「カナダのワーホリってどれくらい費用がかかるの?」
「出稼ぎでカナダのワーホリをするなら、どれくらい稼げるの?」
「カナダのワーホリを申請条件は?」
カナダのワーキングホリデーに興味があるみなさん! このような疑問やお悩みをお持ちではないですか?
2023年のカナダのワーホリの申し込みが開始されました。この記事では2023年のカナダへのワーホリに向けた最新情報をお届けします。
この記事を読むことで、カナダのワーホリにおすすめの留学エージェント、ビザ申請の条件、カナダのワーホリのメリット、カナダのワーホリでできる仕事などがわかります。
なお、ワーホリは30歳までですが、カナダはなんと「ワーホリの上位交換ともいえるCoop留学」もあります。そのため、31歳以上の方も諦めるのはまだ早いです!
目次
2023年のカナダワーキングホリデービザ最新情報
2022年12月19日より、2023年カナダのワーホリのためのビザ申請の受付が開始されました。
現段階で予定されているビザ発給数は日本人は6,500名分です。
しかし、カナダ政府によると2023年はワーホリ受け入れ人数を全体で20%増やすと公言しているため、この上限がさらに上がる可能性もあります。
2022年の日本人のワーホリの定員数は6,500人でしたが、最終的にビザが発給されたのは8,346名と定員以上であることから、カナダ政府はワーホリビザ発給に非常に積極的であると言えるでしょう。
申請枠についてはこちらで確認することができます。
>>https://www.cic.gc.ca/english/work/iec/selections.asp?country=jp&cat=wh
カナダってどんな国?
カナダに関する基本情報については下記の表をご覧ください。
人口 | 3,825万人 |
気候 | 西海岸海洋性気候 冷帯湿潤気候 ツンドラ気候 |
言語 | 英語・フランス語 |
人種 | ヨーロッパ系白人(70%) アジア系(20%) 先住民(5%) 黒人(3%) |
通貨 | カナダドル (1ドル=96円 2022年12月現在) |
時差 | セント・ジョンズ:-12時間30分 ハリファックス:-13時間 トロント:-14時間 ウィニペグ:-15時間 レジャイナ:-15時間 エドモントン:-16時間 バンクーバー:-17時間 ※サマータイム導入時に変動あり |
カナダワーホリ5つのメリット
カナダにワーホリに行くメリットは下記の5つです。
- 6ヶ月で就学できる&1つの仕事を長く続けることができる
- チップがもらえてお金が稼ぎやすい!
- キレイな英語を身につけることができる
- 治安が良くて住みやすい
- 観光地が多く、アメリカやメキシコにも旅行しやすい
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
6ヶ月間就学&1つの仕事を長く続けることができる
他国でのワーホリの場合、語学学校への就学期間は最長3〜4ヶ月であることが多いですが、カナダの場合は6ヶ月就学することができます。つまり、英語力をさらに伸ばして、よりよい仕事に就くことができるチャンスができるということです。
また、カナダのワーホリには雇用に関してルールがありません。そのため、1つの仕事にじっくりと取り組むことができます。新たな仕事を探したり、引っ越しを検討する必要もないので、英語の勉強と仕事に専念できるでしょう。
チップがもらえてお金が稼ぎやすい!
