カナダ・カルガリー留学【徹底解説】バンクーバー、トロントとの違いは？

カルガリーという都市をご存じでしょうか？
カナダ留学の定番である「トロントやバンクーバーとは違う都市に留学をしたい！」と思っている方におすすめしたい都市です。

カルガリーってどんな都市？どんな魅力があるの？
この記事では、カルガリーの魅力を知ってもらうために次の項目で解説をしていきます。

基本情報
カルガリーに留学をするのメリット
カルガリーに留学をするデメリットと解決策
語学留学
おすすめの語学学校
ワーキングホリデー
カルガリーの見どころ
カルガリーはこんな人におすすめ

多くの日本人留学生が選ぶ代表都市以外でカナダ留学をしたいあなたにとって、カルガリーはあなたの候補になるかもしれません。

カルガリーの基本情報
カルガリー留学をするメリット3選
カルガリー留学のデメリット3選
カルガリーへの語学留学
- おすすめの学校「University of Calgary」のプログラム
カルガリーでのワーキングホリデー
カルガリー観光スポット
カルガリー留学はこんな人におすすめ！
まとめ

カルガリーの基本情報

カルガリーとはどんな都市かを知るために、まずはカルガリーの基本情報を押さえていきましょう。

位置

カルガリーは、カナダの西部に位置するアルバータ州（バンクーバーがあるブリテッシュコロンビア州の隣）の南部に位置する都市です。

同州の有名な観光スポットとして知られるロッキー山脈へは、東へ約80㎞（車で約2時間）です。

天候

夏場の日中でも最高気温は25°以下と比較的涼しく、最低気温は10°以下のため朝晩はジャケットが欠かせません。また夏場の日没は20時～22時となり、日照時間がとても長いことが特徴です。

逆に、冬場は1㎝以上の雪がある日が88日とも言われるほど期間が長く、12月〜2月は最高気温はマイナスの日が続き、最低気温はマイナス10°以下となるため冷え込みが厳しくなります。

生活環境

カルガリーはカナダ第4の都市であり、2022年の住みやすい都市ランキング（The world’s most liveable cities for 2022)では第4位となりました。

経済発展も目覚ましく、可能性を秘めたこの都市では自分のキャリアを形成したり、起業をする人々も多くなっています。また、カナダ国内の中でも多様性に富んだ都市としても有名です。

交通手段

カルガリーで利用できる公共交通機関は、C-Trainと呼ばれる電車とバスがあります。C-Trainには2つの種類があり、主に都市の南西と北東を繋ぐ青色の路線と南北を繋ぐ赤色の路線があります。

バスに関しては155種類あり、都市をほぼ網羅しています。電車・バスともに1回の運賃はCAD3.60です。

またC-Trainとバスの共通で使用できるパスは次の通りです。

Day Pass: CAD11.25 Monthly Pass: CAD112

加えてCar2Goと呼ばれるシェアカーのシステムもあります。国際免許証があればシステムに登録後に使用可能で、都市全体において利用可能な車両は数百台にのぼります。特定の時間帯にだけ使用したい場合に便利です。

生活する人々

人口は約130万人で、人口の3分の1は移民者です。インド、フィリピン、ナイジェリアからの人々が移民者のトップ3となっています。

また、移民後の第二の移住地として選ばれたり、カナダ人の移住先としても選ばれる傾向にあります。多様性を受け入れ、フレンドリーな人々が多いです。

アクティビティ

カルガリーの見どころで詳しく紹介しますが、カルガリーはアウトドア・インドアの両方を満喫できる都市です。

街の中心にある公園（プリンセス・アイランド・パーク）では、レクリエーションや夏の野外イベントも楽しめます。

インドアに関しては、カルガリー公立図書館、グレンボウ博物館、スタジオベルなど寒さの厳しい冬でも楽しめるアクティビティが満載であり、カルガリーに来たら必ず訪れてみたい場所ともなっています。

最低賃金

カルガリーの属するアルバータ州の最低賃金はCAD15.00です。他の大都市と比べると50〜65セント少ない傾向にありますが、次に紹介する税金を踏まえると悪くない賃金です。

税金

カルガリー留学における大きな特徴の一つが税率が低いという点です。カルガリーが属するアルバータ州には州税(PST)がかからないため、税率は連邦税(GST)の5％のみとなります。

家賃

住む地域や形態によって大きく異なりますが、都市部に比較的近い(ダウンタウンまで30分程度、ここではSouthEastエリアを例に挙げる）でルームシェアをする場合には約CAD800〜/月となっています。

