私は、効率的な英語学習について発信している、現在23歳のバビと申します。学生時代に、イギリスに1年間留学をしていました。
高校生の頃からDMMオンライン英会話で生徒として学習し、留学から帰国後、同英会話の講師として約2年間、英語を教えた経験があります。
オンライン英会話講師としては、社会人や学生に対するレッスンのみならず、幼少期の子供や小学生向けのオンラインレッスンも担当しておりました。
本記事では、その経験をもとに、子供向けオンライン英会話について、学習手順やおすすめのスクールなども含め、ご紹介していきたいと思います!
目次
1. 子供は英会話を学ぶべきか
「子供は英会話を幼少期から学ぶべきか」という問いかけをある親御さんからされたことがあります。
小中学校のカリキュラムも変更され、日本における英語教育が少しずつ変化していく中で、子供が英会話スクールで英会話を学ぶことについて、保護者の皆さんの英会話に対する関心が高まっているように見受けられます。
私が幼少期の15年前頃には英会話スクールという習い事は、ピアノ教室や塾に比べるとあまり認知度が高くなかったです。
この質問に対して、私は「子供は英会話を幼少期から学ぶべき」だと思います。
その理由を下記に3つご説明したいと思います。
(1)幼少期の特権
幼少期は記憶の定着や音に慣れるスピードが、大人と比べて著しく速いと言われています。
つまり、若ければ若いほど外国語を習得できるスピードが速くなるということです(もちろん、大人になって外国語を習得することができない、ということではありません)。
幼少期を外国で過ごした子供は外国語が堪能なケースが多く、一方で大学時代に留学に行く学生は外国語が堪能になるまで多くの時間がかかってしまうのです。
そのため、この幼少期の特権を活かして、英会話学習を小さい頃から始めることで、英語に慣れることができるのです。
私自身はオンライン英会話を本格的に始めたのが高校生でしたので、英語の発音やリズムに慣れるまでに時間がかかりました。
また、私がオンライン英会話講師で小学生低学年の生徒を担当していた時は、その生徒が発音やフレーズを習得するスピードは速く、驚かされました。
これは、大人が文法や語彙を中心に暗記する学習方法を用いるのに対し、子供は暗記ではなく学習過程で「音を自然に覚えている」ためであると考えます。
(2)小中学校の英語教育では不十分
日本の英語教育は改善されつつあるものの、残念ながら現在の小中学校の英語教育で組まれているカリキュラムでは、英語での円滑なコミュニケーション能力を身につけるには不十分であると言えます。
もちろん英語に触れる機会を増やすことができるものの、英語でのコミュニケーションが重視された授業ではないため、実践的な内容であるといえません。
そのため、学校での英語学習に加え、英会話スクールに通うことで、より実践的な内容の英会話学習に取り組むことができると思います。
(3)英語を話せる人の年収
ある調査では、英語を話すことができる人の年収と話すことができない人の年収には約400万の差があると言われています。グローバル人材の需要が高まる中、英語でのコミュニケーション能力が求められています。
つまり、海外で仕事の機会を得ることや海外に駐在、移住する人が多くなる中で、英語を話せることは経済的な観点からも大きなメリットということができます。
もちろん学生時代に留学に行ったり、ワーキングホリデーを使って海外で経験を積むこともできますが、幼少期から英会話に慣れていることは、その後の人生の選択肢を広げることにも大きく貢献します!
私自身、英検1級とIELTS7.5(バンドスコア)を保有しているのですが、それらの資格だけでも就職活動における優位性を獲得することができたかと思います。
関連記事:【英語力による年収比較】英語を話せると年収は上がります
2. おすすめのオンライン英会話スクールの紹介
最近では、オンライン英会話スクールはとてもたくさんあり、その中からお子さんの学習目的や学習方法に合ったスクールを見つけることはとても難しいと思います。
本章では、私がおすすめしたいオンライン英会話スクールについて、ご紹介していきたいと思います!
(1)DMMオンライン英会話
私が同オンライン英会話で講師を担当していたということもありますが、子供向けのオンライン英会話としては十分な質、量の教材と講師がいます。
教材については、子ども向けに作成された「English for kids」という教材があり、この教材に沿って学習していくことで、楽しく英会話学習をすることができます。
*教材の一例
講師と一緒に歌を歌ったり、文章を音読したりする教材もあるため、飽きることなく、継続することができると思います。
私がオンライン英会話講師で小学生の生徒を担当していた際は、この「English for kids」の教材がとても役に立ち、その生徒さんも楽しく英会話学習を継続することができました。
(2)NovaKid
NovaKidはオンラインで国際資格を持った講師と英会話の練習をすることができる英会話スクールです。
子供向けの教材が豊富であると同時に、子供がゲームアカウントを作成することができます。ゲーム感覚で英会話を楽しむことができるため、子供にとっては飽きにくい特徴となっています。
また(1)のDMMオンライン英会話と同様に、NovaKidではネイティブの講師と英会話の練習をすることができます。
後述しますが、ネイティブの講師と学習するメリットはとても大きく、私がNovaKidをおすすめしたい理由の1つです。
(3)QQKids
>>https://www.qqeng.com/qqkids/
QQKidsは子供に英会話を教えるためのトレーニングを受けている講師がレッスンを行うため、質の高い授業が受けられることで多くの受講生から人気なオンライン英会話スクールです。
ポイントの高い講師と低い講師が在籍しているので、講師の質を見分けることができます。
また、ポイント制のプランのため、他の習い事との兼ね合いでプランを変更しレッスンの数を減らすこともできますし、子供がさらにレッスンを受けたいという場合にも追加のレッスンを購入できるシステムになっています。
さらに、お気に入りの講師がいる場合には、毎週同じ時間帯で予約できるシステムがあるため(指名予約制度がある)、英会話学習を習慣化することができます。
一度飽きてしまうと、その後英会話学習を継続することはとても難しいので、これは子供の英会話学習にピッタリな習慣化システムです!