カナダの最低賃金は2022年に15.50〜15.60ドルに引き上げられました。これは日本円に換算するとおよそ1,500円です。
カナダのワーホリで就く仕事の大半がサービス業です。サービス業、特に飲食店で就労すると、お客さんからチップが支払われます。
チップは、支払い総額の10〜15%ほどの金額であるため少額ではありますが、これをコツコツと貯めることで大きな金額になるでしょう。
日本でアルバイトをやるよりも簡単にお金を稼ぐことができます。
キレイな英語を身につけることができる
カナダは世界各国から移民や留学生が集まっている国です。つまり、英語を母国語としない人が多い国であると言えます。
それゆえに簡単に、かつ分かりやすい英語を使うようにしているため、カナダの英語は非常にキレイで聞き取りやすいという特徴があります。
カナダでワーホリをすれば、容易にキレイな英語を身につけることができるでしょう。
治安が良くて住みやすい
2022年にInstitute for Economics & Peaceによって発表された「世界平和度指数」を見ると、カナダは12位で、日本が10位でした。
他にも、エコノミスト誌が2022年に発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング」によると、カナダの2都市がトップ10にランクインしています(カルガリーが4位、トロントが8位)。
ちなみに、このランキングでは日本は大阪が10位にランクインしています。
これらの結果を見ると、日本とカナダの治安は大きな差はなく、カナダは安全で非常に暮らしやすい国であることが伺えるでしょう。
観光地が多く、アメリカやメキシコにも旅行しやすい
カナダ国内には、ナイアガラの滝、ロッキー山脈、そしてオーロラなど広大な自然が楽しめる観光地が数多くあります。
またアメリカやメキシコなどにも観光に行きやすいと言うメリットがあります。トロントからニューヨークまでは飛行機でわずか1時間30分、バンクーバーからシアトルまでは電車で4時間20分で行くことが可能です。
1年間のワーキングホリデーでさまざまな場所や国を訪れることができるでしょう。
カナダのワーキングホリデーにおすすめの都市
カナダ国内には10個の州と3つの準州があります。ここでは、その中でワーホリにおすすめな都市を3つご紹介します。
バンクーバー
バンクーバーはカナダの中では温暖で住みやすい都市です。治安もよく、インフラも整っているため、エコノミスト誌による世界で最も住みやすい都市ランキングで5年連続で1位に輝いたこともあります。
また、バンクーバーには世界中から多くの移民や留学生が集まっているため、多様性や国際性を身につけることもできるでしょう。
トロント
トロントは、カナダの中でも大きな都市の一つでカナダの全人口の40%が暮らしている街であると言われています。そのため、カナダの経済、金融、文化、芸術、医療、観光などの中心地です。仕事も見つけやすいでしょう。
語学学校も100以上あり、競争が激しいため、ユニークで興味深プログラムやコースを提供している学校が多いのが特徴です。きっとあなたに合った学校を見つけることができるでしょう。
ビクトリア
ビクトリアはバンクーバーからフェリーで渡ったところにある島です。「花の都」または「ガーデンシティ」と呼ばれており、落ち着いた雰囲気の中に美しい庭園や公園が数多くあり、1年中美しい花を楽しむことができます。
昔はイギリスの統治下にあったため、英国様式の建物が多く、ヨーロピアンな雰囲気を楽しむことができる点も魅力です。
バンクーバーと同様に西海岸にあるため、気候も穏やかです。
2023年カナダワーホリ「ビザ申請の条件とその費用」
カナダのワーホリのためのビザにかかる費用は総額で346カナダドル(約33,000円)です。
これはIEC申請のための費用(161ドル)だけでなく、ワークパーミット申請費用(100 ドル)とバイオメトリクス登録(85ドル)全てを合算した金額になります。
ここではカナダのワーホリのためのビザの申請条件について詳しくご紹介します。
ワーホリビザ申請のための条件 | ・日本国籍を保有していること ・有効なパスポートを保持していること ・心身共に健康であること ・家族を同伴しないこと ・2,500カナダドル以上(約25万円以上)の 資金があることを証明できる ・滞在中に医療保険に加入すること ・初めてのカナダでのワーキングホリデーであること ・カナダから帰国するための航空券または 航空券を購入できるほどの資金があることを証明できること |
年齢制限 | 申請時点で18〜30歳であること ※カナダ渡航時に31歳であっても問題ありません |
バイオメトリクス登録 | カナダのワーホリのビザを申請する際には バイオメトリクス(生体認証)をやってください。 これは下記の2か所で実施しています。-東京都港区芝1-4-3 SANKI芝金杉橋ビル4階 -大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F |
ワーホリビザの有効期間 | ワーホリビザ発給後1年以内に入国すること |
ワーホリビザの有効期限 | 入国後から12ヶ月 |
ワーホリ就労のための条件 | 特になし |
ワーホリ就学のための条件 | 最長6ヶ月まで就学できる |
カナダのワーキングホリデー申請に必要な書類
カナダのワーホリビザ申請のために必要な書類は下記の通りです。
- パスポート
- IMM5707という自分と家族の生年月日や現住所を記載した書類
- 英文で書かれた履歴書(A4用紙1枚に個人情報・学歴・職歴をまとめたもの)
