これからの時代は「英語とプログラミング言語を身につけないと食べていけない」と耳にすることはありませんか?
今回は将来有望な「言語」という意味でこの2つの優先度を比較してみたいと思います。
はじめに現役プログラマーの方に「もし自分が大学1年生なら、英語かプログラミングのどちらを優先して学ぶか?」というアンケートをとりました。
*クラウドソーシングで募集。14人のプログラマーのうち、英語優先が6名、プログラミング優先が5名、その他が3名。
まず最初に、その結果を抜粋してご紹介します(すべての回答は記事の最後にまとめています)。
大事なのはそれぞれのプログラマーの行っている仕事内容や、なぜそう思うのかの意見です。
最新技術のマニュアルなどは英語の資料しかなく、Google翻訳をかけながら読んでプログラムを書くより、自力で読んでプログラムを書く方がはるかに早く生産性が高くなります。
プログラミングスキルは、たとえ習ったとしてもそれは実践的なものではない場合が多く、即仕事につながるものではありません。プログラマの仕事は、ただプログラミングスキルが高いだけではダメで、プログラムを書くための情報収集能力(英語を読む力を含めて)が重要です。
仕様を正しく理解できることや要件に矛盾があればそれに気づける力が高い人の方が強いと思っています。
55歳男性:FPGA/LSIのファームやハードウェア設計(C/C++/Python/シェルスクリプト)
ヒューマンリソシア株式会社が、世界のITエンジニアの給与について調査した結果「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.2 世界各国のIT技術者給与まとめ」によると、ITエンジニアの給与は米国は約8万ドルに対し、日本は4万ドルと半分しか収入を得られていません。
これはエンジニアのスキルの差ではなく、働く場所・国によって支払われる給与の差だと思われます。であれば「海外に出て働く」ことを視野に入れていくべきだと思います。
26歳女性:飲料メーカー向け業務システムの開発(Java)
プログラムのエラーは英語で出力されますし、ITベンダーの説明書などは英語で書かれていることが多いため、読むのに一苦労します。大学生のときに勉強意欲があるのであれば、英語を勉強することをお勧めします。
52歳男性:電飾用マイコンプログラム(Python/Java/C/C++/JavaScript)
翻訳ソフトがあるから英語力は不要ではと思うかもしれませんが、翻訳ソフトを通した技術文書など読めたものではありません。拙いなりにでも原文を読んだほうが意味が分かりますし、英語の文書の方が情報量が多く、新しい情報が書かれています。トラブルなどで調べ物をする際にも英語のサイトも読めたほうが関連情報に辿り着けます。
実際、日本語の文書を探したがる技術者は多いですが、英語を使わない他の仕事を探した方が良いとすら思います。
47歳男性: JavaScript、 Java、C、Python物流の効率化を研究。Pythonを使ってDeep Learningにデータを入力するプログラム作成。(JavaScript、 Java、C、Python)
プログラマーとして活躍するためには、会社に所属するのも良いですが、日本では年齢とともにSEやプロジェクトマネージャーになるケースが多く、プログラマーを続けられないケースがあります。
日本でも海外のプログラマーが仕事をしています。自分がプログラマーになった時に海外の方と仕事をすることもあると考えた方が良いでしょう。
プログラム言語も英語も世界共通語です。これからのプログラマーには、英語をしっかりと勉強することが必須になります。
社会に出ると分かるのですが、英語が話せる人など正直腐るほどいます。そのため大したメリットにはならず、英語必須の職場であっても供給過多から安月給で抑えられてしまっている会社も多いのが現状です。
一方プログラミングも、決してそれができる人が少ないとは言いませんが、IT化の波による需要の増加と比べてまだまだ足りていません。
39歳男性:Webサービスの開発案件でRuby on Rails/TypeScript/Vue.jsを、同じWebサービスの業務用アプリの開発でDart/Flutterを使用
英語に関してはもちろん職業的に利用するのであれば、大学の授業での履修や英会話スクール等に通うのもアリかなと思います。しかし既に英語に関しては高校までの学習内容でも十分通用すると思いますので、もし一から学ぶのであればプログラミングをお勧めします。
24歳男性:Javaとpho、主にホームページの制作をしています。
WEB関連の仕事に就きたいと考えてプログラミングを始めた私なのですが、プログラミングはとにかく需要があると思っています。今私が扱っている言語は数種類しかないのですが、数種類だけでもやれることは非常にあります。仕事をたくさん受けられるという面でも良いと思います。
*その他の3つの意見は最後に一覧で掲載していますので、そちらでご確認ください。
以上が双方の意見です。あなたはどう思いましたか?
