これから海外留学をしたいと思っている方の中には、ヨーロッパに興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
英語を学んだり、英語を使って専門分野を極めたりしたいという場合、まずヨーロッパの国の中では留学先としてイギリスを思い浮かべる方も多いですよね。
でも実はあまり知られていないかもしれませんが、イギリス以外にもヨーロッパには英語で留学生活を送ることができる国が他にもあります。また、教育レベルの高い国も多く、進学留学先としてもおすすめの国が多数あるのも魅力です。
この記事では、ヨーロッパへ留学するメリット・デメリット、おすすめのヨーロッパの留学先の国をご紹介していきます。
ヨーロッパ留学に興味のある方に読んでいただけたら嬉しいです。
目次
ヨーロッパ留学のメリット3選
留学には様々なメリットがありますが、ヨーロッパの国へ留学したからこそのメリットを3つご紹介します。
ヨーロッパの他の国へ旅行がしやすい
日本にいると海外旅行は基本的に飛行機に乗らなければなりませんし、手続きなどの準備も大変なことが多くあまり気軽にできるものではありません。
しかし、ヨーロッパは陸続きのため、電車やバスでも隣国へ移動でき、EU圏内であれば非常にスムーズに旅行をすることができます。
また、EUの共通通貨のユーロを導入している国であれば、両替したりする手間もないのが魅力です。ヨーロッパに留学したら、ぜひ休日を利用して周辺の国へ足を運んでみてくださいね。
歴史ある芸術に触れることができる
美術、音楽、建築などさまざまな歴史ある芸術に触れることができるのもヨーロッパ留学の魅力の1つです。
教科書で1度はみたことがある有名な絵画などを所蔵している美術館もたくさんありますし、リーズナブルな価格で楽しめるクラシック音楽やバレエなどの舞台も豊富です。
そして、ヨーロッパは地震がない地域も多く、古くからの建築物を街中に残っているため気軽に楽しむこともできます。ヨーロッパは芸術の分野で留学をすることもおすすめの場所ですし、観光しながら芸術に触れるだけでも価値があります。
大学留学はヨーロッパでも国を上手く選べば費用をおさえられる
アメリカへ大学進学をすると驚くほど高額な学費がかかりますが、ヨーロッパでは国によっては非常にリーズナブルな学費で進学留学をすることができます。
国によっては公用語が英語ではないけれど、英語で授業が行われている大学もありますので、英語以外の言語をマスターすることに躊躇している方も検討してみてください。
ヨーロッパ留学のデメリット3選
魅力あるヨーロッパ留学ですが、少し気をつけておいた方がよいポイントもありますので紹介していきます。
生活費が高め
ヨーロッパは物価が高めの国も多いため、低コストでの留学は難しいのがデメリットです。
とくに現在は円安とインフレが進んでいるため、コロナ禍前と比較してみても生活費の負担は大きいです。
コスト面で不安はあるけれど、どうしてもヨーロッパ留学したいという方におすすめなのがワーキングホリデー制度を利用しての留学です。
ワーホリを使えば現地で働くことができるので、留学前にすべての留学費用を準備できなくても現地で働きながら生活をすることができます。
日本との距離
ヨーロッパは日本から遠いため、気軽に帰国するのが難しい点もデメリットかもしれません。また、時差も8時間程度あるため日本にいる家族や友人とやりとりをするのも大変です。
留学先での生活に慣れてしまえば大きな問題ではないかもしれませんが、初めての留学で日本を離れるのに不安がある場合は、まずは日本の近くの他の国を検討してみてもよいでしょう。
英語のみでは暮らしにくい国もある
イギリスやアイルランドのように英語が公用語の国は問題ないですが、その他の言語を公用語にしている国では英語のみでは生活しにくい場合もあります。
また、進学留学の場合、学校によってはその国の公用語が一定のレベルに達していないと入学できないこともあります。
留学先の言語の習得を考えていない場合は、事前に進学したい学校に英語のコースがあるのかなどの確認が必要です。
ヨーロッパ留学におすすめの国
