皆さん、こんにちは!皆さんは日本の高校から海外の大学へ進学する進路を考えたことがあるでしょうか。
一度は夢見る人も多い海外留学ですが、日本の普通科高校に通う学生からすると実感が湧かず、夢のままで終わってしまいがちなのではないでしょうか。
一般的な日本の進路から一歩踏み出し、海外の大学に進学することは決して簡単ではありませんが、実は多様な選択肢があり実現不可能なものではありません。
この記事では、日本の普通科高校を卒業して海外の大学に進学した自身の経験に基づき、海外大学に進学したい方がどのように情報を集め、進学に備えるべきかを紹介していきます!
目次
日本の高校から海外の大学に進学する方法その1:留学計画の立て方
1. 将来の目標を明確にする
国内外どちらの進学においても、大学や学部の決定には将来の目標を考える事が最優先となります。特に大学卒業後にどこの国でどの様に働きたいのかというイメージまで出来ていると、海外大学進学が自分に与えてくれるメリット、デメリットを考えられます。
理想を現実にするために、まずは自分の将来像を支える軸を作りましょう。
将来の目標は短期で言えば大学進学、長期で言えば就職と広い範囲に渡るので、マインドマップや箇条書きにして可視化できるようにすると良いでしょう。
2. 海外大学の基本を知る
海外大学進学は国内大学進学と比較すると圧倒的に身近な前例が少ない為、多くの日本の高校生が進学の手続きにつまずきがちです。
また、日本とは出願時期や募集条件が異なる大学も多く、準備に乗り遅れてしまうと一気に計画が崩れてしまう場合もあります。それらを防ぐために、まずは興味がある国の留学基本情報を調べてみましょう。
奨学金を貰いたいと考えている方は、この時点で一緒に調べておくといいでしょう。
3. 現実的な条件を考える
自分の希望する進路と基本的な情報収集がある程度済んだら、次はそれらをすり合わせて実現可能な条件を固めましょう。
例えば卒業までにかかる費用、自分の成績や活動実績で入学可能な大学や学部、卒業までにかかる在学年数、留学に行きたい国で使われている言語のレベルなどから始まり、チェックするべきポイントは沢山あります。
自分なりの条件項目を作って進学したい国、大学がそれらを満たすか否か吟味しましょう。
4. より具体的な情報を集める
大学がある程度絞られたら、次はそれらのより具体的な情報を集める段階です。例えば入試情報、出願時期や条件、大学付近の交通や施設の利便性、大学が給付してくれる奨学金の有無、ファウンデーションコースや語学コースの必要有無などがそれに当たります。
この段階に入って、個人個人の置かれる状況が大きく変わる条件が、留学エージェントの利用有無です。留学エージェントは入った方が良いとも、逆に入らない方が良いとも言えません。
個人の必要によって変わるので、自分にはエージェントのサポートが必要かどうか考えてみましょう。留学情報収集の方法は、後述する「留学情報の集め方」で詳しく説明しますのでそちらを参照してくださいね。
5. 進学先を決め、準備を開始する
集めた情報を元に進学先が決まったらいよいよ準備です!