ホームステイの場合ですと、約CAD1,000〜/月(2食付き）になります。

治安

生活環境でご紹介した通り、住みやすい都市として世界的に有名なカルガリーですが、注意すべき危険地域は存在します。次のエリアに注意しましょう。

Sheldon Chumir Health Centre周辺エリア

中心部から南に徒歩で15分程のところに位置しています。訓練を受けたスタッフの指導のもとで投薬を行い、過剰摂取を防ぐためのSupervised consumption siteが以前ありました。

現在そのスペースは閉鎖されていますが、その名残りで周辺エリアには人がたむろしているケースがあります。

ダウンタウン（North Eastエリア）

このエリアではスリに注意が必要です。浮浪者同士が叫びあっている場面に出くわすこともありますので、口論等に巻き込まれないように注意しましょう。

近隣都市へのアクセス

アルバータ州に来たら必ず訪れてみたい近隣都市（バンフ・エドモントン）へはバスや車でアクセスが可能です。

世界遺産にも登録されているバンフ国立公園内にあるバンフへは、バスを利用すれば約2時間で到着できます。

また、アルバータ州の州都でもあるエドモントンへはバスで約3時間です。ロッキー山脈の中でも最大の規模を誇るジャスパー国立公園へのアクセスもしやすく、バスを利用して約3時間で訪れることができます。

カルガリー留学をするメリット3選

ここでは、カルガリーに留学するからこそ得られるメリットを次の3つに厳選してお伝えします。

1. 大自然に近い環境に身を置ける

近隣都市へのアクセスで少しご紹介しましたが、自然の宝庫であるロッキー山脈を有するバンフにアクセスがしやすいです。週末を利用して、または日帰りでも大自然を満喫できます。

フィッシュ・クリーク州立公園といった自然に溢れた公園にもカルガリー市内から約1時間ほどでアクセスが可能です。

2. 他の都市と比べて物価が安い

税金でお伝えしたように、カルガリーが属するアルバータ州には州税がありません。

そのため、トロントやバンクーバーといった留学の代表都市と比べて、生活費や全体の予算を押さえながら生活をすることができます。

3. 治安のよい環境で生活できる

カルガリーの住みやすさは治安でお伝えした通り、世界的にも有名です。危険エリアには注意する必要がありますが、安全で穏やかな生活が送れるでしょう。

カルガリー留学のデメリット3選

上記のように魅力的な点が多いカルガリー留学ですが、その反面デメリットもあります。
ここでは3つのデメリットとそれらをどのように解消できるかについてご紹介します。

1. 冬の寒さがとにかく厳しい

カルガリーそしてアルバータ州全体の冬は大変冷え込みます。寒さに強く、ウィンタースポーツを楽しめる方は寒い冬も楽しめますが、寒さに弱い方にはカルガリーの冬は苦痛に感じるかもしれません。

解決法：冬場を避けて留学もしくは別の都市に移動する

冬場を避けての留学を検討しましょう。または、夏場はカルガリーの語学学校などで学び、冬場は他の都市に移動して別の学校で学ぶというのも一つかもしれません。

以下で紹介するワーキングホリデーで滞在する場合、夏場はバンフなどで観光業で働き、冬場は別の都市に移動して仕事を見つける方も多くいらっしゃいます。

2. 交通のやや不便

通勤や帰宅時のラッシュアワーの交通渋滞も交通に関する問題の一つとなっています。

また、カルガリー市内を行き来するためにC-Trainやバスを利用することができますが、他の大都市と比べると交通網全体の整備が十分に整っていないという実情もあります。

解決法：自転車を利用してみる

上記の交通問題を回避するために自転車を積極的に利用する人々が多いです。シェアサイクルなどを移動手段として利用するのも良いです。

ただ冬場の積雪時には自転車移動は危ないので、時間に余裕をもって電車やバスを利用しましょう。

3. 語学学校の選択肢が少ない

語学学校の選択肢はトロントやバンクーバーと比較すると少ない傾向にあります。
また、大都市の語学学校では他の都市に転校が出来る制度がありますが、そのような制度をもつ学校も少ないです。

