ヒルトゥガン島海洋保護区
セブで「海遊び」と聞くと、皆さんはどこで遊ぶことを思い浮かびますか?
今ではオスロブが有名ですね。そう、ジンベエでお馴染みのアノ場所です。
ダイバーでなくてもご存知の方は多いのではないでしょうか?
ダイバーの方でしたらモアルボアルでしょうか?
でも、なんと言っても、おすすめNo.1はヒルトゥガン島!
ヒルトゥガン島の海洋保護区側をボートから撮った写真です。とても綺麗ですね。
旅行ガイドブックにも載っている、昔からとっても有名な島なんです。
国際空港のあるマクタン島からボートでたったの30分。
そこにヒルトゥガン島があります。この島の北西側が海洋保護区(禁漁区)になっています。元々、魚影が濃かったポイントですが、早い時期から保護が進み、今でもとっても素晴らしいポイントとして有名です。
ここはベテランダイバーも唸らせる魚影の濃さ、そしてサンゴが綺麗です!
そのサンゴの周りには小さな熱帯魚たちがキラキラと輝いています。
浅いところも素晴らしいので、スノーケリングやアイランドピクニックでも有名ですよ。
なぜ有名なのか?
魚影が濃く、サンゴが綺麗なのはもちろんですが、それにもまして、大型の魚が群れています。綺麗なうえ、迫力満点なポイントです。
世界でも珍しく「ロウニンアジ」が群れて、その迫力は圧巻。
ロウニンアジは、アジの仲間の中でも最大種です。「アジ」と名前は付いていますが、大きさも、見た目も普通のアジとは大きく異なります。
大きいものは1.5メートルにも達します。ロウニン(浪人)と名前が付いている通り、通常は1~2匹でいることが多いのですが、ここヒルトゥガン島では、大きな群れをなしています!
これは世界でもとっても珍しいことです。
大きな魚が群れている場所は、概して水の流れが早く、上級者向けのダイビングスポットとなる事が多いのですが、ここヒルトゥガンは、とても穏やか。また、水深も5メートルくらいに魚が群れていることが多いです。
そんな浅いところにいますので、体験ダイビングやシュノーケリングでも見ることが出来てしまいます。すごいですね。
ヒルトゥガン島のロウニンアジです。ロウニンアジが群れるダイビングスポットとてもは珍しいです。
こちらはその時の動画
ロウニンアジの他には、ツバメウオの群れが圧巻です。
大きいものは全長50センチにも達し、形状はスペード型を寝かせたような形です。
この、平べったいツバメウオが群れていると壁のようです。
ヒルトゥガンのツバメウオです。壁のように群れているツバメウオは圧巻です。
その時の動画です。
ヒルトゥガン島は大きな魚ばかりではない
大きな魚ばかりの説明をしてきましたが、面白くて小さな生物、ダイビングではマクロと呼ばれる小さな生物も、ヒルトゥガン島の魅力の一つです。
「日の丸」のような丸い背びれを持つ「ニチリンダテハゼ」。
日本ではほとんど見る事ができない魚です。他にはカラフルなウミウシなどもいっぱいいますよ。
日本ではほとんど見ることのできないニチリンダテハゼ。テッポウエビと一緒にくらしています。可愛いですね。
また、地形はダイナミックな崖になっています。
ダイビングではこういった水中の壁をドロップオフと呼んでいます。
陸上であれば、ドロップオフにいると頑張ってしがみついていなくてはいけませんが、水中は無重力なので、崖の横を泳ぐことができます。
ドロップオフの横を泳ぐということは、真下には何も無い状態。
空を飛んでいるような感覚です。陸上では味わえない、とってもすばらしい感覚です。
旅行プロの方にも大好評!
先日、フィリピン観光省とセブ旅行業協会などで主催するセブ視察旅行が行われ、ダイビングは当店で担当しました。日本で働く、旅行会社の方々、9名様にご参加頂きました。
旅行のプロの方にヒルトゥガン島がどのように映るのか、楽しみだったのですが、予想通り、大満足していただけました。
当店のサービスにも満足してもらい安心したのですが、それよりも、ヒルトゥガン島の素晴らしさに、驚いていらっしゃいました!
体験ダイビングでもロウニンアジを見る事ができ、その他に、ツバメウオの群れ、そして、『ニモ』の仲間であるクマノミを何種類も見ることが出来、とても満足してもらえました。
今回視察で来ていただいた旅行会社の方たちです。とても感動していただけました!魚が多すぎて顔が隠れちゃいました。。。
潜られた皆様全員に、驚いて&喜んでいただける『ヒルトゥガン島』ってすごいです!
国際空港の近くでこれだけのポイントがあるセブって、やっぱりスゴイと再認識してしまいました。
まだヒルトゥガンに行ったことのない方は、ダイバーでない方も含め、なるべく早く行ってみてください!
満足すること間違いなしですよ。
エダサンゴの上にテンジクダイがごちゃっと群れています。
動画での様子はこちら
エメラルドグリーン・ダイビングコーポレーション
代表 竹谷 六未
→エメラルドグリーン公式サイト