- 証明写真(横35mm×縦45mm)
過去に海外滞在歴がある場合は、追加で下記の書類の提出が求められるケースもあります。
- 犯罪経歴証明書
- 健康診断書
カナダワーホリ「ビザ申請の流れ」
つづいてカナダのワーホリビザ申請から取得までの流れについてご紹介します。下記の流れでビザの申請を行なってください。
Step1: ワーホリビザ申請のためのオンラインアカウントの作成(IEC登録はこちらへ)
Step2: IECプールにプロフィールを登録する
Step3: IECより招待メール(Invitation)が届いたら、10日以内にワークパーミットの申請を行う
Step4: ワークパーミット申請後20日以内に、ワーホリビザ申請に必要な書類を全てオンライン上で提出
Step5: ワーホリビザ申請のための費用を支払う
Step6: 東京または大阪のカナダビザ申請センターでバイオメトリクスの登録をする
Step7:ビザの審査が行われ、問題がなければビザが発給される
英語力別カナダのワーキングホリデーでできる仕事
カナダのワーホリでできる仕事のほとんどがサービス業です。しかし、あなたの英語力によって業種が異なります。そして、英語力が高いほど給与も高いです。
ここでは、英語のレベル別に、カナダのワーホリで就くことができる仕事について紹介します。
初級レベル
この場合の初級レベルとは中学レベルの英語を指します。このようなレベルである場合、仕事の選択肢はあまりありません。就くことができる仕事の代表例は下記をご覧ください。
- 日本食レストラン
- 土産物屋の店員
- ホテルのハウスキーパー
- レストランの皿洗い
日本食レストランや日本人が多い職場を見つけやすいのはバンクーバーです。
中級レベル
英語力が中級レベルの場合は下記のような仕事に就くことができるでしょう。
- 現地のカフェやレストランでの接客
- 観光地でのツアーガイド
上級レベル
英語力が上級レベルだと、現地のオフィスワークやホテルのフロントなど高い英語コミュニケーション能力が求められる仕事に従事することができるでしょう。
また、英語力が高いほど給与が高くなる傾向もあります。
カナダのワーキングホリデーの仕事の探し方
カナダのワーキングホリデーの仕事は一般的には下記の3つの方法で探します。
- インターネット上で探す
- 知人や友人の紹介
- 飛び込み
それぞれの探し方について1つずつ紹介します。
インターネット上で探す
インターネット上の掲示板や求人サイトを活用して仕事を探すのが最も一般的な方法です。下記のサイトを活用して仕事を探してみましょう。
知人や友人の紹介
海外では知人や友人の紹介によって仕事を得ることは珍しいことではなく、カナダも同様です。現地でできた友人や知人は大切にしましょう。
そして、求職中であることをアピールしておくと、仕事を紹介してもらえるかもしれません。
飛び込み
飛び込みとは、興味があるレストランやカフェに直接行き、スタッフを募集していることを確認してから自分の履歴書を提出して自分を売り込む方法です。
勇気が必要ですが、わざわざ来てくれたと相手に良い印象を残すことができるのでこの方法はおすすめです。
カナダワーホリ「費用とその内訳」
カナダのワーホリにかかる費用の目安は年間で約250万円前後です。その内訳は下記の通りです。
内訳 | 費用の目安 |
語学学校学費(6ヶ月) | 約60〜70万円 |
渡航費 | 約10〜15万円 |
海外旅行保険加入(年間) | 約15〜25万円 |
ワーホリビザ申請にかかる費用 | 約33,000円 |
生活費(年間) | 約120〜150万円 |
その他費用(年間) | 約10万円 |
渡航すればワーホリで働く費用と相殺し、実質ゼロ円での留学をすることも可能です。
カナダのワーキングホリデー準備期間・やるべきこと
カナダへのワーホリの準備に必要な時間はおよそ6ヶ月〜1年ほどです。
ここでは、出発前にやるべきことを時期別にご紹介します。
1年から半年前
出発から1年〜半年前にやるべきことは下記の通りです。
- パスポートの取得
- 留学エージェントを活用する場合はエージェントの選定
- ワーホリの行き先となる都市や語学学校を決める
- 英語の学習
出発前の英語の勉強は絶対に必要です。上記にもありますが、英語力が高いほど、ワーホリで就くことができる仕事の選択肢の幅が広がり、さらには、給与も上がるからです。
そして、英語力があるほど、コミュニケーション能力も上がり、友達も作りやすくなります。これらのメリットがあるので、出発前からしっかりと英語の勉強をしておきましょう。
半年前から出発直前
半年前から出発直前にやるべきことは下記の通りです。
- ビザの申請
- 航空券の購入
- 語学学校への入学申込と手続き
- 海外旅行保険への加入
- クレジットカードやデビットカードの準備
- 英文の履歴書の準備
- ワーホリに持っていく荷物の準備
- 英語の勉強
カナダのワーホリビザの発給は他国と比べると時間がかかります。オーストラリアやニュージーランドの場合は2週間程度で発給されますが、カナダの場合は通常2ヶ月ほどかかります。
そのため早めにビザの申請を済ませておきましょう。
また、語学学校の入学申込と、航空券の予約は早く済ませるほど、留学にかかる費用を浮かせることにもつながるので、これも早めに準備しておきましょう。
【番外編】カナダのCoop留学について
「カナダで働いてみたいけど、年齢が31歳だからもう無理だ…。」
諦めるのはまだ早いです。カナダのCoop(コープ)留学を活用すれば、年齢に関係なくカナダで就業と就学を同時に叶えることが出来ます。
カナダのCoop留学とは?