入学に必要なIELTSやTOEFLなどの英語試験、アメリカに進学する場合はSATという大学進学適性試験などのテストを受けたり、必要書類をまとめて出願したり、パスポートや学生ビザの取得手続きをしたり、居住場所との契約をしたりと、準備期間はとにかく期限との戦いになります。
この時何か一つでもうっかり期日を逃してしまうと、留学全体の計画に大きな支障が出てしまうので、タスクとスケジュール管理はしっかり行うようにしましょう。
また留学を考える高校生にとっては基礎中の基礎ですが、海外大学受験においては高校の成績や課外活動がかなり重視されるので、高校1年生の段階から意識的に高い成績、実績を保持することが求められます。
それぞれの進路に向けて、必要とされる努力は欠かさないようにしましょう。
日本の高校から海外の大学に進学する方法その2:留学情報の集め方
1. 留学情報サイト
多種多様な留学情報をカバーする留学情報サイトは、留学の事を何も知らない段階の高校生にも分かりやすいように、手順や手続き方法が書かれています。
特に文部科学省が所管している日本学生支援機構(JASSO)の留学情報サイトは、留学を考える高校生のどの段階においても役立つ情報が満載です。個人運営の情報サイトもそれぞれの重視する視点が異なる為、より多くの情報を集めるのに適していると言えます。
2. 留学生のブログ
留学をしている学生の中には、留学中の生活をブログとして残している人も多いです。
大学生活の記録から進学の手続き、学生におすすめの物件、美味しいレストランまで、来たばかりの学生が迷いがちな事を知れるので、色々な人のブログを読む習慣を付けると新たな発見があるでしょう。
ブログを運営している留学生の中には、同じように留学を考える後輩をサポートするために質問フォームを設けている人もいるので、困った時はそこから連絡してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。
3. 大学の留学生向けページ
海外の大学には留学生向けの専用ページが用意されている場合が多いです。そのページを見ておくと大学がどれ位積極的に留学生を受け入れているのかイメージが掴みやすく、また準備において助けになる情報が書かれています。
私の場合は進学後にやっと大学の留学生向けホームページを読んだのですが、留学生向けの保険や病院の紹介や、留学生限定のサポートフォームなども開かれていて、渡航前に読んでおきたかったと思いました。
4. 留学エージェント
前述した留学エージェントですが、その運営スタイルは複数あります。
・出願から渡航まで幅広く代行、サポートしてくれるエージェント
・必要なフォームや情報のみを共有して実際の手続きは個人に任せるエージェント
・留学コンサルとして個人にあった進学先を一緒に考えてくれるエージェント
などです。
運営者に関しても、事業として会社単位で運営しているエージェントも、実際に大学を卒業した先輩が運営しているエージェントもあります。どのエージェントが合うかは個人の好みなので、まずは無料相談を複数受けてみて自分と相性の良いエージェントを選ぶと良いでしょう。
5. 留学生の講演会、交流会などのフェア
留学希望者向けのフェアは自分と同じ目標を持つ仲間を見つけたり、実際に留学を経験した先輩の生の声を聞けるので有益な情報収集の場です。
ある程度情報が集まると有識者に直接聞きたい質問や相談が発生すると思うので、それらを解決する場としても有効だと言えます。
6. SNS
留学情報を紹介している人や、実際に留学している学生のSNSを見るのも情報収集の一つです。
特に渡航条件やビザ取得の手続きに関しては常に更新され続けるため、自分で全てを追うのはかなり大変なので、それを通知してくれる発信者のSNSを見ると良いでしょう。
また各学部の詳しい情報を経験者から聞く事も、進学後の生活を想像する大きな助けとなるので、SNSを通じて先輩に質問してみるのも良い手段だと言えます。
国別学費・生活費・必要な成績の一覧表
同じ国でも地域や大学によってかなり変動するので、参考程度にお読みください。
1. アメリカ
年間平均生活費: 200万-
年間平均学費: 370-500万
出願に必要な成績: GPA2.0- (別途SATあり)
出願に必要な英語試験: TOEFL iBT61-100程度
2. カナダ
年間平均生活費: 95万-
年間平均学費: 100-290万
出願に必要な成績: 高校の成績が平均で3.8以上
出願に必要な英語試験: TOEFL iBT80-100点
3. オーストラリア
年間平均生活費: 85万-
年間平均学費: 100-380万
出願に必要な成績: 高校の成績が平均で3.5-4.0以上(直接入学の場合)
出願に必要な英語試験: IELTS5.5-6.5程度
4. イギリス
年間平均生活費: 110万-
年間平均学費: 275万-
出願に必要な成績: 高校の成績が平均で3.5-4.0以上(直接入学の場合)
出願に必要な英語試験: IELTS5.5-6.5程度
いかがだったでしょうか。留学情報は国、住む地域、時期によってかなり変わるので、自分自身で正しい情報を見つけてその情報の真偽を判断する能力が必須です。
その情報を元にして、自分の考える理想と実現可能な計画を組み合わせることが、海外大学留学を有意義なものとして成功させるカギとなるでしょう。
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日本の高校から海外に進出する方法についてのQ&A
2. 留学生のブログ
3. 大学の留学生向けページ
4. 留学エージェント
5. 留学生の講演会、交流会などのフェア
6. SNS
この6つが挙げられます。大まかな情報は留学情報サイトや大学の留学生向けのページで把握しておきましょう。細かいことは、交流会やSNSなどが便利です。また、留学エージェントを利用するのもおすすめです。