「仕事で英語を使わなきゃいけないけど、どうやって勉強したらいいの?」
社会人になって、英語を使うことになった人は多いと思います。ほとんどの人は英語を学ぶ機会は中学・高校だけで、しかも英会話なんてしたこともない人も。
そんな中、突然仕事で英語なんて、どうしたらいいか戸惑いますよね。私も過去同じでした。社会人になるまで英語を使う機会なんて皆無。
社会人で初の同僚は外国人で、戸惑いながらも必死に勉強し、10年以上かけて英語を習得しました。今では、世界中の人と仕事をしています。
3社の外資系を経て、15年以上英語を使って仕事をしています。英語学習を始めたころは失敗の連続。外国人に英語で怒られながら習得しました。今では世界中の人と仕事をしており、会社でも英語を使った業務で評価いただいています。
本記事では、一から英会話を勉強する人に向けて、筆者の経験をもとに学習法を紹介します。私が試した学習法で効果のあったものをランキング形式でお届けしますね。
特徴やメリット・デメリットも記載するので、自分にあった学習法が簡単に探せますよ。
社会人が英会話を必要とするきっかけ
初めに、社会人が英会話を始めるきっかけを紹介します。
1位:仕事で英語が必要になった
2位:海外旅行で使いたい
3位:今後のキャリアアップのため
4位:外国人と英語で交流したい
5位:趣味で英語を楽しみたい
*PRIME TIMES調べ
「仕事で必要になった」が1位でした。
英語は習得に時間がかかります。労力がかかるものは、仕事という強制力が働くと本腰になる人が多いのでしょう。
英会話独学法ランキング紹介
本題です。こちらの章で、英会話独学法のランキング5選を一挙に紹介します。
★★★★★
2位:外国人の友人を作る
★★★★★
3位:英会話、オンライン英会話
★★★★☆
4位:シャドーイング
★★★★☆
5位:趣味で覚える(洋画、洋楽など)
★★★☆☆
6位:TOEICの勉強をする
★★★☆☆
7位:リスニングCD
★★☆☆☆
それぞれ詳しく解説していきますね。
1位:実際に仕事で使う ★★★★★
第1位は、実際に仕事で使うことです。実践で鍛える、という意味合いですね。
簡単にメリット・デメリットを紹介します。
・仕事をしながら一番実務に近い英語が学べる
・仕事中は時間制限関係なくずっと英語漬けにできる
デメリット
・最初のとっかかりが勇気が出にくい、ハードルが高い
私も仕事で英語を習得しました。
社会人まで英語を使う機会は一度もなく、社会人になって突然、英語で外国人と仕事することに。毎日必死だったのを覚えています。
しかし、1日に何度も同じ人と英語で話すうちに、慣れからその人とは英語で話すことができました。これが私の英語学習のスタートです。何年もかかりましたが、話せる人を増やしていき最終的に英語をマスターできました。
仕事で英語を使うメリットは、自分が詳しい「仕事」という内容を話すので、英語が聞き取りやすいことです。
業界ごとに専門用語があります。専門用語を英語で覚えておけば、大体の内容は理解できるのです。
また仕事をしていると、たくさんの人と関わります。人それぞれ使う単語が違うので、「こんな単語使うんだ」と勉強になることも多いです。私自身、そうやって人の真似をして語彙の数も増やしていきました。
デメリットもあります。いきなり仕事で英語を使うのは怖いですよね。
私は過去にたくさんの失敗をしてきました。相手の英語が聞き取れず一方的に話し続けたり、外国人から英語で怒鳴られたり。
でも、今ではその経験があるから、生きた英語を習得できたと思っています。
2位:外国人の友人を作る ★★★★★
2位は外国人の友人を作る、です。
私は趣味で武道をやっています。通っている道場が有名なため、世界中の練習生が道場に出稽古に来てくれました。
・仕事の同僚という間柄ではないので、親しみやすい
デメリット
・自分から飛び込まないと、会話に参加できない
・外国人にプライベートで知り合う環境が少ない
友人となるとプライベートの関係性なので、仕事のようにシビアな話は一切ありません。フランクに話せるので、その点が楽ですね。友人という間柄なのでお金を払う必要がなくコスパが良い、というか無料です。
英語以外にも、外国の文化を学ぶこともできます。
言葉を聞くのも重要ですが、海外の文化を知ることで、より会話しやすくなる場合もあります。文化は本などでは学びにくいので、外国人の友人を作ることで一気に習得が可能です。
デメリットとして、なかなか外国人とプライベートで出会う機会がないことです。そのため、自分から新たな環境に飛び込む勇気が必要でしょう。しかし探せば、外国人と知り合う場面は多いです。
ネットで調べるとさまざまな出会い方が掲載されているので、一度調べてみてください。
3位: 英会話、オンライン英会話 ★★★★☆
3位は英会話です。オンライン英会話も含まれます。
