新型コロナウイルスの影響により、現在日本国内では外出の自粛、まして海外への留学は難しくなってしまいました。
そこで、海外の学校が提供を始めた新しい留学のカタチが「オンライン留学」です。
文字通り、留学をインターネット上で完結できる留学スタイルです。日本の自宅にいながらも、在宅で海外留学と同じ効果を得ることが可能です。
この記事ではオンライン留学とは何か、メリット・デメリット、おすすめオンライン留学スクールをご紹介します。
オンライン留学とは
オンライン留学の概要
オンライン留学は、自宅から海外の学校の授業を受けられる新しい留学スタイルです。海外留学の代わりとしてだけでなく、日本での国内留学や海外研修の代わりとしても注目を集めています。
自宅にいながらZoomやSkypeなどのアプリを使って授業を行うことで、実際の海外留学と同じ勉強時間を確保し、同じ効果を得ることが可能です。
平日朝から夕方まで授業があり、復習は必要ですし、宿題も出ます。授業カリキュラムも、1コマ50分が基本で生徒のレベルや希望に合わせて、学校が授業をカスタマイズしてくれます。先生も基本的に固定なので、オンライン英会話とは全く別のスタイルです。
日中にまとまった時間が取れないという方は、短時間のコースや夕方以降受講できるコースもあります。
現在は英語の語学学校が多いですが、韓国語や中国語のレッスン、また海外大学進学用のプログラムや海外就職用の専門スキルを提供している学校もあります。
・海外留学を考えていたけど、コロナで行けない
・短期間で英語力を一気に向上させたい
・独学やオンライン英会話の勉強では物足りない
・留学費用を抑えたい
スケジュール・1日の時間割
オンライン留学では、実際の海外留学と同じ授業時間・勉強時間です。1日8時間の授業、そして宿題や復習が+2時間ぐらいは必要なので、1日に10時間前後は英語の勉強をします。
例えば1ヶ月留学の場合、平日だけでもなんと220時間(22日×10時間)になります。ちなみに、土日も外にでかけて、実戦形式で英会話の練習をする方も多いです。
これはオンライン英会話との大きな違いの1つです。オンライン英会話の場合は、1日25分が一般的、中には2コマ受ける方もいますが、仮に平日1コマだけなら、週に2.5時間で月に10時間。留学とは、20倍以上の差があります。コマ数を増やしたり、自習をしても大きな差があります。
1点、時間割で注意していただきたいのが「時差」です。
日本と主な都市の時差(冬時間)
都市 | 日本との時差 | 8時-17時は日本時間だと何時? |
---|---|---|
フィリピン | -1時間 | 9時-18時 |
ロンドン | -9時間 | 24時(前日)-9時 |
トロント | -13時間 | 20時(前日)-5時 |
ニューヨーク | -13時間 | 20時(前日)-5時 |
ロサンゼルス | -16時間 | 17時(前日)-2時 |
ハワイ | -18時間 | 15時(前日)-24時(前日) |
シドニー | +3時間 | 12時-21時 |
例えばロンドンの学校の場合、仮に現地朝8時にスタートだと日本時間では夜中の24時スタートとなります。日本と欧米では時差が大きいので、必ず授業の時間を確認するようにしましょう。
フィリピンの学校の場合は、そもそも1時間しか時差がないことと日本人向けに合わせているため、心配いりません。
費用
オンライン留学(欧米) | オンライン留学(フィリピン) | 欧米留学 | フィリピン留学 | |
---|---|---|---|---|
1週間の総費用 | 2-7万 | 2-7万 | 20-30万 | 15-25万 |
1ヶ月の総費用 | 1-15万 | 1-15万 | 40-60万 | 30-40万 |
必要な費用 | 授業料 | 授業料 | 授業料、宿泊費、航空券・海外保険代、ビザ代 | 授業料、宿泊費、航空券・海外保険代、ビザ代 |
オンライン留学は海外留学の費用を比べると、同じ授業時間であっても大体半額以下から1/3と大きな差があります。オンライン留学の場合は、現地宿泊費や海外渡航に関わる費用が一切必要ないためです。
またフィリピンと欧米の語学学校では、一見同じ料金であっても、授業数や内容(マンツーマン授業の有無)などに違いがあります。詳しくは各学校の内容を比較してみてください。
他の英語学習方法との比較
海外留学との比較
オンライン留学 | 海外留学 | |
---|---|---|
