このコーナーではフィリピン留学をした方の体験談をご紹介します。
今回のセブ島留学生
・お名前:A.S
・ご年齢:31
・ご職業:経営者
・通われた語学学校:アーグス(AHGS)
・留学滞在期間:1か月(2017年)
1,この学校を選んだ理由
お金をかけずに行ける0円留学をやっていたので選びました。
2,フィリピン留学前に準備してきた事
特に英語の勉強などは留学に向けてやっていませんでした。露出控えめの服装とお薬だけ準備しました。
3,実際留学してみて準備が足らなかった事は?
辞書を忘れてしまったので、現地でアプリを取得しました。
Wi-Fi環境が悪かったので、現地で接続できるお店を調べて、必要なときにはそこまで行っていました。しかし日本のようには便利でなく、なかなか繋がらなかったりしたので、事前に環境を調べておけばよかったと思いました。
4,学校の施設について
学校が用意している部屋のタイプは基本はルームシェアなのですが、プラスの料金を払えば一人部屋にできたのでそちらを選択しました。お部屋自体は比較的きれいで生活しやすい環境でした。
ですが外からよく見えてしまう部屋だったので、常にカーテンや窓を閉め切っていなければならず、お部屋が常に暗かったのが不便でした。町中も含めゴキブリが多いので、お部屋でも出ました。慣れるまではきつかったです。
学校お教室はひとつのお部屋に生徒30名、先生30名が入る大きさで、レッスンはマンツーマンのため、それぞれのテーブルが仕切られている作りでした。そこに先生と生徒が対面で座るかたちです。
ここの学校の生徒の特典として、提携しているマッサージ店のマッサージが常に30%で受けられるので、毎日のように通っていました。
学校が入っている建物には、他にも会社が入っているオフィスビルになっていましたので、そこの食堂を生徒も使えるようになっていました。しかし衛生面的に少し不安だったので、食事の多くは外で済ませることがほとんどでした
5,選んだ授業のカリキュラム内容と感想
ライティング、リーディング、スピーキングの授業を1日4コマほど取りました。1コマにつき50分の授業で10分の休憩を挟みます。
0円留学の場合、授業の他にコールセンターでの仕事をしなくてはいけないので、授業と仕事のスケジュールは予め決められたものに従うシステムでした。(授業がない日はフルで8時間働きます)
1か月担当の先生はずっと同じで、内容はテキストに沿って進められます。スピーキングの授業では、テキストのテーマやそこに出てくるストーリーに沿って先生が質問を投げてくれるので、それに自由に答えていく方法でした。
希望すれば先生を変えることは可能だと思いますが、私は担当してくださった先生が全員とても良かったので、変えることなくずっと同じ先生でした。
スピーキングは英語で質問してくるのをテキストのテーマにそって、そのストーリーについて話す感じです。先生たちはフィリピン人ですが、フィリピンの英語はイギリス英語に近いと感じました。アクセントなどは全く気になりませんでした。
6,最もためになった授業は?
文法の授業が最もためになったと思います。英語だけで説明を受けることが初めてだったので、日本で勉強していた時には気づかなかったことなど、新しい発見があったり、細かいニュアンスも理解することができました。
また、英語のテキストなので予習もしっかりやらないといけない点も、結果的にとてもためになったと思います。
7,周りの環境、治安の様子
町の治安はとても悪く、日本人は特にトラブルに遭うことが多いようです。
私自身には何も起こらなかったので良かったのですが、ひったくりや恐喝などがあると聞きました。実際に私がステイしている間にも、留学生の日本人が歩いているときに後ろから来たバイクにバッグを取られそうになり、そのまま引きずられたという被害が発生していました。
日本人だけの学校だったので日本人が多く、恰好などはなるべく目立たないように気を付けていました。
バスは頻繁に通っているし、近くにはショッピングモールもあるので周りの環境は快適でした。海のほうまではタクシーで行けます。
8,日々の食事内容
朝食は食べず、ランチはローカルフードを食べに行っていました。主に揚げた魚や豚肉を煮た料理が多かったです。中でもシシグと呼ばれる料理がとてもお気に入りでよく食べていました。
ディナーも同じようにローカルフードを食べることが多く、それが1番安くておいしかったです。
探せばイタリアンなどもあったかもしれませんが、ローカルフードだと1食100円くらいで済みますし、その物価の安さに慣れてくると1食600円くらいでも高く感じるようになってしまうもので、あまり色々なお店に行くことがなくなりました。
おやつは元々あまり食べないのでお菓子はよくわからないのですが、30円のソフトクリームをよく食べていました。
お水は飲めないのでコンビニで買うか、学校のウォーターサーバーを利用していました。食事でおなかを壊すことはなかったのですが、中には海鮮料理を食べた際にエビであたっていた人もいました。
9,インターネットの環境について
つながらないし遅いので、快適に過ごすにはポケットWi-Fiが必要です。
10,この学校の最大のメリットを教えて下さい。
お金をかけないでいいことです。
11,私が考えるフィリピン留学を成功させるコツ
日本語ばかりの生活にならないように、現地の生活になじんで楽しむことが大事だと思います。とはいえ、クラブなどで現地の人にやたらと接触するのはやはり少し治安的な面で怖いので、そこは細心の注意が必要です。
きれい好きな人だと、現地の環境になじむのに時間がかかってしまうかもしれません。排気ガスなど空気も悪いので、マスクが必須です。現地の人ですらハンカチを顔に当てていたりします。
そのせいで肌荒れもすることがありますので、その対策も考えておいた方がいいと思います。
12,その他
もし0円留学をするのでしたら、仕事はかなりきついので覚悟したほうがいいです。
また、留学に来ている人は個性的な人が多く、人間関係のトラブルもよく耳にしましたので、あまりそういったところに関与しないようにして、楽しいことや勉強に集中するのが1番です。
またリゾート地として知られるセブですが学校があるのは海からは遠く、リゾート生活が楽しめるわけではないので、初めの2週間くらいはホームシックになったりすることもあるかもしれません。
でも、留学に来ている人たちは目標を持ってきている人が多く仲間意識があるため、支えになってくれる友達もたくさんできるので、乗り越えられると思います。
長期間滞在する人は少ないので、あっという間に離れ離れになってしまいますが、親友と呼べるような友達にも出逢えて、帰国してから再会することもできました。
日本に帰ってきてからは、AirBnBなどで留学の経験を活かしながら、また留学仲間に会える日を楽しみにしている日々を過ごしています。