それでは、現役プログラマーの方の生の声をもとに、改めてそれぞれのスキルのメリットとデメリットを比べてみましょう。
目次
プログラミング言語を身につけるメリット
メリット1.食べていける
今のところIT業界ではプログラマーは常に人手不足の状況が続いているため、プログラム言語をマスターすれば、職にあぶれる心配は、まずないといえそうです。
ネット全盛の現在の状況は今後も続くと予想されるため、手に職を付けることの強みは将来にわたって有望です。
周囲から優秀なプログラマーと認められれば、引く手あまたです!
メリット2. 自分で起業できる、商品やサービスを作ることができる
プログラム言語を極めることの強みは、どこかの企業に就職するばかりでなく、自分で起業することも可能なことです。
今はどの仕事も、ITとは切り離せなくなっています。卓越した技術とアイデアを武器に、ITを活用することで新たな商品を開発したり、画期的なサービスを提供できます。
もちろん、起業家自身がプログラム言語に精通していなくても、プログラマーを雇用したり、外注に回せば事足ります。ですが、その分余計なコストがかかりますし、仕事内容の確認も難しくなります。
一方、起業家自身がプログラミング言語に明るければ、時間的にも金額的にもコストを大幅に削減できます。起業時のコストの大小が、その後の成否を左右することは、枚挙にいとまがありません。
実際にプログラマーやSE(システムエンジニア)出身の起業家が数多くいることからも、彼らが成功しやすい環境にあることがわかります。起業して成功すれば大きく稼げるだけに、夢が広がります。
プログラミング言語を身につけるデメリット
デメリット1.常に最新技術を習得し続けなければならない
プログラム言語は一度完璧に習得すれば、それで終わるわけではありません。
IT業界の進歩はすさまじく、技術の流行り廃れは目まぐるしい勢いで急速に進んでいます。その移り変わりはマウスイヤーと称されるように、ネズミの平均寿命である3年も経てば、流行りのプログラム言語がガラリと変わります。
プログラマーとして生計を立てるためには、自分がマスターしたプログラム言語に関する最新の知識と技術を維持できるように、常にスキルアップを心がける必要があります。
一瞬たりとも怠けていては、たちまち時代に取り残されてしまいます。
プログラム言語の習得は誰にでもできます。問題は、そのあとです。スキルアップの努力を続けられた人だけが残り、そうでなければやがては淘汰されます。
また、流行り廃りを予測することが難しいだけに、どのプログラム言語を選ぶかによっても、将来の明暗を分けます。web系・アプリケーション系・ゲーム系・通信系など、分野によって求められるものが異なります。
時代に応じて、新たに覚えなければいけないプログラム言語も各分野ごとに多岐にわたります。
たとえばフロントエンドエンジニアとしてホームページを作成する場合、以前はHTMLやCSSの知識があれば十分でしたが、ここ10年はワードプレスを用いたホームページ制作が主流のため、javaスクリプトやPHPをマスターしたほうが、より効率的です。応用範囲が広いPythonを学ぶ方も多いです。
10年前はAdobe Dreamweaverや、MT(Movable Type)などでサイトを作っている人もいましたが、今はほとんどいません。
このように、新しいプログラム言語を習得するための努力も欠かせません。常に進化し続けるIT業界だからこそ、あなたも常に進化し続けなければいけないのです。
デメリット2.外国人プログラマーの急増により年収が上がらない恐れがある
国内でのプログラマーの不足が続くため、インドや東南アジアからプログラマーを呼び寄せる動きが高まっています。雇う側からすればプログラミング言語は世界共通ですから、日本人だけの採用にこだわる必要はありませんからね。
コロナ禍によってリモート化が当たり前となったことも、外国人プログラマーの雇用が増えている一因です。リモートワークであれば国内にいようが海外にいようが、大差はありません。
ベトナム・フィリピン・タイなど発展途上国の優秀なプログラマーであれば、日本人よりも低賃金で雇用できます。
また、自社で行っていた業務の一部を日本よりも人件費の安い海外に委託・移管するオフショアも、IT業界では盛んです。
たとえばフィリピンでは、10万円もあれば熱意あふれた優秀な人材を1人採用できるといわれています。日本で採用する場合は40万円ぐらいかかる人材を、10万円で雇用できるメリットは大きいといえるでしょう。
