TOEICで高得点を取る秘訣は復習をきちんとすること!
これは高得点者が共通して伝えることです。
では具体的にどんな勉強方法で高得点を叩き出したのでしょうか?詳しくやり方を伺いました。
一人目その1:私のTOEIC問題周、リスニングの復習方法
松田純子さん
920点
リスニング問題では問題冊子に写真があるPart1、質問及びその選択肢が書かれているPart3とPart4では、その問題の音声が流れる前に写真を見たり英文を読むようにする習慣をつける事が大切です。
その為に、1回目も2回目も実際のテスト形式で、途中で止めずに続け、1問目が終わればあまり悩まず回答をマークし、2問目の準備をする、というペースに慣れる練習が必要です。
Part2は何も印刷されている英文がないのですが、分からない時も直感を頼りに早く回答を決める方が次の問題の心の準備ができます。
これは正解率を上げるコツですが、この練習は同じ問題なら2回で十分です。2度聞いて理解できない英文はそれ以上聞いても恐らく分からないので、原稿を見ましょう。
間違えた問題でも、原稿を見て正解が出せれば、英文そのももは理解できていますのでリスニング力が不足していたことになります。その音声を何度か繰り返し聞いて、原稿がなくても読んだ時同じ様に理解でき、正解を見つけ出せれば、その問題はクリアできたといえます。
原稿を見ても分からない英文は日本語訳を見て、必要であれば辞書を引いて不明点を確認しましょう。ただ、リスニングは英文が単語ごとに発声されるわけではないので、英語の流れに慣れる必要があります。
単語そのものは知っていても、聞きとれない(聞き取りにくい)単語や発音を間違えて覚えている単語があります。少しずつでも聞きとる力をつけ単語量を増やすには、繰り返し聞いて原文と照らし合わせ、耳と目で覚えていくことです。
それと同時にリスニングではキーワードが聞けるかどうかも重要です。キーワードとは、それさえ押さえれば他を落としても正解が見つかる単語やフレーズです。
全ての問題に当てはまる訳ではありませんが、Part3の会話文では、スピーカーが少し強調する部分もあります。音声の強弱にも気を付けて聞くことも心がけてみて下さい。
もちろんテストですので、オーバーな感情が入った音声はあまりありませんが、英語には日本語にはないリズムのようなものがありますので、慣れておいた方が良いでしょう。
また、Part3では、質問の主語が男性か女性かだけでも把握して会話を聞くと、正解を見つけ易くなります。2回目は音声を聴く前に質問文と選択肢を見て、不明な単語は調べてから聞いてみましょう。
写真を見て答えるPart1は、写真全体の事が質問に出る場合もあれば、以外と細かい所の事を聞かれることもあるので、簡単なパートですが注意が必要です。
2回目は、他にどんな質問が出てくる可能性があるかも考えながら写真を見てみて下さい。
Part4では1つのリスニングに対し、設問が複数ある為、全ての設問を音声が流れる前にめを通す事は難しいですが、出来るだけトライしてみて下さい。1回目は出来なくても2回目なら少し内容を覚えている事もありますし、慣れるとこのペースがきっと得点アップにつながります。
2回目、3回目の復習では特にPart4では、質問を読み終ってから音声を聞いて問題を解いていくのも別の勉強方法です。
できればテストまでに少なくとも2種類以上の予想問題をしておきたいところですが、時間に余裕がない場合は間違えた内容の復習がやはり効果的です。
一人目その2:私のTOEIC問題集、リーディングの復習方法
松田純子さん
920点
続いてリーディングの復習に移りたいと思います!