1週間の授業時間 | 5-40時間 | 30-40時間(フィリピン留学) 20-30時間(欧米留学) |
期間 | 1-24週 | 1-24週 |
月額費用 | 1-15万円 | 25-40万円(フィリピン留学) 35-50万円(欧米留学) ※渡航費・宿泊費等込み |
向いている人 | ・海外での生活に不安がある ・渡航にかかる費用を節約したい |
・実際に直接授業を受けたい ・海外での異文化も体験したい |
海外留学と比べると、オンライン留学はほぼ同じ授業内容・カリキュラムです。実際の留学生を受け持つプロの講師がオンライン留学の授業を担当します。
大きな違いは生活面です。オンライン留学では海外渡航しないので、現地の生活の心配はなく、航空券や海外旅行保険代はもちろん必要ありません。現地での滞在費もかからないので、留学の勉強量は保ちつつ、費用を大幅に抑えることができます。
オンライン英会話との比較
オンライン留学 | オンライン英会話 | |
---|---|---|
1週間の授業時間 | 5-40時間 | 1-7時間 |
期間 | 1-24週 | 1ヶ月〜 |
月額費用 | 1-15万円 | 0.5-1.5万円 |
授業予約 | 不要、学校でカリキュラム作成 | 必要、自分でカリキュラム作成 |
向いている人 | ・確実に英語が話せるようになりたい ・オンラインでの勉強は続かなそうで不安 |
・留学の前後に英会話の練習をしたい ・英会話を毎日少しずつ楽しみたい |
自宅で受けられる英語レッスンと言えばオンライン英会話がメジャーです。名前は似ていますが、完全に別のものです。
オンライン英会話は月契約で勉強をずっと続けるものですが、オンライン留学では「留学」の名の通り、期間を決めてその期間内で集中して勉強します。そのため授業数で言えば10倍の差がありますし、講師のレベルや授業スケジュールなども異なります。
もう1点オンライン英会話との大きな違いは、「留学」と言う言葉が入っている通り、学校によりますが外国人生徒とのグループクラスがあるということです。
授業を通して、外国人はどのような考えを持っているのか知るチャンスですし、実際に友達になることも可能です。ただし実際の留学と同じく、時差も少ないアジア(韓国、台湾など)の国籍の人が多いです。
オンライン留学 5つのメリット
■そもそも留学のメリットとは?
留学は何が良いかというと、英語の勉強を、生活の優先順位1番に持ってくることが可能な点です。
そうすることによって決められた留学期間は多くの方が挫折することなく、英語勉強に触れることができます。また、これだけ大量の時間英語に触れることになるので、一気に英語脳に切り替わる点もポイントです。
逆にオンライン英会話は留学に比べて、同じ成果を出すためには長く勉強しなければなりません。加えて優先順位が英語ではありませんので、日本語脳のままです。効果が出るまで時間かかるため、途中でやめてしまう方が多いのです(たとえ力が着実に上がっているとしても!)。
1. プロ講師に教わることができる
オンライン留学は語学学校や大学が運営しています。対面で授業を行なっているプロの先生ですので、実際の留学と同じレベルの授業を受けることができます。
一般的なオンライン英会話の講師は定期的にトレーニングを受けていません。ゼロではないですが、採用後に数日行うのみです。そもそも正社員ではなく登録制で、自宅で授業を行っているのでトレーニングをする機会がほとんどないからです。一人ひとりの先生にそれぞれトレーニングをしていたら、今のような安い英会話は成り立ちません。
雇用も安定していないため、それぞれの先生の定着率は語学学校の先生たちに比べれば、明らかに低いです。人気の先生が予約できない、という問題も発生しています。
その点、オンライン留学は語学学校の現場で教えている先生で、学校がそもそもプロの先生を確保しています。先生たちは授業がない時は研修をし、質の高い授業を展開できるように備えているのです。
講師は固定制でなので、オンライン英会話のように毎回違う先生で挨拶から始まるというような時間の無駄もありません。
2. 生徒のレベルや要望に合わせてカリキュラムを作ってくれる
実際の海外留学と同じく、オンライン留学でも生徒のレベルに合わせて担当の先生がカリキュラムを作成し、授業を展開してくれます。日本人スタッフに勉強の仕方など、悩み事を相談できるようなシステムを作っている学校も多いです。
そのようなシステムの何が良いのでしょうか!?