日本人1人とフィリピン人4人を比べたとき、企業側としても日本人をあえて選ばない選択肢が出てきます。外国人を大量に雇い、その間に指示出しができる「英語とITを知っている日本人マネージャー」を一人採用した方が、効率的だと考えるからです。
こうして賃金が安くて済む外国人プログラマーが増えてくれば、日本人プログラマーとの競争が始まることでしょう。日本人プログラマーは今後、雇用を巡って世界中のプログラマーをライバルとして戦う羽目に陥るかもしれません。
このような競争は、日本人プログラマーの年収が上がらない状況を招く恐れもあります。
つまり、東南アジアからの供給過多により、全く年収が上がらないプログラマーが増える、ということです。その一方、彼らの数倍のパフォーマンスを出せる優秀な日本人プログラマーは優遇され、高い給料を得ることでしょう。
今後のプログラマーの年収に関しては、そのスキルに応じて2極化する可能性が高いと思われます。
英語を身につけるメリット
メリット1.一度身につければ生涯にわたって通用する
プログラム言語は習得後も絶えずスキルアップの必要があると述べましたが、それとは対照的に一度マスターしてしまえば、あとは放っておいても生涯にわたって通用するスキルが英語力です。
英語も言語であるからには新たなスラングが流行ったり、時代によって多少なりとも表現が変わることはあります。しかし、英語の屋台骨である文法そのものが変わるわけではないため、その変化は些細なものです。
これまで数百年もの間、さほど変わらなかった英語の形は、これから数百年が経とうとも、まず変化しないと考えられます。
ですから、英語は一度習得してしまえば、その後のメンテナンスは非常に低コストで、ずっとあなたの役に立ち続けます。
メリット2.希少価値が高い
プログラム言語は世界共通のため、基本的に外国人もライバルになります。しかし、英語に関しては、外国人はライバルになりません。
「なぜ?」と思うかもしれませんが、日本国内で必要とされている英語力、及び日本企業が求めている英語力の大半は、あくまで日本語がネイティブであることを前提にしているためです。
考えてみれば当然のことです。英語力に優れた人材だけが欲しいのであれば、英語圏のネイティブを採用すれば事足ります。しかし、一般的な日本人と同様に日本語ができなければ、まともに実務をこなせるはずもありません。
したがって、海外に飛び出して現地(外資)で戦わない限り、あなたが英語力を競うライバルは、実は日本人に限られます。(ここが重要な点です)
常識的にいえば、ライバルが多いほど苦戦を強いられ、少ないほど楽ができます。世界中の人を相手にするよりも、日本人だけを相手にした方がライバルが少ないことは、説明するまでもありません。
しかも、「英語力が必要」と叫ばれて久しいものの、未だに日本人の平均的な英語力は低く、ビジネス英語以上のスキルをもった人は、ごくわずかに留まっています。
つまり、優れた英語力をもつ人は希少価値が高いだけに、給与にしても、その他の待遇にしても優遇される傾向にある、ということです。
ましてや英語ができるプログラマーは、間違いなく重宝されるでしょう。
英語を身につけるデメリット
英語を身につけてデメリットとなることは、まずありません。これから紹介することは、あくまでプログラム言語を習得することと比べた場合に英語が見劣りすることに過ぎませんので、ご理解ください。
デメリット1.英語単体では、お金を稼げない
先に紹介したようにプログラミングをマスターすることにより、その技術を活かしてゼロから商品を作ったり、サービスを提供することで、お金を稼ぐことができます。プログラム言語を身につけるだけで起業の可能性が広がる、ということです。
ところが英語力を身につけても、それだけで起業できるとは考えにくいものがあります。
たとえばTOEICで990点をとっても、どれだけ流暢に英会話ができるようになっても、ゼロから何かを作れるわけではありません。画期的なサービスを提供することも難しいでしょう。
なぜなら英語は、今のあなたがもっているスキルを拡張させたり、強化させる役割を果たすからです。
英語力そのものを武器にして食べていくためには、通訳案内士や通関士の資格をとったり、翻訳の技能を身につけるなど、一般的な英語力の枠を超えた特殊な英語力を身につけるよりありません。
ですから、日常英会話やビジネス英会話など一般的な英語力の範囲では、英語力単体で稼ぐことはできないと思った方がよいでしょう。
いわば英語は、あなたの市場価値を高めてくれる道具です。道具を並べたところで、それだけで稼ぐことはできませんが、道具を使って何かを成し遂げることで収益を上げられます。