解決法：大学が提供する英語プログラムも選択肢の視野に入れる

後ほどおすすめの学校で紹介しますが、語学学校とは少し違ったプログラムを提供するのが大学の英語プログラムの特徴です。

夏場の休み期間を利用し、集中して英語を学ぶ短期プログラムもいくつか提供されているので気になる方はチェックしてみましょう。

カルガリーへの語学留学

カルガリーへの留学はトロントやバンクーバーと比較すると認知度が低いため、学校数は2都市に比べて大幅に少ないのが事実です。

しかし、その反面で日本人が少ない環境で英語環境に身を置きながら生活できることは最大の利点ともいえます。

カルガリーでのワーキングホリデー

カルガリーにおけるワーキングホリデーとはどのようなものなのでしょうか。カルガリー市内で求人を探すのであれば、他の都市と同じく日本食レストランやカフェでの仕事が多くなります。

ツアーガイドやハイキングガイドといった観光業に携わりたいのであれば、夏場のバンフが狙い目です。日本からも多くの旅行者が訪れる時期となるので、求人数も増えます。

Jpcanadaやe-Mapleなどの求人ページをこまめにチェックして、興味や関心のある仕事を見つけて応募してみましょう。

関連記事：カナダワーホリと費用がわかる【2024年版】カナダで出稼ぎをしよう！

カルガリー観光スポット

カルガリーには、緑あふれる公園の他に、他都市とは少し違った魅力的なスポットが多くあります。カルガリーに滞在したら必ず訪れたいスポットを次の5つに厳選して紹介していきます。

プリンセス・アイランド・パーク

プリンス・アイランド・パークは、ダウンタウンにある人々の憩いの場です。夏場にはフォークフェスティバルやカナダの建国記念日Canada Dayを祝うイベントも行われています。

文化そしてレクリエーションを目的としたスペースとなっているこの公園は、カルガリーに住む人々にとってなくてはならない場所の一つです。

カルガリー公立図書館

カルガリー公立図書館はダウンタウン東部、市役所の近くに位置しています。人々を魅了する内装・外装が評価され、2019年のTIMES MAGAGINEの100 greatest placesの一つとして選ばれました。

図書の貸出はもちろんのこと、専門知識を学ぶ講座や音楽イベント・アートの展示なども多く行われており、どの年代でも楽しめるスポットとなっています。

グレンボウ博物館

グレンボウ博物館はダウンタウンの中心部に位置し、カナダの文化的な歴史と現代社会を芸術や文化を通して学べる場所です。

1万点以上もの展示品を観覧できるカナダ西部で最大の博物館の一つであり、アルバータ州の歴史やその歴史を築いた先住民の伝統や価値などを知れる場所でもあります。

スタジオベル

スタジオベルではカナダ音楽の歴史を知るだけでなく、体験スペースで楽器を自由に使って演奏を楽しむこともできます。週末には、アーティストの演奏会やギター演奏を体験するイベントも行われています。

音楽演奏のためのレンタルスペースだけでなく、結婚式用のスペースも完備されているのも特徴です。

野外イベント

カルガリーでは、夏場を楽しむ野外イベントが多く開催されています。その中でも、カルガリースタンピートとエキスポ・ラティノは大きなイベントです。

カルガリースタンピートはアウトドアショー、そしてロディオショーが世界的にも有名です。毎年7月に10日間連続で開催されているカルガリー最大のイベントとして知られています。

音楽イベント・マーチングバンドなどが融合したパレードなども含めたエンターテインメントが満載の内容となっています。

エキスポ・ラティノは、カルガリーで開催される多民族イベントの中で最も有名なイベントの一つです。
毎年8月に開催され、音楽・屋台・美しいハンドクラフトが一同に集結します。また、ダンスワークショップも開催され、気軽にラテンダンスを楽しめます。

カルガリー留学はこんな人におすすめ！

これまで紹介してきた内容を踏まえて、カルガリー留学は以下3項目のいずれかに当てはまる方におすすめしたい留学先といえるでしょう。

英語環境にしっかりと身を置いて英語力を伸ばしたい
自然に近い環境がありながら、ある程度の都会生活も楽しみたい
寒い冬でもウィンタースポーツやインドアアクティビティを楽しめる

まとめ

いかがでしたでしょうか？カルガリーに留学するからこそ体験できる内容について知っていただけましたでしょうか？

カナダ国民そして世界の人々がカルガリーを移住地として選ぶにはたくさんの理由があります。

この記事を読んで現地でやってみたいことが見つかったなら、カルガリーはあなたの留学先かもしれません！

留学はあなたの人生の大きな決断と成長に繋がる機会です。具体的なプランと準備で成功する留学を目指しましょう。

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