それは生徒の長期的な計画やスポットの試験など、ニーズに合わせて、授業展開ができることです。
週1回の駅前英会話教室やオンライン英会話は全てが単発になりますので、その生徒の中長期的な英語計画を実行するにはやや不安定です。毎回同じ先生が同じ時間帯に授業を空けているかは分かりませんし、その予約が取れるかもわかりません。
それに対して、オンライン留学であればその生徒を担当する全ての先生が、生徒が決めたゴール設定、授業の新着状況、生徒の英語力の進展を共有します。先生も生徒も迷うことなく学習を行えるはずです。
3. スケジュールを固定できる
オンライン英会話では、自分の希望する時間に予約して授業を受けることができます。しかし毎日予約を取り続けないといけないこのスタイルはデメリットでもあり、続かない人が多いのも事実です。
「ルーティーン化しづらい」のです。つまり、毎回授業終了後に自分で次の予約を入れないといけないため習慣化しづらく、サボってしまったり、勉強続けることが難しくなってしまいます。
しかしオンライン留学では、授業時間が固定され、さらに先生も学校側で決めてくれます。そのため習慣化が容易です。
もう1点、オンライン英会話を受けている方は毎回先生を選ぶために、時間をかなり使っていませんか?
中々決断できない方は、実際に累計すれば相当な時間を「先生選び」や「教材選び」に費やしている人もいます。時間がもったいないですよね。
一方オンライン留学では、先生は決まっており、授業時間やテキストも決められているため、無駄がありません(苦手な人がいれば担当を変更することも可能)。ルーティン化していますから、途中でリタイヤすることなく、英語の勉強を続けることができます。
4. リアルな海外留学に比べて安い
学校に支払う留学費用は、安いと言われるフィリピン留学と比べても半分以下で済みます。宿泊費用が必要ないからです。
さらにフィリピンへの渡航費、保険代、現地での生活費なども含めれば、1/3ぐらいの金額でフィリピン留学と同じ授業数を受けることができます。欧米留学に比べれば更に安く収まります。
5. 異国での生活の心配がない
海外留学をするとなれば、その間は留学先の国で勉強しながら生活することになります。
楽しさもある反面、やはり慣れない異国での生活はストレスや気疲れをする人も多いので事実です。食事や衛生面での心配や、特にコロナ禍の今は「もし海外で病気になってしまったら」と不安に感じる人も多いと思います。
しかしオンライン留学では、日本のご自宅から授業を受けますので、そういった生活環境の心配は皆無。勉強にのみ集中することができます。
オンライン留学 3つのデメリット
1. 金額がオンライン英会話に比べると高い
それぞれのスクールの料金については、後半の「おすすめオンライン留学スクール」でご紹介しますが、オンライン英会話に比べると金額は高いです。
上記でご紹介したようなメリットが含まれていますし、そもそも授業数に10倍近い差があるので、当然と言えば当然です。語学留学と同じように短期間で集中して勉強したい方には、むしろコスパは良いです。
「毎日短時間でいいので英会話を楽しみたい」「留学後の英語力を維持したい」という方は、低価格で勉強ができるオンライン英会話が良いと思います。
2. 街中で英語を使う体験ができない
海外留学の場合、授業時間以外でも街中で英語を使って現地の外国人とコミュニケーションをとることができます。
例えば、レストランで注文したり、寮のガードマンスタッフとお喋りをしたり、授業で習った英語を講師以外にも試せるのが、海外留学のメリットです。
また多国籍な学校なら、土日は日本人以外の生徒と遊びに行くこともあります。その場合のコミュニケーションは英語です。海外留学で仲良くなる友達は一生の友だちになる事も少なくありません。
特に欧米留学では比較的自由な時間が多い分、自分で積極的に午後、街中に出かけることで様々な体験ができます。