あなたが今、行なっている仕事の実務能力に英語が加わることによって、はじめて英語力を活用して収益を得ることができるのです。
英語は掛け算なので、仕事の実務能力がゼロなら英語は全く活きません。
単体では収益に結びつきにくい英語ですが、それはデメリットでもあり、なおかつメリットでもあります。なぜなら英語は、どんなスキルとも容易に結びつくからです。つまり、それだけ応用が利くということです。
プログラマー、YouTuber、接客業、コンサルタント、トレーダーなどなど、完全に日本国内で完結する仕事でない限り、英語は間違いなく役立つはずです。とくにオンラインでビジネスをしている方との相性は抜群です。
単体では稼げないけれども、応用範囲が広いため必ず役立てることができる、それが英語です。
デメリット2.身につけるまでに時間がかかる、成功確率が低い
プログラム言語は何を選ぶかにもよりますが、早ければ3ヵ月もあれば、ひとつのプログラム言語を完璧にマスターできます。
しかし、英語力はそうそう簡単に身につくものではありません。英会話だけをとっても、マスターするまでに半年から1年、あるいは数年の歳月を要すことも、けっして珍しくありません。
さらに、学習を始めはしたものの、流暢に英会話ができるようになる成功確率は、残念ながら低いことも事実です。
世の中には英語力を獲得するための書籍や教材があふれ、英会話スクールやコーチング式、オンライン英会話サービスなどが乱立していることからも、数多くの人が英会話に挑戦していることがわかります。
それにもかかわらず、ビジネス英会話に対応できる日本人はいまだに希少価値が高いという事実からも、多くの人が途中であきらめ、英語力取得に失敗している実態が透けて見えてきます。
英語力を身につけるためにはプログラミング言語を学ぶ以上に、正しい英語学習方法で身につける必要があります。
英語とプログラミング言語は、どちらから学ぶべきか
ここまで、英語とプログラミング言語を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットについて見てきました。
結局のところ、英語とプログラミング言語のどちらから先に身につけるべきなのでしょうか?
残念ながら、どちらが絶対良いという答えはなさそうです。
ただ、英語ができる現役プログラマーは英語を使ってダイレクトに情報を得ているのは間違いなく、それは英語ができない人に比べて明らかにアドバンテージがあるということです。
そもそもプログラム言語自体が英語圏で誕生しているため、ソースやその解説には英語が使われています。英語力が備わっていれば、それだけ早く理解が増し、学習効率が上がります。
今すぐ稼ごうとするならプログラミング、急がば回れの大器晩成型なら英語
といえそうです。10年後、20年後に「ああしておけばよかった」とならないようにしたいですね。
性別 | 年齢と専門 | どっち | 理由 |
---|---|---|---|
女性 | 44歳 Ruby Webエンジニア(転職サイト作成) | 英語 | プログラマの仕事では、未経験でも先輩が教えてくれたりOJTの過程で覚えていくことである程度プログラミングスキルを身につけることができますが、英語はプログラマの仕事の過程で誰かが教えてくれるものではありません。 英語の基礎力をある程度身につけておいた方が良いと思っています。 業務では、特に最新技術のマニュアルなどは英語の資料しかなく、Google翻訳をかけながら読んでプログラムを書くより、自力で読んでプログラムを書く方がはるかに早く生産性が高くなります。 プログラミングスキルは、たとえ習ったとしてもそれは実践的なものではない場合が多く、即仕事につながるものではありません。 プログラマの仕事は、ただプログラミングスキルが高いだけではダメで、プログラムを書くための情報収集能力(英語を読む力を含めて)が重要です。 仕様を正しく理解できることや要件に矛盾があればそれに気づける力が高い人の方が強いと思っています。 |
男性 | 48歳。主に使用している言語はKotlin。Androidアプリ開発を行っています。 | 英語 | もし自分が大学生1年生として、プログラミングと英語のどちらをゼロから習得するかを選ぶとしたら私は英語を優先します。 近年、AI技術の発展によりプログラミングも英語もスキルとしての必要性が減少しつつあるのは事実です。 しかし、その中で私が英語を選ぶ背景には理由があります。プログラムは基本的にデジタル空間内に存在するものですが、英語はデジタルだけでなく人と人との会話、紙の書籍やドキュメントとしてアナログの形で実体化しています。 この先、AIがプログラミングと英語の補助を同じレベルで行うようになったとしても、アナログの形で存在する英語の対応は、デジタル上のプログラムよりも遅れる可能性が高いと感じます。この視点から、初めに英語のスキルを身につけることが、より長期的に有益と考えられます。 |