リスニングが苦手な日本人にとって、リスニングセクションの点数を上げることにはかなりの時間と労力を要しますが、遅くとも中学校から読み書きを学習し始めたほとんどの日本人には、リーディングは頑張り次第ですぐに勉強の成果が表れます。
1冊のテキストを隅から隅まで、特に復習では解説を読み込むぐらいの気持ちで取り組むと効果的です。
時間が許せば、間違えた問題だけでなく正解した問題も確認の為に見直すことをお薦めします。
Part5、Part6の2回目以降の復習方法
Part5、6の穴埋めですが、間違えた問題はもちろんのこと、正解した問題でも、選択肢の中に知らない単語やあやふやなフレーズがあれば、辞書で調べ単語力を増やしましょう。
テキストの解説書に説明があり、それで疑問点が解決した場合は辞書調べは省いても良いでしょう。しかし、自分で調べて時間をかけることで記憶に残り易くなることもあります。
また単語1つ1つも大切ですが、決まったフレーズというものもあります。イディオムや熟語ともいわれますが、例えば、簡単な動詞でもその後には何種類もの前置詞が使え、意味も変化します。単語もですがイディオムも結局のところ覚えるしかありません。
ただ、どちらも文章中にどのように使われているかを知った上で覚えていかないとあまり効果的ではありません。そういった意味でも、辞書を引き例文を見ることは、長い目で見ると自分の力となって返ってきます。
ですので、少なくとも穴埋め問題は解答を含めた正解の1文、文章全体を見直しましょう。文法問題で間違えた場合、何故間違えたか理由が分からなければ、辞書か参考書等で確認しておいた方が良いでしょう。同様の問題はテストでも出題される可能性があるので、必ず不明点をクリアにしておかないと復習なりません。
Part7の2回目以降の復習方法
次に、Part7の文章読解、2度目は熟読してみましょう。
1つの問題文に設問が複数ありますが、時間に余裕があれば全て読み返し、なければ間違いが少なかった問題文から復習しましょう。間違いが少なかったと言うことは、似たような問題が実際のテスト出てきた場合、やり直しをしていれば、得点アップを狙えるからです。
リーディング全般に言えることですが、1冊のテキストでも使い方次第で単語力も増えますし、文法の確認もでき、読解力もついてきます。
TOEICに限らず、英語の資格試験の設問にはパターンがありますので、何度か繰り返し問題を解くことで慣れておくことも重要なポイントです。
ですので、実際の問題形式に沿った予想問題をできれば2種類以上をテスト前にやっておくと、余計な緊張をしなくて済むのではないでしょうか。
2人目:同じテキストを何度も解く!点数アップにつながるコツ
michelleさん
875点
英語の資格として最も重用されるのがTOEIC。
本屋に行くと沢山の本が並んでいますが、先ずは自分の好きなタイプの本を選んでみましょう。説明文が余りにも多いものは、一々読むだけでも苦痛になっていきます。
とにかく問題をこなすということが何より大切です。解説文がそれほど多くなく、ひたすら問題ばかりの本を購入してみるのも良いでしょう。
1回目のTOEICテストの際は、まず1冊の本を買いそれを3回は繰り返しました。
あまり時間がなかったのですが、特に自分の弱い部分はひたすら問題を解いていました。Listeningについては、付属のCDでは不十分と思う方も多いでしょう。
今では各国のラジオも簡単に聴くことが出来ますので、最低でも2回はそれらのラジオを聴いてみてください。イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語と最近のテキストに付属しているCDには、御丁寧にこの3カ国のリスニングプラクティスが入っています。
それぞれ大きな違いがありますので、リスニングに苦労されている方は、本当にあらゆる国の方が話す英語を耳にすることをお勧めします。
2回目のTOEICテストでは新たな本を買った方が良い?