オンライン留学ではあくまでオンラインですので、五感の全てで体感できる海外留学に比べると、一度に受け取る情報は少ないです。簡単にいえば聴覚と視覚。残りの3つは海外留学で手に入るものですので、この点は海外留学に比べた場合のデメリットといえます。
しかし国際交流の点においては、外国人の生徒とも話す機会が作れるようにグループクラスや、授業時間以外に自由にオンラインで話せるルームを提供している学校もあります。
授業という枠内ではありますが、積極的に他の生徒との交流を図ることで、外国人の友達を作って英語で話すことは可能です。
3. 基本的に平日毎日、留学なので途中で休みがない
オンライン留学は平日1日最低3時間から8時間ぐらい、英語学習にコミットしてもらう形になります。
コミット型の英会話学習といえばライザップイングリッシュやプログリッドなどが有名ですが、あちらはどちらかというと、自習スケジュール+コーチングのスタイル。社会人は日々の仕事をしつつ英語学習にも力を入れるパターンです。いわば優先順位でいうと「仕事」があって次に「英語」という形です。
また、オンライン英会話は空き時間に勉強する、いわゆる隙間学習的な役割です。毎日コツコツ学習することで英語を習慣づけることが出来るのが強みです。日々変動するスケジュールに合わせて、最適な時間に英語が学べます。
オンライン留学はそれらとは異なり、海外留学のように英語自体を第一優先におきます。そのため、留学までとはいきませんが、以下のオンライン留学を開催している学校のスケジュールを見ればわかるように、かなり多くのものを犠牲にして英語勉強をする必要があります。
オンライン留学 学校の選び方
1. 留学の目標を設定する
まずは、何を勉強したいのか、1日にどのぐらいの時間を勉強に当てられるのかを明確にしましょう。
例えば英語であっても、総合的な英会話能力か、またはTOEICやIELTSなどの資格試験対策、英語+ITなどの技能、海外大学進学のための勉強など多岐にわたります。
さらに1日に何時間勉強時間を確保できるかを確認してみてください。基本は平日月曜から金曜で1日に8コマレッスン、つまり8-17時または9-18時などのほぼ丸1日のコースです。ただし、半日コースや夜間、週末だけの短期コースもあるので丸1日は難しいという方でも留学できます。
申し込み前に「無料体験授業」を用意している学校もあります。
学校や仕事がある方は難しいですが、英会話が最短でできるようになるには、おすすめは1日8コマです。授業数が多いのはもちろんですが、1日のうちほとんどを英語漬けにすることで「英語脳」を構築しやすくなります。留学の1番のメリットが、この英語脳の構築です。反対に半日コースや週末限定コースでは英語脳の構築が難しく、英会話の習得には時間がかかります。
2. フィリピンと欧米の学校の違いを知る
フィリピン | 欧米 | |
---|---|---|
1週間の授業時間(うちマンツーマン) | 5-40時間(2-40時間) | 5-30時間(0-10時間) |
1ヶ月の総費用 | 1-15万 | 1-15万 |
時差 | ほぼなし | 大きい |
ネイティブ授業 | なし(フィリピン人) | あり |
フィリピンと欧米の英語学校の主な違いを表にまとめました。
1. フィリピンはマンツーマン、欧米はグループ授業メイン。
フィリピンの学校はマンツーマン授業がメインで、1日に1,2コマ他の生徒とグループ授業を含む場合があります。一方欧米の学校はグループ授業がほとんどです。一部の学校は、マンツーマン授業を含みますがかなり高額となります。
効果的に英会話のレベルを上げたいという方にはマンツーマン授業、すでに中級レベル以上の方でディスカッションやプレゼンスキルを他の生徒と会話する中で磨きたいという方は、グループ授業がおすすめです。
2. フィリピンは時差はほぼなし、欧米は時差があるので日本時間で真夜中から授業スタートの場合あり。