男性 | 現在55歳。FPGA/LSIのファームやハードウェアを設計に従事。言語はC/C++/Python/シェルスクリプトなどを使用してファームウェア、テスト環境作成、スクリプトを開発。 | 英語 | これからのビジネスおよびエンジニアが得られる収入を考慮すると、日本にだけでなく、グローバルで活躍できた方が就職先の選択肢が広がります。 そうした意味で共通言語の英語を学ぶことを優先すべきだと思います。 たとえば、ヒューマンリソシア株式会社が、世界のITエンジニアの給与について調査した結果「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.2 世界各国のIT技術者給与まとめ」によると、ITエンジニアの給与は米国は約8万ドルに対し、日本は4万ドルと半分しか収入を得られていません。 これはエンジニアのスキルの差ではなく、働く場所・国によって支払われる給与の差だと思われます。 であれば「海外に出て働く」ことを視野に入れていくべきだと思います。 個人的な経験ですが、プログラミングを習得するより英語の習得の方が時間がかかります。 よって英語学習を優先すべきだと考えます。 |
女性 | 26歳、Java、飲料メーカー向け業務システムの開発 | 英語 | 私は大学生から本気で勉強をするなら英語を勉強したいと思っています。 それは、プログラミング言語を勉強し、仕事に生かす手段は社会人になってからでもいくらでもチャンスがありますが、英語を勉強し英語を活かした仕事をつくには社会人になってからでは遅いと感じるからです。 私は社会人になってからプログラミングを研修で習い、エンジニアとして働くことができています。 しかし、今英語を勉強し、英会話をそつなくこなせるようになるまでには、膨大な時間がかかると思います。 プログラムのエラーは英語で出力されますし、ITベンダーの説明書などは英語で書かれていることが多いため、読むのに一苦労します。 以上より、大学生のことに勉強意欲があるのであれば、英語を勉強することをお勧めします。 |
男性 | 52歳、Python/Java/C/C++/JavaScriptなど、電飾用マイコンプログラムなど | 英語 | 大学生で英語がゼロからということはまず無いはずなのですが、仮に英語もゼロからということであれば英語を優先すべきです。 仕事柄英語の技術文書を多く読むことになります。翻訳ソフトがあるから英語力は不要ではと思うかもしれませんが、翻訳ソフトを通した技術文書など読めたものではありません。 拙いなりにでも原文を読んだほうが意味が分かりますし、英語の文書の方が情報量が多く、新しい情報が書かれています。 トラブルなどで調べ物をする際にも英語のサイトも読めたほうが関連情報に辿り着けますし、世界が開けるといっても大げさではないです。 実際、日本語の文書を探したがる技術者は多いですが、英語を使わない他の仕事を探した方が良いとすら思います。 |
男性 | 47歳 言語 JavaScript、 Java、C、Python、直近の仕事 物流の効率化を研究しています。Pythonを使ってDeep Learningにデータを入力するプログラムを作成しています。 | 英語 | 総合商社で海外勤務を経験した31歳の時に、希望していたITソリューション本部に転籍しました。 当初はメーカーのSEと一緒にシステム設計を担当していましたが、システム構築のプログラマーは海外(アメリカ、インド、中国)の方が多く、中国の方を除けばフリーランスでした。 アメリカのプログラマーと話をした際に、「SEは事務職、プログラマーは技術職。プログラム言語を覚えて自分なりに研究すれば大きな自信と武器になる」と言われました。その方は当社に来る前はドイツとフランスでフリーランスのプログラマーとして仕事をし、現在は日本で働いています。 AIが主流になってからは、Python、Julia、Matlab、Rなどのプログラム言語が主流になっていますが、今後も新しいプログラム言語が出てくるでしょう。 プログラマーとして活躍するためには、会社に所属するのも良いですが、日本では年齢とともにSEやプロジェクトマネージャーになるケースが多く、プログラマーを続けられないケースがあります。日本にもフリーランスのプログラマーはいますが、諸外国に比べると少ないため、英語をしっかりと勉強することをおすすめします。 日本でも海外のプログラマーが仕事をしています。自分がプログラマーになった時に海外の方と仕事をすることもあると考えた方が良いでしょう。 プログラム言語はCとJavaをマスターすれば、他のプログラム言語を覚えるのは難しくありません。プログラム言語も英語も世界共通語です。これからのプログラマーには、英語をしっかりと勉強することが必須になります。 |
