コロナの入国制限などもなくなり、海外へ行きやすくなってきました。海外旅行や一定期間海外に滞在してみたいという方も増えていますが、円安の影響で海外渡航を悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし円安が進んでいる今だからこそ、海外現地で働きながら生活や旅行をするというスタイルが最もおすすめなのです。
条件が合えばワーキングホリデー(通称ワーホリ)という制度を使って、滞在や仕事ができます。
今回は、オランダでワーキングホリデーを利用するにはどのようにしたらよいのか、手続きや物件・仕事探しなどについてご紹介していきます。
名前 MANAMI
プロフィール TOEIC880点(リスニング満点)取得後、ヨーロッパへ音楽留学。
現在は日本で演奏活動やピアノ講師の仕事をメインに行っている。
・2012年同志社女子大学卒業
・2012年9月~2016年6月 ヨーロッパに渡り、アムステルダム音楽院でディプロマ取得
・2016年9月~2017年3月 常勤講師として特別支援学校に勤務
・2017年〜2019年 ヤマハミュージックリテイリング に正社員として勤務
・結婚を機に退職し、現在フリーランスで演奏活動やピアノの指導を行なっており、音楽教室ではブログも執筆中
オランダでのワーキングホリデーがおすすめなポイント4選
他のヨーロッパの国への旅行がしやすい
せっかくワーキングホリデーを利用するなら、様々な国への旅行もしたいですよね。ヨーロッパのハブ空港として栄えているスキポール空港があるオランダは、多くの国へのアクセスが良いです。
また、ヨーロッパは陸続きのため、オランダから電車やバスでも他国への旅行を気軽に楽しめます。
円安の恩恵を受けられる(海外出稼ぎチャンス)
円安の今だからこそ、働いてユーロでお給料がもらえるのは嬉しいお得なポイントです。
治安が良い
他の国と比べても、治安が良いです。安心して暮らせることは大きなメリットではないでしょうか。
英語が話せれば生活できる
公用語はオランダ語ですが、オランダ人は英語が得意です。手続きや病院など、英語で対応してもらえるので、オランダ語ができなくても大丈夫です。
オランダでのワーキングホリデーの条件
まず、1番大きな条件としては申請できる年齢が限られています。オランダへのワーキングホリデーでは申請時の年齢が、18歳~30歳である必要があります。
その他には、扶養している子どもを同伴させないこと、医療保険及び健康保険に加入していること、オランダでの滞在期間中や帰国するための航空券を購入するための資金があることなどが条件として挙げられます。
また、上記の条件に当てはまっていても、日本からオランダへのワーキングホリデーは年間200人までと決まっているので、定員に達してしまうと利用することができません(募集期間は日本の年度に合わせて4月~3月となっています)。
また、ワーキングホリデーの滞在可能な期間は最大1年間となります。
ワーキングホリデーの申請方法&必要書類
- 大使館へメールを送る
- 返信がくるので保管する
- 戸籍謄本、アポスティーユ認証、パスポート、銀行の残高証明(英文のもの)を用意
- オランダへ渡航
- オランダのINDに必要な書類を送り、住居登録をする
- 申請費用を支払う
- 生体認証の登録をして手続き完了
大使館へ応募メールを送ります。オランダ大使館のサイトに最新の情報がありますので、確認をして事前登録の申し込みをメールで行います。
名前、生年月日、パスポート番号記載
これは、日本にいる間に行う申請ですので、先にオランダへ渡航しないように気を付けましょう。メールには、名前、生年月日、パスポート番号が必要です。パスポートは1年以上有効なものが必要になりますので、事前にパスポートの確認をし、更新なども済ませておきましょう。
事前登録が完了すると事前登録番号が記載されたメールが返送されます。オランダでの居住許可申請で必要な重要なものになりまので、大切に保管してください。
事前登録が完了したら、オランダでの手続きに必要な書類である、戸籍謄本、アポスティーユ認証、パスポート、銀行の残高証明(英文のもの)を用意します。
銀行の残高証明は、オランダで働く予定であってもビザがおり働き始めるまでの期間の生活費や、帰国便のチケットを持っていない場合は購入資金を示すことができる額があることが証明できなければなりませんので、余裕をもった額を残高証明の銀行口座には入れておくと安心です。
また、銀行口座は本人名義のものに限ります。