時差についてはスケジュールのところでご紹介しましたが、フィリピンは日本と比べて-1時間なのに対し、欧米は-9〜-18時間の時差があります。
フィリピンの学校の場合は1時間なので問題ありませんが、欧米の場合には学校は日本人にとっては真夜中授業スタートとなります。申し込みの前に授業時間は時差も考慮に入れて確認してください。
3. 同じ授業数でも、フィリピンは欧米に比べ約半額。
フィリピンは欧米に比べると物価や人件費が格段に安いので、授業料にも反映されています。一見同じ料金であっても、授業数、特にマンツーマン授業かどうかを計算すると、フィリピンの学校は欧米の半額以下のところが多いです。
フィリピンの場合はネイティブ講師ではないという点が気になる方は、一度学校の公式HPで講師紹介のYouTubeなどの動画で確認してみることをおすすめします。HPで見つからない場合は、学校に問い合わせの際聞いてみてください。
どうしてもネイティブ講師にこだわりたい方は、欧米の学校をおすすめします。ただし、ニューヨーク、カナダ、イギリス、オーストラリア、ハワイそれぞれ訛りはありますので、事前に確認されることをおすすめします。
オンライン留学 申し込み方法
海外留学の場合、申し込み方法は大きく分けて2つ、「学校直接申し込み」と「留学エージェント経由」があります。
オンライン留学は、現在はほとんどの学校で「学校直接申し込み」がメインとなっています。
理由としては、以下のことが挙げられます。
1. 生活環境(宿泊施設、立地)の相談の必要がない
2. 海外への渡航が必要ないので、現地でのトラブルの心配がない
3. 2020年コロナ禍で始まったばかりのため、留学エージェントが学校公式HP以上の情報は持っていないことが多い
さらに、質問などがあれば学校に直接問い合わせた方が早く、確実な回答を得ることができます。フィリピンの学校の場合は日本人スタッフがいますので、日本語での問い合わせと申し込みが可能です。仮にエージェント経由で申し込んだ場合も、学校直接申し込みと料金は一緒です。
欧米の学校は日本人スタッフがいないことが多く、英語でのみの問い合わせや、またはエージェント経由のみの場合もあります。
オンライン留学 必要なもの
必要なもの1:WEBカメラ付きのPC
WEBカメラ付きのPCは必須です。必須としていない学校もありますが、音声だけの通話とお互いの顔が見えるテレビ電話では、勉強のしやすさが全く違います。授業中は先生とのテレビ電話画面、チャット、テキスト(PDFやWEBページ)の3つを表示する必要がありますので、PCがあった方が良いです。スマホやタブレットでの受講もおすすめできません。
お使いのPCにWEBカメラが内蔵されていない場合は、Amazonで1,000円ぐらいから外付けのWEBカメラを購入できます。画質はそこまで重要ではないので、安いものでも大丈夫です。部屋が暗い場合には、良いカメラかライトを用意するとノイズが少なく綺麗に映ります。
必要なもの2:マイク付きイヤホンかヘッドホン
授業を行ううえで音質はとても重要です。PCの内蔵スピーカーとマイクだと、周囲の音を拾いやすく集中しずらいです。昔のiPhoneについてきた白い有線のイヤホンなどでも十分ですので、内蔵スピーカーとマイクではなくイヤホンかヘッドホンを用意しましょう。
Bluetooth接続の無線タイプは遅延があるものもあるので、事前に確認してみてください。
必要なもの3:インターネット環境
オンライン留学はインターネットでテレビ電話を用いて授業を行うので、インターネット環境の確認も行いましょう。
上り下り(写真の②③)の速度はテレビ電話だけなら、5MB/sが安定して出ていれば問題ありません。テレビ電話だけなら最高画質のフルHDでも3MB/sあれば足りますが、PCは自動的に様々なアプリの通信を行うので少し余裕が必要です。