あなたの身近な人も、オンライン英会話をやっていませんか?英会話の学習と言えば、最近はオンライン英会話が主流でしょう。私も英語力向上として、英会話もオンライン英会話も習いました。それぞれメリット・デメリットがあるので、紹介します。
メリット
・実際に会って外国人と話すので、外国人との会話に慣れやすい
・身振り手振りなど、言葉以外の海外のカルチャーも学べる
デメリット
・通うのが面倒、月額も1万円以上するが受講は週に一度
【オンライン英会話】
メリット
・月額が数千円とコスパが良い
・毎日受講できる
デメリット
・画面上の会話なので、言葉以外の要素でコミュニケーションができない(身振り手振りなど)、そういった意味では初心者には少しレベルが高い
英会話もオンライン英会話もそれぞれ特徴がありますね。
英会話・オンライン英会話ともに、「このおかげで英語が話せるようになった!」とはないりませんでしたが、特にネイティブと話すことに慣れました。
慣れることで、外国人に前向きに話すことができます。そうなれば英語を使うことが苦じゃなくなるので、1位の「仕事で英語を使う」の補助的な学習としても最適でしょう。
4位:シャドーイング ★★★★☆
4位はシャドーイングです。シャドーイング自体知らない人のために、シャドーイングの紹介です。
【シャドーイングとは?】
聞いた英語を瞬時に口に出し、リスニング・スピーキングを同時に鍛える学習法。発音よく英語を口から発することで、発音も養える。最初は簡単な英文を見ながら行い、徐々に見ないで口から発するようにする。2週間ほど同じ文章をずっと学習することで、その文で出てきた単語は全て聞き取れるようになり、スピーキング・発音もレベルが向上する。
・聞いて話す、と同時に行うので主にリスニング力が短期間で劇的に上がる
デメリット
・声を出すので、一人じゃないとできない
リスニングに伸び悩んだとき、シャドーイングという学習法を知りチャレンジしました。最初は、中学1年レベルの英文でも難しかったです。しかし、ひたすら2週間ほど続けると自然とできるようになりました。
様々な文章でやってくうちに、どんどんリスニング・スピーキング・発音が向上してきます。
シャドーイングのさらに優れている点は、慣れるとどの教材でも学習できることです。私は今でもシャドーイングをやりますが、教材は無料のリスニングラジオ(BBCのPodcast)を使っています。
ただ声を出すので、どうしても一人の空間でないと学習できないです。人前でやると変な人と思われるので控えましょう。
5位:趣味で覚える(洋画、洋楽など)★★★☆☆
5位は興味のあることで勉強することです。
そもそも、私が最初に英語に触れ合うきっかけは洋楽でした。「洋楽をうまく歌えたらかっこいいな」という単純な想いから、洋楽を丸暗記して歌っていました。
趣味で覚えることのメリット・デメリットを解説します。
・興味のあることから始めるので、楽しくできて長続きする、学習が苦にならない
デメリット
・分野が仕事と遠いことが多いので、仕事で使える英語よりもプライベートで使う英語に知識が偏る
例えば、歌で英語を学習するメリットとして、発音がよくなります。発音は軽視されがちですが、外国人からの信頼獲得に必須の項目です。
日本語で考えると腑に落ちますが、カタコトの日本語を話す外国人に対して、自分のプライベートなことも含め伝えようと思わないですよね?
理由は、発音が悪い人は言語スキルが低いと潜在的に思われてしまうからです。
少々脱線しましたが、趣味で英語に触れ合う最大のメリットは、学習が苦になりにくいことです。理由は、趣味は「楽しい」と思う瞬間が多いので、継続できやすいからです。
ジャンルは何でもいいですよ。一見英語に関係なさそうでも、英語と掛け合わすことは可能です。
例えば、「釣り」。英語は関係なさそうですが、海外の釣りのYoutube動画を見れば英語になります。
このように英語に関係なさそうなジャンルでも、海外に枠を広げれば英語が出てくるので、興味があればやってみてください。
6位:TOEICの勉強をする ★★★☆☆
6位はTOEICの勉強です。TOEICの勉強は直接英会話には繋がりませんが、学習する過程で英会話に使える知識が身につきます。
・正しい文法が学べる
・語彙も学習できる
デメリット
・スピーキングは学習しないので、英会話自体のレベルは上がらない
私はあまり文法や語彙を重要視しませんが、仕事で正しい文法が必要な場合があります。
それは、上の役職の人やお客様と会話するときです。
アメリカ人の同僚にもアドバイスされましたが、自分より立場が上の人には、丁寧な英語を使わないと失礼にあたります。英語に敬語はありませんが、丁寧な表現はたくさん存在するので、丁寧な表現が必要です。
特にTOEICは、ビジネス英語がメインなので、勉強するとビジネスで使える表現をたくさん学べておすすめです。
7位:リスニング教材 ★★☆☆☆
最後にリスニング教材です。英語学習を始めるとき、最初に思いつく学習法じゃないでしょうか?
