皆さんはケアンズ留学に興味はありませんか?
世界遺産や大自然に囲まれたオーストラリアの街ケアンズ。オーストラリア国内でも人気のある留学先の1つです。
この記事では、ケアンズの基本情報、ケアンズ留学のメリットとデメリット、ケアンズでおすすめの観光地などを紹介します。
ケアンズ留学に憧れを抱いている方はぜひ読んでみてください!
「英会話が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに、英会話を習得するためのノウハウ・統計データ・海外留学情報などを提供中。
オーストラリアメルボルン在住。
日本の公立高校で英語教師を8年間務めた後、オーストラリアのモナッシュ大学に大学院留学をして観光学を専攻(2021年卒業)。大学院卒業後は現地企業にデジタルマーケターとして採用された。オーストラリア在住歴4年。
目次
ケアンズの基本情報
州 | クイーンズランド州 |
人口 | 約16万6000人 |
気候 | 熱帯雨林気候 |
年間平均気温 | 24.6度 |
日本との時差 | +1時間 ※ケアンズはサマータイムを導入していない |
日本からのフライト時間 | 約7時間30分 |
面積 | 1,687km2 |
ケアンズはオーストラリア北東部にあるクイーンズランド州の都市の1つです。
熱帯雨林気候であるため年中温暖で、マリンスポーツが非常に盛んな地域です。真冬であっても海から上がって少し肌寒い程度なので、1年間を通じて海に入ることができます。
季節は雨季(11-5月)と乾季(6-10月)に分かれており、雨季の時期にはサイクロンが発生することがあるので注意が必要です。そしてケアンズは、オーストラリアで最も湿度が高い都市として知られています。
オーストラリアはサマータイムを導入している州と、そうでない州があります。クイーンズランド州はサマータイムを導入していないため、年中日本との時差が1時間です。
成田空港や関西国際空港から直行便も出ているためアクセスしやすいでしょう。7時間30分ほどで到着することから「日本から1番近いオーストラリア」と呼ばれています。
ワーキングホリデーとしてのケアンズ
ケアンズには「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の2つの世界遺産があり、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。
それゆえに観光客向けのサービス業を中心とした求人が非常に多いという点が特徴です。ワーホリでケアンズに行くと、下記のような仕事に就くことができるでしょう。
- お土産屋さんや免税店の店員
- レストランやカフェでの接客
- ツアーガイド
- ホテルのベッドメイキングや清掃
市内の情報掲示板や新聞で求人広告を見かけることも多いです。比較的仕事が見つけやすいのでケアンズのワーホリはおすすめできます。
また、これはケアンズに限らず、オーストラリアのワーホリ全体で言えることですが、英語力が高いほど、時給の良い仕事に就くことができます。出発前にきちんと英語を勉強しておくことがおすすめです。
ケアンズに留学するメリット3つ
ケアンズに留学するメリットは下記の3つです。
- シドニーやメルボルンより生活費が安い
- 観光関係の就学・就労がしやすい
- 年中気候が温暖で過ごしやすい
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
シドニーやメルボルンより生活費が安い
オーストラリアは日本と比較するとかなり物価が高いです。しかし、オーストラリア国内であっても都市によって物価は異なります。
シドニーやメルボルンの物価が国内で最も高い中、ケアンズの物価はこれらの主要都市と比較すると10-20%ほど低くなっています。特に家賃がかなり低いです。
そのため、留学にかけるコストを抑えることが可能です。留学期間が長くなるほどお得になるでしょう。
観光関係の就学・就労がしやすい
上記にもありますが、ケアンズには2つの世界遺産があり、毎年多くの観光客が訪れています。そのため、観光に関する学問や就業に力が入っている点が特徴です。