テレビ電話で一番重要なのは、Ping(写真の①)です。
Pingとは応答速度のことで、最近5Gのメリットでよく聞く「レイテンシが小さい」とほぼ同じ意味です。インターネットで通信する時、ネットワークに接続してサーバーが応答してから上り下りの通信が始まります。よってこのPingの値が大きい場合、上り下りの速度が十分でもテレビ電話ではタイムラグが生じることがあります。
Pingは、固定回線の光ファイバーならまず問題ありません。大きいことが多いのが、ドコモやAUなどのLTEの携帯電話回線や、一部のケーブルテレビの回線です。WIMAXも携帯電話回線なので同様です。目安としてPingが50ms以上の場合は、事前に体験授業などでタイムラグの問題がないか確認することをおすすめします。
スピードテストはこちらで計測できます
→Speedtest by Ookla
オンライン留学 おすすめ学校・コース
マンツーマン授業メイン
QQEnglish オンラインキャンパス
セブ島留学日系最大手のQQEnglishが運営しています。QQEnglishは、元々セブ島留学以外にオンライン英会話も運営しており、授業はもちろん、オンラインでのレッスン提供のノウハウも豊富に持っています。
関連:オンライン留学【QQEnglishオンラインキャンパス】とは?英語勉強方法や効果を徹底調査
■特徴
・カスタマイズされたプログラム
留学同様に、集中してレッスンを受けれるプラグラム。プロの教師陣が適切な指導を交えながら生徒をサポート。英語でコーチング、学習指導受ける時間が定期的にあるため、勉強方法に迷いません。
・ホームワーク
各プランに合わせて、教師から毎日ホームワークが与えられます。音声に合わせたシャドーイングやディクテーション等、ブラウザ上で行えるホームワークをこなします。
・日本人カウンセリング
オンラインキャンパスならではの特典で、週1回日本人カウンセラーによるカウンセリングサービスを利用できます。英語学習に関する相談からオンライン英会話に関する疑問も相談できます。英語だけでなく日本語でもカウンセリングがあるため、長期的な計画や試験対策もたてやすいです。
・生徒同士の交流
オンラインキャンパス在学生が英語でディスカッションしたり、英語プレゼンテーションを練習できる時間あります。またリアルなセブ島留学同様に、オンラインキャンパス上でもアジアやロシア人など世界中の英語学習の仲間を作るチャンスがあります。
■コースと料金
その他「ビジネスコース」「TOEICコース」「IELTSコース」もあります。
■問い合わせ・申込み
公式サイトはこちら:https://qqenglish.page/onlinecampus/
ECCセブ校
セブ島にあるECCセブ校と同じカリキュラムのレッスンが受講できます。対象は中学生以上です。
■特徴
・クリフエッジ・プログラム(Cliff Edge Program)
ECCセブ校オリジナルのカリキュラムです。毎週月曜日にプレゼンテーションのテーマが与えられ、テーマが決まったらどのような内容にするか、英語でどう表現するかを考えて原稿を作成します。5日間かけてプレゼンの練習をし、金曜日にプレゼンを行います。
・マンツーマンレッスン
ECC独自開発のオリジナルテキストを使用します。「トラベル」「ライフスタイル」「ビジネス」の3つのカテゴリから興味のある内容を選ぶことができます。
■料金
「スタンダードプラン」(1日8レッスン)
・40時間(1週間)77,000円
・80時間(2週間)134,200円
・120時間(3週間)191,400円
・160時間(4週間)248,600円
「半日プラン」(1日4レッスン)
・20時間(1週間)48,400円
・40時間(2週間)77,000円
・60時間(3週間)105,600円
・80時間(4週間)134,200円
授業料・CASEC受験料・教材費を含む
