2023年3月24日 金曜日
留学マナビジン留学留学エージェント【語学留学vs正規留学】どちらの留学を目指すべき?留学別メリット・デメリット

【語学留学vs正規留学】どちらの留学を目指すべき?留学別メリット・デメリット

皆さんがまず留学を考えた際に、まず思いつくものが英語を学びに行く「語学留学」が多いと思います。海外で様々な国から来た人たちと英語力をあげるために、ネイティブ英語教師から英語文法や現地生活の文化について英語を交えて学ぶという形になります。

語学学校によってはTOEICコースやTOEFL、IELTS専用のスコアアップ講座を専門に開講しているところもあります。一方で、正規留学とは現地の大学生として、大学キャンパスに通い、現地学生や様々な学生とキャンパス生活を送ることを指します。

正規留学の場合は、一定の語学力がある前提での入学となる点が大きく違います。現地で学ぶものは英語ではなく、専門領域ですので、より高度な英語力が必要となるわけです。

日本の大学とは多少様相が異なり、大講義の後には必ず少人数でのディスカッションクラスが設けられています。現地学生や教授と議論をすることで、知識の吸収を行うと同時に、その授業態度も成績に反映されるケースも多いです。

語学留学と正規留学ではどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。実際にオーストラリアに語学留学をし、イギリスの大学院に進学した筆者がどんなアドバンテージがあるのか、苦労する点があったかを交えて解説していきます。

イギリス語学留学と正規留学の違いとは?

イギリス語学留学と正規留学の違い

短期・長期に関わらず現地で楽しく英語を学ぶ語学留学

語学留学の場合は、短期・長期に関わらずクラスメイト達と少人数で、自分のペースに合わせた英語学習をすることができます。

TOEIC, TOEFL, IELTSコースは一定のスコア取得を目指して、そのクラスが開講されているため、もちろんプレッシャーはありますし、その分厳しいコース内容となるでしょう。

しかし一般的な語学学校では初級、中級、上級とレベル分けされており、クラスのレベルに合わせてカリキュラムのもと、段階的に英語力を上げていく仕組みとなっています。学習速度や英語力の上下動に合わせて、クラスを移っていくというのが通常スタイルです。

語学学校で英語学習をするメリットとしては、自分にあったカリキュラムのもとで英語力を高めていけること、さらにクラスメイトのレベルも皆さんと似たレベルとなりますので、意思疎通が比較的図りやすいことが挙げられます。

多くの学校では、クラスについての面談やフィードバックを行っていますので、自分でクラスのレベルにあっていないなと思えば、クラスを変えてもらうことも可能です。柔軟であり、英語学習をする快適な環境に常にいることが語学学校のメリットでしょう。

また語学学校は午前か午後のみのクラスになるケースが多いです。1日4時間程度のクラスのあとはフリーとなること多いです。そのため、学校帰りにクラスメイトとランチやコーヒーを楽しみに行くこともできます。

もちろん勉強をしてもかまいません。自由時間が多くあるので、学校に缶詰となって英語学習をするだけでなく、現地の空気、文化にも触れて英語のシャワーを浴びることができます。

街中で聞く英語は学校や教科書で習う英語とは違いますし、生きた英語に触れていられる環境は非常に魅力的です。

イギリス語学留学ではネイティブに会う機会がない

イギリス語学留学ではネイティブに会う機会がない
語学留学のデメリットとして真っ先に挙げられることとしては、ネイティブと話す機会の少なさが挙げられます。語学学校は基本的に英語を学びにくる人たちのためのスクールですので、講師陣や学校スタッフ以外ネイティブはいません。

皆さんがホームステイを選択しているとすれば、ステイ先でネイティブスピーカーと触れ合う機会はあるでしょう。しかし、話し相手になってくれるネイティブスピーカーの数はさほど多くないと思います。

海外へ行って、ネイティブスピーカーの友達を作るんだ!と生きこんで語学留学をしてしまうと、思わぬ形でがっかりしてしまうかもしれません。

中には、現地でネイティブの恋人を作りたいと意気込む方もいらっしゃるようですが、学校生活でネイティブスピーカーと知り合える可能性は限りなく低いので、その実現は厳しいでしょう。