Coop留学は、カナダの専門学校や短大によって提供されています。英語の学習、専門分野の学習、そして有給でのインターンシップの3つのプログラムで成り立っているタイプの留学です。
専門分野の学習では、さまざまな分野について学習することができますが、下記の分野が特に人気があります。
- マーケティング
- 流通や貿易
- マネジメント
- プログラミング
- エンジニアリング
- デザイン
- ホスピタリティ
インターンシップは、専門分野で学んだ分野に関連した職種や業種で行います。
Coop留学は、語学を学ぶだけでなく、現地で本格的な就業体験を積むことができるので非常に魅力的な留学であるといえるでしょう。
Coop留学のメリット
Coop留学のメリットは下記の3点です。
- 有給で働けるので留学にかかるコストを抑えることができる
- 海外就職やキャリアチェンジも視野に入れることができる
- ワーホリビザのような制限や条件がない
それぞれのメリットについて簡単にご紹介します。
有給で働けるので留学にかかるコストを抑えることができる
Coop留学では、英語の学習を終えて、カレッジで専門分野を学んでいる期間はアルバイトをすることが出来ます。
そして、有給インターンの間はフルタイムで働くことができるため、留学中のほとんどの期間で収入を得られるため、費用に関する心配があまり必要ないのが魅力的です。
海外就職やキャリアチェンジも視野に入れることができる
Coop留学では、日本での就業体験やキャリアは一切関係ありません。カレッジでの専門分野と関連している分野でインターンシップをすることができるので、あなたが興味がある分野を選択することができます。
このような経験を通じて、海外就職や、日本帰国後のキャリアチェンジなどあなたのキャリアに対する可能性を更に広げることができるでしょう。
ワーホリビザのような制限や条件がない
カナダのワーホリビザの場合、年齢や定員数などの条件による不確定要素が多いです。
しかし、Coopビザは学生ビザを取得する留学であるため、このような条件は一切なく、18歳以上であれば思い立ったらいつでも行くことができるという点は魅力的ですね。
Coop留学参加の条件
Coop留学参加の条件は下記の通りです。
年齢制限 | なし |
ビザの有効期限 | コースの期間+1ヶ月 |
定員数 | なし |
ビザの延長 | 条件を満たせば可能 |
就労可能な時間数 | 英語学習期間:不可 専門分野学習期間:20時間/週 インターンシップ期間:40時間/週 |
必要な英語力 | IELTS 4.0 / TOEIC 500 / TOEFL 45以上 ※不足している場合は英語の研修がつけられる |
最終学歴 | 高卒以上 |
カナダのワーホリに行きたいけど条件が合わないという方はCoop留学を検討してみてはいかがでしょうか?
Coop留学について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>>Coop留学(コープ留学)とは?費用・ビザ・英語力など総まとめ
カナダのワーキングホリデーFAQ
最後にカナダのワーホリに関するよくある質問とその回答についてご紹介します。
しかし、国によってビザの申請から取得までにかかる時間が異なるため、申請に関するルールや要項をよく確認した上で申し込むことをおすすめします。
しかし、落選した場合は、次の抽選で選ばれる可能性もあるのでまだ諦めないでください。このように、落選してもチャンスを残すために、早めにワーホリの申し込みをすることをおすすめします。
カナダは広大な国なので、地域や位置によっても大きく異なります。一般的には西海岸が温暖で、東海岸の冬は厳寒であると言われています。
例えば西海岸にあるバンクーバーの場合は、東京と同じくらいの寒さで降雪はあまりないようです。冬の平均気温は1〜10度です。しかし、9〜3月の期間はよく雨が降ります。
それに対して東海岸はマイナス30度に達することもあるようです。冬の平均気温は-5-〜20度です。トロントの場合は11〜3月までは極寒で、毎日のようにマイナスの気温が続きます。
2023年はカナダにワーキングホリデーに行こう!
いかがでしたか?この記事では、2023年にカナダにワーホリに行く上で必要な情報を余すところなくお伝えしました。
この記事を参考にしながら、カナダへのワーホリの準備を進める際に参考にしてください。
2023年はカナダにワーホリに行って飛躍の年にしましょう!
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