「英語コンサルタントってどういう仕事なの?」
「必要な英語力は?他にどんなスキルが必要?」
「英語コンサルタントの求人はある?」
英語を活かせる仕事を探していると「英語コンサルタント」のお仕事を見つけられます。ですが、実際にどのような仕事をするのかわからないですよね。
英語コンサルタントは英語の先生と同じだと思われがちですが、ただ英語を教えるだけではありません。
本記事では英語コンサルタントの仕事内容や求められるスキル・英語力をまとめました。仕事内容がわかるだけでなく、英語コンサルタントを募集している企業も紹介していますので是非ご覧ください。
目次
英語コンサルタントの仕事内容
英語コンサルタントのお仕事は、英会話を教えるだけでなく、英語の習得に向けた全体的な学習をサポートすることです。
生徒一人ひとりに専属のコンサルタントがつき、生徒の英語力を分析したり、課題を発見し解決策を提案したりします。
英語コンサルタントは生徒が目標を達成するために多角的にサポートしますが、目標を達成したらサポートが終わるわけではありません。
英語学習に終わりはないため、目標を達成したあとでも自発的に継続して英語学習を続けられるようにサポートする必要があります。
企業によって英語コンサルタントの仕事内容は異なりますが、一例を紹介します。
- カウンセリングで生徒の英語力を分析し、課題を見つける
- 一人ひとりの課題に合ったカリキュラムの作成
- 毎日のオンラインサポート
- 面談や対面トレーニング
英語コンサルタントに求められる英語力やスキル
英語のプロである英語コンサルタントにとって英語スキルは必要不可欠です。
しかし、英語コンサルタントになるためにどのくらいの英語力が必要なのか、また英語の他にどんなスキルが必要なのか気になりますよね。
英語コンサルタントに求められる英語力に加えて、その他必要なスキルを紹介します。
① 求められる英語力は企業によって異なる
英語コンサルタントは英語のプロなので、ある程度の英語力が必要です。しかし、実際に求められる英語力は企業によって異なるため、次の表を参考にしてみましょう。
企業例 | 応募条件 (TOEIC) |
PROGLIT | TOEIC最低800点相当以上 海外への留学経験 |
TORAIZ*トライオン株式会社 | TOEIC800点以上 |
PROGLITとTORAIZの応募条件にはTOEIC800点以上と記載されていますが、目安であって絶対条件ではありません。
② ロジカルシンキング(論理的思考能力)で根拠のある解決策を見つける
英語コンサルタントに求められるスキルに「ロジカルシンキング」が挙げられます。
生徒の悩みや課題を見つけて、最適な解決策を提案するために論理的に考えられるスキル、つまりロジカルシンキングが必要です。
生徒は悩みを解決したくて依頼しているのに、根拠や理由もなくただ闇雲に提案していては英語力が伸びず、生徒も満足できません。
確実に生徒の悩みを解決し英語力を上げるためにも、論理的に考えて根拠のある提案をできるようになることが大切です。
ロジカルシンキングについておすすめの本は、こちらになります。
③ コミュニケーションを通じて相手の悩みを追求する
論理的に考えた解決策を、わかりやすく相手に伝えるには「コミュニケーション力」が必要です。せっかく適切な解決策が思い浮かんでいても、伝える力が備わっていなければ、相手は理解できません。
また生徒の中には、「問題点を自覚していない」あるいは「何となく把握しているけれど上手く表現できていない」といった生徒もいます。生徒が悩んでいるもの、求めているものを深く探るためにも、会話の中から相手の悩みを正しく把握できる力が必要です。
わかりやすく伝えるだけでなく、相手の悩みを追求するためにも高いコミュニケーション能力を身につけましょう。
コミュニケーションに関するおすすめの参考書籍はこちらです。
→聞く力心をひらく35のヒント
英語コンサルタントの給料
仕事をするとなれば、仕事内容の他に給料も気になりますよね。英語を使う仕事は給料が高いといったイメージがある中、英語コンサルタントの給料はどれくらいあるのでしょうか?
企業によって異なりますが、英語コンサルタントの給料を表にしているので参考にしてください。
企業名 | 給料 |
PROGLIT | 月給28万〜35万円 年収例) 入社1年目/25歳/月給28万+賞与/400万円 入社1年目/27歳/月給31万+賞与/480万円 |
TORAIZ *トライオン株式会社 *中途採用のみ募集(2022年9月8日現在) |
月給24万〜28万円 年収例) 入社2年目/27歳/460万円 |
厚生労働省が発表した『令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況』では、大学卒20〜24歳の給料はおよそ23万、大学卒25〜29歳は26万ほどでした。
厚生労働省の発表内容と比べると、大きな違いはないが少し高めだと考えられます。
勤める企業先によって発生する給料額は異なるため、企業の採用ページで確認したり問い合わせたりして確認しておきましょう。
英語コンサルタントの1日の働き方
英語コンサルタントはどのような働き方をしているのでしょうか?
それぞれの会社によって勤務スタイルは異なりますが、英語コンサルタントは午後からの出社が多い傾向がります。
企業名 | 就業時間(例) |
PROGLIT | 12:30〜21:30 |
TORAIZ | 平日…12:30〜21:15 土日…9:15〜18:00 |
午後からの出社が多い理由は、生徒が時間調整しやすいようにしているためです。
多くの生徒は、昼間は学校に行っていたり、会社に勤めていたりするため時間を作れません。夜は昼よりも自由な時間があるからこそ、午後以降の出社にしている企業が多いのです。
英語コンサルタントの職場環境
英語コンサルタントの職場環境はアットホームな雰囲気であったり、グローバルな環境であったりとさまざまです。
例えば、PROGRITの1次面接では「社員が一緒に働きたいと思うかどうか」が合格基準になっており、社員のことも考えている職場だと言えます。
TORAIZの掲げている理念は「社員がHAPPYでなければ、会社が存在している意味がない」です。
企業によって職場環境は異なりますが、どの企業も社員を大事にしている環境だと言えるでしょう。
英語コンサルタントを実際に募集している会社
企業によって新卒枠があったり中途採用のみだったりとさまざまですが、英語コンサルタントを募集している企業は複数あります。
最後に、英語コンサルタントを募集している企業を4つ紹介します。
企業名 | 新卒募集 | 中途採用 |
PROGRIT | ◯ | ◯ |
TORAIZ *トライオン株式会社 | × | ◯ |
Bizmates | × | × |
本記事で紹介した企業のほとんどは、英語コンサルタントを募集しています。しかし、TORAIZは新卒の募集枠を設けていないため注意しましょう。(2022年9月9日現在)
また本記事で紹介していなかったBizmatesは新卒・中途の募集を行っていませんが、「業務委託」として英語コンサルタントを募集しています。
「正社員になる前に、一度英語コンサルタントとしての経験が欲しい」
「在宅で英語コンサルタントとして活動したい」
上記のような方は、一度Bizmatesも調べてみましょう。
→Bizmates公式ホームページ
まとめ
本記事では、英語コンサルタントの仕事内容や求められるスキルなどを紹介しました。
英語を教えるだけでなく「どうしたら英語力が上がるのか」を考え抜く必要があります。
それぞれの生徒に応じたカリキュラムを作成し、英語に苦手意識がある人の手助けをしましょう。