また語学留学にいらっしゃる方の多くは、英語力がネイティブスピーカーと対等に話せるレベルまで達していない人が大多数です。無論、英語を学びに来ているので当然のことです。そのためノリで友達までは作れても、恋人まで作ることは難しいのではないかと思われます。

もちろんそれをモチベーションに勉強をして、英語力を上げられる方もいらっしゃいますので、人それぞれでしょう。

しかし、街中でいきなりネイティブスピーカーに話しかけることや、サークル活動のようなものに参加するには、ある程度英語力の壁はありますので、苦労する点ではあると思います。

また、語学留学をする都市によっては非常に日本人や特定の人々に人気の地域があります、イギリスですとロンドン、オーストラリアですとシドニー、アメリカですとロサンゼルスとニューヨークといった具合です。

そのような地域では学校選びによっては、ネイティブスピーカーどころか東アジア圏(中国、韓国)のクラスメイトしかいなかったという事態もありえます。

実際に私の友人も、ロサンゼルスに語学留学した際は、20人のクラスメイトのうち13人が日本人で、残りが東アジア出身者というクラス構成だったということがありました。

英語力でクラス分けがなされるので、似たり寄ったりの国籍になることも多いのでこういったことは、語学留学のデメリットと言えるでしょう。

英語で専門を学ぶ正規留学

英語で専門を学ぶ正規留学
英語で専門を学ぶ正規留学のメリットは、やはり専門知識を外国で取得でき、学位といった目に見える形で証明できることです。語学留学と違い、正規留学では英語でネイティブスピーカーの学生や多国籍の留学生と同じ舞台に立ち評価されます。

英語がしゃべれることは前提であり、英語をツールとして駆使し、いかに専門知識をインプット、アウトプットしていくのかということが重要です。その中では実践的な英語力も必要とされますし、社交性もある程度求められます。

そのような環境下に身を置くことは、留学を終えた後の生活であっても生きるものですし、就職活動や転職活動においても大いに評価されるポイントといえるでしょう。

また日本では吸収することが難しい最先端の知識や、異なった知識について正規留学ならば触れるチャンスもあります。最新の科学研究やビジネスなど、そういった分野の人気が高いのも日本では得られないものがあるためと考えられます。

文化多様性や英語を駆使してものごとを成し遂げるということは、英語の学習段階ではやはり難しいものがあります。さらに正規留学者の場合は、日本の大学と同様に、学士論文、修士論文また博士論文の執筆まで行わなければなりません。

その道のりは非常に険しいですが、自分の成果物ができるという点は素晴らしいメリットといえるでしょう。その点正規留学者は人材市場においては価値のあるものとなってくるわけです。

もちろん注意点として、英語圏に正規留学すれば就職、転職がうまくいくわけではありません。しかし、その目的達成プロセスや厳しい環境に身を置いたことは評価されるポイントと言えます。

入学までも大変であり、入学してからも大変な正規留学

入学までも大変であり、入学してからも大変な正規留学
正規留学は英語を駆使して、現地での学位取得を目指します。この学位が取得できることが最大のメリットなのですが、これは同時に厳しく険しい道を乗り越えなければなりません。しかし、第一に考えてほしいことは、正規留学をするまでのハードルの高さです。

規定の語学力に達する必要があること、一定以上の成績を最終学歴で確保していること、志望動機書、職務経歴書、推薦人の確保といった様々な制約条件があります。語学力や志望動機書に関しては自分の力でなんとかなります。

もちろんそれも大変ですので、デメリットと考えてもよいくらいです。さらにすでに高校または大学を卒業して、正規留学を目指すことを決めた場合、過去の成績は変えることができませんので、途方に暮れなければならない可能性があります。

多くの正規留学先では、大学の成績でGPA3.0を要求しています。高校卒業から直接現地の大学に行きたい場合は、数か月から1年の準備学校への通学を勧められるケースもあります。またそこを修了したとしても、本講座への進学が保証されているわけではありません。

また推薦人の確保も非常に大変です。あなたの過去の素行や成績、性格などを把握している教育関係者から、推薦を最低でも1通はもらう必要があります。すでに社会人の場合は1通が教育機関、もう一通は職場からという具合になります。