400点台の人が短期間で300点以上アップする魔法のテキストはないと思います。
自身のスコアと本が果たして合っているかどうか、よく見極めることが大切です。
もし、1回目の本が600点を狙う人のための本で、取ったスコアがそれを上回った場合、その時は新しい1冊を購入することをお勧めします。
また、600点に満たなかった場合、ひたすらもう一度そのテキストを使うことをお勧めします。何度解いても同じ問題でつまづいたり、1度目にちゃんと解答できていたところが間違ったり・・
問題に慣れてしまっていて殆ど答えを「暗記」している状態なのに、そのようなことが起こるものです。
本を購入して、10回もやれば問題も理解しているし、CDが何を言っていて、何を答えれば良いかさえ暗記している状況になるはず。これが何より点数アップに繋がります。
とにかく「慣れ」と10回もこなしたという「自信」も点数アップのサポートになります。もう100%完璧! と思った段階で、新しいテキストをお勧めします。
それまで「これは難しすぎるかな」と思っていた書店に並んでいる本を手にした時、「意外といけるかも」と思えるはず。
テキスト・問題集の浮気はしない方が良かったです。
名前:さいぞうさん
取得した最高点数:795点
TOEICで高得点を取ろうとすると、ついつい気が焦ってとにかく数多くの問題集をこなそうとしてしまいます。というか、私もそうだったのですがあまり効果がありませんでした。
そこで私の経験した勉強の仕方を簡単にご紹介します。
大事なのは量ではなく質
とにかく多くの問題を解けば力がつくと思ってしまいがちですが、ただ単に問題を解いても意味がありません。
最初の学習ではそれもいいと思いますが、テキストの2周目以降の学習ともなると単なる作業になりがちです。2周目以降の学習で大事なのはその問題を暗記することではなく、どんな問題なのか?何が問われている問題なのか?を理解しながら説くことです。
自分に一番合っていてこれだと思う問題集を最低1つは決めて、それを中心に学習を進める方法が良いと思います。
2周目以降はただ解くのではなく、お気に入りのテキストまたは英文法書とにらめっこしながら学習すると、問題に対する理解が深まると同時に周辺の知識もついていきます。
ただし2周目は確認程度にし、3週目以降から段々と深くまで掘り下げていくと良いと思います。何度も繰り返すことで徐々に身についていきます。
Part7の読解問題対策
リーディングセクションの不完全文章の穴埋め問題に関しては、文法の知識や大体の文脈で答えられると思います。
しかしPart7の長文読解問題を苦手としている人は多いのではないでしょうか。英語の長文を見るとどこをどう読めばいいのか分らずに焦ってしまうものです。
語彙力が必要とされる問題でもありますが、その他のテクニックとしては最初に質問文と選択肢に一通り目を通しておくことです。最初から問題文を全部読もうとするとそれだけで時間が過ぎてしまうので、最初に質問文や選択肢を読むことをお勧めします。
そうすることでどのポイントに注意して問題文を読めばいいのかが分りますし、時間の短縮にもつながります。
問題集の繰り返し学習ではこの点に注意して癖にすると良いと思います。
答えとして求められている事は何かを意識して、問題文を読むのと読まないのとでは雲泥の差があります。復習ではその点を常に意識して問題を解くと良いと思います。インターネットなども活用して様々な英文に触れる事も効果的です。
時間配分に気を付ける
試験開始と同時に始まるリスニングセクション。
これは45分間100問でテープに従って解いていくので問題ありませんが、リスニング終了と共に始まるリーディングセクションでは自分で時間配分を考えなければいけません。
単純に考えると75分で100問ですから1問当たり45秒で答えないといけません。最後のPart7の事を考えるならば、それ以外のパートでは実際にはもっと短い時間で解く必要があります。
迷って時間をかけてしまうと解けない問題を多く残して時間終了です。当然得点にも結び付きません。
消去法により問題の選択肢を減らす事も時間短縮に役立ちますし、どうしてもわからない問題はとりあえず答えて次の問題に進む思い切りの良さも大事です。次の問題は得意な問題かもしれませんので、一つの問題にこだわり過ぎるとそれだけで得点を逃す事になります。
普段の復習ではこの「時間」を常に意識して取り組むことが必要になってきます。
文法問題でも1問解くごとにじっくり解説を読むのではなく、例えば10問とか20問とか決めて、1問45秒計算で時間を設定し一気に解く方法があります。
この設定時間はきっちり守る必要があります。出来ればデジタルタイマーを用意してどの程度時間が余ったか、或いは足りなかったのかをチェックして次の学習に活かします。
問題数が多い試験ですので時間管理が非常に大事です。時間が足りなくて得点を逃すのはもったいないので、普段からこの訓練をしておくべきだと思います。
2. 復習においても常に時間配分を気にすること
これだけでも得点アップが可能だと思います。そしてリスニング問題に関しては、ひたすら英語を聞いて発音に慣れる事です。
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