次に、英語の語学留学ができる国や街中でも英語が通じやすい国を中心にヨーロッパのおすすめ留学先をご紹介していきます。
イギリス
美しいブリティッシュイングリッシュを学びたい方におすすめのイギリス。語学留学はもちろんのこと、高いレベルの教育機関への進学留学も可能です。
また、イギリスの伝統ある文化に触れ、イギリスならではの習い事を楽しむこともできる人気の留学先です。
しかしイギリスはヨーロッパの中でも物価が高いため、留学費用の準備のハードルが高くなっています。
費用面が厳しい方は、今年からワーキングホリデー制度の枠が6000名と増えましたので、イギリスで勉強しながら稼ぐスタイルでの留学も検討してみてください。
アイルランド
美しい自然があり、治安も良いアイルランドは落ち着いた環境で英語を学ぶのにおすすめの留学先です。イギリスよりは物価も安く、費用もイギリスよりおさえることができます。
また、日本人が少ない環境に身をおきたい方にもおすすめです。アイルランドもワーキングホリデー制度を利用することができます。
マルタ
ヨーロッパの中のリゾート地として非常に人気の高いマルタ。バケーションを兼ねた短期の語学留学先におすすめです。
語学学校の時間以外は美しい海を満喫するのも良いですし、ヨーロッパからの留学生が多いのでインターナショナルな友人を作って街中で楽しむこともできますよ!
オランダ
英語のネイティブ国ではない国の中で、もっとも英語が通じる国とされているオランダ。公用語はオランダ語ですが、英語のみでも問題なく生活できる国です。
オランダの大学などでは英語で授業が行われるコースもあり、オランダ語ができなくても学位を取得することができます。
建築、デザイン、古楽などオランダで有名な分野に興味のある方はぜひ進学を検討してみてくださいね。オランダも2020年からと歴史は浅いですが、ワーキングホリデー制度を利用することができるようになっていますのでこちらもおすすめです。
オーストリア
英語能力指数ランキングでオランダに次いでヨーロッパでは2位のオーストリア。街中では英語ができれば困ることはなさそうです。
また、首都のウィーンは音楽の都とも呼ばれており、クラシック音楽を学びたい方にぴったりの国です。オーストリアもワーキングホリデー制度を利用することができます。
フィンランド
幸福度ランキングに6年連続1位に輝くフィンランド。先進的な教育や福祉の取り組みなどに興味のある方にはぴったりの留学先です。
犯罪率も低く、多くの方が英語を話すことができるため、安心して留学することができます。
その他、おすすめの国
つづいて各国での公用語のマスターが必要にはなりますが、留学におすすめの国をご紹介します。
スペイン
スペイン語やフラメンコを学びたい方におすすめのスペイン。ごはんも美味しく、観光スポットも豊富で休日も楽しめるスポットがたくさんあります。
フレンドリーで陽気な方が多く、友達も作りやすいですよ!
ドイツ
ドイツでは「誰もが高等教育を受ける権利を持つ」という考え方が根付いており大学の学費が基本的に無料のため、円安で留学のハードルが高くなってしまった現在でもコストをおさえて留学が実現できる進学留学におすすめの国です。
生活や学校でもドイツ語が必要になるため語学の準備は不可欠ですが、高いレベルの教育を受けたいという熱意のある方にはぴったりの留学先です。
ドイツ留学の情報はあまり多くないかもしれませんが、ドイツ留学を取り扱うエージェントもたくさんありますので相談してみてくださいね。
フランス
フランス語や音楽、製菓、ファッションなどさまざまな目的の留学が可能なフランス。
フランスも物価は安くありませんが、フランス語の語学学校は日本で学ぶよりも授業料はリーズナブルですし、さまざまな場所で学生割引があったり、学生ビザでもアルバイトが認められていたりと学生として生活するには優しい国です。
まとめ
語学留学、進学留学だけでなくワーキングホリデー制度を利用しての滞在も可能な国も多いヨーロッパ。
その国の公用語ができなくても、英語が通じる国も多く生活しやすい都市もたくさんあります。レベルの高い教育機関も多いため、進学留学先としてもおすすめですので、ぜひ興味のある方はヨーロッパ留学にチャレンジしてみてくださいね!