「海外で学びたい!」と思った時に、たいていの人は在学中の学校か留学エージェント経由を利用するでしょう。
しかし、約1年かけて英語力や学ぶ力を身につけて留学の準備ができる学校もあります。
それが、NIC International College in Japan(以下NIC)。
留学を希望する人の中には「NICって聞いたことはあるけど、大学なの?」「NICの入学偏差値ってどれくらいなのか知りたい」と思っている人が多いようです。
そこで今回は、NICにフォーカスして偏差値や学費、NICで学ぶ内容などを深掘りしていきますね。海外で勉強をしてみたい人の参考になれば幸いです。
目次
NIC International College in Japanの概要
→NIC International College in Japan公式HP
東京校・新宿キャンパス
住所:東京都新宿区新宿5-9-16
最寄駅:丸ノ内線・副都心線「新宿三丁目」駅 徒歩2分
都営新宿線「新宿三丁目」駅 徒歩5分
JR新宿駅 15分
電話:0120-059-055, 03-5379-5551
NIC大阪校・堂島キャンパス(併設 NIC高等部)
住所:大阪府大阪市北区堂島2-1-7
最寄駅:JR北新地駅・地下鉄西梅田駅・京阪電鉄渡辺橋駅 徒歩5分
JR大阪駅 徒歩10分
電話:06-4256-6925
NICは大学ではなく入学偏差値は存在しない
ここでは、NICが大学ではないことについてや、入学難易度について説明しますね。
NICは昔のアメリカの大学日本校で、現在は各種学校
「NICって大学なのよね」と思っている人もいるようですが、実際は大学ではありません。1年間で留学の準備をする「各種学校」であり、留学エージェントでもないのです。
NICは、海外の短大・大学・大学院などをきちんと卒業できるように導いてくれる場所なのです。
では、なぜNICが大学だと思われているのでしょうか。
その理由は主に2つあります。
1つ目は、前身が「ネバダ州立大学日本校」だったからでしょう。日本国内で、欧米大学日本校が開校ラッシュだったことがありました。同じ頃、ネバダ州立大学日本校も1988年から1994年まで運営されていたのです。
2つ目は、NICの正式名称に英単語が含まれているからです。
「NIC International College in Japan」と、College(カレッジ=単科大学)という言葉が入っているので、大学なのではと思う人がいるかもしれませんね。
NICの偏差値と入試難易度
NICは大学ではないので入試偏差値もありません。
しかし、形式的に「入学試験」はあります。入試の種類は「一般入試」の他にも、授業料が半額から10%割引になる「特待生入試」や「自己推薦入試」などがあります。
入試科目は、英語の筆記試験とグループ面接。「やる気はあるけど、英語力が全然無いから落ちるかな」と心配の方、大丈夫です。NICでは、英語力より「頑張り抜く意欲がある人」を求めている傾向にあります。
英語はNICに入って、たっぷりと学べば良いでしょう。
NICは東京と大阪に校舎がありますが、国内でも遠方だったり海外在住だったりする場合は試験を受けに行くのが難しい場合がありますね。そのような方のために、「オンライン入試」が設けられていますよ。
入試日程も何回もあるので、門戸はとても広く開かれていると言えますね。
NICでの学びは留学に有利〜1年間で「成功する留学」を準備
日本では、大学生より受験前の高校生の方が勉強をしているイメージがありませんか?
大学入試が難しく、卒業は比較的簡単なのが日本の現状です。同じ感覚で留学すると、かなり痛い目に遭いますので要注意。
海外の大学は日本と逆で、入学は簡単ですが卒業が非常に難しいのです。
勉強量も多く、深夜まで大学図書館が開いているところが多いと聞きます。ですから、いきなり渡航するよりも日本でしっかり準備しておけば留学が成功できる確率がグンと上がるわけです。
その後押しをしてくれる学校が、NICなのです。
それでは、NICでどのように学んでいくのかを見ていきましょう。
NICの年間スケジュール
NICでは4月末に入学式があり、2月ごろ修了します(秋入学の場合は9月入学・8月修了)。
授業は月曜から金曜まであり、クラスによって登下校時間が異なるようです。オリエンテーションやTOEFL ITPテストがあり、TOEFLのスコアでクラスが細かく分けられます。
生徒の英語力に合ったクラス分けを細かくすることで、個々の能力を伸ばしてくれるということですね。
授業スタイルは日本の学校のような「座学」とは全く違い、欧米の授業を意識して進められていました。まず、授業で先生がその日のトピックについてざっと説明します。
その日の宿題では、個々がそれぞれ英語サイトで調べてレポートを書くのです。このレポートを書き上げるのに、何時間もかかる人が大半。それまでPCをあまり操作したことがない人は、余計に時間がかかります。
しかし、留学先でもほぼPCを使うので、ここで慣れておけば留学生活がよりスムーズになりますね。
さて、次の授業では宿題レポートを基にしてディスカッションや発表をします。トピックの内容は、時事問題や環境についてが多かったようです。また、世界から見た日本の文化についても学びました。
定期試験があり、普段のレポートやクラスでの発言なども加味されて成績が付きます。