さらに、その文面もすべて英語で書いてもらわなければなりません。自分の準備でも大変な状態の上に、協力者を探す必要もあり、さらにその協力者にも骨を折ってもらう必要があるのです。

この大変厳しい出願プロセスは大きなデメリットであり、このため大学留学や、大学院留学をあきらめたというかたも中にはいらっしゃるでしょう。また正規留学では入ってからも苦労します。

もし皆さんが大学で理系分野を専攻していたが、現地大学または大学院では、ビジネスを専攻したいと考えた場合、1から英語でビジネス知識の理解をして授業に臨まなければなりません。

日本語でわからないものを英語で学ぶとなった場合、日本語に訳したところで、わからないといったことにもなりかねません。実際に筆者は、政治系の学部を日本で卒業し、イギリスの大学院で経営学を学びました。

事前学習をしていかなかったものですから、すべてが新しく吸収するにしろ、覚えるにしろとにかく時間がかかります。さらには会計学の授業など文系街道まっしぐらであった筆者にはすべての単語が新しく、日本語に訳したところで理解不能という状態に陥りました。

またアメリカの会計基準に準ずる記事やブログはありましたが、イギリスの会計基準にのっとった日本語サイトはほぼありませんでした。またニュアンスも多少アメリカ英語と違いますし、言い回しも異なります。

こういった地獄をみることになる可能性は正規留学では頻繁にあります。この入学前、入学後の大変さに関しては苦行ともいえますのでデメリットとして挙げておきます。

大学生の場合は交換留学や派遣留学制度で両方取りも可能

大学生の場合は交換留学や派遣留学制度で両方取りも可能

もし皆さんが大学生の場合は、正規留学と語学留学の両方取りをできる可能性はあります。もちろん大学のシステムによりけりという点には注意してください。

例えば大学が海外大学と提携を結んでいる場合ですと、1年間の留学期間のうち3か月から6か月間は現地大学付属の語学学校で英語を学び、その後、現地正規学生と同じ授業で専門科目を学ぶという流れになります。

私の通っていた大学では派遣留学という形になっていました。正規留学と語学留学の両方取りともいえるこの制度ですが、残念なポイントとしては大学生のみこの制度を利用でき、大学をすでに卒業されている皆さんにとっては実現が難しいという点です。

海外生活に慣れるまでの期間を、語学学校で英語を学びながら過ごし、慣れたところで現地の学生に交じって専門課程を学ぶというのはまさに理想の形といえますよね。

社会人の皆さんが語学留学をした上で、現地の講義にも参加してみたいという場合は、大学付属の語学学校を選ぶとよいでしょう。現地大学も聴講生制度などを設けており、授業自体には参加することは可能ではあります。

しかし、開講されている授業の情報などを得ることはなかなか大変です。もし大学付属の語学学校に所属している場合は、常に大学側とも連携をとっておりますし、語学学校から正規過程に進む学生も多いので多くの情報をもっています。

そういった点を考えればより現地大学に近い大学付属の語学学校を選べばよいでしょう。

まとめ

イギリスの語学留学と正規留学のメリット、デメリットについて理解いただけたでしょうか?

もちろん語学留学には語学留学の良いところがありますし、正規留学でなければ味わうことができない醍醐味もあります。

自分がどのような目的をもって留学したいのか、どのような準備が必要なのかよく考えて自分の留学種別を決めてくださいね!

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マキ 英・中の翻訳家
マキ 英・中の翻訳家
アメリカ留学→英語・中国語の翻訳家

アメリカのミネソタ大学を政治専攻及び中国語・中国文学を副専攻で卒業いたしました。社会体制がどのように社会に影響を及ぼすかについて学んでいました。

アメリカで5年生活していたため、英語の翻訳(日英・英日)を専門としています。

また、大学卒業後に医療翻訳の仕事(海外主にアメリカからの有害事象を日本語に翻訳し、厚生労働省へ提出)に携わっておりました。翻訳の校正も可能です。TOEICは900点以上。

主にアメリカで使われる英語表現を、自身の留学エピソードも交えてご紹介します。

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