あなたは今まで、英会話を身につけるために懸命に努力を重ねてきたけれども、残念ながら挫折した経験をもってはいませんか?
今でこそ英語教育関連の仕事に就いている私ですが、実は英会話の習得に失敗した過去があります。
しかも、たった一度きりではありません。
奮起して英会話の勉強を始めるものの、英語を流暢に話すには程遠く、「このまま続けていても無理だ」とあきらめ、何度も何度も途中で放り出しました。
「まずは発音が大事だから徹底して発音練習を繰り返すべきだ」と言われれば、発音の矯正に明け暮れ、「できるだけ多くの英語を聴くことが大切だ」と言われれば、寸暇を惜しんで多聴に取り組み、「多読こそが鍵だ」と言われれば多読用の教材をごっそり買い込んでは、夢中になって英文を追いかけたものです。
他にも、英会話をマスターするための人気アプリには一通り手を出しました。
TOEICをやれば「点数が上がるだけじゃなく、話せるようにもなる」と言われ、TOEIC対策にも取り組みましたが、ちっとも英語を話せるようにはならなかったのです。
もしかしたらあなたも、似たような経験がありませんか?
英会話習得までの道のりは、はるか遠く、先の見えない霧のなかをさまよっているかのような不安な感覚に陥ったことが、あるのではないでしょうか?
一方、周りを見渡してみると、見事に英会話を習得している人もちらほらと見かけます。
この違いは、いったいなんでしょうか?
才能の差でしょうか?
でも、ちょっと待ってください。私の事例を思い返してみると、英語ができない私よりもさらに成績の悪かった高校時代の友人が、今では私とは比べ物にならないぐらいペラペラと英語を話しています。
どうやら単純に才能の差で、英会話を習得できるかどうかが決まるわけではなさそうです。
では、本当の違いはどこにあるのでしょうか?
その答えは、実はとてもシンプルです。
「留学経験があるかないか」ただそれだけなんです。
英会話上級者の大半は留学している
「留学すれば英語を話せるようになる」と聞いても、ピンとこない方も多いかもしれませんね。
「留学しても英語ができない人はたくさんいるよ」といった声が聞こえてきそうです。
たしかに、留学することで誰もがすぐに流暢に英語を話せるようになるわけではありません。
しかし、留学経験があることは、英会話上級者の大半に共通する事実であることも、たしかです。
たとえば人材会社のダイジョブ・グローバルリクルーティングが、英語力がビジネスレベル以上(TOEICスコア735点以上)の日本人ビジネスパーソン300名を対象に「英語の習得に関するアンケート調査」を実施したところ、最も役立った英語学習手段として「海外留学および長期滞在」をあげている人が58.3%もいました。
このデータのポイントは「海外留学および長期滞在」300人に聞いたわけではない、ということです。TOEICスコア735点以上の人たちに聞いたにも関わらず、約6割が海外経験があったのです。
また、マナビジンが英会話中級者以上160人を対象に「どうやって英会話を身につけたのか?」を聞いたアンケートにおいても、76%の人が「留学またはワーホリ経験がある」と答えています。
これらの統計は、英会話習得に成功した人の大半は留学経験をもつことを物語っています。
つまり、「留学しても英会話ができるようにならないから無意味だ」ではなく、事実は「留学しなければ、まず英会話を習得できない」ことを、はっきりと示しているのです。
もちろん、留学は英会話習得の絶対的な条件ではありません。留学することなく、英会話を身につけた人もいます。
マナビジンの統計に基づくならば、留学を通して英会話をマスターした7割を超えるグループと、留学せずに英会話を習得した3割弱のグループに分けられます。
問題は、どちらのグループに属した方が、英会話をマスターできる可能性が高いかです。
片や7割以上、片や3割未満ですから、その答えははっきりしています。留学した方が、はるかに英会話を習得できる可能性が高いのです。
実際のところ、あなたの身近にいる英会話の達者な人に、留学や海外在住経験があるかどうかを、ぜひ尋ねてみてください。
ほとんどの人が留学、もしくは海外に長期滞在した経験をもっているはずです。
あるいは、あなたが今取り組んでいる英語学習法があるならば、その学習法をすすめているインフルエンサーに、留学や海外在住経験があるかどうかを調べてみてください。
ほとんどの英会話上級者がその経験を持っていることに、きっと驚かれるはずです。
留学すると、なぜ英会話力が伸びるのか?
では、なぜ留学することで英会話力が目覚ましく向上するのでしょうか?
24時間、ずっと英語に取り巻かれた環境に身をおくことで、技術的にも英語力が伸びることはもちろんですが、それだけではありません。
留学によってもっとも大きな刺激を受けるのは、実はモチベーションです。
留学してみると、自分が現在もっている英語力で、どの程度通用するのかが、次第にわかってきます。
自分にとって本当に必要な英語力とは何かが、具体的に見えてくるのです。
留学という、かけがいのない実体験を通してつかんだ課題は、ステレオタイプに「発音・多読・多聴・英作文」などがもっとも重要だと訴える従来の英語学習法とは、一線を画します。
最優先すべき課題が留学によってあぶり出されるため、万人受けする英語学習法ではなく、あなたの英語力を確実に伸ばせる学習法を見つけられるのです。
さらに、「英会話を習得すれば人生がどのように変わるのか」も、単なる知識としてではなく、肌感覚としてつかめるようになります。
そうなると、なんとしても英会話力を身につけたいというモチベーションが、ふつふつと湧き上がってくるものです。
英語力を引き上げる具体的な方法を見つけるとともに、モチベーションは最高潮に達しているのですから、まさに鬼に金棒です。
だから留学から帰国したあなたは、英語に目覚めてバリバリと勉強するようになります。
留学前に、霧のなかを手探りで学習を進めていた頃とは、明らかに異なります。留学後のあなたは、学習する一つひとつのことに意味を見いだせるようになるため、学習効率も桁違いに上がります。
海外で実践した経験がある人とない人では、同じ勉強でも受け取る情報に大きく差がでます。
留学の効用は、かくも大きいのです。
英会話を真剣に身につけたいと思うのであれば、ぜひ留学を検討してみてください。
留学を通して「外に出て英会話にふれてみる」こと、そして「理想と現実のギャップを感じる体験をする」ことが、英会話習得において何よりも重要なのです。
英会話習得は留学日を決めると、すべてうまくいく!
夢だった英会話習得がぐっと現実的に近づく瞬間、それは留学日を決めたときです。
留学日が決まれば、留学を成功させるために真剣に英語学習に取り組むようになるからです。
明確な目標に向かって学ぶのと、具体的な目標がないまま曖昧な動機付けで机に向かうのとでは、学習効率に大きな差が生まれます。
さらに、「留学日を決める」とモチベーションは爆上がりします。
留学日を決めた瞬間から、英会話習得までのレールが敷かれ、高いモチベーションに支えられながら、確実に英語勉強を進められるようになるのです。
そうして実際に留学が始まれば、英会話の成長率が急激に伸びることは、指摘するまでもありません。
そして留学後も、すでに説明したように今までとは比べものにならないほど英語学習に身が入るようになります。
この好循環のスタート地点は、言うまでもなく「留学日を決めた瞬間」です。
つまり、具体的に留学する日を決めれば、あなたはその日から最短で英会話を習得できる、ということです。
その最初の一歩は、カウンセラーと「留学」について相談することです。
実際に留学エージェントのカウンセラーと話をして、仮でもよいので行きたい国を見つけ、留学する日を決めましょう!それが英会話成功の近道です。