男性 | 39歳。Webサービスの開発案件でRuby on Rails/TypeScript/Vue.jsを、同じWebサービスの業務用アプリの開発でDart/Flutterを使ってます | プログラミング | 私自身、4年制大学の理系の情報系学科の卒業生です。 大学の入学と同時に必修科目にプログラミングの授業があり、その時から勉強し始めました。 もし大学の授業等でプログラミングの授業がある場合は履修することをお勧めしますし、大学の授業にない場合はスクールに通うのもアリかなと思います。 プログラミングに関してはどの言語から始めるにしても、基礎的な内容をしっかり抑えることが必要なので、その点を大学やスクールで学ぶのは非常に有効です。 一度基礎的な内容を学べば、あとはひたすら模写によるコーディングをしながら、実装に必要な技術や応用的な技術を身につけていくので、独学でも対処は可能です。 実際、私も現在の案件でFlutterを初めて対応しましたが、既存のプロジェクトのソースコードがあったので、それらを参考にしながら案件に対応しています。 英語に関してはもちろん職業的に利用するのであれば、大学の授業での履修や英会話スクール等に通うのもアリかなと思います。 しかし既に英語に関しては高校までの学習内容でも十分通用すると思いますので、もし一から学ぶのであればプログラミングをお勧めします。 |
男性 | 24歳、Javaとpho、主にホームページの制作をしています。 | プログラミング | WEB関連の仕事に就きたいと考えてプログラミングを始めた私なのですが、プログラミングはとにかく需要があると思っています。 今私が扱っている言語は数種類しかないのですが、数種類だけでもやれることは非常にあります。 仕事をたくさん受けられるという面でも良いと思います。また、プログラミングの言語の学習というのは、一つの言語を覚えてしまえば、他の言語も意外にスラスラ覚えることができる傾向にあります。 なので、一つの言語からでも覚えた方がいいと思います。 学習プランについてなのですが、今はYouTubeなどでも動画教材がゴロゴロ転がっているので、それを見て学習すればいいですし、それでダメならプログラミングスクールに入会してみれば良いと思います。 |
男性 | 27歳、PHP、クレジットカードシステムのインフラ構築 | プログラミング | 大学院卒業後に大手独立系SIer企業に新卒入社して、まず研修でJava言語を2カ月学びました。 その後、クレジットカードシステムの開発に携わる部署に配属されました。ITインフラの構築を担当することになったため、Linuxに触れる機会が多かったです。 また、業務を効率化したり、システムを監視したりするためにスクリプトを作成する機会が多く発生しました。 スクリプトを作成する際は、PHPのプログラミング言語を利用して作成していました。大学院時代にC言語やPython、新卒研修でJavaの勉強をしていたので、初めてPHPに触れましたが、スムーズにスクリプト作成を行うことができました。 このような経験から、今後IT業務に携わるのであれば何か一つプログラミング言語の勉強をしておくのをおすすめします。 そうすることで、他の言語を勉強しなければならない場合でも土台があるので、スムーズに勉強することができます。 |
男性 | 27歳、Java、社内システム・ソフトの構築、管理 | プログラミング | 社会に出ると分かるのですが、英語が話せる人など正直腐るほどいます。 そのため大したメリットにはならず、英語必須の職場であっても供給過多から安月給で抑えられてしまっている会社も多いのが現状です。 一方プログラミングも、決してそれができる人が少ないとは言いませんが、IT化の波による需要の増加と比べてまだまだ足りていません。 一時期はAIの発展によりプログラマーは要らなくなるなどとも騒がれましたが、結局そのAIを使うプログラミング知識を持った人材が必要なので、そういった事態はありえないことがすぐ明らかとなりました。 しかしながら、プログラミングの習得は一筋縄ではいかないのも事実です。 スクール等に積極的に通うほか、大学で行われるような基礎的な授業であっても、もしこの先生はある程度知識を持っていそうだなどと感じたら積極的にコミュニケーションをとったり、その人の研究室に入ってより詳しく教わり、プログラミングを用いて卒論を書くような経験もできれば非常に役に立つでしょう。 |
