日本の円安はいつまで続くか不安だし、この際海外へ移住するのはどうだろう?と考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは日本人にも人気の国、カナダに着目していきます。
「カナダは住みやすいと聞くけど実際はどうなの?」
「そもそも日本人が移住することは可能なの?」
という疑問をお持ちではないですか?
この記事では移住を考え始めた方に必要になる情報を以下、5つにポイントを絞って分かりやすく解説していきます。
- カナダに移住するメリットは?
- 日本人が、カナダへの移住は実際できるものなの?
- どんな移住方法があるの?
- なぜカナダに留学するべきなのか?
- 留学以外にカナダ滞在を可能にする方法とは?
移住を考える上で押さえておくべきポイントを理解し、カナダ移住をあなたの将来の選択肢にしてみませんか?
目次
カナダに移住する3つのメリット
カナダで永住権を取得し、移住するとあなたにとってどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは生活面やカナダでのあなたの将来に大きく関わる次の3つについて解説していきます。
- 人が優しくて協力的
- 経済成長が見込まれ、働く分野の可能性が広がる
- 学費と医療費の優遇が受けられる
人が優しくて協力的
各国から毎年多くの人を移民として受け入れている国であることから、多民族国家としても有名です。
(2022年には431,645人、2023には447,055人を永住者として受入予定)
出典:Government of Canada2022 Annual Report to Parliament on Immigration
異なるバックグラウンドの人々を受け入れる寛大な方が多く、移民を受け入れるシステムにも長けています。その点からも生活に馴染みやすい国といえます。
経済成長が見込まれ、働く分野の可能性が広がる
コロナウイルスの影響によって落ち込んでいたカナダ経済ですが、2021年に大幅に回復し、その後も成長し続けています。
成長が見られる一つが州の最低賃金です。バンクーバーで有名なブリテッシュコロンビア州を例に挙げて見てみましょう。
$14.60が2020年の最低賃金でしたが、2022年には$15.65と1ドル以上引き上げられています。
日本はどうでしょうか。1,013円が2020年の東京都の最低賃金であり、2022年時点では1,072円となっています。
永住権を取得すればカナダ人と同等の労働条件になり、仕事探しの分野が広がります。日本での経験を活かしてスキルアップをしたり、新たな分野でキャリアを積むことも可能です。
学費と医療費の優遇が受けられる
質の高い教育が受けられるため、学位取得のための留学先としてもカナダは人気のある国です。
その一方で、留学生として大学等の教育機関で学ぶ場合には現地の学生と比べて2倍以上の費用がかかるため、一歩を踏み出すのにハードルが高いともいえます。
しかし、永住権を取得することで現地の学生と同じ費用で大学に通えるようになったり、奨学金制度の対象になったりと学びの機会にアクセスしやすくなります。
歯科治療や処方薬剤等の例外はありますが、医療費の個人負担がなくなるという特権もあります。
日本人が、カナダへの移住は実際できるものなの?
カナダに移住することで得られるメリットを上記でお話してきました。しかし、実際のところ移住を実現することは可能なのか?と疑問に思われているのではないでしょうか。
あなたの努力次第で実現は可能です!が端的な回答になります。
筆者の友人も次に挙げるワーキングホリデーやケアギバーの制度を上手く活用して、永住権を取得しました。
どんな移住方法があるの?