通勤のときなど、すきま時間に聞くだけなので手軽ですよね。
メリット・デメリットを解説します。
・一番手軽にできる、教材も安く済む
デメリット
・聞き流しになるので、頭にほとんど定着しない
・スピーキングも上達しない
私はリスニング教材については否定的です。何個も試しましたが、一つも効果はありませんでした。
理由は、聞くだけなので集中しきれないためです。どうしても右から左に抜けていっちゃうんですよね。もちろん人の性格にもよるので、合う人もいるかもしれません。しかし私の周りでリスニング教材をおすすめする人は一人もいないです。
リスニング教材と一言で言ってもたくさんあります。
【リスニング教材の例】
・印象的なセリフで覚える
・特殊な周波数で頭に定着させる
・同じ文を速度を変えて何度も聞いて覚える
私は上記の全てをやりましたが、どれも効果はありませんでした。
ただ何もしないより、「すきま時間に少しでも」というのは大事なことなので、余裕がある人は補助的な意味でやってみるのはおすすめです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
まとめです。
1位:実際に仕事で使う ★★★★★
メリット
・仕事をしながら一番実務に近い英語が学べる
・仕事中は時間制限関係なくずっと英語漬けにできる
デメリット
・最初のとっかかりが勇気が出にくい、ハードルが高い
2位:外国人の友人を作る ★★★★★
メリット
・仕事の関係性ではないので、親しみやすい
・友人という関係性なので、気持ちが楽
デメリット
・自分から飛び込まないと、会話に参加できない
・外国人にプライベートで知り合う環境が少ない
3位:英会話、オンライン英会話 ★★★★☆
【英会話】
メリット
・実際に会って外国人と話すので、外国人との会話に慣れやすい
・身振り手振りなど、言葉以外の海外のカルチャーも学べる
デメリット
・通うのが面倒、月額も1万円以上するが受講は週に一度
【オンライン英会話】
メリット
・月額が数千円とコスパが良い
・毎日受講できる
デメリット
・画面上の会話なので、言葉以外の要素でコミュニケーションができない(身振り手振りなど)、そういった意味では初心者には少しレベルが高い
4位:シャドーイング ★★★★☆
メリット
・聞いて話す、と同時に行うので主にリスニング力が短期間で劇的に上がる
デメリット
・声を出すので、一人じゃないとできない
5位:趣味で覚える(洋画、洋楽など)★★★☆☆
メリット
・興味のあることから始めるので、楽しくできて長続きする、学習が苦にならない
デメリット
・分野が仕事と遠いことが多いので、仕事で使える英語よりもプライベートで使う英語に知識が偏る
6位:TOEICの勉強をする ★★★☆☆
メリット
・正しい文法が学べる
・語彙も学習できる
デメリット
・スピーキングはほぼ学習しないので、英会話自体のレベルは上がらない
7位:リスニングCD ★★☆☆☆
メリット
・一番手軽にできる、教材も安く済む
デメリット
・聞き流しになるので、頭にほとんど定着しない
・スピーキングも上達しない
英会話の学習法はたくさんあります。
英語学習は人によって合う合わないが激しいので、紹介した以外でもあなたに合う学習法はあるかもしれません。
今回は、私が経験し効果のあった学習法として7つランキング形式で紹介しましたが、自分に合うと思った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?
もう一つ、英会話で重要なのは「継続すること」です。理由は、英語は短期間で習得できないからです。
スポーツと同じく、毎日コツコツ積み上げていかないと、成長しません。
時には壁にもぶつかります。英語は右肩上がりの曲線では成長せず、階段状の成長曲線を描くため、途中で必ず壁にぶつかるのです。私も何度も挫折しそうになりました。そのたび学習法を見直して改善し、10年以上かけて英語を習得しています。
最初は腰が重いし、途中で挫折もしますが、続けていれば英語は必ず習得できます。
諦めず少しずつがんばってくださいね!
その他、独学英語勉強法はこちら
→独学英語勉強法一覧
英会話の独学法に関するQ&A
2位:海外旅行で使いたい
3位:今後のキャリアアップのため
4位:外国人と英語で交流したい
5位:趣味で英語を楽しみたい
となりました。仕事で使う方が英語を学び直すようですね。
2位:外国人の友人を作る
3位:英会話、オンライン英会話
4位:シャドーイング
5位:趣味で覚える(洋画、洋楽など)
6位:TOEICの勉強をする
7位:リスニングCD
です。英会話は実践が一番なので、実際にどんどん話すことで覚えられます。また、外国人の友達を作ることも有効です。その他、シャドーイングや映画やドラマなどを利用すると楽に覚えられます。
・仕事の同僚という間柄ではないので、親しみやすい
デメリット
・自分から飛び込まないと、会話に参加できない
・外国人にプライベートで知り合う環境が少ない
友人という間柄なのでお金を払う必要がなくコスパが良いです。しかし、日本にいてはなかなか外国人の友達が見つからないのがデメリットでしょうか。