今回は英作文を書く際に役立つフレーズやイディオムを紹介したいと思います。
英作文や大学受験を控えた高校生、論文を書く大学生、ビジネスのプレゼンやメールなど、すぐにでも使えるベーシックな表現ばかりです。
この機会にしっかりと頭に入れて、実戦で使えるようにしていきましょう!
英作文の最初の書き出し、立場の表明、反対意見、強調、結論付けなどまとめました。
英作文で使えるフレーズ集
意見や立場を表明する
<私は〜だと思います>
I think that ~
・自分の意見を表現する時に一番よく使われる表現です。作文や小論文と同じく、何回も使ってしまうと文章が稚拙になってしまうため、同じような意味のフレーズを使いながら自分の主張を述べるようにしましょう。”I believe that~” や“I feel that~” も同じように使うことができますのでこの機会に覚えるようにしましょう。
私は中学生はスマートフォンを持つべきではないと思います。
<私は〜に賛成です/反対です>
I agree with / disagree with ~
・自分の意見が賛成か反対かを表現する際に使います。
公立学校での携帯電話の使用を許可することについて賛成します。
彼女は私の意見に反対でした。
<私は原則的には〜に賛成です/反対です>
I agree with / disagree with ~ in principle.
私は原則的にはその条例に賛成です。
ただ単に賛成や反対を表明するだけでなく、主張を少し和らげる伝え方をすると英作文のクオリティもグッと上がると思います。”partly” 「部分的に」、”basically“「基本的に」という単語を覚えておくと便利です。
<私の意見は〜です>
In my opinion~
・自分の意見をストレートに伝える場面で使うことができます。”My opinion is〜 ”も同じ意味で使えます。
私の意見では、この問題は私たちが認識しているよりももっと深刻なものだと考えます。
対比・反論を表現する英作文フレーズ
<しかしながら>
However,
・前の文で述べた逆のことを伝える際に使用します。
これはその問題に対する一つの可能な解決策だが、他にも解決策はある。
上記の ”however” は逆接の用法で用いられるため、カンマが必須です。 “however” は多くの場合は文頭にきますが、文中で使うことも可能です。逆接の用法で使用する時には文頭でも文中でもカンマを忘れないようにしましょう。
<実際には〜>
In fact~
・具体的事実をさらに付加したり、すでに述べた事実を補強する際に使います。
実際のところ、これはとても興味深い話です。
<一方では〜>
On the other hand, ~
・直前の内容について、別の視点での見方や意見を述べる際に使用できます。
一方、異なる意見もあります。
<正直なところ〜>
To be honest,
・あまりよくないことを指摘する際に使われることが多い表現です。
正直なところ、私はこの政策には反対です。
<そうは言っても>
Having said that ~
・何か意見を述べた後で「反対」または「対照的」なことを言うためのつなぎ言葉として使われます。
これは決して手頃な価格ではありません。そうは言っても、そのシステムを適用することが現時点では最良の解決策です。
<それに反して/対照的に>
By contrast
・主に2つのことを対比したい時に役立つフレーズです。
お兄さんとは対照的にあなたはとてもおしゃべりですね。
<それにもかかわらず>
Yet
・接続詞としての “yet” は「〜にもかかわらず」という際に使えます。
この研究は彼女の学説が首尾一貫していることを示していますが、まださらなる検証が必要です。
情報の比較や、譲歩を導く英作文フレーズ
<なんとしても>
By all means
・文頭、文中、文末に置かれ、肯定文で使用される場合は「なんとしても/必ず」の意味になりますが、否定文で使用される場合は、「決して〜ない/絶対に〜ない」のように否定を強調する表現になります。
なんとしてでも失敗は避けなければなりません。
決して彼の能力を見くびってはなりません。
<比較すると>
In comparison with
・前述の表現と比較する際に使用します。
昨年に比べると、父の会社は頑張っています。
<もちろん〜だが〜>
Of course ~ but ~
・「もちろん」と、いったん別の主張を認めつつ、自分の意見を通そうとする「譲歩」の表現です。
もちろん最善を尽くしたのでしょうが、もう一度挑戦することもできたはずです。
<疑いなく〜/きっと/確かに>
No doubt,
・「譲歩」の文を伴って使われることが多いです。”No doubtly” も同じ意味です。
きっと彼女は成功するでしょう。
自分の主張について理由をたてて説明する場面でよく使われる英作文フレーズ
<まずはじめは>
First of all,
・説明の最初の部分でよく使われます。 “First,” も同様に使うことができます。
まずはじめに言いたいことですが、私はこれに満足していないということです。
<現在では>
Presently,
・この時、この期間といった「現時点」というニュアンスを表現したい時にぴったりです。
現在、作業が中断しています。
<そもそも>
In the first place,
・物事の発端や根本的な原因などを取りあげたり改めて何かを言いたい時に使います。
そもそもあなたはその場所にいるべきではありませんでした。
<2つ目に>
Second,
・最初の説明の後、2つ目の理由を説明する際に使います。
二つ目に、このデータをお見せしましょう。
<次に>
Next,
・”Second” 同様、最初の説明の後に使います。
次にこのグラフをご覧ください。
情報の付加や例文を用いて自分の主張を強調する英作文フレーズ
<加えて/その上>
In addition,
・さらに説明を付け加える時に使用できます。
彼はオリンピックで金メダルを獲得しました。その上、銀メダルも手に入れました。
<さらに>
Moreover
・直前に書いたことに対して、更に別のことを付け加えようとするような時に用いられます。
昨日は寒かったですが、雨まで降ってきました。
<そのうえ>
Furthermore
・“Moreover” とよく似ていますが、”Moreover”よりも改まった表現の時に用いられることが多いです。
この家は素晴らしいです。その上最高の場所にあります。
<例えば>
For example
・具体例を提示する際に使用できます。
例えばスイスには3つの公用語があります。
For instance
・”for example” と同じように使うことができますが、”for instance” の方がよりフォーマルな印象です。”for example” がいろいろな例を想定して使用できるのに対し、”for instance” は基本的には特定の事例を述べますが、違いはほとんどなく、基本的にはフォーマルな場面で使うものとして頭に入れておきましょう。
例えば、多くの人は小学校でアルコールは体に悪いと習っています。
<〜によると>
According to ~
・具体例の情報源を紹介することで説得力のある文章になります。
彼女の話によれば、彼は無実です。
<〜でなければ>
Unless~
・仮説の文章を提示し、根拠をより確かなものにする時に使用します。 “unless” そのものが否定の言葉であり、「条件」を示します。また、”unless”以下の文章では、will を使う未来形は使用できません。あくまでも「条件」を指し、未来の話をしているわけではない、ということを忘れないようにしましょう。
一生懸命勉強しないと、試験には合格しないでしょう。
明日雨が降らなければ博物館へ行きます。
結論を導く英作文フレーズ
<結局のところ/まとめれば>
All in all,
・結論をいう時に使える表現です。
結局のところ、募金は成功でした。
<結論としては>
In conclusion,
・こちらも結論を導くのに便利なフレーズです。
結局のところ、海外で働きたいのであれば英語を勉強する必要があります。
<要するに>
To sum up
・「要約する/まとめる」といった意味になります。”give a summary” と似た意味になります。
私の調査をまとめると、死刑は廃止されるべきだと考えます。
今回は英作文作成で役に立つ表現をシーンに分けて紹介しました。英語は繰り返しのインプット、アウトプットが上達の鍵です。よく使われるフレーズばかりですので、この機会にしっかりと頭に入れておきましょう。
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