■問い合わせ・申込み
公式サイト:https://www.lets.ecc.jp/SGC/online/index.php
外国人生徒との交流がある
クラスライブ(ClassLive)
今まで海外留学でしか体験できなかった英語留学プログラムと、海外でしか体験できなかったグローバルスキルプログラムのオンライン化をしたスクール。セブ島で日系語学学校を運営している株式会社ジージーが提供しています。
■コース
・CL英語総合コース(ESL英語総合、TOEIC英語総合、IELTS英語総合、英検対策総合)
・アクセレーターコース:特定の英語スキルに対する弱点補強、ブラッシュアップのプログラム
・グローバルスキルコース:海外留学や海外就職を目指す方のためのグローバルスキル育成コース
例)CL英語総合コース
・英語レベル:初心者〜上級者
・期間:1/2/4/8/12/24/36/48/60週
・マンツーマン授業:4コマ(1コマ25分)/1週
・小グループ授業:4コマ(1コマ25分)/1週
・スペシャル授業:2コマ(1コマ25分)/1週
・1週間 3,120円(税抜)
・2週間 5,760円(税抜)
・4週間 9,600円(税抜)
・8週間 19,200円(税抜)
・12週間 28,800円(税抜)
・24週間 52,600円(税抜)
その他、入学金・オンライン学習教材・プラットフォーム利用料が必要です。
公式サイトはこちら:https://class-live.com
また、小学校5年生〜高校3年生までを対象としたジュニア向けオンライン留学も提供しています。
金額は1週間7,700円からで、授業時間は3時間程度。更に午前中、午後、夜と3つの中から好きな時間帯を選ぶことが出来ます。
関連記事:中学生向けオンライン英会話7選!お悩み別おすすめスクールを紹介
英語+α
Kredo IT留学オンライン
セブ島でIT留学を提供している語学学校「Kredo(クレド)」がオンラインにて、プログラミング×英語授業を提供スタート。
多くの卒業生が有名IT企業や外資系IT企業への転職、起業、フリーランスなど世界中で活躍しており、そんなKredoの授業をオンラインで受けることができます。
<おすすめの方>
プログラミングを習得したい、英語を習得したい方の中でも特に、
・ハイキャリアなエンジニアを目指したい
・人気のIT企業、大手IT企業、海外IT企業を目指したい
・エグゼクティブ層、キャリアアップを目指したい
・常に最先端の技術を使えるようにしたい
・世界中から案件を獲得できるようになりたい
・グローバルに活躍したい
という、通常よりも目標が高い方におすすめのオンライン学習サービスです。
■特徴
・“英語で”プログラミングを学び、卒業後は海外の開発拠点へのインターンにも挑戦できる
・他のプログラミングスクールとは違い、講師から手取り足取り直接指導してもらえる
・プログラミングと英語を同時に学ぶことで、最先端のエンジニア、エグゼクティブIT人材を目指せる
・1レッスン999円〜とリーズナブルな価格で受講することができる
<ほとんどの生徒がプログラミング、英語初級者>
・グループクラスは少人数で同じITレベル、英語レベルの生徒と構成
・いつでも日本人スタッフがチャットでサポート
・ITに特化した英語表現を最初に学ぶからIT授業も安心
・授業動画を保存し、いつでも復習し放題
■コース
2週間完結でWebページを作ることができるようになるWebブートキャンプコースがおすすめです。
その他、JavaScript、PHP、Ruby、Pythonなど、目的にあったプログラミング言語を学ことができます。
■クラス
社会人や学生など、日中に予定がある方は「夜間・土曜クラス」、転職活動中など、日中に時間がある方は「日中クラス」など生活スタイルに合わせ授業を受講することができます。
■料金
料金は1レッスン999円〜と、リーズナブルな価格帯で授業を受けることができます。