例えば、ジェームスクック大学の観光学部はUNWTO(国連世界観光機関)より、オーストラリア国内で最高峰の観光学部であると評価されています。他にも多くのTAFE(日本の専門学校に近い教育機関)で観光関連のコースやプログラムを提供しており、人気です。
観光地であるため、カフェやレストランといったサービス業における求人が多く、アルバイトもしやすいでしょう。
将来、観光関係の仕事に就くことに興味がある人にケアンズ留学はおすすめです。
年中気候が温暖で過ごしやすい
ケアンズは年間平均気温が24.6度と温暖です。真冬であっても15度を下回ることはほとんどありません。そのため、年間を通して軽装で過ごすことができます。
雨季の時期は雨が降りますが、年間を通じて降雨量が少なく、晴天日が多いです。日々の気温差も大きくないため体調を崩すこともあまりないでしょう。
荷物を少なくすることができる点もメリットと言えますね。
ケアンズに留学するデメリット4つ
ケアンズ留学のデメリットは下記の4点です。
- 日本人が多い
- 街が小さいので長期留学だと飽きてしまう
- 紫外線が強く、UV対策が年中必要である
- 語学学校や大学の数が少ない
それぞれのデメリットについて1つずつ見ていきましょう。
日本人が多い
日本から多くの観光客が訪れるため、街には日本語で書かれた看板が数多くあります。また、日本からの留学生やワーホリ参加者も多く、日本人の比率も高いです。
これは「英語力が高くなくても暮らせる」「安心」というメリットにもなりますが、「英語力を向上させたい」と考えている人にとってはデメリットになる可能性があります。
語学学校の外でも英語漬けの環境に身を置くことができるように、ローカルジョブのアルバイトをしたり、日本人以外と一緒にシェアハウスで暮らすなど、自分なりに工夫をする必要があるでしょう。
街が小さいので長期留学だと飽きてしまう
ケアンズは非常にコンパクトな街です。メインストリートが3つしかなく、30分ほどあれば中心地を回ることができるでしょう。
中心地にはレストラン、ショップ、公共施設などが全て揃っています。また、シドニーやメルボルンと比べるとナイトライフやイベントが少ないです。
そのため、長期留学でケアンズに行くと刺激が足りず、物足りなく感じてしまう可能性があります。しかし、これは逆に静かで落ち着いて勉強することができる環境であるとも言えます。
ご自身で、この環境をプラスとして捉えるのかどうかをよく考えた上で、留学先を検討することがおすすめです。
紫外線が強く、UV対策が年中必要である
オーストラリアは日本の7-8倍の紫外線量があると言われています。特にケアンズは常夏なので、年中UV対策をする必要があるでしょう。
UV対策をしないと将来シミになってしまったり、最悪の場合は皮膚ガンになってしまうため注意してください。
語学学校や大学の数が少ない
シドニーやメルボルンといった大都市と比較すると、ケアンズは語学学校や大学の数が少ないです。大学はジェームスクック大学しかありません。語学学校はたったの6校です。
学校の数が少ないということは選択肢が狭まるということです。留学の目的がきちんと定まっており、あなたがやりたいことが「ケアンズ」でしかできないことであれば、このデメリットは問題にはならないでしょう。
しかし、ただ「何となく楽しそうだから」「過ごしやすそうだから」という安易な理由でケアンズを留学先に選んでしまうと後悔するリスクもあります。よく考えて留学先を決めましょう。
ケアンズでおすすめの観光地トップ3
つづいて、ケアンズでおすすめの観光地トップ3をご紹介します。
グレートバリアリーフ
「オーストラリア」と聞くとグレートバリアリーフを思い浮かべる方も少なくないでしょう。
世界最大の珊瑚礁で、全長2,300キロメートルもあり、世界遺産に登録されています。宇宙からでも見えるそうです。
その美しい海には600種類以上の珊瑚、1,500種類以上もの魚、そして30種類以上もの海洋哺乳類が生息していると言われています。
ミニ潜水艦で海底を散策したり、グリーン島など付近の島でピクニックを楽しんだり、ウミガメの孵化を観察したり、さまざまなアクティビティを楽しむことができますよ!
ケアンズに来たら必ず寄りたいですね!