秋以降になると、ハイレベルのクラスでは大学の授業単位として認定される「科目」が始まります。「経済学」や「心理学」などを日本にいる間に英語で学べるので、留学の良い準備になりますね。
冬には、留学に必要な健康診断や学生ビザの取得などもNICで手配してくれます。留学準備に必要なことは山ほどありますので、その負担を軽減できることは大きいでしょう。
年度末に一定の成績(スコア)があれば、NICで修了の認定証がもらえて渡航という形になるのです。NICでの勉強はかなり厳しいですが、しっかりと勉強するクセが付きますよ。
もちろん、いつも勉強ばかりしているわけではありません。
バーベキューや遠足、秋には東京校と大阪校の生徒が一斉に集まり楽しむ合宿もあります。合宿は富士山麓で行われ、ちょうどハロウィンの時期なので仮装パーティも行われました。在籍性は皆とても仲が良く、とても充実した学校生活を送れるといいます。
NICのモットーは「ハードbut楽しい」で、まさにその通りの日々を過ごせそうですね。
NICの講師は熱い!知識が豊富
NICでは、英語ネイティブの先生が授業を行います。どの先生も指導に熱心で、知識の守備範囲がとても広いのだとか。
一流大学出身で、卒業後は世界各国で働いている先生が多く、経験も深いそうです。そのような先生と触れることで「自分も留学して頑張ろう」という気持ちがさらに高まるといいます。
Facebookでは頻繁にプライベート情報を発信してくれます。もちろんすべて英語ですので、SNSでのやり取りを楽しみながら英語力アップにもつながるでしょう。
NICの留学サポート体制
NICは留学エージェントではありませんが、個別に丁寧に留学校選択をサポートしてくれます。
秋から、学校紹介の説明会が生徒向けに行われます。海外から大学職員が大勢NICにやって来て、学校紹介をしてくれるそうです。紹介してくれる学校も欧米・アジア・オセアニアなど広範囲の地域に渡り、医学部への進学も。
英語圏の大学進学は、授業料や生活費に日本とは比較できない膨大なお金が必要です。
しかし、場所によっては比較的リーズナブルに抑えられるところもあります。そのような大学についてや、奨学金情報もNICのスタッフが丁寧に教えてくれますよ。
だいたい冬までには留学先が決まります。さらに、留学したその先の「就職」に関する情報も提供してくれます。世界中の一流企業で働いている先輩も多数おり、励みになりますね。
NICの学費は200万円と高額だが有益
1年間で留学に行けるように英語力などを身につける学びの場、NIC。
授業料はざっと200万円かかります。
これは、日本国内の私立大学理系学部(医学部は除く)の年間授業料とほぼ同額ですね。
かなり高い気もしますが、きめ細かい教育やケアをしてくれます。少人数制の授業をフルタイムで行なってくれることもあり、対価は見合っているでしょう。
入試の際に「特待生入試」にチャレンジすれば、授業料がいくらか割引になりますよ。
NICで学ぶことをおすすめする人・しない人や年齢層
ここでは、どのような人がNICで学ぶのに向いているのかということをアドバイスしていきます。
NICはこんな人にはおすすめできない
NICでの学びをすべての人におすすめできるかというと、そうではないでしょう。
NICの授業料は高額なので、留学に関係する費用を最小限に抑えたい人には勧められません。
海外在住期間が長い人や留学経験がある人は、自分で留学先を探せますよね。留学エージェントを利用して、手堅く準備をするのも良いです。
そして「留学準備に1年も待っていられない。今すぐ行きたい」と思う人もNICで学ぶという選択肢は消えるでしょう。
NICはこんな人にピッタリ!
やはりNICで学ぶ価値があるのは、英語力が十分に付いていない人でしょう。
授業だけでなく、日常生活もすべて日本語は使わないことになります。
ネイティブの英語は映画やドラマ以上にスピードが速いので、ベースの英語力が無いと聞き取ることさえ難しくなります。
また、「海外に留学経験がなく、いきなり外国での生活は不安だ」という人にもNICはピッタリ。
世界中にはすでにNICから留学している先輩もおり、経験談など生の留学情報を入手できます。
勉強だけでなく上下のつながりや同級生との横のつながりも強いNICで学ぶと、留学に関する不安はかなり軽減されるでしょう。
NICで学ぶ年齢層は10代からシニアまで!
「留学する人たちって、若い子ばっかりかな」と思っていませんか?
確かに、大半は10代後半から20代前半がNICに在籍しているようです。NICには高等部もあり、通信制高校と併用して一生懸命頑張っている人もいます。
しかし、中には40代以降や、シニア層でチャレンジするケースも少なくありません。留学に年齢は関係ありませんから、いつでも海外へ飛び立つ準備をNICが後押ししてくれますよ。
いかがでしたか?
海外の学校で数年間学ぶということは、なかなか大変なことでしょう。
しかし、入念な準備をして渡航すれば、より成功が確実になります。人生が大きく変わるチャンスがあります。ぜひ、留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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参考:NICのYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@NICandKyouhokai