■問い合わせ・申込み
公式サイト:https://kredo.jp/online/lp/primary
キッズ向け。小中高含む
First Englishの小・中・高校生のためのオンライン英語留学
セブ島語学学校First Englishが提供するオンライン英語留学です。
小・中・高校生対象で1日から受講でき、英検対策にも特化し4技能をまんべんなく学ぶカリキュラムです。
■特徴
・担任講師制
実際の留学と同じく担当講師制採用。講師が受講生のレベルや弱点を把握しやすいため、効果的な授業が可能です。
・カリキュラム
英語初心者にも対応。インプットとアウトプットを繰り返し勉強します。
・選べる授業時間
1日に4、6、8時間から選択できます。また申し込みは1日単位でできるので、お子さんのスケジュールに合わせて勉強が継続できます。
■料金
・インプットクラス、グループクラス有りの場合
1日8コマコース ¥9,600/日(インプット2クラス、グループ2クラス、マンツーマン4クラス)
1日6コマコース ¥8,000/日(インプット1クラス、グループ1クラス、マンツーマン4クラス)
・全てマンツーマンクラスの場合
1日6コマコース ¥9,600/日
1日4コマコース ¥6,400/日
■問い合わせ・申込み
Eメール:info@firstcebu.com
海外大学進学向け
INTERNATIONAL LANGUAGE ACADEMY OF CANADA(ILAC KISS)
カナダの人気校でオンラインレッスンはトロントやバンクーバーからです。事前のテストにより17段階のレベル分けがされます。
■週の授業時間
・フルタイム週5/計20レッスン
・セミタイム週4/計12レッスン
・土曜日のみ
公式サイト:https://www.ilac.com/ilac-kiss-virtual/
オンライン留学人気校の比較一覧表
学校名(国) | 1週間の授業時間(うちマンツーマン) | 1週間の料金(税込) | 4週間の料金(税込) | コメント |
---|---|---|---|---|
QQEnglish オンラインキャンパス(フィリピン) | 25〜40時間(16〜24時間) | 33,800〜65,500円 | 76,300〜155,500円 | コースは6種類、週1回日本人カウンセラーによるカウンセリングを受けることも可能。 |
クラスライブ(フィリピン) | 4時間(2時間) | 3,432円 | 10,560円 | 一般英会話やTOEIC・英検コースの他、海外留学・海外就職のためのコースもあります。 |
ECCオンライン留学(フィリピン) | 20〜40時間(20時間) | 48,400〜62,150円 | 134,200〜177,650円 | コースは1日4時間と8時間、ECCセブ校で人気のプログラムを採用。 |
11talk(フィリピン) | 20〜30コマ(20〜30コマ) ※1コマ40分 | なし | 50,000〜60,800円 | 期間は4,8,12週、5つのコースから選択できます。 |
Kredo IT留学オンライン(フィリピン) | 12〜40時間 | なし | 70,000〜135,800円 | 目的やレベルに応じて6つのコースから選択。短期間の英語だけのコースもあります。 |
First Englishの小・中・高校生のためのオンライン英語留学(フィリピン) | 16〜40時間 | 32,000〜48,000円(週5の場合) | 128,000〜192,000円(週5の場合) | 学生専用のコースで、1日単位で申し込みが可能です。 |
※学習時間は、1時間=50分です。
まとめ
現時点ではこのモデルで提供している学校はあまり多くありませんが、今後増えていくことが予想されます。
また増えてきましたら随時更新して、リストを増やしていければと思います。