移民の受入を積極的に行っていることもあり、永住権取得のための選択肢はいくつかあります。応募に必要な条件はそれぞれで異なりますが、これまでの学歴と職歴そして語学力(英語またはフランス語)は必須項目となっています。
ここでは以下5つの方法を紹介していきます。
- ワーキングホリデー
- フェデラルスキルドワーカー
- カナディアンエクスペリエンスクラス
- ケアギバー
- ポストグラデュエイト(ポスグラ)
ワーキングホリデー
働きながら余暇を楽しむことができるという点から、現地の生活を体験するのに人気のある制度です。ワーキングホリデー終了後も雇用主が勤務の継続を雇用者に願う場合、就労ビザのサポートをしてくださる場合があります。
就労ビザで引き続き働き続けることで、カナダでの滞在期間や職歴に有利になることもあり、この方法でカナダ移住を成功させている日本人は多いです。
関連記事:カナダワーホリ【2024年】費用、ビザ申請、仕事、条件など完全ガイド
フェデラルスキルドワーカー
エクスプレスエントリーという申請管理システムで審査される方法の一つです。
国が定めた職種や業種(National Occupational Classification)において、カナダ国外を問わず1年以上有給で働いた経験があることや、上級レベルの語学力があることなどが申請の際の条件となります。
カナディアンエクスペリエンスクラス
上記と同じく、エクスプレスエントリーが適応されている方法の一つです。
申請時には、職種や業種を問わず過去3年以内にカナダで有給にて就労が1年以上あることや、上級レベルの英語力が必要になります。
ケアギバー
子供のベビーシッターやお年寄りの介護を仕事として2年間従事することで永住申請の資格が与えられます。
職務経験の他に、中級レベルの語学力やカナダでの学歴等が申請時に必要となっています。
ポストグラデュエイト(PGWP)
ポスグラは、カナダの教育機関で実際に学び、その後に修学した期間分の就労ビザが許可される制度です。(最長で3年間の就労ビザ発給)
就労ビザという利点で実際に現地での就労が経験できます。この経験は申請に必要になる職歴にもなり、上記で紹介したエクスプレスエントリーを利用した永住権申請に活用ができます。
カナダ留学のすすめ
カナダに移住することのメリットと移住方法についてこれまで解説してきました。ここではなぜカナダに留学するべきなのか、また留学が移住にどのように関係するのかをお伝えしていきます。
語学力をあげる
留学というと一番に頭に思い浮かぶ言葉かと思いますが、実はこれが移住するために最も大切な項目の一つとなります。
なぜなら、移住の方法でご紹介したように、中級もしくは上級レベルの語学力が永住権を申請する際に必ず必要になるからです。
特に日本で上達が難しいといわれているスピーキング力をつけるには現地で生の英語を学び、そして使うことが一番の近道といえます。
現地での生活を通してカナダの魅力を知る
移住をするということは人生の中でも大きな決断になると思います。カナダは住みやすい国といわれていても、実際に住んでみないと自分がどう感じるかは分からないものです。
現地の人との交流や住む環境に身を置くことを通して、カナダに住む魅力を全身で感じることができ、移住への夢がさらに膨らむでしょう。
留学以外でカナダに住む方法
留学に興味はあるけど、学費を支払うのが難しい!と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方も諦めないでください!次の2つの方法なら、現地で仕事をしながらカナダ滞在を経験できます。
ワーキングホリデー
現地でアルバイトをしながら余暇を楽しむことができる制度で、最長1年間のカナダ生活を経験することができます。
30歳までの方からどなたでもビザ申請をすることが可能で、アルバイトの就労時間の制限もありません。カナダでのワーキングホリデービザは人生で一度だけ取得が可能です。
カナダワーホリの最新情報はこちら!申請時期や条件をチェック!
>>カナダワーホリ【2024年】費用、ビザ申請、仕事、条件など完全ガイド
Coop留学
専門学校やカレッジでの座学を受講した後に、有給で就労体験ができる制度になっています。ワーキングホリデーのように年齢制限や滞在期間の定めがないのでご自身のタイミングでカナダ滞在が可能となります。
項目 | ワーキングホリデー | Coop |
年齢 | 18歳~30歳 | 定めなし |
滞在期間 | 最長1年 | 定めなし |
就労時間 | 定めなし | ・授業期間中:週20時間まで ・就労体験中:週40時間まで |
※永住権申請の 就労期間換算の可否 |
可 | 不可 |
※Coopにおける滞在ステータスは学生となるため、たとえ有給での就労していても就労経験として換算することはできません。
Coop留学とは?その仕組みと費用などをこちらで解説!
>>Coop留学(コープ留学)とは?費用・ビザ・英語力など総まとめ
まとめ
カナダに移住するために知っておくべきことについてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
昨今の日本の経済状況の中で、カナダへの移住という選択肢をもつことは大きな強みになります。
そして、選択肢を実現可能なものとするための第一歩としてまずは、カナダ留学・滞在に挑戦してみましょう。
カナダ留学に行くなら留学エージェントを利用しましょう!おすすめエージェント&都市はこちらから
>>【まとめ】カナダ留学エージェント29選&人気都市ランキング
カナダ移住に関するQ&A
フェデラルスキルドワーカー
カナディアンエクスペリエンスクラス
ケアギバー
ポストグラデュエイト(ポスグラ)
この5つが挙げられます。一番手っ取り早いのはワーキングホリデーです。その他、比較的簡単なケアギバーに従事するという方法が挙げられます。英語力は必要なので身につけておきましょう。
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