カナダのワーキングホリデーで仕事をゲットしたいと思ったら、英文レジュメは仕事探しに第一に必要になる大切なものです。
「英文レジュメを書く際に注意すべき点とは何だろう?」
「語学学校や現地エージェントでのサポートはあるのかな?」
と、考えたことがあるかもしれません。
英文レジュメの作成方法は日本語のものとは大きく異なるため、ポイントを押さえて作成することが大切です。
この記事では、レジュメ作成のポイントや仕事探しを含めた7つのポイントについて解説していきます。
レジュメ作成にこれから取り掛かろうとしている方や近い将来作成する必要がある方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
① レジュメ作成のポイント
実際にレジュメを作成するに当たって、注意すべきポイントがいくつかあります。
まずは、レジュメの形式です。
種類はいくつかありますが、新しいものから経歴を述べる形式(Chronogical resume)が一般的で使いやすく分かりやすいのでおすすめです。
書き方の順序に関しては英文レジュメで書くべき項目で詳しく解説していきます。
注意事項7選
次に挙げる内容は、レジュメを作成する前に知っておくと便利です。
内容を事前に頭に入れておきながら作成すると効率よく作業を進めることができますので、ここでは7つ紹介します。
レジュメのサイズはレターサイズを使用する
レジュメを書く際はサイズについても注意が必要です。
レターサイズは日本では聞きなれない大きさかと思いますので注意しましょう。
1枚にまとめるのが好ましい(最大でも2枚まで)
レジュメを雇用主に読んでもらえるかは最初の数秒で決まるとも言われています。
簡潔さと読みやすさが大切なため、可能な限り1枚にまとめるのが好ましいです。
実績や経験が多くある場合には、応募する職種に直結する内容を優先的に記載しましょう。
両脇0.5ミリのスペースを空ける
レジュメの読みやすさにつながる項目です。
小さいことですが、両脇0.5ミリのスペースを空けることを意識しましょう。
字体を統一する
文字のフォントはTime New Roman, Arialのどちらか一つに統一しましょう。
文字の大きさは最大でも3種類までとする
名前を一番大きく表示(サイズにすると16~18)し、その他のテキストのサイズは10~12にするのが良いでしょう。
その際に文字の大きさは3種類までが好ましいと言われています。
その他の項目で強調したい部分があれば太文字や下線を使用しましょう。
また、カラーバリエーションは使用せず、文字の色は黒に統一してください。
主語を省き、動詞の使い方に注意する
英文レジュメでは主語(I)を省き、動詞から文章を始めます。
また、過去の経験や実績を述べる場合には動詞の過去形を使うことにも注意しましょう。
写真は不要
日本の履歴書では必ず必要になる写真ですが、英文レジュメでは一般的ではないので顔写真を用意する必要はありません。
英文レジュメで書くべき6項目
英文レジュメの中で記載しておくべき項目は必ず押さえておきましょう。
ここでは6つの必須項目について説明していきます。
個人情報
レジュメの一番上(ヘッダー部分)に入れる内容は、ご自身の個人情報を記載します。
記載すべき個人情報としては、以下の4つです。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
ご自身のホームページなどを持っている場合は個人情報の中に記載しておきましょう。
志望動機やこれまでの経験概要
Objectives/ Professional Summeryと呼ばれる内容になります。
これまでの実績(数字など)で貢献度が一目でわかるものは必ず記載して、雇用者の目に留まるようにしましょう。
また、実績が応募する職種にどのように貢献できるかを簡潔に記載して、次項以降の内容も読んでもらえるように自分を上手くアピールしましょう。
職歴
職歴の部分で記載すべき項目は以下の4つです。
- 会社名
- 就業期間
- 職種
- 具体的な仕事内容
ここでも数字や文言で実績を強調できると読み手の目に留まりやすくなります。
そして、記載する職歴は過去10年以内の内容を記載しましょう。
また、有給での仕事以外でも、応募する職種に直結するようなボランティアの経験等がある場合にはこちらに合わせて記載しておくとアピールポイントの一つになります。
学歴
学歴の部分に必ず記載する内容は基本的に以下の3つです。
- 学校名
- 専門科目
- 卒業した年月
職種と関連する内容を学んだ場合には具体的な学習内容を記載しましょう。
学位を取得している場合はもちろん記載しますが、学位でなくても応募する職種に関連のあるコースやプログラム等を修了している場合も学歴に記載してください。
応募の時点で受講中のものがあればその旨も記載して問題ありません。
資格やスキル
応募する職種につながる資格や身に付けたスキルがあればこちらに記載してください。
趣味などは記載不要です。
ビザの期限
ビザの期限は不要な場合もありますが、求人募集の項目にビザの期限を記載することが求められている場合には忘れずに記載しておきましょう。
また、カフェやレストランなどのサービス業ではどれだけの期間継続して働いてもらえるかを重要視する場合が多いため、事前に記載しておくことをおすすめします。
② ネイティブカナディアン/現地で仕事を獲得した日本人から学ぶレジュメ作成の5つのポイント
次に、現地で活躍する筆者の友人に実際に聞いた5つのポイントを紹介します。