キュランダ
キュランダは世界遺産に登録された世界最古の熱帯雨林の中にある村です。
昔、オーストラリアの先住民族であるアボリジニが住んでいたと言われています。
常に多くの観光客で賑わっており、カンガルー、エミューやワニといったオーストラリアならではの動物を食材にした料理を楽しむことができます。
また、村の中にあるキュランダ・コアラ・ガーデンズではコアラを抱っこして記念撮影をすることも可能です。
オーストラリアでは実はコアラを抱っこできる州や動物園が限られています(クイーンズランド州、南オーストラリア州、西オーストラリア州のみ)。
そのため、コアラを抱っこできる場所を見つけたら行って、実際にコアラを抱っこするべきです!
パロネラパーク
パロネラパークは、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルになったと言われている神秘的なお城です。オーストラリアの重要文化財として指定されています。
お城では1日2回ツアーが行われ、日中と夜にそれぞれ行われています。
夜はライトアップして行われるのですが、日中と夜ではお城が見せる雰囲気や様子が全く異なるので、お時間がある人はどちらのツアーも参加されることをおすすめします。
また、お城の近辺には滝や泉や遊歩道など見どころがたくさんあるので1日中楽しめることができるでしょう。
ケアンズ留学にかかる費用の目安と内訳
ケアンズ留学にかかる費用の目安は期間別に下記の通りです。
留学期間 | 費用の目安 |
1ヶ月 | 25-35万円 |
3ヶ月 | 50-80万円 |
6ヶ月 | 110-140万円 |
1年 | 200-250万円 |
上記の費用には、往復のフライトチケット代金、語学学校の授業料、滞在費、そして生活費が含まれています。
1ヶ月のケアンズ留学にかかる費用の内訳
下記は1ヶ月のケアンズの語学留学にかかる費用の内訳です。
内訳 | 費用の目安 |
航空券(往復) | 10-15万円 |
語学学校の授業料 | 5-15万円 |
生活費(滞在費+食費) | 10-15万円 |
海外旅行保険 | 2万円 |
これとは別に語学学校の入学金8,000-15,000円、教材費が約1,500円かかることを忘れないように気をつけてください。
ケアンズ留学に関するFAQ
最後にケアンズ留学に関するよくある質問とその回答をご紹介します。
もちろんこれらはケアンズでも入手することは可能です。しかし、オーストラリア製の日焼け止めは日本製のものと比較するとベタつきがちであったり、サングラスも西洋人向けの作りになっており、日本人にフィットしない形であるといったことがあるため、日本で購入することをおすすめします。
他には、年中マリンアクティビティを楽しむことができるため、ビーチサンダルや水着などマリンアクティビティに利用できるグッズがあると良いでしょう。
- 将来観光業に就きたいと考えている人
- 時間に追われる生活から抜け出して、のんびりとした生活を送りたい人
- 留学の費用を抑えたいものの英語圏の国に留学したい人
- マリンスポーツが好きな人、または興味がある人
- 自然豊かな環境に身を置きたい人
- 温暖な気候が好きな人
- 日本人が多い環境で学習したい人
まとめ:ケアンズ留学に行ってオーストラリアの魅力を満喫しよう!
いかがでしたか?
ケアンズは大自然に囲まれながら落ち着いて勉強に打ち込むことができるため、留学先としてはおすすめです。
ケアンズ留学は、あなたにとってユニークで忘れることができない思い出になることは間違いないでしょう。
しかし、ケアンズに留学する場合は、学生ビザの申請、語学学校の選定と入学申しみ、OSHC(Overseas Students Health Cover)への加入など様々な煩雑で複雑な手続きがあり、準備と計画が必要です。
そのため留学エージェントを活用することをおすすめします。
ケアンズへの語学留学やワーキングホリデーを検討されている方はスマ留までお問い合わせください。
ケアンズへの留学・ワーホリを検討中の方は留学エージェントに相談してみよう!
>>オーストラリア留学エージェント32社【徹底比較】