ここまでの準備が整ったら、オランダへ渡ります。
オランダのINDに必要な書類(自前登録番号が記載されたメールをプリントアウトしたもの、ワーキングホリデープログラムの申請書、前科等の有無の確認書、パスポートのコピー、残高証明書、購入済みであれば帰路のフライトチケットのコピー)を送り、事前登録の返信メールから90日以内に居住許可申請を行います。
申請が受領されたら、申請費用(69ユーロ)を支払い、INDのオフィスにて生体認証の登録をして手続き完了です。
オランダでの住居探し
ワーキングホリデーを利用する場合、居住登録が必要なため住居探しは大切です。
筆者は留学の際、事前に物件を探してから渡航しましたが、中には家は現地へ行ってから内見をして探したいという方もいらっしゃるかもしれません。
実際、同じ学校に留学をしていた学生の中にも、家を見つけるまでホステルに長期滞在したり先輩の家に泊めてもらったりしながら生活している人もいました。
事前登録の返信メールから90日以内に居住申請しなければならず、その間に物件を見つける必要がありますので、あわてないためにもある程度下調べを日本で行ってから渡航することをおすすめします。
アムステルダムなどの都心部の物件は人気が高く、家賃も高額な物件が多いです。そのため、ルームシェアをする方も多く、ルームメイト募集の投稿などもSNSでよく見かけます。
その際、注意していただきたいのは、居住許可申請をしても構わない物件かどうかということです。何人までは申請可能だけどそれ以上はできないと後でわかったという話も聞いたことがありますので、居住許可申請不可の物件ではないか事前に確認しましょう。
また、ルームシェアはコストが低く抑えられるメリットはありますが、ルームメイトと生活リズムや衛生観念が合わなかいとストレスにもなりますので、事前にルールなどを教えてもらっておくとトラブルになりにくいです。
オランダに限らないかもしれませんが、家賃の振り込みを確認したら物件の鍵を送るという話をしてくる好条件の物件に多い詐欺もありますので、実際に存在し住める家があるかを確認してから契約しましょう。
オランダに住む日本人がよく利用するサイトで「ばいばいねっと(https://baibainet.online)」があります。
家を貸したい方の掲載があるほか、このような条件で探していますと投稿するとお部屋の情報をくださる方もいます。
筆者もこちらのページで家を探し、希望の予算や場所を書いて物件を見つけることができました。興味のある方はチェックしてみてくださいね。
オランダでの仕事探し
まず、ワーキングホリデーで就労可能な期間ですが、現地での申請受理から帰国までの期間になります。渡航後すぐに働くことができませんので、余裕をもった資金計画を立ててください。
仕事の求人情報については現在もオランダに住む友人に訊いてみたところ、スーパーマーケットや衣料品店での求人が非常に多いようです。
以前はあまり目にしなかった求人広告が、コロナのロックダウン等が落ち着いた時期からたくさん貼りだされるようになったそうで、接客業を中心に人手不足だそうです。
オランダ語や英語に自信のある方は、そういったものに応募してみるのも良いかもしれません。
また、アムステルダムなど都心部には日本食レストランのお店も多いです。オーナーが日本人であったり、お客さんも日本人が多かったりと、働きやすい環境の場合が多いです。
ご自身の職歴やスキル、特技などを活かして仕事をみつけていくのもおすすめです。物件探しと同様ですが、日本にいる間にリサーチし、可能であればオンライン面接などで働く場所を見つけておくのも滞在資金に余裕がない場合は安心です。
いかがでしたか?手続きなどは少し大変かもしれませんが、非常に魅力的な制度なのでぜひ利用してオランダライフを楽しんでくださいね!
参照記事
・https://www.netherlandsworldwide.nl/visa-the-netherlands/whp
・https://ind.nl/en/service-and-contact
海外出稼ぎは今がチャンス!ワーホリならエージェントを通すとスムーズです。選び方のコツはこちらから。
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オランダワーホリQ&A
・他のヨーロッパへ行きやすいこと
・円安の恩恵を受けられること
・治安がいいこと
・公用語はオランダ語ですが、英語で生活できること
が挙げられます。英語で過ごせるので、オランダもワーホリにおすすめの国です。