックパッカーから、ファームの求人情報を入手することもできます。
求人票にはファームの場所だけでなく、仕事内容も記載されており、力仕事であったり体力が求められることもあるので、事前にきちんと読んでから応募しましょう。
4. 語学学校から紹介してもらう
学生のアルバイトや就職を支援してくれる語学学校もあります。そのような語学学校でファームの求人情報を目にすることもあるかもしれません。
5.留学エージェントに紹介してもらう
英語に自信がない場合は、日本国内の留学エージェントに相談することがおすすめです。
留学エージェントであれば、日本語で相談でき、現地との交渉等は全て代行してもらえるため安心できます。
オーストラリアの留学エージェント一覧はこちら。
>>オーストラリア留学エージェント32社【徹底比較】
オーストラリアのファームステイが向いている人の特徴
オーストラリアのファームステイが向いている人の特徴は下記の通りです。
- 体力に自信がある人
- オーストラリアに留学に行きたいものの「コスト」が理由で躊躇している人
- 農作物や動物の世話に興味がある人
- オーストラリアの大自然を感じたい人
- お金を稼ぎたい人
- オーストラリア人の友達を作りたい人
- 都会よりも田舎でのんびりと過ごしたい人
- 人とは異なる経験をしてみたい人
オーストラリアのファームステイに関するFAQ
最後にオーストラリアのファームステイに関してよくある質問とその回答をご紹介します。
ETAS (観光)ビザ
観光型のファームステイで、滞在が3ヶ月未満の場合は観光ビザで滞在できます。
学生ビザ・ワーキングホリデービザ
「労働」としてファームステイをする場合や、3ヶ月以上の滞在の場合は学生ビザまたはワーキングホリデービザの取得が必要です。
しかし、農家の方の自宅に宿泊しない場合は、Wi-Fiなどの通信環境が整っていなかったり、スーパーやレストランが遠くて不便であるといったデメリットを全て自分で解決しなくてはいけないため、注意が必要です。
逆にファームステイに適していない時期は、オーストラリアの冬に当たる4-7月です。オーストラリアと聞くと年中温暖なイメージをお持ちの方がいるかもしれません。オーストラリアは広大な国です。一部地域は年間を通して温暖ではありますが、南に行くほどに日本と同様に四季があります。
そのため、4-7月にファームステイに行くと、滞在できる地域の選択肢が狭まってしまうということです。
そしてご存じのようにオーストラリアには固有の動物が多くおり、田舎にはそのような動物たちが野生動物としてのびのびと暮らしています。そのため、野生のコアラ、カンガルー、そしてワラビーを目にすることもあるかもしれません。
- 乗馬体験
- 牛の乳搾り
- 羊の毛刈り
- ワインの試飲
- 星空の鑑賞
- オーストラリア固有の野生動物を探しに森を散策
- 英語のレッスン
- パン作り
- ガーデニング
- ビール作り
次のステップ:まずはファームステイについて詳しく聞いてみよう
オーストラリアは物価が高いため、英語圏の国の中でも留学費用がかかる国の1つです。
しかし、「ファームステイ」を選択することで、費用を抑えながら言語の習得やオーストラリアの大自然を堪能することができます。
オーストラリアでファームステイをしたいと思ったら、留学エージェント「スマ留」に相談するのがおすすめです。
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