- 応募する職種に則した経験や実績を具体的かつ簡潔に述べる
- 過剰にファンシーな単語や大げさ過ぎる表現の使用を避ける
- 単語のスペルや文法のミスに注意
- ネイティブの友達などに内容のチェックをお願いする
- 経験が最も重視されるため、何をやってきて、何ができるのかをしっかりと主張する
この5つのポイントを念頭に置きながらレジュメ作成を進めましょう。
③ 現地での仕事探しの実情
そして、現地での仕事探しの実情としては、求人は多く出ていますが人気の職種の倍率はかなり高くなります。
自分の就きたい職種での求人応募では、面接に呼ばれるまで一苦労されている方も多いです。
その中でやはり重要になるのがレジュメです。
自分が求人で求められている人材であることをしっかりと主張し、「活躍できます!」とアピールできるレジュメを作成しましょう。
④ 仕事探しにおける語学力の重要性3点
カナダで仕事探しをする際、日本人が経営するお店等を除いて不可欠になるのが語学力です。
大きく分けて次の3つの場面で必ず語学力が求められます。
レジュメの作成
雇用主の目を引くレジュメを作成するには、自分自身のことやこれまでの経験を自然な英語で表現できることが重要です。
求人応募の際
求人サイト等で見つけた求人に応募する際のメール文面の作成でも不自然でない英語の文章を書けることが大切になります。
また、お店などに直接レジュメを渡しに行く場合には、雇用主にレジュメを渡してもらえるようにお店で働く人と英語で交渉する必要もあります。
面接
語学力が最も試されるのが面接です。
相手の質問に的確に答えつつ、自然な会話に展開できるかどうかも採用してもらえるかの分かれ道となるでしょう。
⑤ 留学エージェントのサポート
留学エージェントによって、現地での仕事探しやレジュメの添削に関するサポートは異なります。
現地に拠点を置く留学エージェントでは、お仕事探しに関する基本的なアドバイスを受けれることが多いですが、レジュメの個別添削まで依頼できるところはそこまで多くありません。
しかしながら、これまで述べてきている通りレジュメの精度は仕事探しにおいて非常に重要です。
そのため、現地の留学エージェントでレジュメを添削可能な場合は、積極的に依頼をするようにしましょう。
添削のサポートがない場合は、カナダ人などの現地の友達、語学学校の先生やホストファミリーにお願いしてみるのもおすすめです。
⑥ 現地での仕事探しの3つのコツ
さて、実際に求人はどのように探せばよいのでしょうか。
ここでは3つの方法を紹介していきます。
求人サイトを利用
求人サイトや留学エージェントの求人に関する掲示板で仕事を探すというのが最も一般的です。
カナダの仕事探しに便利な英語・日本語サイトは以下になります。
【英語】
【日本語】
お店のウェブサイトを直接チェック/お店に赴く
働いてみたいお店などがある場合にはお店のウェブサイトをチェックしてください。
求人情報がある場合には応募してみましょう。
求人情報が見つけられない場合でも一度問い合わせすることも有効です。
もしかしたらまだ求人情報を出していないだけかもしれません。
しかし、応募や問い合わせをしても返事が返ってこないことも多々あります。
その場合にも諦めずにお店に赴いて応募や問い合わせをしている旨を伝え、レジュメを手渡してみましょう。
友人や知人からの紹介
求人情報に載らない、思ってもみなかった仕事の情報を知れるのがやはり自分の友人や知人を通してです。
紹介は信頼度にも繋がり、採用される率も高くなります。
⑦ 仕事情報を集めるためのポイント3選
「カナダで仕事探しを始める前に知っておくべきことって何?」という疑問に答えるべく、ここでは3つのポイントについてお伝えしていきます。
動画で学ぶ
カナダでの仕事探しに関する動画は多くありますが、その中で以下の2本を紹介します。
- レジュメ作成のポイントに関する動画
- 仕事探しに成功するコツを学べる動画
How to Format a Resume for Success in 5 Easy Steps | Indeed Career Tips (YouTube)
レジュメの書き方の基本を丁寧に解説してくれています。
英文レジュメならではのコツを学び、あなたの良さが伝わるレジュメを作成しましょう。
【海外生活】必見カナダ人が教えるカナダでの仕事の探し方! (YouTube)
お店にレジュメを渡しに行きたい時の会話の流れや便利なフレーズをカナダ人の目線で教えてくれます。
お店に行く前にこの動画で予行練習して、自信をつけましょう。
求人情報をこまめにチェックする
求人情報の更新頻度は非常に早いです。
やりたい仕事が決まっている場合には、特に情報を見逃さないようにこまめにチェックしましょう。
交友関係を大切にする
現地での出会いを大切にしましょう。
交友関係をしっかりと持つことで仕事の情報の幅が広がります。
また、仕事を探していることもアピールしておくとさらに情報が入りやすくなるでしょう。
まとめ
英文レジュメを作成するために必要な情報は見つかりましたでしょうか。
カナダで自分のやりたい仕事を獲得するためには、ポイントをしっかりと押さえた上で自分はこの職種に必要な人材だということを主張できるレジュメを作成することが大切です。
また、今回ご紹介した現地での仕事探しのコツや情報の集め方の内容も活用し、自信を持って仕事探しができるように準備を進めてくださいね。
カナダでの皆さんの仕事探しが上手くいくことを心から願っています!