男性 | 32歳 java 自動運転の危機回避 | プログラミング | 大学時代に学んでおくことは幅広いプログラミング言語を経験することです。 プログラミングは言語によって構築の仕方が違います。 1つの言語しか知っていないと多面的な構築方法が分かりません。 会社に入ると同じような仕事でもプログラミングの言語が変わるので、1つ言語に特化して勉強しておくのは危険です。 会社で導入されている言語を覚えて使うようになるのはそんなに難しいことではありません。 それよりも与えられた言語をどう活用していくかということが求められます。活用する際には、いろいろなプログラミングのベース言語を学び、使い方を知っているほうが大切です。 広くやるのは無駄と感じるかもしれませんが、社会に出たときには広く知っていたほうが対応しやすくなります。 |
男性 | JAVA 会計ソフト | その他 | 英語はカタコトで会話できればなんとかなるが、一方でそのレベルはできて当然というふうに思われる。 実際業務で会話すると、専門用語だらけなので、そういった場は、大学で英語の論文とかを読めばなんとかなる。 プログラミングは基礎的なことができれば良い。SQLを組むにしてもある程度組めるレベルになれば、DBは書籍やインターネットで調べながらでもなんとかなる。人から言われた仕様を作るだけならばマークアップ言語もわりとそう。 重要なのは会計ソフトであったら会計学、組込機械だったら電気系、などプログラミングでも英語でもない部分が将来重要になる。 大学生に向けたおすすめ習得プランならば、基礎科目は片っ端から授業に出て単位を取得したほうが良い。 ITパスポート取るにせよ、プログラミングや、英語だけをやっていると、会計や法律がかなりきついことになる。 |
男性 | 35歳、Java,Javascript,python,VBA | その他 | 現在はとある企業のWebプラットフォームの管理やホームページの運用管理を主な仕事にしています。 英語についてはほぼ知識ゼロで日本国内で勤務しています。 英語とプログラミングのどちらを優先的に学ぶかという質問についてですが、自身の状況により優先すべきものが変わってしまうのでどちらも選べません。 例えば、今後進みたい道があきらかにシステムやPCのスキル、プログラミングスキルが必要であれば迷わずプログラミングを選択すると思います。 しかし、商社や営業の道を選択するのであれば英語を選択すると思います。 つまり、自身の進みたい道にどれだけ必要なのかによってどちらを選択するかが決まります。 ただ、どちらかを選択しなければならないとするならば、仕事における時短が可能なプログラミングの習得をおススメします。 |
男性 | 47歳、C言語、フラッシュメモリのFW開発 | その他 | プログラミングは論理なので、論理がしっかりしていれば習得にさほど苦労しないと思います。 しかも、今の技術が数年後通用するかはわからない分野なので、基礎固めが重要になると思います。 ただし、独学は厳しい部分もあると思います。モチベーションの確保のためにも、質問できる相手を作ることはとても重要だと思います。 英語に関しては、仕様書が英語であるパターンがとても多いですが、基本的に伝えるための英語記述なので、ここに関しては英語能力はさほど必要にならない場合が多いです。 ただし、オフショアなどの海外折衝の場合は、英語能力のうち、スピーキングやライティングが必要になる場合もあります。 結論として、IT業界での就職を希望するならば、大学一年てはつまらないかもしれませんがプログラミングの基礎(できればコンピュータサイエンス)を勉強するのかいいと思います。英語に関しては、何をやりたいか次第でジャンルが変わって来ると思います。 |
ようやくコロナの規制もなくなり、留学もしやすくなってきました。
留学ときくと高額な費用が必要になると思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はiPhone15と同じくらいの価格で留学することも可能です。コストはかかっても自己投資としては決して無駄にはなりません。
ぜひ、まずは英語をマスターして、将来の可能性を広げてみてください。