子供専用の「Callan for kids」というカリキュラムも用意されています。ゲーム感覚で英語の繰り返し発音を学習する「カランメゾット」という英語学習法が使用されており、カランメゾット専任の講師が指導しています。
3. 子供向け学習手順とカリキュラムについて
これまでご説明した通り、大人の英会話学習と子供の英会話学習はそのやり方が大きく異なりますので、その手順や使う教材、カリキュラムなども異なります。
特に子供に対して現在完了や現在進行形、仮定法といった文法事項を説明することは不要です。
大人であれば文法に関する説明を理解、納得することができますが、子供にとっては「楽しくのびのびと」学ぶことがとても重要になります。
本章では、子供向けの学習手順とカリキュラムについてご紹介していきたいと思います!
(1)講師と一緒に単語やフレーズを発音をする
まず、第一段階として、講師と一緒に単語やフレーズを発音する練習をしてみましょう。
英語の発音は日本語の発音の仕方、使う筋肉、口の動かし方などが全く異なるので(日本人にとって英語習得がとても難しい理由の一つです)、単語やフレーズを発音しながら慣れていく必要があります。
そのために使う教材としては①絵や描写のある教材や②歌を含む教材です。
子供は上手く五感を使いながら、言語を学習することで習得のスピードが格段に速くなります。
①の絵や描写のある教材については、視覚で情報を得ながら単語を発音することで、単語と絵を脳の中で結びつけることができます。
②の歌を含む教材については、聴覚を使いながら、音を発することで、それぞれの単語がどのように発音されるか確認しながら、英単語を吸収することができます。
(2)文章を一緒に読む
単語の発音のされ方や口の動かし方に慣れたら、次は簡単な文章を音読する段階に移ります。講師の方に簡単な文章を読んでもらい、「Repeat after me」という形で講師の後に文章を音読しましょう。
(1)とは異なり、ここでは文章を読むので、単語と単語の繋がりを意識することがとても重要です。
英語は単語同士の繋がりがとても密接なため、単語を学習するだけでは不十分です。
例えば、「I take a shower」(私はシャワーを浴びる)という簡単な文章でも、「アイテイクアシャワー」ではなく、「アイテイカシャワー」という風に省略されたり、ある単語が発音されなかったりすることが多々あります。
このような規則は一つ一つ勉強するよりは、発音していく中で「音に慣れていく」ことで対策する方が効率的であると言えます。
幼少期からこのような発音に慣れることはとても大事ですので、講師の方には発音の矯正をしっかりとしてもらいましょう!
(3)文法の型のみを学ぶ
英語の文章や発音に慣れたら、少し文法に触れていきましょう。前述した通り、あまり個別具体的に文法を学習する必要はありませんが、「文法の型」を覚えることはとても重要です。
例えば、現在完了は「have +過去分詞」という型がありますが、もちろん「過去分詞」という言葉自体が難しいので、「have +動詞のed」(不規則動詞もありますが)で覚えましょう。
この段階では、例文をたくさん読み、have played、 have enjoyed などhaveの後には動詞のedが接続するということを覚えましょう。
私たちも同じですが、日本人として日本語の文法について、深く学習したことは少ないと思います。
言い換えると、あまり文法的な正しさを意識することなく、「感覚」で話している部分も大きいと思います。
子供の英会話学習においては、この「感覚」を磨くべく、文法の型を学ぶことを意識してみましょう。
4. 子供向け英会話に関するFAQ
幼少期から英語を学ぶことのメリットや恩恵については、これまでご紹介した通りです。
ただ、幼少期から英会話を学ぶことについて、まだ不安や疑問を感じることもあると思います。
以下では、FAQ(よくある質問)に回答していきたいと思います!
その学習方法に合うのはネイティブ講師のレッスンです。ネイティブの発する音に慣れる練習をすることで、少しずつ英語を吸収していくことができるかと思います。
※もちろん、フィリピン人の英語もとても流暢ですので、英会話学習をする上では全く問題ありませんが、より正確かつ本場の英語を学ぶことができるのは、アメリカ人やイギリス人などの英語になります。
各オンライン英会話スクールには講師紹介の動画もありますので、どのような雰囲気を持った講師か、どのような発音をする講師か、事前に確かめることもできます。
現に、小中学校での英語学習を経て、英語に対する苦手意識を持ってしまった人も少なくありません。そのため、「なぜ飽きてしまうのか(なぜ継続できないのか)」という原因があれば、その原因を解消させてみましょう。
既に飽きてしまっている場合は、現在使っている教材や習っている講師を一時的に変更してみると、少し学習のモチベーションを取り戻すことができるかもしれません。
子供向けの学習教材を終了したら、その後は日常英会話の練習や写真描写など、自分自身でアウトプットできるようになるための練習をしていきましょう。また、どの段階で使う教材を変更するかは、お子さんの英会話レベルを熟知している講師の方と相談して決めてみるものいいかもしれません。
5. 終わりに
本記事では、幼少期の子供や小学生向けのオンライン英会話についてご紹介してきました。
幼少期から英会話を学習することは、多くのメリットがあり、子供の将来の可能性を広げるためにもとても重要です。
今回ご紹介したオンライン英会話スクールでは、無料体験レッスンも行なっていますので、ぜひこの機会にレッスン受講を検討してみてください!